2020/05/30 のログ
ご案内:「平民地区 連れ込み宿」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > ピンク色の外壁もけばけばしいその建物は、盛りのついたカップルが浅ましい性欲に身を任せるために用いる連れ込み宿。そんないかがわしい建物に一人の少女を連れ込んだキルシュナは、受付カウンターに座る中年男からのレズカップルへと向けられる舐め回すかの好色な視線にさえくねくねと機嫌よさげに猫尾をくねらせ今宵のパートナーを見せびらかす。
部屋に着くなりカギを掛け、パステルカラーの寝台上にドサっと豊満な尻肉を投げ出せば、黒革と鋼糸で作られたエロ装束から覗く褐色の谷間もなまめかしい豊乳が、たゆゆんっと大きく揺れ撓んだ。
足首はきゅっと引き締まっているくせに、太腿にはむっちりといやらしい肉付きを蓄えた脚線を見せつける様に足を組み替えた淫乱猫は、縦割れの瞳孔も妖しい金眼を細め、ニマニマ笑いながら対面する少女に言葉を投げる。

「くふふふ♪ そない硬くならんと、もう少し身体の力抜いた方がええんちゃう?」

キルシュナの本日のお題は『イメージプレイ』。

本日の犠牲者として拉致された少女は、変態猫お得意の催淫暗示によって『自分は悪の組織と戦い続けて来た正義のヒロインであり、今は人質などを取られて仕方なく悪の女幹部キルシュナの言いなりになっている』などと本気で思い込まされていた。
自分がどのようにしてそうした組織と戦って来たのかとか、人質とは誰のことなのかとか、一体どういった経緯でこのような状況に陥っているのかとか、そこに具体的な記憶は一切存在していない。
にもかかわらず、そうした矛盾に気付く事も出来ぬまま、曖昧で形のない感情だけがキルシュナを敵として認識し、少女の心に正義と屈辱の炎を灯させているのである。

ご案内:「平民地区 連れ込み宿」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にロベリアさんが現れました。
ロベリア > 喫茶店のようなメニューを増やした。
制服も可愛くした。
そういった方策の甲斐もあり女性客も一時期は増えていたのだが。

「どうしてまた男ばっかり~」

常連の男たちの前であけすけな愚痴をこぼすと周囲から苦笑が漏れる。
目論見通り女性客は増えるには増えた。
なのだが、それを目当てに結局男性客が増えてはまた女性客の足が遠のくという循環が完成しつつあった。

「あー可愛い女の子来てくれないかなー」

男ばかりの店内でこれみよがしに不満を漏らすが、顔なじみ達はまたいつものやつが始まったと特に不快そうにもせず。
何だかんだで和んだ空気が流れている。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にセルフィアさんが現れました。
セルフィア > 初夏の麗らかな日差しと、吹き抜ける爽やかな風。
絶好の外出日和に思わず外へと飛び出した少女は、買い物を終えての帰宅中。
外を歩けばうっすら汗ばむ程の陽気に、もうすぐやってくる夏の気配を感じる。
それ故か、一通り街を巡り歩いた少女は、良い感じに干上がっていて。

「うぅん、この辺りに美味しいジュースの屋台があったはずなのですが……」

以前のお出かけで見つけたフルーツジュースの屋台は、残念ながら見当たらない様子。
折角なら美味しいもので喉を潤したかったのに。むむー、と小さく唸りが漏れる。
とは言え、見当たらないものはは仕方がない。それならば、と視線を上げると――。

「……んぅ、あれは……酒場、ですかね?」

――視線の先には、一見の酒場。ちらりと中の様子を探ってみると、制服は中々に可愛らしい。
しかし、中の客層は男性が多め。女性も居るけど、少々少なめ、かもしれない。
ぴん、と興味という白羽の矢が立つ。入ってみるか、否か。再び、むむー、と唸りが漏れて。

「――えぇい、女の子は度胸、です!」

少しの後、酒場に入る、という行為には若干大きすぎる覚悟を決めると、店の扉に手をかけて。
ごめんください、と一言添えて、中へと入ってみることに。どきどき、と少しばかり緊張しながら。

ロベリア > 「いらっしゃいませー」

良くも悪くも弛緩した空気の中、鈴を転がすような少女の声を耳にしたロベリアの反応は迅速であった。
カウンターを出ると自ら入り口まで出向きにこにこと満面の笑みで接客を始める。

「ささどうぞこちらへ。むさくるしいところだけどそこの男たちは大根みたいなものと思ってくれればいいから」

そしてテーブル席ではなくカウンターへと案内しながら、その少女の姿を目に焼き付ける。
体躯は華奢で抱きしめたら程よく腕の中に収まりそう。
品のいい服装と雰囲気から育ちの良さを感じる。
貴族でなくても商人や資産家の娘さんだろうか。
清純そうだし、あまりがっつきすぎて引かれないようにと思うものの是非お近づきになりたい。
とりあえず、初めは無難な対応を心がけるが。

「可愛いねお嬢ちゃん~。今日は一人?あ、私の事はロベリアって呼んでね。これでもここの店長だから、初めてのお客さんには色々サービスしちゃうからねー」

出会いに飢えていたロベリアは自制心が限りなく弱くなっていた。
既に興奮しすぎて若干息が荒い。

セルフィア > 「あ、えと、一人なのですけれど、大丈夫でしょうか?」

店に入るなりやってきたのは、笑顔の素敵なウェイトレスの女性だった。
なんとなく押しが強い気もするが、酒場というのはそういうものなのかもしれない、と一人で勝手に得心して。
(……大根?)と首を傾げながらも、彼女の案内に従って、カウンター席に収まることに。
周囲の男性客の注目も集めながら、しかし少女はすっかり気づいていない。鈍感なのである。

「か、可愛いなんてそんな。えぇと、はい、ロベリアさんですね?
 ――えぇっ、店長さんなんですかっ!?あ、えと、セルフィア、です」

褒められれば頬を朱に染め、名乗りには同じく自らも名乗り返す。
それは、素の性格と染み付いた礼法のなせる仕草で。

「それで、その、おすすめのメニューとかは、ありますか?
 できれば、喉が渇いているので飲み物と、甘い物があるとより良いのですが」

若干息を荒げている彼女に、急いできてくれたのかしら?などと呑気に思いつつ、まずはメニューの確認から。
もとより警戒心の薄い少女は、目の前の彼女が現在進行系で興奮していることも気付いていなかった。

ロベリア > セルフィアの初々しい反応に益々興奮を強めていくロベリア。
とはいえ、そろそろ落ち着かなければ仕事にならない。

「そっかーひとりかー。それは好都合……、じゃなくてええっと、とりあえず飲み物ですねー。甘いものもでしたらパウンドケーキと、あとはミルクティなどはいかがでしょうか?隠し味で美味しくなっておすすめなんですよー」

ついうっかり出てきた本音を無理やり誤魔化して、営業スマイルに戻しながら一応は真面目にお仕事。
とはいえ下心ありありである。
何とかして美少女のお客さんとお近づきに。
あわよくば深い関係に。
例えば、アルコールの混じったお菓子と飲み物を提供して軽く酔わせてガードを緩くさせようなどと。
更に酔いつぶれてくれれば儲けものではあるが、流石にそこまでの量を混ぜるのは怪しまれそうなのであくまでも程々に。

セルフィア > 問えばすぐさま答えが帰ってくる様子に、少女はにこりと笑みを浮かべて。

「では、パウンドケーキとミルクティーをお願いします。
 せっかくオススメしてもらったのですから、実食せねば、です!」

後は鼻歌交じりに、やってくる甘味とお茶に思いを馳せるばかりだ。
漏れ出た本音も完全スルー。鈍感な少女は、店主の厚意を疑わない。
それ故、アルコールが含まれていたとしても疑うこと無く食することだろう。
ちなみに、少女はどちらかと言うと下戸であり、酒には弱い体質である。
酔い潰れる、まではいかないかもしれないが、緩々なガードがより脆弱になるはずで。

ロベリア > ケーキには元々軽くアルコールを含ませてある。
それを更にしっとりと湿らせる程度に、刷毛でアルコールを足したところで不審はないだろう。
それにかなり甘みの強いお菓子である。
口にしても酒精は香り程度でそう気になる事もあるまい。
ミルクティにもやはり香り付け程度にリキュールを混ぜて、セルフィアの元へ供する。

「外はもう暑いでしょう?飲み物のお代わりはサービスしてあげるから遠慮なく言ってねー」

少量ずつとはいえ、アルコールはアルコールである。
摂取する絶対量が増えれば影響はそれだけ大きくなる。
それを期待してお代わりを提供していく。

「セルフィアちゃんお酒はいけるクチかな?夜はお酒も出してるから、よかったら来てねー。あとお料理もあるから、好きなものがあったら作ってあげよっか?」

愛想よく対応しながら、セルフィアに探りを入れていく。
常連になってくれるだけでも嬉しい事だが、できればもっと親密な関係も目指したい。
そのためにも、お互いの事を知っておくのは悪いことではない。

セルフィア > わくわく、と無邪気に待つ少女の前に、注文の品がやってくるのは数分後のことだった。
皿の上に可愛く盛り付けられたパウンドケーキは、ほんのりと大人っぽいお酒の香り。
一緒にやってきたミルクティーも同じくふわり。ちょっと贅沢で素敵な気分だ。

「良いんですか?それなら、ちょっぴり長居してしまうかも、です」

店長の思惑など知る由もなく、フォークでケーキを一口大に。
表面の焼き目は若干硬めで、中は生地がしっかりしつつもふわふわ。
一口分をフォークに刺して、口に運べば微かな酒精が喉を火照らせて。

「ん、大人の味、ですね。甘すぎなくて、しっとりとした生地がほろほろっと崩れて……。
 あ、えぇと、お酒はあまり強くなくて、ですね……わわ、サービスしすぎじゃないです?」

割と何でも食べる少女は、好きな料理と言われると絞りきれずに困るタイプで。
んー、とか、うー、とか悩みながら、彼女との会話を楽しむことだろう。
人当たりの良い店長に敬意と親しみを覚えつつ、足繁く通おうなんて思いながら。
やがてケーキを一皿とミルクティーを二杯程平らげる頃には、大分ふわふわと酔いが回って。

「ん、ふぅ……えへへ……もう、一杯だけ、ください、な?」

見える肌の殆どを桜色に紅潮させて、声と瞳はとろりと蕩けて。
ふにゃりとした無防備な酔っぱらい少女は、カウンターに突っ伏して上機嫌だった。

ロベリア > 「はいはいただいまお待ちしますねー」

目に見えて酩酊しはじめたセルフィア。
これはチャンスとばかりに、更におかわりのミルクティにはリキュールの割合を多めに配合し。


「あらあら、大丈夫ー?お疲れだったら無理しないで休んでいってねー」

それでいて、カウンターに突っ伏すセルフィアにはあくまでも親切なフリを続けて、着実にその毒牙にかけてゆく。

「そうだ、お水……。っと、ごめんごめんこぼしちゃった」

更にダメ押しとばかりに、水を取りに行こうとしてそれをセルフィアの服にかけてしまい。

「ごめんねー、これは服も乾かさないとねー。ここで着替えるわけにいかないし、上のお部屋までいきましょう?」

などと、いけしゃあしゃあと言い放ち部屋へのお持ち帰りを画策していた。

セルフィア > 「んぅ、お酒が、ちょっぴり効きすぎ、でしたね……
 あまり、お気遣いなくぅ……はふ、ん……ふふ……」

酔っ払った時の少女は、箸が転がっても笑ってしまう感じで。
リキュール多めの一杯は、元々酒に弱い少女にとってトドメの一杯だ。
お腹の奥がかぁっと熱くなる酒精の気配を味わう頃には、酔いも回って上機嫌。
更にダメ押しの冷水も避けられず、濡れた白ブラウスには胸を覆う淡桃が透けていた。

「わふっ、あぁ、いえ、お気に、なさらず。ん、ぅ、せっかく、持ってきて、貰ったのに。
 んぅ……そ、です、ね。お言葉に、甘えて……んしょ――っとと……足元、ふわふわして……」

彼女の言葉に立ち上がろうとするものの、上手いこといかずにふらりと崩れて。
ぺたりと座り込んでしまった少女は、ぽやぽやと店長たる彼女を見上げるばかり。
椅子に引っかかったスカートが捲り上がって、ブラと揃いの淡桃が見えていることにも気付かない。

「あの、すみませんが、上手く立てないので、体を、支えて頂いても、良いでしょうか?」

助けを乞う少女の甘い声は、彼女の"お持ち帰り"が成功したことを意味するものだった。

ロベリア > 無防備に寄りかかってくるセルフィアを支えながら、まんまと部屋まで連れて行く事に成功したロベリア。
既に透けて見える下着に生唾を飲み込みながら、自室のベッドに彼女を寝かせて部屋の鍵をかける。
あまりにも容易な展開ににやつきが止まらない。

「それじゃあ、まずは服を脱がせてあげるわねー」

どの程度意識があるかもう定かではないが、一応声をかけながら濡れた服を脱がせていく。
抱き上げた時にも感じたが、こうして素肌を顕にしていくとその華奢な少女性に思わずため息が出る程で。
可愛らしい乳首も弾いてみたい誘惑に駆られるが、もうちょっとだけそれは我慢。

「服は乾くまで預かっておくから、暫く休んでいってね」

脱がした服は一応壁にかけて、セルフィアの反応を探る。
もし意識がなければ色々と悪戯をしてみるのもいい。
酩酊しながらも意識があるのなら、それはそれで色々と仕込むのも面白そうだ。
女性らしく発達する直前といった微妙な年頃の肢体を前に、ロベリアの興奮と妄想は高まっていく。

セルフィア > 上と下、どちらの下着をも衆目に晒してしまった少女は、そんな事実に気づかず、上階へと運ばれる。
下の階で飲食に興じつつ、眼福を狙う男性客達には、思わぬ僥倖だったかもしれない。
やがて、彼女の部屋にやってきたなら、少女の体はベッドの上へ。ぽふん、体が小さく揺れる。

「ん、お願い、しますぅ……ロベリアさんは、とっても、親切です……」

タイを解かれ、ブラウスのボタンを外されて、スカートまでも脱がされたなら、下着姿の少女がそこに、
すぐそばに居る彼女が、少女に邪な企みを抱いているなどとは露知らず。
火照って桜色に上気した肢体を晒しながら、少女は夢見心地に寝転んでいた。

「そ、ですか。それなら、お言葉に甘えて……」

酩酊の気怠さに身を任せた少女は、天井を見ながらぽわぽわと。
今の少女は理性も緩みきっていて、信頼する彼女の言葉なら素直に信じてしまう状態で。
ついでに迷惑をかけた負い目も少なからずあるものだから、多少の無茶すら叶ってしまうかもしれない。

ロベリア > 何も疑わず信頼してくれる少女に対して僅かな罪悪感が湧いてくるが、本当に僅かなもので。
欲望と性欲を止める程の威力はなかった。

「具合が悪いところがないか、ちょっと確認するわねー」

酔いも回っているし、この調子なら何をしても怪しまれないだろう。
まずはその慎ましい乳房を手の中に納め、ふにふにと揉んでみる。
成熟した女体とは違いまだ脂肪も薄いが、それでもしっかりと手の中に柔らかさは返ってきてロベリアの笑顔がだらしなく緩んでいく。

「ちょっと汗ばんでるかなー?触るとじっとりしてる」

もっとセルフィアを全身で感じたい。
そのために、ロベリアも服を脱ぐと裸となり隣に添い寝をして。

「これなら私の服も汚れないし、気分が良くなるまで一緒にいてあげるわねー」

などと言いながら、その手はお腹をさわさわと撫で回していて。
汗に湿りながらも絹のように滑るなめらかな素肌に、ロベリアもうっとりと陶酔していく。

セルフィア > こうして心地よい気分がずっと続くなら、大人がお酒を嗜む理由もよく分かる。
学生の自分ですら毎日生きるのは大変なのだ。大人はもっとそうなのだろう。
だとしたら、お酒で一日の疲れを労い、ふわふわと気持ち良い気分に浸るのも必要なことなのだ。
そんな実感を味わう最中に、彼女からの声で思索が途切れて。

「んぅ、何から何まで、ありがとうございますぅ……どぞ、です」

触診しやすいように、体の力をくたりと抜いて。
彼女のたおやかな手が下着の下に潜り込み、小ぶりの乳房を揉みしだく。
女性としても、性的にも成熟していない少女は、微かな疼きを覚えながら。

「あ、汗は、その、ちょっと、恥ずかしいの、ですがっ……!」

羞恥に頬を赤らめながら、しかし実態としてはされるがまま。
故に、彼女が服を脱いで、己の横にやってきても、少し体を彼女に向けるのみで。

「……あの、え、と。それじゃ、私も、下着、脱いだほうが良い、ですよね?
 なんだか、不公平な気がしますし……ん、ふぁ……はふ、ぅ……」

緩慢な手付きで下着に手を伸ばす。或いは彼女が脱がせたいならばその方が早いかもしれない。
次いで、彼女の手が少女の下腹部を撫でるなら、時間が立つ毎に、徐々にそわそわとし始める。
その原因は、先ほど飲んだ二杯の紅茶。酒も紅茶も、どちらも利尿作用があるのだから、それは避け得ぬことだった。

ロベリア > 下着まで脱いでお互い全裸となり向かい合って。
その上で信頼を寄せてきているのは更に色々としてみたくなっても仕方のない事で。
我慢しきれず思い切り抱き寄せると、そのまま己の胸の中にセルフィアの顔を埋めるようにして。

「こうしておいてあげるから、気分が良くなるまで休んでいってね」

とあくまでも表面上は親切そうに。
しかし、こうして密着して抱き合っていると彼女のそわそわとした気配にもすぐに気づいて。

「んー?どうかしたのセルフィアちゃん?」

などと、薄々事情に気づいていながらすっとぼけてあえて尋ねてみたり。

セルフィア > 全裸で向かい合っていると、なんだかいけないことをしている気分になってくる。
とは言え、それが具体性を伴わない辺りが、純粋培養で無垢な鈍感娘の本領となる。
彼女の腕が少女を引き寄せ、やがて距離がなくなると、彼女の豊かな胸元に顔が埋もれて。

「わぷっ……暖かくて、良い匂いがして、どきどきしてしまいます、ね?」

などと最初は幸せそうにしていたものの、徐々に落ち着きがなくなって。
彼女の手が下腹部を僅かに押すような動きをする度に、体がひくんと震えるのだ。
次第にもじもじと両の太ももを擦り合わせ始め、呼吸が若干荒くなって。
それでも羞恥心から我慢していたのだが、問われてしまうと答えざるを得ず。

「あの、えぇ、と……お、おトイレに、行きたいのですけれど……」

耳まで真っ赤に染め上げながら、蚊の鳴くような声が返った。

ロベリア > 恥じらいながらの小さな声。
初々しい姿にまた胸がきゅんとときめく。
折角の可愛らしい姿なので聞こえなかったフリをしてもう一度言わせてみてもいいけれど、それよりも良いことを思いついた。

「おトイレは下にあるけど、立てるかな?」

先程は大分ふらついていたけれど、果たして一人でそこまで行けるであろうか?
そう心配する素振りをしながら、頭の中は当然違う事を考えていて。

「一人で行くのが難しいなら、付き添ってあげるからね」

などと親切そうに言いながら、本当はもっと恥ずかしがるところを見たいだけである。

セルフィア > 「え、と。試して、みますね?」

自身の状態を気遣ってくれる彼女に感銘を受けながら、とりあえず立とうとしてみる。
ベッドの上を際まで這っていくと、ゆっくりと体を起こして、ベッドの上に腰掛けて。
その後立ち上がろうとしてみるものの、よろよろ、ぺたんと床の上にへたり込んでしまう。
どうしよう。頭の中に浮かぶ未来は、どうにかしてトイレに行くか、力尽きて漏らしてしまうか。
とは言え、尿意は徐々に逼迫しつつある。少しだけ悩んで、そして。

「……お願い、します。連れてって、ください……」

羞恥のあまりに、目の端に涙すら浮かべながら、ベッドの上の彼女に上目遣いで助けを求める。
なお、服が乾いていないのに、この部屋を出てトイレに辿り着かなければいけない、と言う事実にはまだ気づいていない。
彼女に服を借りるか、或いは――。頼れるのは彼女だけ。それはつまり、少女の命運を握るのは彼女、ということで。

ロベリア > 羞恥心を押し殺し助けを求める少女。
あまりにも可愛らしいその姿に、意地悪してその場で漏らさせてしまいたいと一瞬思うロベリア。
しかし流石にそれは可哀想なので、ちゃんと助け舟を出してあげる事に。

「はぁい。それじゃあ、これに着替えてね」

セルフィアの服は濡れたまま。
いくらなんでも裸のままトイレまで連れて行く訳にはいかない。
なにせ下にはまだ大勢人が居るのである。
そこでロベリアが着替えを出してあげた訳だが、それはほぼ紐であった。
だがよく見ると、下着のような形状をしているのが分かる。
それは、夏の制服用に準備してあったマイクロビキニである。
かなりギリギリだが一応秘部は隠せる程度の面積。
逆にいえば本当にそれだけしかない布切れともいえないような紐をセルフィアに渡すと、自分は元の服を着て準備を済ませてしまっていた。

セルフィア > 少女からすれば、やらなくても良い手伝いを引き受けてくれる彼女は、とても優しいと思っている。
今もなお、彼女への好感度はぐんぐんと上昇している状態だ。だから、どうあがいても疑えない。
それが、今ある服はこれ、と明らかに布面積が自分の下着よりも少ない紐のようなものを出されたとしても、だ。

「こ、これしか、無いん、ですね?――うぅ、ほぼ、裸ですね……」

何とも際どい一品に逡巡するも、結局は観念して身につけるより他はなく。
片腕ずつを通したら、背中で型崩れしたリボン結びをどうにか結んで。
次いで秘所を覆う以外に布がない、ほぼ紐なビキニの下を履き、ぐい、と引き上げて。
こうして、ふらふらと足腰の定まらないマイクロビキニ女子は、迫る尿意を堪えながら、彼女を待つばかり。
そうこうしている間にも限界に近づきつつあるものだから、運悪くハプニングの一つでもあれば、粗相してしまうかもしれない。

ロベリア > 未成熟な身体を包むマイクロビキニ。
更に酩酊で足元がおぼつかず、尿意に耐えるその姿は芸術的ですらあった。
セルフィアの姿に感動しているロベリアだが、着替えが終わればちゃんと彼女の腕を取り身体を支えて。

「それじゃあ案内してあげるからねー」

と優しく声をかけながらエスコートしていく。
私室のドアを開けると階段をゆっくり降りていき、一度一階の皆の前にその姿を晒す事になるが何食わぬ顔でそのまま通過してトイレへと向かう。
途中、その姿を見た男たちから歓声のようなものが上がるがそれも仕方のない事だろう。

セルフィア > こうして布地の少ない服を纏うと、心許なさが際立って、胸の奥がきゅぅ、と苦しくなって。
火照りとともに加速する鼓動は、自覚こそないものの、羞恥に愉悦を覚える性癖の新芽だ。
荒くなる呼吸と、腹の奥に感じる締め付けられる様なもどかしさ。それが発情だと、少女はまだ知らなかった。

「お、お願い、します……うぅっ、恥ずかしい、です……」

彼女に体を預けつつ、ゆっくりと一歩一歩、階段を降りていく。
下りた先は、先程少女も利用していた店の中。男達のひしめくあそこで。
その中を、ゆっくりとした足取りで突っ切れば、衆目達の口笛や拍手、陽気な歓声が飛ぶ。

「み、見ないで、ください……うぅ、恥ずかしい、ですからぁっ……!」

涙目になりながらも、早足になれば漏らしてしまいそうで。
ここで粗相をしたならば、おもらし女子として男達の人気者まっしぐらだ。
そうなる訳には行くまいと、一生懸命我慢しながら、ゆっくりとトイレに近づいていく。
――そうでなくても、マイクロビキニの彼女、として皆の記憶に残ることは、言うまでもないのだが。

ロベリア > 「ごめんねえおトイレこっちにしかないから」

男たちの前を突っ切りながら、表面上は申し訳無さそうにしてみせるロベリア。
当然ここまで全て計算ずくでやっている事なのだが。
そしてセルフィアの様子を見ていると、これも案外満更でもなさそうで。
そもそも本当に嫌ならマイクロビキニなど拒否しているだろうし。
酔っていたとはいえ、多少は露出の才能や願望があったのかもしれないと分析してみる。
であれば、もう少しだけ揺さぶってみようと思ってしまうのも仕方のない事で。

「おっとっと」

椅子を避けようとしたフリをしながら、腕を組んだセルフィアごとつんのめるロベリア。
彼女の身体が一瞬大きく揺さぶられる。
普通であれば転倒する程の事でもない。
しかし尿意の限界を我慢しているセルフィアには、一体どれほどの衝撃となるか。

セルフィア > 「し、仕方ない、事ですから……ふ、くぅううっ……」

ぞくぞく。尿意の震えが背筋をかけて、ひっ、と呼吸が詰まる。
一際高い尿意の波に、ふるふると体が震えて、そして緩やかに収まって。
傍から見ても、少女の様子は決壊寸前だと理解出来てしまうだろうが、当の少女に気にする余裕はない。
一瞬でも早くトイレに辿り着き、我慢から解き放たれたい。その一心で、歩みを進めるのみ。
だから、恥ずかしすぎて下腹部がじんじんして、心臓がばくばくと全力疾走した時の様になっているのも、きっとそのせい。
無自覚ながら、羞恥による被虐の性感は、少女の中で少しずつ肥大化し、破裂するきっかけを待っていて。

「後、少しだから、も、少し、だからっ……ぁぁああぅっ!?」

必死に自分へと言い聞かせながら、さらに一歩足を踏み出そうとしたときのこと。
自分を支えていた彼女がバランスを崩し、少女の体ごと前につんのめった。
その瞬間、少女の体は揺れの衝撃に耐えかねて、前にズルリと滑り転んで。
彼女に縋っていた腕は、少女の後背に引っ張られ、咄嗟に前に出すことも出来ない。
結果として、少女は胴から床へと向かい、腹部をどすんと強かにぶつけてしまって。

「へぐっ――ひ、ぁっ、ぁっ、でちゃ、や、あ、あぁあっ――!?」

床に突っ伏した状態から慌てて体を起こそうとした少女だが、うまく力が入らない。
その結果、どうにか持ち上げられたのは尻だけで、彼女に向けてマイクロビキニを見せつけるような体勢に。
それから、自由になった腕を腹部に回した少女は、しかし強烈すぎる衝撃に耐えられる訳もなく。

「――ふ、くっ、ぅ、ぅぅうっ、ひぅっ、ぁっ――ふっ……」

突き上げた尻。その両足の間から、濃い黄色の液体がしょろしょろと、床に向けて溢れ落ちていく。
我慢に我慢を重ねてからの粗相は、衆目が居ることもトイレ以外で漏らしてしまったことも、全てを蕩かして消し去って。
強烈すぎる羞恥の入り混じった解放感が、膨れきった被虐の性感に一針を打ち、爆ぜさせて。
じょろじょろと、溜まりに溜まった小水の全てを吐き出しながら、少女は確かに甘い絶頂に蹲り、震えていた。

ロベリア > 決壊した少女の放尿ショー。
それを特等席で目にする事となったロベリアは、暫くうっとりとその光景に見惚れていた。
そう誘導したとはいえ、清純そうな少女が公衆の面前でマイクロビキニ姿で粗相するなど中々見られるものではない。
眼前で起きるそれから目をそらす事なく、結局放尿の全てが終わるまでロベリアはその場に縫い付けられたかのようで微動だにしなかった。

「た、大変!拭くものもってくるから!」

放尿ショーを披露してしまったセルフィアだが、その様子からただの羞恥だけではないものをかすかに感じた。
やはり色々と才能をもっているようだと当たりをつけながら、ぞうきんを取りに一旦その場を離れる。
いくら美少女から出されたものとはいえ排泄物には変わりなく、つんとした匂いが辺りに立ち込める。
それを手際よく処理すると、再び彼女を部屋へと連れ戻す事に。
処理をする間はあえて放置して皆の視線に晒しておいたが、果たしてそれもどんな効果を産んだのか。

「ごめんなさい、私がうっかりしちゃったせいで……」

部屋に戻るとしおらしく謝るロベリア。
とてもわざとこの状況を招いたとは思えない殊勝さである。
汚れたマイクロビキニも脱がして、一旦彼女の身体も拭いてあげて今は下半身が裸のままだ。
申し訳程度に乳首だけ隠れた姿もまたそそる。
全裸も美しいけれど、衣装があるからこその良さも当然ある。

セルフィア > 衆目の中に蹲り、小水を漏らす少女だが、その表情は羞恥と快楽でグズグズに蕩けていた。
覗き込もうにも目の前は床で、誰にも見られないことだけが救いの、秘めやかな放尿絶頂。
無自覚ながらも、秘めた性癖の一端を満たしたが故の法悦は、先程までの酩酊とは比べ物にならない多幸感で。
床に広がっていく、湯気立ちそうな黄色の水溜り。周囲の男達も、後背の彼女も、皆見つめるだけで。
やがて長々とした排泄が終わると、粗相をしてしまった事実と法悦後の放心が同時に襲いかかってくる。
色々な感情が同時に湧き上がってしまって、処理できずにフリーズしてしまう思考回路は、愉悦だけを単純処理して。
結局、床を拭き清められる間、ずっと蹲ったままだった少女は、ちりちりと肌に視線が当たる感覚を味わいながら、声を殺して悶えるのみ。

「は、ひゅぅ、ぁぅ……ん、ぅ……ぁ、ふぁ――」

片付けが終われば、少女は彼女に抱き起こされ、再び上の部屋へ連れ戻される。
居合わせた女性からは憐れみの視線を、男性からは隠しきれぬ劣情の視線を受けながら。
部屋に戻ると、済まなそうに謝る彼女。それには、泣いてしまいたい気分も吹き飛んで。

「いえ、あの、その、き、気にしないで、ください。私が、いけないので。
 あ、あの、えっと、それよりも、お店と服、汚しちゃって、ごめんなさい、です」

気まずい思いを抱きながら、汚れた服を脱がされ、胸元だけを隠した姿に変わる。
少女からすれば、彼女は懸命に少女のために働いてくれて、後始末すらしてくれたのだ。
最早、頭の上がらない恩人のような存在にまで、少女の中での彼女の株は上がっていた。

他方で、彼女が少女の体を拭き清めるのであれば、秘所が僅かにぬるりと湿っていることに気がつくかもしれない。
或いは、薄い布切れを持ち上げるように、両の胸元の切っ先がその存在を誇示していることも。
少女的には不本意ながらも、先の行為で発情した体は未だに収まっていない様だった。

ロベリア > 後処理中に見た身体の反応から、これまでの行為で性感を得ているのはまず間違いないと結論づける。
それでもあえてそれは指摘せず、静かにその才能を開花させていこう。

「いいのいいのこのぐらい。それに今から戻るのも気まずいでしょうし、もう暫く休んでいくといいわー」

完全に狙ってやっての事なのに感謝されてしまうのは後ろめたいところもなくはないが、何であれ美少女とお近づきになれるのであればあまり深くは気にしない。
良いものも見れたし、今日のところはこのぐらいにしておいてまたの機会にお楽しみといこう。
今日はもう十分満足出来たし、繋がりができればまたいくらでも機会は作れる。

「お詫びに次はサービスするから、これに懲りずにまたお店に来てね?」

嫌な思いをしてもう二度と来たくない、となってもおかしくはない出来事ではあった。
しかし、痴態を晒して快感となるような素質があるのならまたハプニングを期待して足を運んでくれるかもしれない。
そこは念入りに誘っておく。
口実があればきっと彼女も訪れやすいだろうし。

セルフィア > 彼女の推測通り、少女の体は今なお火照っており、疼きも小康状態と言ったところ。
蕩け乱れる入り口、と言った所だが、少女自身は無自覚ゆえ、言葉に出ては来ない。
ともあれ、彼女の言葉には小さく頷くと、少しばかり所在なさげにきょろきょろと。
それも、彼女がベッドを促せば、素直にその上に収まって、うとうと船を漕ぎ始めるのだが。

「ん、それでは、お言葉に甘えさせてもらいます……その、できれば、さっきのは忘れて頂けると……」

思い出すと再び耳まで真っ赤になって、正視できなくて視線を背ける。
しかし、不思議と嫌な気分はしないし、妙な高揚感があるような気がする。
――自覚すれば、それこそが被虐や快楽への期待なのだが、いつになることやら、である。

「あの、良いんですか?お店汚してしまったのに……。
 うぅ、絶対、絶対また着ますから、忘れず待っててくださいね?」

これほどまでに面倒を見てくれた彼女に、不義理を働く訳にはいかない。
そんな思いから、必ず再訪する旨を告げ、ニコリと笑みを向けてみせる。
ハプニングへの期待――はともかく、彼女にまた会いたいのは本当だから。
その結果が再びの羞恥だろうとしても、それはきっと変わらないことだ。

ロベリア > 「うん大丈夫大丈夫。もう忘れたから」

セルフィアを安心させるため優しく微笑みながらそう言うものの、当分はあの光景は目に焼き付いて離れないだろう。
それに他のお客さんにもばっちり見られている以上噂は止めようがない。
一応店内では話題にしないように釘は刺しておくとして。

「ふふふ。いつでも歓迎よー。それじゃ私は一旦お店に戻るから、セルフィアちゃんは気にせず休んでてね」

そう言い残して部屋から出ていくロベリア。
大分信用されているみたいだし、もっと深いお付き合いはまた次回でもいいだろう。
楽しみが一つ増えてうきうき気分で仕事に戻っていく。

その後、店内では今日の事は話題にしないようにと言い含めたが噂の漏出までがどうなったかは定かではなかった。

セルフィア > 「そ、そうですか?ありがとうございます……!」

無論、見たものを忘れる、というのは土台無理な話である。
しかし、こちらの言葉に付き合ってくれるのであれば、気持が幾分か楽になるってものだ。
親切な上に、こちらを察してくれる素敵な人だ、と更に評価が上がったのは言うまでもない。

「ん、それでは、今日のところは折を見て、辞去致しますので……!」

こく、と一つ頷いて、彼女の姿を見送って。
その後、足腰がしっかりと大地を踏みしめられるようになったら、ようやくお別れ。
乾いた服を身に纏い、そーっと下の階へと進み、女性店員に声をかけて。
そんな、少々回りくどい動きも羞恥故の事。それでも、彼女に挨拶はしておきたくて。
しっかりと対面で、今日の礼と再訪の思いを述べたなら、この物語は一区切りとなる。
今後、少女が店を訪れる度にヒソヒソと、少女の預かり知らぬ所で噂になるのは、また別の話で――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からセルフィアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > ここは平民地区にある居酒屋“幽世”。
風変わりな酒飲み処として、それなりに通な酒好きらがやってくる。
主な客層は冒険者、傭兵、商人など…。
華美な店構え、店内ではないのでそういうモノを好む貴族達がやってくる事は少ない。
そんな店ではあるが、今日も今日とて静かに営業を行っていた…。

「ありがとう。また来てくれ。」

からりと開いた引き戸から、二人連れの赤ら顔が出ていく。
それを追うように現れた着流し姿が、微笑と共に二人を見送った。
夕刻の1回転目が終わり、店内の客は一度はけた。
ふ、と一息ついて店内に戻って行けば真っ直ぐに調理場へ。
中に溜まった洗い物などをざぶざぶと片付けていく。

店の外では暑くなり始めた夜気が流れ、店の外の赤提灯を揺らす。
その明りに誘われてやってくる人がまたいるだろうか。

ソウレン > かららら、という音と共に引き戸が開けられる。
ん、という表情と共に顔をあげる。

「いらっしゃい。」

手を拭き、冷水に浸しておいた手拭を搾って渡す。
暑くなる季節には心地よいだろう。
注文は?と聞きながら、軽く酢の物を和えていく。
冷酒と酢の物でひとまず一杯やってもらおう、と思いながら客の相手をしていくだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からソウレンさんが去りました。