2020/03/13 のログ
■ルイン > 「他にも来てるだろうけど…こうやって会えるのは珍しいんだよ。
そんなに喜んで貰えると恥ずかしいかも。
二人きりだったらいいんだけどね?」
遥か過去では気にせずに見せていたが、それで大変な目にあったのが一度や二度ではなく。
それ以来人前では見せる事はなく、残念そうにされるとごめんねと軽く謝り。
「私が親切にするのは可愛いって思った子だけだよ。
サチちゃんは見事にお目に適いましたー。
仲良くなれて私も嬉しいですよ」
最近良い事はなかったが、今日は可愛い子と仲良くなれた。
これだけで決別した神に感謝しても良いと思えるぐらいの重大な出来事。
「そう言われましても…生まれた頃からこの姿ですから。
それで男性のあのぎらついた目に……サチちゃんの言葉で納得できましたよ。
謝らなくていいですけど…通じないのが予想外でしたね」
誤解と言われてもなんでわからないかなと首を傾げるだけ。
しかしちょっとした怒った感情もそんな疑問もキスをしてしまえば直ぐに忘れ。
お尻に触れれば流石に判ったのか震え、困惑気味な表情を見詰めて。
「私は本気なんだけどね。サチちゃん…可愛いし美味しそうだから」
にこっと綺麗に微笑み、嘘偽りない本音を見せて。
■サチ > 「稀有なるご降臨…ッ。
出くわすことがまさかあるとはー。
嬉しい限りですよ。あー? そうなん?ですか?
じゃあ、機会があれば見たいです」
せっかくなのでいつかは拝んでおきたい所。
謝罪の言葉にいえいえ、ご無理申しましてと首を振り。
「やー。それはまた光栄な。
有難や有難や。
良かったぁ。よろしくお願いしますね」
仲良し仲良し。無邪気に喜んでぺこりと頭を下げた。
「産まれながら可愛いんですねえ。
あー。はい。ギラつかれちゃうかもですねえ…やむを得ないかもです。
だって食べるって言えばー……」
鈍感の極致。能天気に頬を掻いて呟いていたが、親切にしてもらった可愛い天使から誘うような言葉を掛けられてキャパオーバーなのか、無駄に辺りをきょろきょろ見回し、ついでに頬を自分でつねって見て。夢じゃないなーと認識。
「あー…え……最近の天使さんって可愛くってナンパなんですねぇ」
アハハ…と後頭部を掻いて誤魔化すように笑った。
■ルイン > 「もしかしたら気が付いていないだけでもう会ってるかもしれないんだよ?
だから実の所珍しくはないかも。
私もね、サチちゃんになら見せても良いと思ってるんだよ」
本当に残念と首を振る彼女に笑みを崩さずに返して。
「でも私に目を付けられるって大変かもしれないよ?
私こそよろしくね。」
日頃の冒険者もどきの知り合いはそれなりに居るのだが…。
こうしてすべての関係を抜きにした仲良しは何時以来だろうか。
思い出せないほどに久しぶりだからこそ、この縁を大事にしたく。
「きっと見た目は神様の趣味なんですよ。
このルインちゃんのナイスバデーに虜になっちゃうのは仕方ない事なのかな。
可愛い子で食べるなら答えは一つだと思ったんだよね」
鈍感なのか本当に初心なのかの判断は本当につかなく、頬を掻く姿を笑顔で見つめ。
色々と夢でないかと確かめる様子の合間にお尻を撫でるのを不意にしたりとして。
「可愛い子限定なんだよ。サチちゃんは……食べちゃいたいってね」
でも無理強いはしないというようにお尻から手を放して抱擁を解いて一歩下がり。
両手を広げて見せ、飛び込んでくればもう逃がさないぞと言うような楽し気な笑みで。
■サチ > 「んー…。気づいてないならノーカンで。
おぉ。是非是非、天使の姿も見てみたいです。
あ。背中に羽が生えるから服とか破けちゃいますもんね?
そりゃー。衆目では出せませんねえ」
勝手に納得してウムウム、頷きを繰り返していた。
「そうです?
まあぁ、今より大変なこともないですないです。
だから、はい。やっぱりよろしく、ですね」
もうすっかりお友達気分で親し気に笑いかけて。
今日は天使と仲良くなってレアな日だーと心に刻んだ。
「ご趣味であらせられた。フム。さすが神…イイ趣味しとりまんな。
ですです、ついついギラギラで惹かれちゃうのはSAGAですよ。
ほう、そんなもんですか…」
女同士だし余計にすぐにそういう結論には至らずに暢気に首を傾げ。
常識難しいなあ、誰が決めたんだろうかとおっとりと悩んでいた。
それにしてもいつまで触ってるんだろうか…と臀部を撫でる手に考えていた。
「と、とりあえず……あの、お友達、から……?」
予想外の展開過ぎて、ついていけてない感覚。気後れしつつも、可愛いしいい子だしせっかく仲良くなったので、お友達から始めましょう、と下がる少女相手に健全通り越して非常にまだるっこしかった。
■ルイン > 「サチちゃんって本当に面白いね。
機会があったら沢山見せてあげちゃうよ。
そこはね、破れないんだよ」
実態があるようでない翼、どういう訳か破れないとそっと教えて。
「そうだよ。昔の英雄って見初められたらついてこられてたって聞かない?」
親し気に笑ってくれる彼女に嬉しそうに笑い返し。
仲のいい人間、友達が増えてご満悦と言う笑顔のままで。
「そうじゃないと説明もつかないと思うんですよ。
でもルインちゃんはそんな視線も気にしないのです。
普通は男女なんですが……」
女同士でもある事なので通じると思っていたが通じず。
もしかして常識じゃなかったのかなと…この国で見た事がおかしいと首を傾げて。
このまま触れていれば本人の意思を無視して食べてしまう、お友達にそれはと我慢をどうにか出来て…。
「んー…うん、そうしましょうか」
一気に親密になりましょうとも言えない空気、それにお友達に嫌われるのも嫌なので頷き。
ただれた事の多い国で健全なのもたまにはいいかなと言う気まぐれ。
「でも…お友達からの気持ち、受け取ってくれる?」
広げていた両手を下ろしての言葉は純粋に彼女にという気持ち。
もし拒否されなければ頬ではなく、唇を奪いちょっとした天使の加護。
短い期間ではあるが少しの幸運を彼女に与えようと身を寄せて。
■サチ > 「そうですか? 終始至って真面目です。
わあぁ、それは楽しみな!
……え? 何故に?」
人間風情には理屈がさっぱり分からない、不可思議そうに目を瞬いて。
「英雄ですか…? はてー。あんまりお伽話の類を知らないもので……。
英雄なだけにモッテモテなんですねえ」
ほほう、と感心したように頷いて。英雄の話を引き合いにされて少々意外そうに。
「むー。そうかも知れませんね。さすがゴッド。
もうそんな視線は慣れっこなんですねえ」
男相手でもなかなか通じなかったかも知れないスカタン。
女の子相手だと余計に通じないという図式。誰相手なら通じるんだっていう。
ただ、今日できたお友達は大事にしたいのは本心で。
お友達という現状を受け入れて貰えて安堵した。
「ルインちゃんは確かに男から見ても女から見てもとっても魅力的なので、すごく光栄ですけどね」
勿論惹かれない訳ではない。もう少し知り合いたい、という奥手思考。
「え――?」
受け取る、なんだろかと思っていれば唇に柔らかく甘い感触……ふわ、といい香りがして、目を見開いたまま天使とキスをして。
それから遅れて何があったか認識すれば、カァァ…と頬を紅潮させた。
「びっくり……したぁ……」
触れ合った感触はどこかくすぐったくて気恥ずかしくなりながらも軽く口元を抑えて呟き。
「でも、なんだか……いいこと、ありそうな気がしますね」
加護を受けたと明確に感じた訳ではなかったが、何となくそんな気がする天使の口づけだった。
はにかんだように微笑んで。
■ルイン > 「真面目なのは判ってるよ。
そこが面白くて可愛いんだよ。
それはね……秘密」
そっと教えようとしたが秘密があった方がいいかなと気分を変え。
不思議そうにしている彼女にウィンクを一つ。
「もしかして……知らなかった?うぅ…それなら御免。
天使の中には英雄とかが好きなのもいるってことなんだ」
モテモテとは少しだけ違うんだよと苦笑を見せて。
「でも、可愛い天使が見たいからで信仰は駄目だから。
視線で参ってたら街では暮らせないよ」
もしかしてこれだけ可愛く美人なのにそう言う事に縁がなかった?
通じない理由はもしかしてと…大真面目に彼女を見て。
本当は身も心も欲しかったが大事なお友達のお願いなら聞いてあげたいと。
「そう言ってもらえると嬉しいですね。それなら次は全部くれてもいいんですよ?」
これはちょっとした冗談、お友達だからもっと仲良くなってという気持ちは自分にもあり。
きっと何をするか判っていない彼女の唇に触れるだけの甘く優しいキス。
不思議ないい香りと共に離れ、頬を紅潮させた姿に可愛いと呟き。
「天使の加護、軽いのだけどね?」
口元を抑える姿を微笑ましく見つめて何をしたのかを説明して。
「軽いキスだったから…落とし物をしない程度の加護になっちゃうと思う。」
はにかんだように微笑み彼女にそんなのでごめんねと笑みと共に告げ。
そう言えばと出会うきっかえになった1ゴルド、まだ持ったままだったそれを彼女に手渡し。
「お友達も出来て楽しかったし…私はそろそろ行くね。
もう落としたりこけちゃ駄目だよ。
またね、サチちゃん」
非常にご機嫌な声でそう告げると、またねと囁き肩に軽く触れて横を歩き。
彼女が走ってきた道をゆっくりと歩いて行って…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からルインさんが去りました。
■サチ > 「天使の加護……すごい!
ルインちゃんの加護だって思うと嬉しいです。
お休みなさい、有難うございましたー!
ルインちゃん、またー」
去っていく天使の少女を見送って余韻が残る唇に触れると、渡してもらった1ゴルドを握りしめて小さく笑い。
今日は素敵なお友達が出来た、とほくほく嬉しそうな顔をしてそれからもうかなり時間が経っていたと、遅れて気づき「いけないいけない」と慌てて家路を走った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からサチさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にランバルディアさんが現れました。
■ランバルディア > ギルド内、テーブルの一角を借りて閉め出されるまでのひとり酒。
先月、はやりの菓子をはやりだからと渡してきた受付娘どもに三倍返しという義理も果たした。
買い込んだ菓子はつまめる程度には余ってしまい。
酒のあてとしては些か甘すぎるものの、頬張りながら。
目も覚めるような美女とは言わないにしても、
からかいたくなるような可愛い娘でも姿を見せないものかとぼんやり。
■ランバルディア > ――ふらりと、そのうち姿を消した。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からランバルディアさんが去りました。