2020/08/22 のログ
> 結局あの後、腕相撲はドローになった。
汗で滑りながらお互いに手が外れてしまい、チャンプ継続となったのだ。
鐵もまた、チャンプでそこに居続ける気もなかったために良しとする。
ハンケチで うー……』と唸りながら手のひらを綺麗に拭うも、未だヌルっとしていて先ほどの酒。
穀物の澄まし酒をバシャバシャと掛けてしまうほどだった。
度数が高いためか綺麗にとれたようになり、その日はもういいか、とお面をつけるまま帰路につく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にラシュフェルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からラシュフェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にラシュフェルさんが現れました。
ラシュフェル > 平民地区の大きな通り
商店や宿、屋台も並んでいる大通りを、ゆっくりとローブを来た青年が歩いている。
フードのないローブはくるぶしまで真っ黒で、暑そうだが端正な顔立ちの青年は汗一つかいてない。青年のローブの中だけ気温は涼しいほどに調整してるし、頭部の結界にも、簡単な気温調整の術を混ぜている
暑そうにしながら、それでも活気のある大通りを眩しそうに眺めて

「うん、いいね。こういう活気は、とてもいい。私の国もこうありたいものだ。」

指を、その場で小さく鳴らす。この大通りだけの空気を、気づかぬレベルで動かす。風と感じるか感じないか程度の空気の循環だが、活気ある街人の熱気を抑えるのには助けになるだろう

「さて、ふむ…どうしようか。ここにはあまりおもしろろそうなものはなさそうだ」

貧民地区の奴隷市場から宝石の原石を探すか、それとも他にいくか。あまりアテも無いふらりとした散歩である
とはいえ、思考は基本的に自分の寵姫探しだったり街の参考だったりするのが、この魔王である

ラシュフェル > とりあえず、ゆっくりとした歩調で大通りを抜ける
たまには宛てもなく、行く先に行き着いてから考えてもいいだろうと

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からラシュフェルさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都の路地裏」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 平民地区と貧民地区をつなぐ、人通りの少ない路地。
朝夕の通勤や、休日の酒場が賑わう時間帯ではない真昼時は、太陽が十分に差し込まぬ薄暗さと人気の無さは、
人工的な路地にもかかわらず不気味な静けさで。

「うわっと…っとと… ふーっ…あぶなっ…」

その路地をおっかなびっくり歩む小さな人影は、この近くの空き地にテントを張って暮らしている薬師の少年。
平民地区の商店街で薬に必要な干物や薬草、薬の瓶をうず高く積み込んだぱんぱんの紙袋。

幼く小さな体躯の視界すら遮りつつあるそれを大事そうに、
両手でそれを抱えながらふらふらと危なげに歩いている。
しかし、紙袋の端からぽろり、と不可思議な鮮やかさの果物のようなものがこぼれて、
ころころと路地を転がっていく

「うあ、っと…!わわ、やば、まって~~~っ…!」