2020/01/03 のログ
テルミドール > 騒ぐ冒険者グループとの会話に加わるでもなく
カウンターの隅で酒を唇に運んで、喉に流し込む。
話を振られれば、笑って言葉を返す。

「――昔は冒険者でね。」

なんて冗談めいた言葉を交わしたのは誰だったか。誰でもいい。
ただ、ささやかな喧騒に紛れるように酒を飲んでいる。
黒い―――赤い瞳が一人の女性を狙っているのは
その場の誰にも気付かれることは無くて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からテルミドールさんが去りました。