2019/10/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 午前中は薄曇り程度だった空模様が急速に雲の厚みを増し、気付けばそれなりの量の雨を降らせるに至っていた。
近頃では薄着での外出も難しくなりつつあり、傘も持たずに目的地まで気合で走り抜けるというのも難しい。
そんな雨によって休日とは思えぬ程に往来の減った大通り、大きな傘を差した黒猫の足取りはしかし、尻尾もくねくねと機嫌良さげな物だった。
「にひひひひっ、いやぁ、ウチの脳細胞もまだまだええ仕事するなぁ。こない素敵な事考えつくやなんて、今後は雨の日が楽しみになりそうやわぁ❤」
澄ましていれば美人としてカテゴライズされるだろう顔にニマニマといやらしい笑みを浮かべつつ、縦割の瞳孔が特徴的な金眼を左右に向ける。
黒茶のジャケットに黒色の乗馬ズボンを合わせた黒髪黒尾の褐色肌は、しなやかな長身も相まって黒豹か何かを思わせる。
そして、細めた双眸で周辺の軒先に避難して雨宿りしている人々を探る様は、まさしく獲物を物色する肉食獣。
■キルシュナ > さて、この変態猫が本日はどの様な企みをたわわな胸中にて抱いているかと言えば―――
『この雨で立ち往生してしまっている可愛い子を傘に入れてあげて、その子に傘を持たせる代わりにキルシュナはあれこれと良からぬ悪戯をさせてもらう』
などという、正直何を言っているか分からないアイデアであった。
しかし、この変態猫の得意とする淫術にて相手の常識を一時的に改変してしまえば
『傘を持った自分の代わりに身体の各部をいじくってもらえるというのは、荷物で手がふさがっている時に他の人に扉を開けてもらうのと同様の親切な行為である』
なんておかしな考えを一般的常識として植え付ける事が出来てしまうのだ。
無論、可愛らしい娘の羞恥を好む変態猫なので、美人のお姉さんとの相合い傘や、大勢の視線に晒されながら恥部をいじくり回される事への羞恥心は残したままにするつもりである。
結果的にキルシュナに獲物として選ばれた哀れな娘は雨の中、傘だけを持った状態で公開痴漢(痴女)散歩を行う事となるわけだ。
■キルシュナ > そして1時間後……
「可愛らし子、おらへんかった……」
雨も止んですっかり普段どおりの往来を取り戻した大通りの外れ、しょんぼりと尻尾をしなびさせて帰路に付く猫娘の姿があったとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキルシュナさんが去りました。