2019/10/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテリスさんが現れました。
テリス > 「あー……。」

カウンターの隅っこの席で頬をテーブルにつけて変な声をあげる少年。
カウンター内の店主は苦笑を浮かべながらグラスを磨いている。

別に呑みに来たわけではない。
呑み歩くような歳でもないし、今日は仕事である。
本業が暇なのでいつもの酒場の手伝い。主に荷運びなど。
ひとまず今日の仕事はこの酒場に運び入れておしまい。
賃金とは別に飯でも食っていけ、と言われて相伴し終わった所である。
なんだか妙に疲れが出てこんな様子を晒しているわけだ。

「……嫁でももらえばどうだ坊主。」

と、からかうような店主の言葉に、んな相手いるかよ、とうつぶせたまま片手を振る。
まぁ、こんな事を長々するのも営業妨害だろう。
それがわかっているだけに、あんまり長居するつもりもなかった。
もうちょっとこうしてひんやりとしたテーブルの温度を楽しんだら出ようかな、と考えていた所であった。

…まぁ、それなりに目立つと言えば目立つかもしれない。

テリス > 「はー…んじゃ、帰るわ。ごっそさん。」

おっさん、またな。
そう言い残して少年は立ち上がる。

また荷物持って来いよ、との言葉を背中に受け、手を振りながら酒場を出ていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテリスさんが去りました。