2020/06/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に銀十字社 一課さんが現れました。
銀十字社 一課 > 【ダイス判定1d3。1で駆け足小僧:1d100→80以上で捕獲可能、2で俊足小僧:1d100→85以上で捕獲可能、3:韋駄天小僧:1d100→90以上のみ捕獲可能。
 再入室の後非公式イベント「銀十字社」内ゲリライベントを開始します】
[1d3→1=1]
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から銀十字社 一課さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の一角」に銀十字社 一課【駆け足小僧】さんが現れました。
銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 【PL:非公式ゲリライベント開始致します。掲示板より抜粋したルールは以下】

◆簡易ルール◆
銀十字一課所属の「駆け足小僧」たちの誰かが平民地区、または貧民地区のどこか(塞がっていればオープン自由設定内)に出現します。
駆け足小僧はチェイサーとの遭遇がなければ1時間ほどでその場から立ち去ります。
1d100のダイス式を用いて高い数値を出せば捕まえることができます。

《本日は1d100のダイス式で80以上で捕獲可能となります》

◆注意事項◆
イベントPC「駆け足小僧」は先入りしますので、イベントロール用の部屋の乱立は避けてください。
簡単なもので構いませんので発見する、追いかける、足止めする、などの行動描写も行いダイスを振って下さい。ダイスのみ連投することはしないで下さい。
環境によりダイスが振れない参加者は囁きで「ダイス代理」とお伝えください。
参加状況次第で「おかわり」あります。

駆け足小僧たちは設定上、無尽蔵に追加される個性のない末端構成員ですのでロールに無理のない範囲で何人捕まえても大丈夫です。
協力・共闘ロール推奨。

ご案内:「王都マグメール 平民地区の一角」にチェイサー【双翼】さんが現れました。
銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 【イベントPCの行動や風景描写の後に開始となります】
銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 日暮れて後、平民地区を少し入った路地の奥。
民家や店舗の裏口の並ぶ界隈に十字架の意匠の入った黒頭巾を被った子供たちが何人かたむろしている。
彼らの気配はささやかだが、彼らを追うものは『銀十字社』の構成員と知ることができるかもしれない。

チェイサー【双翼】 > 「……」

平民地区の建物の屋上にて、地を眺める男の姿有り。
全身をローブで覆い、身を屈め。
何かを探すように、顔をせわしなく動かしているが。

「……アレか……?」

とある路地裏。店舗の裏口に人影を見つけ、男はすくっ、と立ち上がる。
呼吸を二度。人影を見据えたまま。
男は、屋上から飛び降り……。

「……シッ……!」

空に身を躍らせながら。
息を吐き、その人影を追跡しようと、気合を入れる。
相手の逃走ルートの予想。必要ならば、と。
右手には銃を持ち、着地をして。

「そこの怪しい人物! 少し話を聞かせてもらうぞ!」

そう人影に向かって叫び、男は一気に疾走を開始する。
[1d100→46=46]
銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 子供は素早いものだ。

だが、建物の上からローブを翻して人が降り来たと見れば呆気にとられた瞬間の後どよめく声が上がる。
それからは示し合わせたかのように各人がバラバラの方向へ走って逃げ始める。

ローブの男が視界にとらえている黒頭巾もその手に持つ得物の射程には今一つ遠かろう。
黒頭巾は裏路地を逃げがてら、空の樽を己と相手の間に引き倒して障害物とした。

チェイサー【双翼】 > 「チッ……!」

おとなしくつかまってくれるなら、と思ったのだが。
当然、そんな甘い話も無く。対象は逃走を開始する。
男は、舌打ちしつつ。まずは、一番近い場所の相手を捕まえようとするのだが。
路地裏の狭さを利用するように、樽を障害物とされれば。

「小癪な……っ!」

それを乗り越え、相手を追う羽目になる。
そうこうしているうちに、男と相手の距離は少し開いてしまっていた。
男は、狙いを絞ると、前傾姿勢になり、追跡を開始する。
まずは、銃の射程距離に相手を捉えたいが。
可能なら、銃を使わずに捕獲をしたい、という思いもある。
男も足は速いが、相手もかなりの速度。追いつけるかどうかは、微妙なところである。

銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 平民地区から貧民地区の方向へ。
路地は暗く、狭くなってくる。

黒頭巾の子供は木の策を飛び越えて、養鶏家の庭へと抜ける。
柔らかな土、鶏の巣、鶏糞。
それから鶏とヒヨコと卵。
悪臭。鳥の羽根が土埃のように舞い上がる。

足場はべらぼうに悪いが小僧はしゅたしゅたと鶏を踏むことなく抜けていく。

チェイサー【双翼】 > 「待てっ……! って、言って。
 待つやつはいないよな……!」

逃走を続ける相手に声をかけるものの。
それで相手が動きを止める、とは男も考えていない。
懸命に相手を追う男であったが。相手が通ったルートには面食らうことになる。

「おいおい……、なんて所通りやがる……!」

足場が悪いどころの話ではない。
障害物だらけの庭に、男は頭を掻く。
しかし、立ち止まっている暇は無く。男もまた、ひょいひょいと庭を駆けるのだが。

「えぇい、邪魔くさい……!」

ついつい、鶏を蹴飛ばしそうになってしまい。相手よりかなり遅い歩みとなってしまう。
埒が明かぬ、と判断した男は。当たらないのを承知の上で銃を構え……。

「止まれつってんだ! 止まらないなら撃つぞ!」

そう叫びつつ、相手に向かって発砲する。
いや、正確には。相手の足元への、威嚇射撃である。
[1d100→79=79]
銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 頭巾の子供は無言である。
必死であるのかも、余裕であるのかも判別はつかないだろう。

養鶏農場を抜けようとした頃、男からの発砲。
足首を掠めたのか、熱いような感覚を覚えて立ち止まる。
そこへと手を当てて出血がないのを確かめればまたすぐに走り出す。
追いかけっこを始めた頃よりは、距離が詰まったかもしれない。

(王都の空、どこかからひらひら降ってくる広告チラシ。
 その裏へと書かれた走り書き
 「双翼サンへ あと3回で魅せて下さい お友達が来られたら回数は延長アリよ」)

チェイサー【双翼】 > 「チッ……ビビりもしねぇのかよ!」

足元、かなり近い位置に着弾しただろうに。
逃走をやめない相手に、男が毒づく。
自身の足元に迫っていた鶏を抱えてどかすと、もう一度男は追跡を開始する。

「おい、いい加減止まりやがれ! じゃないと……。
 今度は、胴をぶち抜くぞ!」

そう声を張る男であったが、当然、そんなことをするつもりは無い。
下手に当ててしまっては、殺しかねないからだ。
だが、この程度の脅し文句では。
相手は止まらないだろう。男はそう判断し、追跡の手を、いや足を緩めることはしない。

銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 頭巾の子供が所属する組織には──■■■や、■■──(守秘義務)、(守秘義務)を操る者も居り末端と言えど魔法銃程度には驚かないのである。
詳しくは企業秘密にて。

黒頭巾は養鶏農場の塀を、パルクールのように軽い身のこなしで越えていく。
暫く行くと少し広い通りに出るだろうか。

チェイサー【双翼】 > 「……しかし、そうなってくると……」

銃の音を聞いても。足元に銃弾が着弾しても驚かない。
それはすなわち、荒事に慣れているという証拠だと思えた。
つまりは、情報収集した結果わかった。怪しい人影は怪しい組織に結びついているという考え。
その信憑性があがった気がした。

「……ッ。
 通りに出られるとマズいな……!」

相手が通りに出るのを見れば、男は舌打ちする。
さすがに、通りの中では銃撃もできない。
なので、銃による制圧はここが最後のチャンスかもしれなかった。
男は、通りを眺め、相手の進行方向の先。
頭上にある店舗の看板めがけ、残弾の5発を速射する。
看板を叩き落しての足止め。それを狙ってのことであった。
[1d100→12=12]
銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 頭巾の子供のでは看板の落ちる音が聞こえたかどうかは定かではない。

【PL:追跡ロールにあたり大規模な街の損壊は不可となりますので以後類似の行為にはお気をつけて。看板についてはロールにてフォローお願いします】

貧民地区の通りへと出れば、これまで無言で逃げていた黒頭巾だったが、一旦足を止める。

「────!!」

猿啼のような金切声を上げてまた走り出す。
この声に驚いた住民が見るのは泣いている子供を物騒な得物片手に追い回す男の姿だろう。
進路は遮られるかもしれない。

チェイサー【双翼】 > 「ちっ……しまった!」

男の行為は、一手遅かった。
結果として……相手の行動阻害はうまく行かず。
それどころか、男の放った弾丸は……。
看板には命中せず、銃声を響かせるだけとなってしまった。
しっかりと狙えず、慌てて放ったことが仇となった。

「なっ……!」

最悪なのは、そこからだった。
相手が、声を上げて逃走を開始したのだ。
銃声5回。
それだけでも注目を集めるのに。更に子供の悲鳴じみた声。
周囲の住人たちは、男に視線を向け。
のみならず、屈強な男たちは、妨害しようとするように、男の前に歩んでくる。

「……チッ、マジかよ……!」

すべてが裏目な状況に、男は舌打ちする。
視線の先では、相手がかなり遠くまで走り去ってしまっていた。
男は、一度銃を懐にしまい。
取り囲まれる前に、住人の包囲を、跳躍して突破する。

銀十字社 一課【駆け足小僧】 > 何事かと集まる人々を尻目に。
貧民街でもまた路地迷路に入り、何度かはチェイサーの進路を妨害して。

そうして追う男の視線が途切れたところでするり、と。
地下のアジトへと入り込む。

さながら、煙のように消え失せた黒頭巾の行方は杳として知れない。

チェイサー【双翼】 > 「だぁぁぁ、ジャマだっての!」

自身を拘束しようとする住人たちの包囲を突破する男であったが。
すでに相手の姿は見えなくなっていた。
必死に追い、路地に入るものの。
残されていたのは、相手が追跡を妨害しようとした痕跡だけ。

「……はぁ。参ったな……」

その後、しばらく周囲を探っていた男であったが。
有用な情報も、痕跡も手に入れることはできず。
追跡をあきらめることとなった。

「……まったく。オレとしたことが……」

追跡、捕獲の失敗について。
男はため息を吐くものの。
相手に完全に逃げ切られては、どうしようもない。
そのまま、男はローブでしっかりと顔を隠し。
その場を後にするのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区の一角」から銀十字社 一課【駆け足小僧】さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の一角」からチェイサー【双翼】さんが去りました。