2020/05/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 平民地区と貧民地区をつなぐ、人通りの少ない路地。
朝夕の通勤や、休日の酒場が賑わう時間帯ではない真昼時は、太陽が十分に差し込まぬ薄暗さと人気の無さは、
人工的な路地にもかかわらず不気味な静けさで。
「うわっと…っとと… ふーっ…あぶなっ…」
その路地をおっかなびっくり歩む小さな人影は、この近くの空き地にテントを張って暮らしている薬師の少年。
平民地区の商店街で薬に必要な干物や薬草、薬の瓶をうず高く積み込んだぱんぱんの紙袋。
幼く小さな体躯の視界すら遮りつつあるそれを大事そうに、
両手でそれを抱えながらふらふらと危なげに歩いている。
しかし、紙袋の端からぽろり、と不可思議な鮮やかさの果物のようなものがこぼれて、
ころころと路地を転がっていく
「うあ、っと…!わわ、やば、まって~~~っ…!」
■タン・フィール > そのまま転げた果実を追って、路地の奥へと消えていく…
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地」からタン・フィールさんが去りました。