2020/05/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリムリアさんが現れました。
リムリア > 平民地区の大通りに面した冒険者ギルド
午前のこの時間ならば、いつもは依頼を受けに来る冒険者たちで混雑しているのだけれど。
朝からの雨で客足はいまひとつ。

こんな日にわざわざ遠出をしたくないというのは誰もが同じ。
余程金に困っているか、稼ぎの良い話でもなければ、明日回しにするだろう。
そんなわけで、ギルドの受付は閑散としていた。

「―――またのお越しを待ちしています。」

数少ない客も、依頼書の張られた掲示板を見るだけで、ギルドを後にする。
珍しくすることがなくなってしまうと、椅子の背もたれに身を預け。
視線を天井へと向けると、くすんだそこには蜘蛛の巣が張っているのが見え。
偶には掃除でもしようかなと、ぼんやりとそんなこと考えてみたり。

リムリア > しばらくそうしていても、客がやってくる気配はなく。
それならば、この空いた時間に掃除をしようと箒を取りに―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリムリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都マグメールの平民地区。
富裕層でも、貧民層でもない、文字通り、平民の多くが生活する街は、
王都の中でも最も面積も広く、人口も多い賑やかな場所である。

上下の身分、多種多様な種族が往来する街並みは貧民街に比べれば、
一見すれば治安が良く、住みやすさを感じさせる事だろう。
衛兵の詰め所が存在する平民地区では必然的に街中を警邏する兵士の数も多く、
行き交う人々に彼等が目を光らせている。
だが、それが必ずしも治安維持のために輝いているとは限らない訳で。

「――――其処のアンタ、少し良いか?」

なめし革の胸甲を身に纏い、腰に剣を佩いた警邏中の兵士風の男が
道を行き交う女の後ろ姿へと声を掛ける。
ちらりと覗いた横顔が好みであったのか、或いは、顔見知りだったのか。
口端に滲んだ嗤みは、この後、彼女に降り掛かる災厄を象徴しているかのようであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からジェイクさんが去りました。