2019/11/29 のログ
キルシュナ > 「適当な礼やったらそういう対応やったかも知れへんけど、あんたみたいな普段はちゃらんぽらんな雰囲気の中年男に、あない真面目な感じで言われるとどーしてもな」

これもまたギャップ萌えみたいな物なのだろう、とシリアスな思索顔が豊乳の下で腕を組んだまま幾度かウンウンと頷いた。

「なるほど……本当の名前は到底口に出来へんほど恥ずかしい名前なんやね……あんたも結構苦労してきたんやねぇ……」

彼の事情をなんとなく察しつつ、それでも軽口でからかってしまうのが悪戯猫のパーソナリティ。パンツのポケットから取り出したハンカチで閉ざした双眸の目端を押さえる小芝居がまたウザかろう。

そうした下らぬやり取りを交えた食事を終えて宿部屋に入り込めば、黒猫はそこがまるで自宅のプライベート空間であるかの如き自然体でジャケット脱ぎ、ジョッパーズパンツの腰元を締め付ける太ベルトを緩め、編み上げ紐を解いたブーツを踏み脱いで寝台に上がり込む。

「―――ニャ? あぁ、そんなん必要無いやろ。セインやったらウチの生臭にも興奮しそやし。なんならブーツでむれむれの足の臭い、嗅いでみるぅ?❤」

ひょいと持ち上げた脚線の先を煽るかのようにわきわきさせてニヤ付く猫は、続けてずばっとセーターを捲くりあげた。クリーム色の毛糸地の下から露出した褐色肌が、黒色ブラに梱包された肉果実をぷるんっと元気よく弾ませる。同様の惜しげの無さでさっさと脱ぎ捨てTバックの尻肉を露出させたパンツも共に寝台脇の長櫃上に放り投げれば、インスタントな下着姿の出来上がり。

そんな風にしてさらけ出された半裸の肢体は、着衣越しにも伺えた通りの見事な物。
一線を退いたといえど日々のトレーニングは欠かしていないのだろう体躯は野生の獣めいてしなやかに引き締まり、それでいて乳房や尻肉、太腿などには男好きのする柔肉をたっぷり纏ってむっちりとしたいやらしい曲線を作り出す。
割れ目だけをかろうじて覆うショーツの端からはみ出す恥毛も、日常的に淫行に耽る者に特有の几帳面さで丁寧に整えられていて、だらしの無さなど欠片も感じられない。
一晩で何枚もの金貨を稼ぐ高級娼婦に引けを取らぬ価値ある肢体を、しかしてなんとも無造作に見せつける四つん這いが「うひぃ、寒、寒っ」なんて声音を漏らしつつ寝台上を北上して毛布を捲り、その中に褐色の半裸を潜り込ませた。
そしてそこから覗かせた金眼で悪びれも無く男の脱衣を視姦して

「にゃは、思った通りのデカちんぽ❤ やだ……そないなモンで貫かれたら、ウチ、壊れてまう……❤」

涎でも垂らしそうな顔で感嘆した直後、わざとらしく作ったしなが生娘の如き戯言を垂れ流した。

セイン=ディバン > 「と、いうようなことを口にしてる辺り。
 キルシュナさんも地はマジメと見たね」

もしも適当な人間性の人物なら。
男の感謝の言葉にも、適当に返すはずなので。
男はそこを指摘する。

「そんなんじゃね~っつー。
 ……つっても。マジで本名は思い出せないんだよな。
 もう長いから……なんか、たしか。
 名前なんだかファミリーネームなんだか。どっちがどっちか、みたいな名前だったはず……」

自分の本当の名前を思い出せぬまま、う~ん? と首をかしげる男。
二十年以上偽名を使っていたので、本気で忘れているらしい。

部屋に移動し、男が脱衣しながら問えば。
相手は相手で早くもベッドの上に移動していた。

「オレをどんな目で見てるんですかねぇ……。
 ま、とはいっても。汗や淫臭の匂いも嫌いではないけどさぁ」

からかいつつ服を脱ぐ相手を、困ったような笑顔で見つめる男であったが。
相手が下着姿になるのを見れば、股間の肉槍が、ぴくん、と跳ね。
その肉体のすばらしさに、目を奪われることになるのだが。
そこで男は、相手の呟きを聞き、空間から石を取り出すと、地面にたたきつけ、ぱりん、と割ってみせる。
瞬間、部屋はあたたかな空気に包まれ。

「寒かったな、ゴメンゴメン。これ、結界石。
 って、アンタには必要ない説明だったか。
 ……何言ってんだか。むしろ、並みの男だったら飲み干して搾り取るタイプだろうに」

結界石。冒険者ならなじみのアイテムで、人払いの魔術と、自然治癒力強化の魔術を一定の範囲に発動する石だ。
主に、冒険中のベースキャンプの作成に使われるが。
使いようによってはこういう寒い日のセックスの時にも便利なアイテムである。
男は、相手のわざとらしい言葉に微笑みつつ、自身もベッドに上がり。
毛布越しに、相手の胸を両手で鷲づかみにする。
やわらかすぎるほどにやわらかい肉を味わいつつ。

「……そんじゃあ、このまま。
 正常位でさせてもらおうかなぁ」

と、相手にささやきつつ、優しく唇を奪う男。
耳元で『攻守交替したら、好きなポーズで犯させてやるからさ』などとささやきつつ。
相手の胸を、ぐにんぐにんと掴み、揉み、揺らし。
その間に、男の股間の先端からは、だらだらと先走りがあふれ始める。

キルシュナ > 「―――なっ!? 何言うとるん、あんたはまだウチの遊び人っぷりを知らへんからそんな風に思うだけやでっ! ウチ程てきとーな人間もそうおらへんでっ!!」

真面目呼ばわりに何故かムキになって言い返すキルシュナだったが、その途中で「あれ? 真面目って普通に褒め言葉ちゃうん?」と遅ればせながら気付いて反論を引っ込めた。
そして己の本名に対して真剣に悩み始めた中年男には、「まぁ、そういう事もあるよね」みたいな曖昧な笑みを向ける。かくいうキルシュナとて、暗殺者時代には番号で呼ばれ、外では使い捨ての偽名を取っ替え引っ替えしてきたので、名無し状態なのは似たような物なのだ。

「どんな目ぇて………へんたい?」

切れ長の猫目の中で金の双玉を斜め上に泳がせて考え込んだ猫娘は、こくんと小首を傾げつつ思い至った言葉を返す。そしてそんな答えが存外間違いでは無いのだと示すような彼の言葉に「にひっ、やっぱり変態やん❤」と勝ち誇った様な笑みを向けた。

「にゃるほどにゃるほど、変態紳士のセインさんは、毛布の中での秘め事やのうて、明かりの中での剥き出しまんこを見ながらのセックスに浸りたいいう事なんやね。はぁ……もう少しデリカシいうモンを覚えてほしなぁ」

それほど高価な物では無いが、曲がりなりにもマジックアイテム。しかも使い捨て。そんな物を惜しげもなく使って部屋を暖めた男に対し、猫娘が返すのは当然素直な礼の言葉などではないのだった。
そうして不要となった毛布の防寒をはだけ、改めて下着姿の半裸を晒そうとした所で

「―――ぁふっ。ん、ふ、ぅ…っ❤」

久しく味わっていなかった無骨な男手による少し痛いくらいの乳揉みに、思わず漏れる雌媚の喘ぎ声。
ギシ…とベッドをキシませつつ重なる裸身の硬い重さに、こちらからも滑らかな脚線を絡めた猫娘は、金の双眸を細めてベージュの唇を薄く開き、男からの口付けを受け入れる。
肉便器プレイの最中の貪る様な、汚すことを目的としたような口付けとは異なる、ともすれば同性との行為の最中の様な優しいキス。それでもその顎先は無精髭にてチクチクと猫娘の柔肌を刺激して、鼻孔を擽る臭いもまた、同性の甘酸っぱさとはまるで異なる雄の臭い。

「ふふっ、セインて案外ロマンチストなんかな。正常位が好きやなんて可愛らしやん?❤ ん、ふ……ちゅ…、あ……んんぅ、ふ、ぁ…っ❤」

ホルタネックの肩紐を撓ませ、三角形の黒布を歪ませる乳揉みが、どこまでも沈み込むようでいながらも小生意気な弾力で押し返しもする柔肉を拉げさせる。徐々に熱を帯びていく肉鞠が張りをまし、ぷくっと乳輪を従えて尖る先端をしこり育てていく。

セイン=ディバン > 「いや~、どうだかな~?
 案外、良家の出身のお嬢様で。
 マナーや学問を修めてたり?」

相手のムキになる様子が面白いのか。
今度は男がからかい始める。
とはいえ、相手がかなりの遊び人であるということは男も噂には聞いているのだが。

「……へ、変態って。
 ただの女好きを捕まえて、ずいぶんな言い様だ……」

いきなりの変態呼ばわりに、さすがにショックの男。
しかして、実際のところ否定もできないのでなかなか困りものではある。

「あー、寒いだろうから気ぃ使ったのに。
 そういうこと言われちゃうと……。
 本当に変態みたいに襲っちゃうぞ~?」

どこまでもからかい続ける相手に、男はやや憮然とした表情になるものの。
すぐさま、笑顔で相手に襲い掛かり、わざとらしくそう告げる。

「ん~……色っぽい女を抱くってのは。
 やっぱり何度経験してもいいもんだぁ」

相手の胸の柔らかさ。また、唇の張りを味わいつつ言う男。
すでに男自身はかなり興奮しており。
相手が肩紐を外すのを見れば、下着を奪い取るようにしていき。

「ん~? そりゃあ、こんな素敵な女性を抱くんだ。
 じっくり見ながら犯したいじゃん?」

相手の吐息や、胸の先端の硬さを目にしながら。
男は、自身の猛りを右手で扱きつつ、相手の女陰へとあてがい……。

「そいじゃあ……いただきます、だ」

ぐっ、と。一息で一気に奥まで侵入を果たす。
熱い肉の海を掻き分け、みっちりと相手の中を満たせば。
男は、いきなり激しく腰を振り、部屋中に、ぱんぱんと肉の当たる音を響かせていき。

「くお、おぉぉっ……こりゃあ、極上のマンコだぜ……!」

キルシュナ > 「きゃぁん❤ 変態中年に孕まされてまうぅ~❤」

褐色の半裸を、暴漢に襲われる乙女の如くきゅっと強張らせてみせるも、どんな相手だろうと基本的にはウェルカムスタイルの変わらぬ変態猫は、あっさりとおぼこい演技を放り投げてその身を開く。
ホルターネックのブラジャーは、項と乳間の2箇所を縛って柔肉を包むデザインで、防御力など皆無な蝶結びはしゅるるる…なんて淡い音と共にあっさりと肉鞠の全容をさらけ出してしまった。
豊満な褐色の肉丘の先端、その半球を収縮したようなベージュの小丘が先端のしこりもコリコリと膨らませるパフィーニップルの淫乳。仰向けの重力に拉げていても半球の丸みをしっかりと残している辺りが、淫乱猫の爆乳の弾力性を示していよう。

「んふ、めしあがれ❤」

そんな乳房への攻めを中断した男の手指が下肢へと流れ、褐色の下腹に先走りの粘液を塗りつけていた剛直の矛先を更に下へと向けるのならば、猫娘もまたしなやかな脚線の幅を広げ、とうにじゅくじゅくと淫蜜を染み出させる程になっていた黒色のTバックショーツの股布を自らの手指で片側にずらして雌華をさらけ出した。
雌の恥臭が仄かに香る中、避妊の手立てなど何一つとして施されていない生の巨根が膣粘膜に密着し、先走りと愛液をぐちゅりと卑猥に混ぜ合わせる。
そして、普通の娘であれば丹念な拡張調教の後にようやく咥え込む事が出来るだろう剛直を酷くスムーズに受け入れたキルシュナの雌孔が

「んにぁぁああぁああんんぅ……っ❤」

子猫めいて甘えた声音を響かせた。
膣奥に湛えられていた多量の蜜が巨根の体積に押されてぐぷぷっと溢れ出す。プリプリの小突起が幾重にも連なる肉洞は、灼熱の体温とにゅるんにゅるんの滑りで中年男を包み込む。
今でも苛烈な冒険に難なく付いて来れるだろう緩みの無い肢体の締め付けは生娘めいて強烈で、それでいて子宮口も含めてちうちうと甘く吸い付く様な蕩け具合は経験豊かな淫乱妻の様な淫蕩さを見せつける。

「んにゃっ、にゃっ、んぁっ、にゃっ、にゃぁあんっ❤ セイン、あっ、激しっ、んっ、んっ、んんぅっ❤ い、いくら、ウチ、でもっ、あっ、こ、こない、されたら、あっ、んっ、ンぅッ❤ はぁっ、あっ、さ、さすがに、エロ、かいわ、する、よゆ…ぅうッ❤ あ、あれへんっ、よぉ…っ❤」

互いの腰を打ち付け合うハードピストンの奏でる水音が、肉棒全体をねっとりとコーティングする透明蜜を瞬く間に泡立て白濁させる。空気を含んで一層の臭気を立ち上らせる愛液が、雌の発情臭で中年男の興奮を煽る。
無毛の腋下を見せつける様に持ち上げた双腕が枕元のシーツをキュッと摘んでシワを作り、揺さぶられる裸身が豊乳をダイナミックに揺れ弾ませてベージュの航跡を中空に残す。
あられもない喘ぎを口端から一筋の唾液を伝わせる唇から漏らしながらも、細めた金眼は薄笑みを浮かべているかの風情で男を見上げる。
普通の娘であれば巨根の与える暴力的なまでの肉悦に悶え鳴く事しか出来なくなっているだろう攻めに晒されながらも、己の膣肉が与える喜悦に心地よさげに表情を歪ませる男の様子を観察するだけの余裕を残しているのだ。
それでも昂りを募らせる身体は最初の法悦へと猫娘をいざなって行き

「あはっ、あっ、はぁあんぅっ❤ そ、そろそろっ、あっ、んんぅッ❤ ウチ、そろそろ一回、め、……あっ、イクッ❤ イッ、く……ッ❤ んンぅう……ッ❤❤」

細めていた金眼の一つをキュッとつむり、大口に悦楽の笑みを浮かべながらも細眉は切なげに歪めるイキ顔で最初の絶頂を貪り食らう。
それまでにも増して締め付けを増した膣肉が、不随意の痙攣がもたらすむちゃくちゃな蠕動で巨根のあちこちを圧迫する。

セイン=ディバン > 「がお~、食べちゃうぞー」

相手の白々しい言葉ににやけつつ、男が相手の裸身をさらけ出させ。
そのまま、一瞬。その体に視線を奪われるが。
今からこの体を貪れる、と考え。男は、すぐさま行為に移る。
指を咥えて見ているだけではもったいない、と思ったのだろう。

相手に誘われるまま、その胎内へと入っていく感覚。
湿り、蕩けている肉穴を、ぐぐぐっ、とこじ開ける感触。
それだけで達してしまいそうな極上の快楽に、男は負けじと息を吐き耐えるが。

「く、ぅっ、はぁぁぁぁ……!」

思わず、声が漏れる。今まで数多くの相手を抱いてきた男だが。
なるほど、キツく絞めるところはキツく。それでいて全体はやさしく甘い締め付け。
これは名器だなぁ、という思考の余裕は男の脳内だけで。
肉体は、激しく相手を揺さぶってしまい。

「く、は、ぁ、ああ、はっ……!
 こりゃ、たまんねぇ~……!
 くおお、おっ、オレも、もう……!」

耳に飛び込む甘い声が男を高ぶらせ。射精欲を引き上げていく。
目の前で揺れる爆乳。シーツを掴む仕草。
そして、絶頂しそうという宣言。
それらすべてが男を刺激し……なんと、男はあっけなく精を中に放ってしまう。

「~~~~~~~~ッッッ……!
 ……は、ぁ、あっ。いや……キルシュナ、良すぎ……」

溜め込んでいたのもあるが。ここまで早い射精は久しぶりだなぁ。
そう思いつつ、男は肉槍を引き抜くと、すぐさま肉体を変化させ、ベッドへと四つんばいになり、相手に尻を向ける。
普段の女モードの姿とは違う。やや幼い姿でありながら、胸と尻は成熟した熟女かと思うようなボリュームのまま。
思いっきり下品に足を広げ、濡れた花びらを相手に見せつけ。

「……今度は、そっちの番だよぉ?」

くすり、と笑う姿は、どこか小悪魔的か。
男、改め少女は、尻をふりふり、相手を誘ってみせる。

キルシュナ > 「にゃっは❤ セインオジサンってばぁ…、あ、んんぅ…っ、そーろぉー☆ ん、っひ❤ はひっ、ぃい…ッ❤」

ブシッ、プシャッと少量のハメ潮で彼の下腹を濡らしつつ、見上げる金眼は彼を煽るかの様な小生意気なセリフを紡ぐ。それが中年男の嗜虐を刺激し、更に激しい巨根の律動を産むと知っているのだ。

「あっ、あっ、ふにぁッ、にぁああぁあぁあああ―――……ッッ!❤❤❤」

こちらの絶頂に一拍遅れての中出し射精。
繰り返しのピストンに緩んだ子宮口へと浴びせかけられる白濁の熱がもたらす雌の多幸が、続けざまの中イキでキルシュナの総身を震わせた。ビクッ、ビククッ、ビクンッ、ビククッ。内腿を、下腹を、自分の意思ではどうにもならぬ痙攣でうち震わせる褐色肌。そこに浮かんだ珠汗が、濃厚な淫臭に柑橘の香りを混ぜ込んでいく。
引き抜かれる巨根にバキュームフェラめいた吸引で絡みつく膣肉がぢゅぽんっと小気味良い恥音を響かせて、剛直の体積の消えた肉孔がでろろぉっと白濁の液塊を垂れ零す。
そんな余韻を愉しむ間もなく、中年男が肉体変化のスキルを使うなら

「――――むぉっ!? セ、セイン、なん……??」

眼前での変化だったとはいえ、絶頂直後の思考力の緩んだ状態。
何よりも先程までの中年男とは似ても似つかぬ、愛らしくも淫猥なその姿。
ぱっくりと広げられた細足の付け根がみせる花弁のぬめりが香らせるのも、恐らくはキルシュナのそれと同じ雌の発情臭なのだろう。

「ほあぁ……セインのオジサンとはあれこれエロい遊びが出来そやなぁと思っとったけど、こない遊びも出来るんやったらますます夢が広がるなぁ。どれどれ……したら早速味見させてもらわんとな❤」

未成熟な小躯に見合わぬ豊満な尻肉の揺誘に、メスイキの影響で若干気だるさの残る長駆を起き上がらせた猫娘は、無詠唱にて淫紋を発動させる。
途端、褐色の下腹に灯る赤紫の輝きが、ヒクつくクリトリスを見る間に肥大化させ、変形し、変色させて、ドス黒く淫水焼けした肉凶器を形作る。
先走りの雫を膨らませる鈴口、今にも弾けそうなくらいに薄皮を張り詰めさせた亀頭、カリ首の段差はキルシュナの小指の幅程もあり、亀頭の付け根で蟠る包皮の連なり、裏筋から続く肉の太畝、逞しい肉束の連なりの中に這い回ってビクッ、ビクッと戦慄く野太い血管。
どれもこれもが眼前の小悪魔を相手にするはオーバーキルの凶猛さを見せつつも、むっちりとした尻肉と濡れ光る雌華には相応しくも見えるかも知れない。

見るからに淫乱と思しきロリ巨乳の小悪魔相手に、前戯などは必要あるまい。褐色の繊手がその細腰をがっちり捕まえ、もう一方の手で強引に引き下げた肉柱の先を蜜濡れた狭孔に押し付けて――――ごぢゅんっ!❤
「裂けてもたらごめんな?❤」みたいな気軽さで根本まで突きこんだ剛直は、そのまま一切の遠慮のないピストン運動で、先の己が味わった様な肉悦で少女を揺さぶる。
――――そうして始まった少女と淫乱猫の爛れた時間は、夕食時まで互いの嬌声を響かせて、下の酒場で夕食を終えた後には再び夜半まで奏で続けられる事になるのだった。

ご案内:「平民地区 大通りの露店市場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「平民地区 大通りの露店市場」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール/路地」にアノンさんが現れました。
アノン > フフ~ン~フフフ~ン~

調子外れの鼻歌を歌が聞えてくるのは平民地区大通りより1歩だけ奥まった路地にある簡易テントの中。

簡易テントと言っても侮ることなかれ、野外用のテントと違い小さな木製のテーブルと対面式に二つの椅子を設置しても大丈夫、更にはその中で練香を焚いても温度調節に魔法で空気を温めても何ら問題のない丈夫なテントなのだ。


――…そして、鼻歌が終わる頃にはテーブルと椅子と空調の準備は完了し小さな占いの館は完成。
最後に出入り口のところの看板を「close」から「OPEN」にひっくり返して開店である。

「フム、今夜はどうしようか?香りを嗅ぎ続けると猫の耳と尻尾が生えてくる逸品か、それとも外の寒さに対抗して暑さを感じる発熱の香にするか、悩むな……どっちが面白いか。」

外の寒い空気が中に入り込む前に顔をテントの中に引っ込めると、今夜焚く練香の効果と香りを選ぶために木箱をどこからともなく取り出して占いに使う木製のテーブルで蓋をあけて中を覗き込む。

言葉にしたのは冗談ではあるが、それっぽい練香は幾らか在庫はあるし自分だけ影響が出ないようにも出来る。
だが行き成り高価なそれを焚いても無駄になったら面白くないと、さてどうするべきかほわりと柔らかな笑みを浮べている。

大通りからは一歩はなれた寂しい路地。
通りかかった人間ですら訝しげに眺めそうな佇まいのテント。
退屈を紛らわせる一夜となるか、どうかるか……。
それを考えるだけでも退屈を紛らわせることは出来そうだ。

アノン > ――…ただ同然で借りているから仕方ないよね?

無情にも練香を選んでいるだけでも時間は刻々と過ぎてゆく。
今夜テントに広げる香りは甘い香りか刺激的なエキゾチックな香りか選ぶには選ぶがテントに近づく気配が全くなし、猫の子一匹も通らない、この際だから不幸の象徴の黒猫でも構わない。

しかし、来ないのである。
何故って誰にも宣伝をしていないから、何処にも張り紙をしていないから、その状況で路地の奥にこじんまりとひっそりとテントを張っても誰も来るわけがない。

――…わかっていたさ。
判っていたけども大通りに面した場所は有料になるし、財布に大ダメージを負って食費を削りとり続けるのはごめん願いたい。

いつ客が訪れてもいいように表情には笑顔が赤く縁染められたローブのふードから少しだけしか顔立ちは見せないが、笑顔、笑顔を浮べて心では結構凹んでいた。

しかし店じまいには少し早い。
時計などと言うぜいたく品はないので体内時計と相談し、もう少しだけ誰か客人が来ないか待つ心算で、足元の木箱からお客に出す予定だった果実を沈めた水晶の水差しを取り出すと、小指で引っ掛けるようについでに取り出していたグラスをテーブルにおいて水を注ぎ、一先ず乾燥して乾いている喉を潤して一息つこうと。