2020/03/06 のログ
■イディオ > さて―――と。
(今回の目的は、冒険者道具の補充に修復だ。という事で、目的の物品を探すことにする、先ずは、バックパック、そろそろ使いすぎてほころびも多くなってきている、修理もいいが、やはり新品を探すべきだろう、理由としては修復では全体的な強度が下がったままになる、魔法のアイテムならともかくそうではないものだから、新しくした方がいざというときに壊れなくていい。
地面に転がっているバックパックを二つ三つ拾い上げて、開けて中の状態を確認したり、持ったときの感触、背負うときの感触、ポケットなどの作り込みをチェックして一つ選ぶ。
それから、と視線を動かし、手を伸ばすのはロープ、状況によっては切ったりもするので新しいものが良い、これも古いと切れてしまったりするからである。今使って居るのは解れが目立ってきているので、新しいのにしないとな、と。)
他には――――。
(ロープをカバンに入れて、他に必要な物が有っただろうか、と、棚の方に視線を向ければ、幾つかの箱が見える、近づいて箱に書いてある文字を読んで、あぁ、と頷いた。
保存食、普段は食べないが冒険中には必要な物である、スープを固めた物や、干しブドウを始めとした乾燥させたフルーツ、更に干し肉など。
これは必須の物だと、男は其れもバックパックに入れるのだ。
剣やナイフの切れ味を戻すための砥石も、バックパックに入れて、他に有っただろうか、と店の中を歩く。)
■イディオ > ここの品揃えは、品質は良いのに、なんでこうなんだろうなぁ。
(ハイライトの無い瞳は、品物を探しながら、つぶやいて見せる、はぁ、とため息を吐き出すと、思った以上に似合う状態なのだろうか、男は軽く肩を竦め、足の踏み場の無い床をそろりそろりと、物を踏まないように細心の注意を持って歩き、進む。
視線を持ち上げたときに、あ、と男は視界に入ったものを見て呟く。)
マント、か………。
(防寒装備でも一般的なマント、そういえば持っていなかったな、と雨具としても使えるそれ。テントや毛布があるから、と思っていたが歩いている時の防寒を考えていなかったな、と。
自分の服―――古代の服にはもともと防寒の力はあるが、防寒具は多いに越したことはないな、と。それに、見た目的にもあった方が溶け込めるのだろう。それが、良いか、と思うのだ。
そうなると……男はどれが良いのだろうとマントを眺める事にする。
沢山か買って足り転がっていたりするマント、どれにしようか、と、男は選ぶことにする。)
■イディオ > ――――でざいん。
(珍しく、と言えばいいのだろう、ハイライトの無い冒険者の瞳、現在はとても表情と瞳が一致している。この店にあるマントは、どれもこれも奇抜な模様で、男の琴線に触れないというか、ハデハデしすぎて、買う気が起きないのだ。
えー、これを身に付けるの?と思わざるを得ないのだ、もっとシンプルなものが良いと思う、濃紺とか、黒とか、茶色とか。
凄く、サイケデリックなマントが、自己主張激しくて。)
やばい、むり、だめだ……。
(きっと、冒険者用の魔法とか……掛かっているのだろうかこれ、魔法に関しては明るくないので。ううむ、と悩むだけ悩んでみる。かかっていたとしても、このサイケデリックぶりは無理だ。
視線を、吸い寄せられそうなサイケデリックマントから、無理やり視線を引きはがす。あんなの着てたらきっと、襲われる。魔物に。
そんな危険なセンサーにビンビン来る、怪我をする。)
怪我、あ。ポーション。
(冒険者用のポーション、そういえば、この間幾つか使っただろうか、新しいものを買っておくか、と、転がっている瓶を持ち上げる。
毒消しの瓶に、麻痺毒治しのポーションが転がっている。
ヒールポーションが欲しいのだけれども、転がってはなさそうである。)
■イディオ > ポーション、ポーション……と。
(見つからない、いや、ポーション自体はあるのだけれども、回復のポーションは見つからない、えぇぇえ。と思うのだ、見つからないから仕方がない。
諦めるしかない、此処のポーションは扱いは雑だが効果は良いので、愛用したいのだが、見つからない。
なんでこう、整理整頓できてないんだろうと男は大きくため息を吐き出した。)
仕方が、無いか。
店主、これをくれ。
(死にそうな感じで寝ている店主に、買う物を保存食とバックパックと砥石とロープを取り出して置く。そして、代金の金貨を。
店主が確認したと思ったら、しっしっと、追い払うような手の動き。
帰れ、という合図なのだ、これでなんで本当に御用達なんだろうか。
別の店にも行ってみるか、男は、新しい装備を手にし、去って行った。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイディオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 空はすっかり暗くなって、空き家の中はランタンの明かりが照らすばかり。
そんな中で冒険者は、満載の木箱をその部屋の一角へと置いた。
「よっ…せっと…(…これで運び込みは終わり)」
なにをしているかといえば当然依頼。
たしかクマとかラジとかなんだか…とにかく学院とかいうとこの先生からで
平民地区に丁度いい空き家があって、そこを買い取って資料置き場兼倉庫にしたとか。
それで荷物運びの依頼が回ってきたというわけだ。
それなりに実入りがいいので勇んでうけたが…
何故かこの依頼、単独依頼であった。
一人あたりを割高にしてでも複数人数分依頼料を払いたくないという…
先生というやつも存外ケチだ。
「…あー…すっかり真っ暗だ…」
結構な荷物を運び終えはしたものの、まだ家に運び込んだだけだ。
マークの付いたものは二階へはこべとのお達し。
うまい仕事には裏があるとはこのことか。
■ブレイド > そんな話にまんまと乗っかった自分を恨みつつ木箱を担ぎ上げる。
腕と足、あと背中に魔力を巡らせてイメージ
強力な力のイメージ。単純な筋力付与の術であるが
荷物整理なんぞに使うとは思わなかった。
思わなかったが、こんなところで一人で夜中にヒーヒー言いながら重い荷物なんて運びたくない。
できる限りさっさとおわらせよう。
「っせ…」
二階がどんな有様かは確認はしていない。
そもそもさっきまで学院からここまで何往復もして荷物を家へと運び込んでいたところ。
家の状態までは知ったことではない。
倉庫に丁度いい空き家ってくらいなもんだ。床が抜けたりはしないだろう。
ネズミや蜘蛛の巣と言ったものの覚悟は必要かもしれないが…。
■ブレイド > 「ランタン先に持って上がっときゃよかったな…」
荷物で両手がふさがっていたため、ランタンは一階でお留守番。
二階は鎧戸もしまっているのか、月明かりすらはいらない。
いわゆる真っ暗。埃の匂いがこもっている。
ネズミや虫の足音はしないが…なにかがまとわりつくような感覚。
やはり蜘蛛の巣か?
「くっそめんどくせぇ…」
重たい木箱。マークの付いたそれをどかっとおくと、暗闇にも関わらず
埃が白く舞い上がるのがわかる。
「ぐえっ…げほっ!」
やはり長い間空き家だったらしいこの家、さっさと二階も換気すべきだろう。
夜だがしったことか。
そのまま手探りで窓を探し始める。
■ブレイド > 暗闇の中をウロウロとした結果
とりあえずは足元にはなにも置いてなかったことはわかった。
何かに躓くということはなかったから。
手を前に突き出し幽鬼のようにあるきまわって鎧戸を探し当てれば
夜だと言うのに勢い任せに開けてしまう。
路地に大きな音が響きが気にしない。
月明かりとぼんやりとした街頭の明かりが差し込めば、ようやく視界も確保できて。
「よし…次の荷物…の前にランタンか…」
下は街の明かりに任せてしまえばいいだろう。
路地裏ということで頼りなくはあるが。