2019/11/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 日に日に寒さが増していく中、風邪をひかないようにと飲んだ温かいお茶のせいか、店番をしながら、ついうとうとしてしまう。カウンターに頬杖をつきながら、かくん、と頭が下がるたびに、立ち上がって軽く身体を動かしてみたりするけれど、うっすらと続く眠気はなかなか晴れなかった。
寝不足というわけではないから、なにかがあれば目も覚めるのかもしれない。しかし薄暗い店内に今はお客さんの姿もなく、このあたりは賑やかな通りでもないから、午後のこの時間は静かなもので。
「ふぁ…」
欠伸を噛み殺し、軽く頭を振って、背筋を伸ばす。手元には読みかけの本があるけれど、細かい文字を読むと本当に眠ってしまいそうだったから、読書で時間を潰すのも我慢する。
いっそ、すこしの間だけ近くを散歩しようかと思うものの踏ん切りがつかず。
■ミンティ > そんな状態で数十分くらいは粘っていたけれど、頬杖をつく手に凭れるように、ずるずると頭が下がっていく。しばらくあとにやってきたお客さんが馴染みの顔だったから、平謝りするだけで済んだのは幸いだったかもしれない…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/公園」にレミィさんが現れました。
■レミィ > 雇いのお針子を帰して閉店作業の後、そう遠くはない自宅までの途上にある公園に立ち寄る。
通りからはなるべく奥に入る方向へ公園横切って、そこへあるベンチに腰をかける。
「──ふぅ、今日も一日お疲れ様。なァんてね……」
ハンドバッグの留め具を開けば中からシガレットケースと燐寸の小箱を取り出す。
紙筒を1本取り出せば、咥えて小指を立てた手で燐寸を擦り火をつける。
紫煙を燻らせながら、煙の舞い上がる夜空へ視線を投じること暫し。
■レミィ > 幾つか進行している洋服の仕立てについて思いが廻る。
「冬中祝祭のパーティードレス、かぁ」
ありきたりの配色でも嫌だし、かといって奇抜なものも作りたくはないし。
そんな胸中のイメージを浮かばせながら夜空を見上げる。
「星も、見えないようだけれど──」
無人の公園とはいえ、独り言する声も小さい。
名残惜しむように煙草をスタンド灰皿に揉み消したときにふとアイデアが浮かぶ。
「うん、ひとつはそれでいきましょう」
ミッドナイトブルーのベルベッドに淡い紫のチュールレースを併せて、風のない夜空に紫煙が舞うようなデザインを思いつけば足早に公園を去る。
早く形にしなければ、忘れてしまう故。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/公園」からレミィさんが去りました。