2020/08/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にスピサさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からスピサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 「欲求不満ですわ……!」
第一声は要塞都市から出ずる者らとの戦闘への感想だった。
無限に出てくるような怪しげな軍に混じる生身の寝返り騎士。
あの騎士団長がもたらすカリスマに惹かれている結果。
全員かかってくるものはバトルハンマー ころがる剣 穂槍 拳 あらゆる手段で屠った。
後悔もなにもないものの、攻略ではなく消費削減させるだけでしかない。
任期を終えても気持ちは言えず、平民酒場へと繰り出した。
今は高級酒や娼婦を片手にいるより、この地区にいたい気分だ。
―――“酒場”―――
適当な酒場で肉と炭の匂いがしていれば問題ない。
西部劇に出てくるような扉を開け、新たな来店を知らせるドアベル。
店内を見回せばカウンターにはまだ空きがあるようだ。
迷わず先に陣取れば、足を組みながらメニューを見る。
余り悩まなかったようで、目の前にいる髭がいい雰囲気に伸びた元兵と見受ける老人に。
「大き目のグラスで果実酒をお願いしますわ。
後は山賊葵と炙った適当な肉を。」
そう言って、長い髪を一度首元へ風を送るように両手で広げなおした。
ハンケチで首元を拭いながら、出てきた果実酒は水温レベルで冷えている。
グッと竜瞳漬けの甘い酒。
いい感じで酒精の度数が喉に灼ける。
「あら、いけますわね。」
少し驚いたように、その甘い漬け酒を眺めると薄っすらしか色づていないそれをグッと飲み。
「もう一杯お願いしますわ。
大き目のグラスで構いません。」
そう言って、その竜瞳の果実酒で口の中を濡らし。
■メイラ・ダンタリオ > 荒く刻んだ白緑色の和えと肉の中心がまだ赤身が残るそれを出されてきては、二本歯のフォークで切られた肉の内側に刻みをいれ、ぁあん、と口の中へ。
モリモリと肉料理を頬張りながら、時折口の中を刺激する辛みの味に満足気にし。
「んー、これも美味しいですわ。穀物ソースもくださる?」
穀物で発酵させた黒ソースも少しかけ、ばくり。
ギザ歯の向こう側で果実酒の甘い酒と、辛味のきいた肉を交互に。
止まらない食べ合わせの一つだろうそれに満足し、酒精も果実漬けをそのまま飲んでいる。
故に少し頬に熱が巡り、ひっくっと身を軽く感じるようになる。
「ちょっと飲みすぎましたわね。
この肉と山賊葵は酒が進みますもの。」
それはそうともう一杯、とグラスを差し出し、とぷんとぷんと注がれるそれを甘いものを舐めるよう。
ペースは緩やかに変えて。
■メイラ・ダンタリオ > 最後の一杯は緩やかに飲み終えると、まだ日も高いこともあり一度戻ろうか。
戦場を離れていると言えど、ほかにやることもある。
夜に出もまた活動をしようと代金を払い。
「ごちそうさまでした。
おいしかったですわ、御店主。」
扉を出れば日もまだ高い。
日除けでも携えてくるべきだったと思いながら街の中へ消え。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。