2020/01/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
ピング > 昼も過ぎ、賑わいを見せる大通りから一本外れた場所にある古びた雑貨屋。
本日、本が特価”という貼り紙が入り口にあった。

店内では相変わらず雑多な様子ではあるものの、奥まった部分にある棚に”お勧め”と言う看板が飾られており。
急ぎ本だけを固めたのだろうその棚は、内容は専門書から娯楽物まで順不同で並べられており。
けれども開いてみれば判るが、その本の3冊に1冊は官能本だった。
性質の悪いことに表紙と内容を入れ替えている物もあり、さながら本を探す客を陥れるトラップ。

今日は何度か、恥ずかしそうに本を閉じる客や、逆に周囲を気にしながらも読み耽る客を見て楽しんでいたものだった。

「さぁー、いらはいいらはい。今日は本がお勧めだよー」

客なんて殆ど居ない店内に向け、それでも一応店主らしくカウンターから声出しをするのだった。