2020/04/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 大勢の冒険者で賑わう冒険者ギルド。既に日が暮れている為か、どちらかと言えば完了報告に訪れる者が多いのだろうか。手疵を負った冒険者や、幾分消耗した者達の姿が多い。
だからこそ、少年の姿は否が応でも目立つ事だろう。豪奢な礼服。季節感を無視した様な漆黒のロングコートを纏った、小柄な貴族の少年は、冒険者達の奇異と好奇の視線を物ともせずに、依頼者用のカウンターへと向かう。
「ギルドに依頼を出すには此処で良いのかな?急ぎのものは含まれていないから、適度に処理してくれて構わぬのだが」
数枚の羊皮紙を受付に差し出せば、恭しく依頼書を受け取った受付嬢が奥に引っ込んでぱたぱたと手続きを始める。
その様子を眺めながら、凝り固まった体を解す様にこきこきと首を鳴らすだろう。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 暫くして、貼り出された依頼書はどれも似たり寄ったりのもの。規模や場所に細かな差異はあれど、その大半が『盗賊や山賊等の討伐』であった。
報酬は他の物よりも高額。貧民地区や九頭龍山脈で活動する組織を中心に依頼書は準備されていた。
中には、最近王都でも噂が広がる『蛇首幇』への調査依頼書も混じっていたり。数は余り多くは無いが。
「…取り合えずこんなものか。場合に寄っては、報酬を上げなくてはならないかもしれないが…」
貼り出された依頼書を確認する冒険者達を観察しながら、近くのソファに腰掛けて一息。
受付嬢が気を利かせて運んできたココアで喉を潤しながら、賑やかなものだなとギルドを見回していた。