2020/05/27 のログ
■カーレル > 溜息を零し店に背を向ける
未練がましく店の方をチラチラと見るが店は暗いまま、人の気配などある筈もない
一体、自分がなんの罪を犯したというのだ、と思いながら駆け上がってきた階段を
帰路は重い足取りで去っていくのであった
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「冒険者ギルド 平民地区2」にダミアンさんが現れました。
■ダミアン > 久しぶりに、ギルドへやってきました。
何か僕でも受けられるような依頼がないかと思ったのです。
「う~~~~ん……。」
僕は思わず依頼掲示板の前で唸ってしまいました。
手ごろな依頼が載っていないのです。
どれも危険度が高そうな依頼ばかり。
王都の外と言うのは今はそんなに危険なのでしょうか?
中には王都内で終わる依頼もあるのですが、こっちは逆に依頼報酬が高すぎる気がします。
…逆に不気味です。
「どうしたらいいのでしょうか。」
困ってしまいました。
他の方たちはどうやらパーティを組んでいるようです。
■ダミアン > やっぱり、初心者はパーティーを組むのが正解のようです。
となると、声を掛けてみるとしましょう。
「あの、僕とパーティーを組んでみてもらえませんか?」
声が震えています。
緊張しているのです。
僕は見知らぬ冒険者の方に声を掛けてみたのですが、どういう答えが返ってくるでしょうか?
■ダミアン > どうやら、条件が合致するような方は見つかりませんでした。
僕は日を改めることにします。
ご案内:「冒険者ギルド 平民地区2」からダミアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に沙羅さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にファイネアさんが現れました。
■沙羅 > とある組織に出入りしていたのだけど雇い期間が終わってしまい、
そろそろお外の好奇心が抑えきれずに出奔という形で飛び出しちゃった暴走魔女。
色々とお勤めを探しに王都内をうろうろとした挙句、学生という
身分もあって王都のとあるカフェの席を一つ占拠してテーブルに頭を載せ項垂れていた。
「学生しつつ仕事が見つからなーい…」
仕事を選ばなければかなりありそうな王都だけど、
学生というのが壁になって怪しい体を売るとかそんな仕事しか見当たらなくて、
好奇心を満たせる面白…げふんげふんなものが見当たらない。
カフェの周りの人通りは夜にも拘らず賑やかなもので、それをうろんげな瞳で見てた…
■ファイネア > 賑やかな人通りの中をゆったりと歩いて行く。
フードもそろそろ暑いわねぇ、と思いながら目深なフードの下から視線を周りに。
別に警戒しているわけではなく、ただ単に見ているだけ。
夜の通りに白いローブはそこそこに目立つだろう。
で、特に何かを考えているわけではなかったのだが、
懐もそれほど寂しくはないし、では、とふらり立ち寄ったのは件のカフェ。
ぐったりとテーブルに頭を乗せる少女の脇を抜けて給仕の元へ。
「冷えた果実水、一杯ね。」
ちょっと甘い風な声音。
注文を聞いた年若い給仕はなんだかちょっと頬を赤らめてカウンターへと入っていった。
別に魔力を使ったとかそういう事はないのだけど~…と若干苦笑。
さて、待ち時間はどうしようかしら、と座れそうなテーブルを見回して…。
■沙羅 > 魔女帽子を座っていない席に引っかけてテーブルに項垂れている。
うあーとか時々呻いている以外目立った動きはしていない。
魔女というよりただの無職なとある学院の学生?と言ったところ。
視界の隅に見えた白いローブ姿の見目麗しい女性が抜けていき何かを注文していったのを見た。
ああ、何か注文しないとダメだーとぐだぐだと頭をあげると給仕の一人を捕まえて。
「…目が覚めるぅー 紅茶下さいー」
だるだるな声で給仕にそう注文をすると 再びごんとテーブルに頭が落ちた。
が、すぐにがばっと姿勢を正したように見える少女。目は若干眠そうに見えるが気合で起きているようなもの。
■ファイネア > ごん、という妙に目立つ音。
ふと視線を向ければ白金色の髪が盛大に揺れていた。
面白い子ね、とくすっと来た。
なので、とん、と目の前の椅子に遠慮なく腰掛ける。
「はぁい。…学生さん?」
別にコナかけようとはしていないが、待ち時間の間だけでも相手してもらおうとフードを払って軽い挨拶。
特徴的な薄紅の瞳が少女を見やる。歳若い印象はあるが、見目は魔法使いのようだ。
眠気を催しているようだし、ひょっとして寝不足かしら、とも思うが。
■沙羅 > 何か向かいの席が動いたかと思うと腰かけた見目麗しいフードを被った女性の姿!
漆黒の色合いの髪に薄紅色の瞳の瞳の色がとても怪しく見える様な、
魅惑的なスタイルの持ち主が目の前にいらっしゃる。フードを取り払えば短い黒髪が夜の光に照らされる。
「…は。こんばんはです。しがない学生でーす…」
寝不足というより暇すぎて声も張りがない。頭とかの下に敷いていた紙がかさりと動く。
それらはカフェーの従業員募集とか、何かしらの仕事の募集用紙だった。
仕事探してますよ的なにしては覇気も微塵にもない。
■ファイネア > なんというか、元気がない。
あー、なんだか勿体ないなぁ、という印象はぬぐえないが。
可愛いのに、と思いながら視線を少し下げればそこには…。
「ふふ。そう。それでなぁに、仕事探してるの?」
あまり行儀はよくないが、頬杖をついて面白そうに笑う。
見える部分の仕事は普通に一般的な仕事だ。
多分、行けば軽い面接を経てすぐに雇用となりそうなものだが…。
何か問題でもあるのかしら、という視線。
やってきた給仕から果実水を受け取り、こくりと一口。
お酒でも良かったかしら、と思うがここはカフェであった。
■沙羅 > 学生という本来の身分に戻って好奇心が抑えきれずに
あちこっち暴走していそうなのにそれがなく燃え尽きたもしくは寸前という様な状態。
テーブルに広がったカサカサの紙を適当にばさばさと纏めて
とんとんして足元に置いていたバックにぎゅむぎゅむと押し込むように入れると、
「そうなんですけどー なかなか なくてですねー こう 接客業向けじゃないんですよぉー
私。人前だとー上がっちゃってとてもとても役に立ちませーん」
ダメなんですよこれが と、肩をすくめてやれやれ何とも世知辛いです等と口をすぼめてのたまう魔女。
やっときた同時期に運ばれてきた紅茶を受け取ると匂いを嗅いでから一口飲む!
口の中から目が覚める味だった!カッと目が光らなかったけど光るような位に味が独特だった。
「…目が覚めましたわー…あーヤバいこの味」
■ファイネア > 雑に片づけていく様子。内容にあまり興味が得られなかったのかもしれない。
その理由も言葉で聞けたわけだが。
「ふふ。そんなにヤバい紅茶なの。
…それじゃあ、どんな仕事なら? 採取とかなら…冒険者資格まだとれなかった?」
世知辛い、という事だから門前払いだったのだろうか、と考える。
…とは言え、なかなかに愉快そうな子である。
「ね、私はファイネア。貴女は?」
と名前を聞いてみる。
■沙羅 > カバンに押し込まれた紙は後で確実に処分する予定になってしまう。
接客業につくとかそれで働く気はなかったのだ 想像も出来そうにない。
「目が覚めるスパイスを適当に入れられたこの店裏メニュー。
目が冷めちゃう紅茶エックス。本当の名前は知りません。
こう引きこもりとか研究職とか採取とか…魔女ギルドには属してますけど」
そこそこの実績ならあります、と冒険者資格ではないが魔女なのでその手のギルドにいます、と。
でもそのギルドでめぼしい仕事は見つかっていない。
「私―沙羅です。魔女ギルド所属ですね一応
わー美人さんはファイネアさんて仰るんですかー。」
美人さんは振る舞いがとても魅力的です、この身にはない色気が…!
■ファイネア > 給仕もまぁ、やるだけなら似合いそうであるのだが。
あがり症も治ると言えば治るのだろう、しかし苦手なのだったらしょうがない。
無理にやらなくても、その内に気が向いてやる、とかそういう事もあるかもしれない。
「チャイ、とかではないのね。…うーん、眠い時に頼んでみようかしら。
あぁ、魔女のギルドには入っているのね。ふーん…じゃあ、調合とか頼んでみてもいいかもしれないわね。」
この身は冒険者である。何かと薬品は物入りなのだ。
傷薬は勿論の事。火薬や動物・虫除け、特殊な魔法薬なんかもあるだろう。
素材なら自分で採取してくればいいわけだから…こちらから仕事を出す事もできるかもしれない。
「沙羅。ふぅん。可愛い名前。
美人って言ってもそんなに年齢変わらないでしょ、貴女。」
ね?とパチリとウインク。
色気というか、スタイルは目の前の少女の方がいいと思うのだ。
雰囲気は…他人に判断してもらうしかないのだが。
■沙羅 > 人見知りが幾場しか残っているものとしては人前で給仕は酷な事。
こう裏方でこっそりと物事を支えている方がものすっごく気が楽。
「とっても、とても目が覚めます、が、
あまり飲み過ぎるとお腹を下しますよぅ。
調合…どんなものをご入用で?材料持ち込みだとお値段お得になりますぅ」
ピンきりですけど、調合とか魔法薬造りは得意な方。
素材集めには難があるので材料さえあれば色々と作成は出来るし…
ちょっと危ないお薬もあるがそれは表沙汰には出回らない。
顧客の情報は売らないし取引が終わればお互いに忘れる、それが調合師としてのマナーの一つ。
「可愛いかなぁ。
いーえ、見た目同じように見えても、振る舞いは貴女の方が煌く色気が、なんとも何とも!!
わたしにはないっすわあーなんでかなぁ。」
ウィンクにトゥンクとはならなかったらしい。
再び 目が覚める紅茶を飲んで飲むたびに目が覚めてきた。飲み切れば完全に。
■ファイネア > 向き不向きがある事は十分にわかっている。
なので無理に薦めるという事は全くないのだ。
調合、という要素に食いついた所を見るに、そういう仕事は好きなのだろう。
「まさか。眠気覚まし程度にしておくわ。
まぁ、色々。物入りだから。材料の持ち込みは勿論、外には結構行くからね。
もし頼むなら貴女指名でギルドを通すわ。」
先程考えた薬品類を指折り数えていく。
惚れ薬なんかもあると面白いわねー、と笑顔で言う辺り本気かどうか。
ただ、当人に直接依頼するつもりはなくギルドを通した方が問題は少ないだろう。
もうちょっと仲良くなって来れば別なのかもしれないが。
「煌めくって…そんなもの? そりゃあまぁ、色々気は使ってるけど。
うーん…何でかしらね。私の友達もそんな感じで悩んでいたわ。色気よこせーって。」
と笑い話のように語る。
色気、色気、ねぇ…と思う。もちろん自分が人以外の種族だから、というのはあるだろうが。
例えば、例えば…と少し首をかしげる。小首を傾げる動作も少し憂いを帯びたような表情になってしまう。
■沙羅 > 「眠気覚ましに一滴目が覚めるものとか作りますが、
材料が一つだけ手に入りにくくて今高騰してますね。
では気長にお待ちしていますー。魔族の国国境付近の沼地なんで。
…紫と赤の斑な水草がもし手に入りましたら売って頂ければ幸いです。」
妖精?の惚れ薬な薬も作れますよ、とちょっとニヤリとした笑みを浮かべ
無論直接依頼よりギルドを通してもらわないととてもとても危なくてやってられない。
調合とか錬金等はそれほどちょっと技術と経験と保険が必要不可欠なのだ。
仲良く成れば無論 個人的な依頼は受けるつもりではある。
「色気なにで身に付くんでしょうね。…は。少し長居をし過ぎました!
ギルドに行かなければ!この時間ならあれがあれが!
あ また気長に依頼を待ってますー」
がったんと何かを思い出したような顔の魔女は椅子を慌てて立つと
帽子をかぶり ポケットから紅茶の硬貨を置くや否や、カバンを肩に引っかけ
箒を片手にカフェを慌てて立ち去って行ったという―まさに嵐の様に。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から沙羅さんが去りました。
■ファイネア > 「ふぅん?そんなのもあるの。今度調べてみようかしら。
えぇ、気長に待ってて。水草? えぇ、覚えておこうかしら。」
あぁ、やはり危ない薬も作るのか、と納得。
さすがは魔女ギルドである。
盗賊にもギルドがある。少し物騒な事をするギルドも勿論あるという事だろう。
「日々の気の使い方なのかもしれないわね。
あぁ、忙しそうね。話相手になってくれてありがと。」
どたばたと去って行く少女。
それを小さく手を振って見送り、少しぬるくなった果実水を飲み干す。
さて、と立ち上がり―――。
ひょっとしたらさっきの給仕に声をかけたかも、しれない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からファイネアさんが去りました。