2019/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルナルさんが現れました。
■ルナル > 「おっきいです」
なじみの雑貨のお店に、頼んでいた鍋をとりに来たのだが、今日は異様に店が狭かった。
すさまじく大きな人がああでもない、こうでもないと悩んでいる。
「何をお探しですか?」
ギルドで見かけたことがある大男だったので、声をかけてみる。
■イグナス > 「お?」
声に、視線を下ろす。ああ、見たことのある女だ。
掛けられた声に、んむ、と頷いて。
「あ、いや。生活雑貨をいくらかな。
服なんぞあればよかったが、……サイズが。」
専門にあつらえてくれる場所にいくしかなかろうか。
金はともかく時間がかかる、やれやれ、とウンざり気味に息を吐いて。
■ルナル > 「お兄さんの大きさじゃ、既製品では無理だと思いますけどね」
謎に鍋をかぶり、なべつむり狐になりながら、そんな感想を述べる。
「それで、どんなものが欲しかったんですか?」
皿やら箸やらなら、我慢すれば使えそうな気もする
■イグナス > 「だよ、なあ。いや、わかっちゃあいたンだが。」
皿やら箸やら。基本外食だからあんまり必要ない。
んん、と呻いて、悩んだ挙句。
「あー……コップ、マグカップとかあるか。
宿で珈琲でも飲むのに使いてンだが。」
逆に言えばそれくらいしか、思いつかなかったんだけど。
■ルナル > 「…… これ、使いますか?」
謎にかぶっていた鍋を差し出す。ルナルの頭がすっぽりと入るぐらいの大きさだがイグナスにはちょうどいいかもしれない。そんなことを考えて
「煮物に使おうと思っていたものですが、いかがですか?」
名案だとどや顔しながら差し出す。
■イグナス > 「……煮物用鍋に見えるが。」」
さすがにでかいのでは、ともいつつ。
でも結構サイズ感はいい、うわあ、って。うめいた。
「なあ、さすがにこれ、おい。鍋はちょっと無理じゃあないのか、…コレ。」
サイズ感は、悪くは、ないんだが!
色々とあきらめた方がよさそうだ。ごとん、と鍋を戻して。
どうもこの店のサイズじゃあ、厳しそうである。
■ルナル > 「防具にもなるのに~」
そうしてまたルナルは鍋をかぶりなおす。
なべつむり!と、なぜか誇らしげである。
前が見えているのか若干疑問になる格好で。
「マグカップで我慢したらいいのではないでしょうか」
そうして見せるは普通のカップ イグナスにはエスプレッソカップぐらいの比率である。
■イグナス > なんでこいつ鍋かぶってんだ、て不思議そうに首傾げる。
いやまあ、満足そうなら、それはそれでいーのだが。
「マグカップか、………まあ、使えん、こたあないか。」
まあ、仕方あるまい、なにもないよりはまだマシであろう。
カップを受け取って、買うかァ、と。
視線をルナルへと向ければ。
「で、それはそれとして、お前は何してるんだ、ここで。」
まさか店員?かぶった鍋に不思議そうに。
■ルナル > 「鍋を買いに来ただけですよ」
ギルドの食堂で働いているので、料理が趣味なのです、と言いながら鍋は被り続けたまま。どうやらこれを買いに来たらしい
今日は鍋ぱーちーなのでとうれしそうにしている
■イグナス > 「それをなぜかぶるか。」
突っ込みをびしりとひとつ。
ともあれ、お互い目的は達した様子、鍋パかあ、とぼんやりと云いつつ。
「腹ァ減った。俺も混ぜてくれ、それ。」
なんて、いきなりぶしつけに要求を出してみたり。
■ルナル > 「お代をくれれば」
このでかいお兄さん絶対よく食べる。
そう思い、ちゃんとお金をくれと要求する。
具体的には魚屋でこれから買う魚の支払いをお願いすることになる。
そうして購入したのは巨大なマグロで、下魚とはいえ値段もそれなりにするだろう。
■イグナス > 「おうとも。」
お代、もちろんそりゃあそうだ。
あっさり安請け合い、——いやま、鍋倉くらいなら手持ちで大丈夫だろ、と。
じゃあ、魚やなり、行こうかと足を向ける。雑貨屋を後にして。
「あとはー?これでおわりか」
■ルナル > 「それだけあれば十分でしょう」
数十キロある大魚を、イグナスに運んでもらい、そのままルナルの家である神社まで運ぶ。
途中で自己紹介したりしながら、神社にたどり着く
「早速捌きますね」
そうして取り出した大きな包丁でズバズバと解体していく。
■イグナス > 以前一度きたことのある神社、奥へと入れば、さすがの解体手順だ。
「おおー、……さすがだなァ。」
感心した様子で眺めている。
料理については完全に門外漢、下手に手伝ったところで鍋をひっくり返すだけだ。
神社内を軽く散策なとしつつ、料理を待って。
■ルナル > そうして出来上がるネギマグロの鍋
ちなみにねぎを前歯で噛んではいけない。熱くて死ぬ。
大量のマグロで埋め尽くされた雑な鍋をイグナスの前に置く。
入れ物は先ほどかぶっていた鍋である。
「どうぞ食べてください」
ルナルは自分の鍋として、イグナスの前に置いた鍋より二回りぐらい大きなものを食べ始めた。
■イグナス > おお、…なんだか、思ったよりうまそうだ。
鍋なんて更に雑多なのしか食べないから、期待を上向きに逸らされた。
それでもマグロの埋め尽くし方はすごいんだが。
入れ物についてはスルーしつつ、いただきます、と手を合わせた。
「んー……うまい。
やっぱりお前、上手だなァ。」
美味いもの食べてれば、実に気分良い。
もぐもぐと――まあ、あっさりと鍋を空にしてく。そっちもよこせといわんばかりの勢いで。
■ルナル > 「え、いやですよ」
と言いながら少しの差で鍋を空にするだろう。
食べるのは人一倍なルナルが食事を譲ることはない。
「これでも食ってるのです」
そうして生のブロックまぐろを押し付ける。塩も渡され、かじって食べることはできるだろう。
■イグナス > 「なにぃ。」
生のブロックマグロはさすがに。
でもこれしかないなら仕方ない、もぐもぐ、って食べ始める。
―—素材がいい、うまい。
ぺろんと、食べ終わって。はふとひといき。
「いまいち足りン感じもあるが。ごちそうさま。
お前は?」
どんな具合だ、と視線を向けて。
■ルナル > 視線の先には兜焼きにかぶりついているルナル。
既に骨だけになっているだろう。
「今回のマグロはなかなか行けますね。次は釣ってきましょう」
そんなことを言いながら、イグナスより下手すると食べていた。
■イグナス > 「釣るか、そういうのもありだな。」
お互い、だいぶ食べた。…ルナルのほうは食べ過ぎだが。
さて、と腹が膨れたなら次だ。
食欲の次は性欲、ということで。
以前と同じように、まあ以前はいろいろと不幸な事故もあったが。襲い掛かっていったのだとか――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からルナルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にセイバーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に文月 葵さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から文月 葵さんが去りました。
■セイバー > 財布を狙うなら、この場所この時間帯に限る。
平民地区の住人はそこそこ財布が重たそうであるし、
時間帯的に酒に酔ってふらふらの人間が多い、筈。
だから今夜はお小遣い稼ぎに平民地区へふらりとやってきた。
大通りよりも少し狭い露店の立ち並ぶ通り
酒場の並ぶ大通りよりは静かで人通りも疎らであるが、
お酒を飲んだ後の良い覚ましや女連れで露店めぐりをする
酔っ払いが多く稼ぎやすい場所でもある。
今夜「も」どうせ取り締まる者もいないだろうし、
面倒な奴らもこないだろう。
さーって、と小さく呟くとフードを深くかぶりなおし、醜い顔をなるべく晒さぬようにしてから、
深く短く息を吸い、其処からはなるべく呼吸の音も心臓の鼓動も控えめに
冷静さを保つようにしながら獲物を物色する。
――…出来れば女。
騒がれても女であれば何とかなるだろう
と慢心をしながら……。