2020/03/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > 「パ~ス。タイプじゃないもの。」

酒場の端っこのペア席に一人で陣取り、気のない声をあげる。
そこで割と強めの酒をちびちび飲んでいた女に声をかけたのは屈強な傭兵であった。
しかし、返事はつれないもの。
返事を受けた男は顔を赤くしながら形相を替えていくが…。

「…つまらないわアンタ。女にフラれた程度でキレる器はお断りだって言ってんの。」

追い打ちをかけるようにばっさりと切られる。
ともすればこのまま大乱闘か、と思われたが遠間からの仲間の冷やかしにより怒り顔のまま去っていった。
このまま酒場を出たらひと悶着かしら、とグラスを傾けながら考える。
ただ、どうにでもなりそうよね、とは感じていた。

さて、そんな様子を起こした女には奇異の視線が少し向けられる。
そんな中で話しかけてくる者がいるだろうか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 「あい!オムレツとお肉! あい、こっちは干し肉のサラダ!」

ぱたぱたと、小さなワンピースを来た子供が料理を配ってる。
ワンピースのような、素朴なメイド服のような、可愛らしいふりふりの衣装である。まあ、それを来てるのが男の子というのもアレだが
ワインを小さな樽のピッチャーで。ファイネアのとこまでもってくると、にこー♪と見上げて、笑顔で

「ワイン、もってきたよー♪」

綺麗なソプラノボイス。胸元はぺったんこ
ロリなのか女装なのか、見た目だけでは非常にわかりにくい
ファイネアを見上げ――ボディスーツの曲線美が綺麗だなーと素直に思う。

「おねーちゃん、お名前は?」

ファイネア > はぁ、とため息一つついていた所。
酒が不味くなるわねぇ、と思いながらも気を取り直して…と思っていた。
顔なじみの店ではあるが、たまーにこういう男性トラブルはある。
とは言えどこに行ってもある事はあるのだが。
馴染みのウェイトレスなんかは大変ですねぇとか言ってくるのだが…。

「はいはい。………?」

聞き覚えの無い声であった。
新入りかしらと思いながらワインを受け取る。

それから、軽くねめつけるような視線を向けて。
すん、と一つ鼻を鳴らす。

「…男にこんなカッコさせるなんてこの店いよいよね。」

と、カウンター内に一声かけてやった。
そんな揶揄をマスターは一つ鼻で笑うだけで済ませた。

「名前? ファイネアよ。可愛いボクちゃん。」

シャルティア > 自分の服装を見られてることに気づくと、くるりんっと回ってみせる。スカートがひらりとひらめき

「ねね、似合ってる?可愛い?」

ウェイトレスが、この子すっごく似合ってるんですよ―とか言ってる辺り、客引き目的や強要ではないらしい

「可愛いお洋服着て働けるから、お仕事してるの。
ねね、座っていい?」

許可を得る前にファイネアの正面ではなく横の椅子に座る。
お酒を口に運ぶ姿をニコニコしながら見つつ

「ボクはねー、シャルティア♪シャルでいいよー♪」

なんというかどこまでも人懐っこい子供である。空になったグラスに、ピッチャーからワインを注いで

「おねーちゃんは、かっこいいねー。目とかすっごい綺麗だけど、綺麗でかっこいいってかんじー」

ファイネア > 着ている服を誇るようにくるりと回る男の子。
その上可愛い?と聞いてきた。…男らしさとは無縁らしい。
まぁ、そんな歳でもないかしら、と考える。

「そうね。似合ってるんじゃない?」

ウェイトレスも嬉しそうに言っている。
若干頬を赤らめてはぁはぁしてる気がするのは気のせいか。
いや、主犯はこいつか、と思った。

「もう座っているじゃない。怖い物知らずね、あなた。」

先程のやりとりを見ていなかったの?と言外に言っているのだが理解できるか。
グラスにワインを受けながら、シャルね、と気のない返事。
くるり、とワインをグラスの中で回しながら一口。
飲み下してから、かすかに悪戯っぽく笑った。

「あら、ありがと。…あんまり覗き込んじゃダメよ?」

シャルティア > 「やったー、褒められたー♪」

素直に喜ぶ少年。可愛いと褒められるのも好きなので、女物の服とかに嫌悪感は無いらしい。すっごいにこにこしながら、ファイネアを見つめる

「珍しいねー、ピンクの瞳だー…宝石みたい」

覗き込むな、と言われたのにすっかり、その瞳の色はお気に入りの様子。がたがたと、なぜか椅子を動かしファイネアとの距離を寄せる。ファイネアと目が合うと、にこー♪としながら

「もっと近くが良い!」

と、この態度である。くるくる回るワインを見ながら

「ワイン、美味しい? ボクはワインは辛いから飲めないけど、皆お酒すきだよねー♪ ボクも早くお酒のめるようになりたいなー。」

ワインとファイネアの瞳と、白い肌を何度も見比べながら、そんな事を言う。マスターの方から「今日はもう終わりでいいぞー」なんて声がかかって