2019/10/01 のログ
アゲハ >  
「……また、匂い、か」

すんすんっと、自身の匂いを嗅ぐ。
やはり、なにも臭わない。
今まで何度か、そういうやり取りをしてきた。我を失う、という人にはそんなに会ったことはない、というのはすごく幸運なことかもしれない。

あと、自分の体は割と丈夫らしい。
おかげで、それなりのことをされても、次の日にはケロリとしている――
けど、まぁ……

「やっぱ痛いのは困る、けど」

ぽそりと、口にして。
ふぅっと息を吐く。

ほんの少し振り返ると少し、身体が熱くなった気がする――

ので、ぱたぱたと足踏みしながら――

「おはなはいりませんかー」

ご案内:「王都マグメール 平民地区 街道」にステラさんが現れました。
ステラ >  
(今日はちょっと大きめの仕事が片付いたのでいつもより財布が重い。
 自分へお疲れ様の意味も込めて、外食でちょっとの贅沢。
 お腹も膨れてホクホクしながら道を歩く。)

――?

(そこへ届く微かな甘い香り。
 すん、と鼻を鳴らしてその香りを捕まえた。
 なんだか妙に引き付けられるいい香り。
 ホイホイとその香りを辿っていけば、)

おはな。

(少女がいた。
 足元にはカゴいっぱいの花が二つ。
 ぱちくり、と少女を見て瞬きを二つ。)

アゲハ >  
ふぅっと、ある程度落ち着いたところで。
自身と同じくらいの身長の女性? が近寄ってきたのに気づく。

「いらっしゃいませ。はい、薔薇と百合をうってますよっ。1輪2ゴルドです。いかがでしょうかっ?」

お客様になってくれたらいいなと思いつつ。花の入った鳥かごをずいっと一段階前に出して

「包装も無料で行ってますよ」

ステラ >  
(ずいっとカゴを突き出されて一瞬怯む。
 ぐいぐい来るタイプの人だ。
 こわい。)

ばら、と、ゆり……?

(どうやら花売りらしい。
 しかし薔薇と百合。
 百合はともかく薔薇とはどういうことか。
 辺りを見まわしても男性はいないし。
 それともどっちにでもなれる人?
 ノーマルの人はどうすればいいのだろうか。
 などと思い切り勘違いした思考を頭の中でぐるぐるぐる。)

――安く、ない?

(そうして出てきたのがその言葉。
 2ゴルドなんて、「花を売る」には安すぎるのではないだろうか。)

アゲハ >  
「はい、薔薇と、百合ですけど……?」

なにか変だろうかと首をかしげて――

「え。えっと、そうですね、ちょっと安いと言われたりはしますが。まずは常連さんを作るのが大事ですので」

安い――のだろうか。そのあたりはまだふわふわしてるし、まずは売れないことにはという値段設計であるから、そんなことはないとは言えないのである

「いかがでしょう? 良ければ、一輪」

と、百合と、薔薇を籠から取り出して、差し出してみた

ステラ >  
(常連さん。
 そん なに。
 思わず唖然。
 見たところ割と年若そうなのに。
 でも、若い少女が稼ぐにはそうするしかないと言うのもわからないでもない。)

え、っと。
じゃあ、一輪。

(幸い懐は温かい。
 百合を受け取り、財布から硬貨を二枚取り出し彼女に渡す。)

えっ……と。

(お買い上げしたはいいものの、この後どうすればいいのだろうか。
 「花を買う」なんて初めての経験だし、こんな少女を「じゃあよろしく」で宿に連れ込むのもなんだか気が引ける。
 だからと言ってその辺の路地でと言うのはさすがにかわいそうだ。
 百合の花を両手で握りしめたままおろおろ。)

アゲハ >  
「はいわかりましたっ。百合、お包みしましょうか?」

首を傾げながら、受け取ってもらった百合を示し――
代金を受け取る。

「あ、それとも他になにかご要望でも?」

なにかいいにくそうにしているし、どうしたのだろうかと目をパチクリ。
百合、以外にもなにか欲しい物があったのだろうかと思いつつ。
包装紙の準備をする――

ステラ >  
えっ。

(あれっ。
 なんか普通に花を渡されて終わった。
 えっどういうこと。
 頭の上にハテナマークを大量に浮かべながらフリーズ。
 混乱した頭を必死に回転させ、最終的に至った結論が、)

――おはな、って、そういう……。

(文字通りの花売りだった。
 娼婦じゃなかった。)

――っ~~~~!!

(顔を真っ赤にし、しゃがみ込んで顔を両手で覆う。
 恥ずかしい恥ずかしい埋まりたい地面に穴掘ってそこに頭突っ込んで隠れたいそうだよこんな小さい女の子がそんなことしてるわけないじゃんでもこの街で花売りってそう言うことじゃん勘違いしちゃうじゃんでもこんな女の子にそんなこと考えた私が悪いよああああああ恥ずかしさでしぬしんだあっこのお花すごいいいにおいする。)

アゲハ >  
「――? そういう?」

首を傾げて、急にしゃがみこんでしまったお客さんに目をパチクリ。
顔も真っ赤である――他のお花、というと――。

あぁ、とようやくそこに思い至る。
最近はそういう人も減ってきて。なおかつ”勘違い”されると指摘されるくらいだったのに――

目の前のお客さんは、そういう”モノ”と、思って買ってくれたらしい――

「……えっと。その」

なんて声をかけようかほんの少し、戸惑いつつ――

「宿とか、借りてます? それともお家、近いですか?」
 
そう、声をかけることにした

ステラ >  
えっ。

(思わず顔を上げる。
 えっそういうサービスもやってるの?
 こんな女の子が?
 と思ったところで、ふわりと漂ってくる甘い匂い。
 薔薇の香りとも百合の香りとも違う、でもどこか似ている甘く蕩けるような蜜の香り――)

――すぐ、そこの、宿……。

(その香りに溶かされるように、つい口からそんな言葉が出てしまった。
 なんとなく感じるにおい――蜜の香りではなく、雰囲気がどことなく自分と似ているような気がする。)

アゲハ >  
「そういうことはやってないんですけど。お客様もそういう気分なのでしょうし、我慢は良くないですから。お付き合い、しますよ」

くすりと、はにかんだように笑いながら。鳥かごを抱え。看板を背負う。

「あ、とてもそういう経験は少ないので下手ですから。そこは文句言わないでくださいね?」

案内してくれます? なんて、首を傾げて。

ステラ >  
(また顔が赤くなる。
 別にそういう気分で買ったわけではないと言うかどちらかと言うとすぐ空気に流される意志の弱いへなちょこなだけなんです決してこんな女の子を抱きたいとかそういうわけじゃなくてでもこの子可愛いしいいにおいするしいやそうじゃなくてでも正直ちょっとだけそんな気分になってるのは確かでほんとちょっとだけなんです別にムラムラしてるわけじゃなくて。
 などと頭の中でそんな言い訳をしつつ、あちらはもう既にそう言う方向で動いてしまっている。
 それに、ここで断ってしまえばそれは彼女に恥をかかせることになってしまう。
 すくなくとも気の弱い自分はそう考えてしまうのだ。)

――こっち。

(とにかくそういう流れになってしまったものは仕方がない。
 立ち上がり、宿の方を示して一歩踏み出し、)

……よろしく、おねがいします。

(振り向いて手を差し出す。
 経験は多くとも果たして上手かどうかは自分も怪しい、と言うのは言わないでおいた。
 だって恥ずかしい。)

アゲハ >  
自分も口数多い方ではないけれど、目の前の少女はなにかいろいろ考えてそうだなと感じる。
口数が少ないというのは、考えていないわけではなく。考えているけど、いろいろなことがあって口にできない、するのに慣れていないと思うのだった。
だって自分がそうだから――

「あ、間違ってたら言ってくださいね? 違うなら違うで。店じまいにするだけなので」

勘違いが連鎖した勘違いだったら大変困ってしまう。
それは、相手側にはとても迷惑な話だ――

「こちらこそ、良いかどうかは保証できないですがお願いします」

差し出されれば、籠をついている紐で肩にかけて。
手を握り返した。
そして、そのまま案内されるまま宿へと向かい

ステラ >  
え、あ、いや……。

(いや確かに勘違いではあるのだけれど。
 けれど、この子がどんな声で喘ぐのかなとかどんな風にしてくれるのかなとか女の子同士って気持ちいいのかなとかそう言うことの方が気になってしまっている。
 はい、むっつりすけべです知ってます自分のことですもの。)

――まちがっては、ない。

(辛うじて絞り出した言葉が、それ。
 何よりも結構自分が乗り気になってしまっているのだ。
 毒を喰らわば皿までだ。
 ちょっと違うか。
 そんなこんなで彼女の手を引いてぽくぽく歩き、すぐに宿へとたどり着く。
 宿の人の視線を振り切るように足早に階段を上がり、部屋の鍵を開けて彼女を招き入れる。
 バタン、と部屋の扉を閉めれば、急にどっと汗が出てきた。
 へやに おんなのこを つれこんでしまった。)

お、あ、あせ、とか、流す……?

(どもる。
 童貞か。)

アゲハ >  
「そうですか。ならよかった」

ほっと一安心――部屋に案内してもらえば。
籠と看板を置き――

「そうですね。仕事してたので、臭いしたら嫌ですし。借りてもいいですか? あ、えっとお客さんから入ります?」

家主が優先である。
こちらは二の次であるので、そちら側から決めてほしいと告げて。

「私は後でも大丈夫です」

ステラ >  
あ、えっ……と。

(実は自分も仕事を終えてすぐ外出したので流したい。
 けれど待たせるのも悪い。
 ちょっと考えて、)

――い、っしょに、入る……?

(そうすれば待たせることもない。)

アゲハ >  
目をパチクリ――

「えっと、恥ずかしくなければ?」

自分は構わないが――と思いつつ。
結構ぐいぐい、来るなと思った。

ステラ >  
あ、や、はず、かしい、けど。

(かぁぁ、とまた顔が赤くなる。
 そういうことをするために連れてきたとは言え、確かに一緒にシャワーを浴びよう、なんて大胆が過ぎる。)

けど、待たせるの、わるい、し。

(汗をかいたままは気持ちも悪いだろうし。
 盛大に目を泳がせながら、チラチラ様子を窺いつつ。)

アゲハ >  
「――……」

これはどっちがいいのだろうと、思考する。
うーんっと、考える。恥ずかしいのならやはり遠慮したほうが?
いや、でも、こう言ってるし好意に甘えたほうが?

いつもは選択権はこちらになく。流されるままだったから判断が難しい――

「えっと、じゃあお言葉に甘えますね?」

血胸。無下にするのはよくないと結論になったので。言いながら歩み寄り――

「どこで着替えればいいんでしょう?」

ステラ >  
あっはい。

(と言うわけで裸のお付き合い。
 いやまぁこの後嫌と言うほど?するのだけれど。)

こっ、ち。

(案内するのは脱衣所。
 二人で服を脱ぐには充分なスペース。
 浴室はそう広くはないけれど、これまた二人で入るには充分な広さの浴室。
 彼女と一緒に脱衣所に入り、もそもそと上着を脱ぐ。
 上着に抑えつけられていたデカいメロンがぶるんと揺れる。)

アゲハ >  
「……うわぁ」

あんまりまじまじと、見るのも失礼かもしれないけれど。
その旨の大きさに流石に感嘆の声が漏れ出る。
ぱさりとドレスを、落とせば。大きくもなく、小さくもなく。手のひらにしっくり来るくらいの大きさのものが出てくるが、やはり比べ物にならない……

「……あっと」

視てるのも悪いと思ったのかさっと目をそらせば。
脱衣所に立ち込め始めた。花とは違う、蜜の甘い匂いが、鼻腔を擽った

ステラ >  
(続いてシャツも脱ぐ。
 デカいモノがぼろんと姿を見せて。)

えっ、――あっ。

(彼女の声にそちらを見て、その視線を辿れば自身の胸。
 また顔を赤くして思わず胸を隠した。
 けれど隠したままじゃ下が脱げない。
 赤い顔のまま出来るだけ素早くそれらも脱いだ。)

――このにおい……。

(狭い空間で漂う甘い香り。
 すん、と鼻を鳴らす。
 おもわず彼女の方を見る。)

アゲハ >  
「――ご、ごめんなさい」

悪いことをしたと、謝りながら顔をそらしつつ。
自分も全身を晒す――白く住んだ肌が目に入り――

「え、あ、臭いですか……? ご、ごめんなさい……」

もう一度謝る。
やはり、体臭がするのだろう。恥ずかしくて、白い肌が赤く染まっていく――

ステラ >  
だい、だいじょうぶ。

(見られることには慣れている。
 恥ずかしいけれど、どちらにしろ見られるのだし。)

あ、ち、ちが。

(臭いと言うか、むしろいい香りだろう。
 あわあわと両手を動かしながら、)

――あ、の、えっと、魔族……?
だよね……?

(少なくとも純粋な人ではないだろう。
 体臭が甘い蜜の香りの人など聞いたことがないし。)

私、も、似たような、感じ、だから……。

(にゅるんと右腕を触手に変えて見せながら。)

アゲハ >  
「――ぇ……?」

魔族。
そう言われた途端、どくんっと心臓が跳ねる。
困った。魔族飛ばれては、ここいらに足を運ぶのは難しい――

「ぇ、ぁ――ぇっと……」

どう、返答しようかと迷っている最中。
似たような感じ、と言われれば――

「ぁ、えっと……はい。その――」

うなずいて――

「……つ、つきだし、ます?」

本当は、それが目的だったのかと考える。
だとしたら――主に注意されていたことへの”不注意”だと、きゅっと唇を噛んだ

ステラ >  
そ、そんなこと、しないよ。

(そういうつもりで言ったわけじゃない。
 ただ、確認と言うか、確かめたかっただけだ。)

ご、めん。

(単純な好奇心だったのだが、それは彼女にとっては触れられたくない部分だったのだろう。
 地雷を踏んでしまった事にちょっと罪悪感。)

――おふろ、はいろ、っか……?

(とりあえず気にしてませんよとアピールするために風呂場の扉を開ける。
 片手で胸を隠しながら。
 隠しきれてないけど。)

アゲハ >  
「……いえ」

ホッと一安心……安心しきってはいけないのだけど。
けれど、とりあえずは危機を脱したというところだろうか……と伺うように。
言われれば、お風呂に中へ足を向ける。
そろりそろり、先程までとは慎重な足取りで――歩いて中へ……

ステラ >  
――あ、の。
ほんとに、べつに、なにもしない……するけど、そうじゃなくて。

(あからさまに警戒心を強めている彼女にそう語り掛ける。
 何もしないと言うかむしろこれから色々するのだけれど、そういう意味ではなく。
 別に魔族に対して偏見とかはないし、この短い間でも彼女は悪い子じゃないのがわかるから。
 本当に恐ろしい魔族に出会ったことが無いと言うこともあるのだけれど。)

えっと、おふろ、はいる?

(シャワーで済ませるか、それとも湯船に浸かりたいか。
 どっちがいいかと尋ねてみる。)

アゲハ >  
「え、あ……っ」

心の内が、行動に出ていたことに声を漏らし。
そのあと、きょとんっとして――

「あはは、するけど、なんですね……どんなこと、されるんでしょうか」

おかしそうに笑った。力が抜けたように。

「どちらでも。さっとしてスグしたいならシャワーでもいいですし。温まりたいなら湯船でも」

面白い人だなぁと思いながら――今までの会った人とは違うタイプだと――

ステラ >  
う。

(どんなことをするんだろう。
 と言うかどんなことをすればいいのだろう。
 女の子の相手はしたことがないからわからない。
 言葉に詰まる。)

え、っと、じゃあ――おふろの、なかで、したい、です。

(ベッドの上でするのもいいのだけれど、汗だくになるのはあまり好きじゃない。
 水の中は嫌いじゃないし、一度してみたいなぁと思っていたのだ。
 おずおずと背中を丸めて窺うように提案。)

アゲハ >  
「お風呂の中、ですか?」

言われれば、首を傾げて

「わかりました。……えっと、でも私、何したらいいかわからない、ですけど……お客さんに任せてもいいんでしょうか?」

経験がないと恥ずかしそうにしながら、頬を掻いて

ステラ >  
え、あ、はい。

(任されてしまった。
 正直こっちも経験がないに等しい。
 どうしよう。
 とりあえず湯船にお湯を張っていく。)

え、と、さきに。
汗、ながそう、か。

(とりあえず汗を流そう。
 彼女から先にどうぞ、と促して、ふと思いついた。
 腕を触手にして、そこからぬるぬるの粘液を風呂に出していく。
 出すばかりだと自分が干からびてしまうので、反対の腕も触手にしてそちらから風呂のお湯で水分補給。)

アゲハ >  

汗を流そうかと言われれば、うなずいてシャワーに。
しゃーっと水を流して、湯を浴びつつ――

「えっと頭を洗うやつとかあったりしますか?」

主人の館にあるものはあったりするのかと聞きながら。
少女がしている――”こと”に関しては気づいていないようだった

ステラ >  
えっと、石鹸なら……。

(湯船のお湯をぬるんぬるんにしながら、肩から生やした触手で壁のカゴを示す。
 何の変哲もないそこらへんで売っている固形石鹸だ。
 それで頭を洗えばそれはもうキシキシになるのだが、自分はあまり気にしない。
 だが彼女はそれでいいのだろうか。)

あ、そっか。

(自分の身体から出せばいいのだ。
 いい感じになった湯船から両腕を引き抜き、元に戻した腕で石鹸を泡立てる。
 そこに触手の粘液を加えてさらにもこもこ泡立てていく。
 これで多少はマシになったはずだ。)

――洗おうか?

アゲハ >  
「……え、あいや、洗ってもらうのは流石にっ」

失礼ではないだろうかと、いいかけて――

「…………えっと、お風呂だと、”そう”なるんですか?」

なるのなら。任せようと。くるりと振り返り、じぃっと見つめる

ステラ >  
そう、なの?

(知らない。
 単純に自分の手に泡がごっそり乗っているからそのまま洗えばいいと思っただけなのだが。)

わからない、けど。
いいよ。

(人の髪を洗うと言うのは一度やってみたかったのだ。
 椅子に彼女を座らせて、彼女の頭からお湯――普通のお湯だ――を掛ける。
 そのまま泡を乗せて、丁寧に洗っていこう。)

アゲハ >  
「え、いや。わからないですけど……」

はて……? 噛み合わない。経験があるわけではないのだろうか。

いいよ、と言われ。すでにその気になっている少女。なにかいう暇もなく、現れる。
肌にはカサついた部分はどこにもなく、するりと泡が乗り。
髪もまた、指が通るくらい手入れがされていた――

ステラ >  
(綺麗な髪だ。
 自分のガサガサの髪とは全然違う。
 あんなところで花を売っていたとは思えないほどに。)

――はい、おわり。

(お湯で泡を洗い流して終わり。
 自分は、とりあえずお湯で流すだけでいいか。
 雑に頭からお湯をかぶり、適当に撫でつけるように水気を切って、それで終わり。)

じゃあ、はい。

(一足先に湯船に入る。
 うーん物凄くぬるぬるしている。
 ちょっとやり過ぎただろうか。
 でも肌を重ねることを考えればこんなものだろうか。)

――どうぞ。

(とりあえず彼女を招き入れよう。)

アゲハ >  
「あ、ありがとうございます」

……洗わなくていいのだろうかと思いながらも、彼女がしたいようにするのが一番だということで何も言わず――

どうぞと言われた、お風呂を視てみる。

お湯がなんか、ちがう?

「お、お邪魔します」

足をそっと入れようとして触れれば

「わひゃ!?」

触れたことのないお湯の感覚に足を引っ込め

「な、なんかぬるぬるしてませんかっ!?」

ステラ >  
うん。

(ぬるぬるさせたからね。
 腕をお湯から出せば、お湯は粘液のように腕に絡みついて滴り落ちる。
 うっわぁぬるぬるでてかてかしててすごくえっち。
 思わず変な笑いが漏れた。)

はやく、おいでよ。

(その変な笑顔のまま手招き。
 それでもまだしり込みするようなら、両手を多数の触手に変えて彼女の身体に絡みつかせ、無理矢理引き込んでしまうだろう。)

アゲハ >  
「……うんって――」

つまりはお風呂でしたいことのひとつなのだろうと、納得した。
そっと、足を踏み入れ――ゆっくりゆっくりと使っていく。
浴槽の底に足がついても滑らないように慎重に――……

「えっと、わわ……!?」

じれったいと思ったのか触手が絡んできて引きずり込まれ。
ざぶーんっと――全身粘液まみれになり……

「うわっぷ」

ざばぁっと顔を出す。
顔中粘液まみれになり。口からも少し粘液がたらりと、こぼれて――

「し、沈められるかと思いました」

べぇっと下を出して粘液を拭う――
白い肌と粘液がキラキラひかり……少女の体とは思えないほどの艶やかさが……

ステラ >  
っ。

(頭から粘液まみれになった彼女。
 見た目の年齢にそぐわない、妙な色っぽさに思わず息を呑む。
 えっちだ。)

――ご、めん。

(もうしんぼうたまらん。
 絡ませたままの触手で彼女の身体を引き寄せ、こちらからも顔を近付ける。
 抵抗されなければそのまま唇を重ね、拙い舌の動きで彼女の口内を舐め回すだろう。)

アゲハ >  
「え。わっ――んぅっ!?」

乱暴に唇を奪われる――拙い舌の動きで口の中を蹂躙され――
息をつくまもなければ、口から唾液が漏れてお湯におちていく――
ぴちゃり、という音が何回も響きながら。くぐもった声が、浴室に響き渡れば。

ふわりと甘い、甘い匂いが立ち込めていく。
お湯に、浴室に。徐々に徐々に溶け込んでいって。
思考が、ぼんやりと霞んでいき……ただの、口吸いなのに――快楽を感じるほどに……

ステラ >  
(甘い。
 彼女の唾液が甘い。
 ただ甘いのではなく、極上のはちみつのような上品な甘さ。
 いつまでも舐めていたくなるような、麻薬のような蜜。)

――っぷぁ、は、ぁ。

(呼吸も忘れてしまっていたのか、息苦しくなって口を離す。
 荒く呼吸をしながら、彼女の眼を間近で見つめて。)

なまえ、……私、ステラ。
あなた、は……?

(今更ながら、名前を聞いても伝えても居なかったことに気が付いた。
 荒い息を繰り返し、もう一度彼女の口を味わいたい欲求を堪えながら返事を待つ。)

アゲハ >  
「ふぁ、ぁ……」

ぶるりと、舌を口からさしぬきすれば。わずかに震える――
体の震え――達したのが感じ取れて……

「ぇ、ぁ……あげは、です、けどぉ……」

はぁっと荒く熱いと息を吐く。
わずかにうつむき上目になるソレで。ポツリと返した

ステラ >  
アゲハ……アゲハ、っ。
あむ、っ。

(名前を繰り返し、もう一度彼女の唇を襲う。
 舌を口の中にねじ込み、彼女の舌に絡め、口の中を舐め取っていく。)

んむ、れぅ、ちゅ、ぷぁ、あん、むぅ。

(同時に彼女の身体に巻き付けた触手を一斉に動かす。
 首筋、背中、胸、腹、脇、腕、尻、鼠径部、太もも。
 長く大量に伸ばした触手で、文字通り彼女の身体を余すところなく撫で回していく。
 ついでに自身の胸と秘所も。)

アゲハ >  
「んっ……ぁ。はぁっっ」

粘液を塗り込まれていく。体の隅々に、触手でぬるぬると、滑りよく肌をなぶられて――
再度、口の中を犯されていく――

どんどんどんどん、甘い臭いは濃くなっていき――だんだん、臭いを嗅ぐだけで、達してしまうような濃さにまで――

少女の愛撫と、口吸いはそれだけ容赦がなくて――

「ふぁ……んっ、んんーーーーーっ」

二度目の絶頂……

ステラ >  
ん、む、んんんっ――!

(絶頂。
 自分で弄っているせいなのか、彼女の放つ匂いのせいなのかわからない。
 唇を放し蕩けた眼で彼女の顔をぼんやりと眺める。)

あげ、はぁ……。

(にゅるり、と。
 触手で彼女の割れ目を擦るように撫でた。)

あげは、あげはぁ。

(彼女の名前を何度も呼びながら、それに合わせて触手を何度もこすり付ける。
 ねだるように、彼女の許可を求めるように。)

アゲハ >  
「んぅ、はぁ……ぁ――」

割れ目をなぞってくる触手。
全く。そんな声で名前を呼ばないでほしい――
ここまで許可も何もなく、したっていうのに。今更とも思う――

けど。

「すきに、どう、ぞぉ?」

問われれば、そう返すしかないから。
融けた声。とろけた瞳で――

ステラ >  
ん、ううぅうぅう!!

(答えを聞いた瞬間、彼女の中に触手を潜り込ませる。
 彼女の中に入るだけ、目一杯、奥の奥にまで思い切り。)

く、ぁ、はぁ――!

(それを思い切り引きずり出し、また押し込む。
 ぐちゅんぼちゅばちゅどちゅと、その音が自分たちにも聞こえるほどに激しく。
 当然触手を通して彼女から与えられる刺激は自身も感じており、触手を動かすたびに身体がびくびくと跳ねる。
 二人の全身に絡めた触手に力を入れ、身体同士を密着させながら何度も何度も彼女の中を抉り倒していく。)

あげ、はぁ。

(すっかり蕩けた声で、今度は尻の穴を触手の先端でこね回して。)

アゲハ >  
膣の中。先端は数の子天井で、ザラザラとした未知が出迎え。真ん中はこりゅこりゅとしたイソギンチャク……奥底に突っ込めば、ふんわりとスポンジのような子宮口が、迎え入れる――

「かっ……はっ……」

ぼっこりとお腹が膨らみ。
重なる身体は、こりゅこりゅと、乳房の先端をこすりつけ合わせ。こぼれ出る生きと唾液はお互いの肢体を汚していく――

お湯の中だからか、液は感知できないが。
こぽぽっと泡立つ何かが浮き上がり――

「は、え……?」

激しい責めに。菊座に這い回るものに。少女は気づくことができない

ステラ >  
あ、っはぁ、ひ、ぁっ。

(触手を引き抜くたびに背中に電流が走る。
 押し込むたびにお腹で爆発が起こる。
 そんな快楽の暴力を生み出しながら蕩けた声で喘ぎつつ責め立てる。
 正直彼女のことを思いやる余裕なんてない。
 頭の隅っこのわずかに残った理性で謝りながら、本能に従って快楽を貪っていく。)

ご、め、がま、できな、ぁああ!

(もう許可を待つ余裕もない。
 ぞりゅん、と彼女の尻に触手をねじ込む。
 同時に絶叫。
 腸を触手で埋め尽くしながら、膣壁をこそげるように触手を引き抜き。
 子宮口を叩き潰すように触手をねじ込みつつ、直腸を引っこ抜くように腸内から触手を引きずり出す。
 どちゅん♡ごりゅん♡ぼちゅっ♡ぐちゅん♡と凶悪な音を立てて彼女の二穴を抉り倒す。)

アゲハ >  
「~~~~~っ」

声を上げることもできず。身体を弓なりにしならせて――
激しい、連続絶頂から降りてくることができない……

腸は、んぼこぼことして――中にあるものが、邪魔をしながらも。触手が無理やり押し入って――その感触すらも悦楽に変わっていく。
もはや、甘い香りは言うまでもなく。浴室は、もうアゲハの臭いでいっぱいで。ちりちりと、イキを吸うだけで十二分の悦楽を得てしまうほど。この空間は”書き換わっていて”……

「ひ、ァ――ぁっふっ……」

本当なら壊れておかしくなく、気絶してもおかしくないのに。アゲハという少女は、そうすることなく。
すべてを体の全部と、声とで――悦楽を入れた分だけ返して――少女を満足させていく……

ステラ >  
んぉっ♡ ほ♡ おぉ♡

(ほとんど快楽で埋まった頭で、気付く。
 邪魔なものがある。
 ならばと尻にねじ込んだ触手を、「そういうもの」を分解するモノに変える。
 そうしてどんどん奥へ奥へと掘り進み、分解されたそれは浴槽に溜まっているものと同じような粘液に代わって、触手と尻穴の隙間から漏れ出ていく。
 彼女が何もしなければ、触手は大腸を通り抜け小腸をかき分け、胃を埋め尽くし――)

あっ♡ が♡ んっほぉ♡ ぅおぉ♡

(こちらはすっかり蕩けきった顔で彼女の二つの穴を一心不乱に犯し尽くしている。
 否、彼女の身体だけでは飽き足らず、自身すらも犯していた。
 二人の両穴に突き刺さった触手は既に自身の腕ほどの太さになっていて、なおも太さを増していく。
 頭は彼女と自身の四つの穴から触手に与えられる快楽と、自身の穴に叩き込まれる快楽、更に彼女の匂いでそれらが何倍にも膨れ上がってどろどろのぐちゃぐちゃに溶け、目の焦点は合わず、ぼやけた視界はずっと白く点滅しっぱなしだ。)

アゲハ >  
進んでいけば――当然……

「んぐっ!? ぉぇっ!?」

口からソレは飛び出てくる……
声を漏らすこともその職種に防がれくぐもった声しか出ず、ボッコリ膨らみ、ボコボコとうごめくお腹が――貫通したことを証明していた。

もう、アゲハになにかできることはなく。
また、臭いと蜜が加速度的に分泌され――ていくこの空間はさて。
少女にとって天国なのか、それとも地獄なのか……

ぐじゅぐじゅとなったオフロ場は。ひどいメスの匂いが立ち込めてきて――

また、蝶は絶頂していく……

ステラ >  
あ♡ っはぁ♡

(彼女の口から飛び出してびちびちと蠢く自身の触手。
 それを見て、笑う。)

んぁ♡ ちゅぶ♡ んご♡ぉぇ♡

(その触手を咥え、彼女に口づけするように唇を重ねる。
 そのまま自身の喉へ触手をねじ込み、今度は自分の腹へ送り込んでいく。
 触手は彼女の腹の中でうねりながら、自分の腹の中へと潜り込んでいく。
 彼女の肛門から口まで貫通した触手は、)

げうっ♡ ご♡ っほ♡ぉ♡♡

(自身の口から、肛門まで貫通する。
 同時に自身の肛門にねじ込んでいた触手が口から飛び出し、彼女の口へねじ込まれて。
 それも同じように肛門から飛び出してくるだろう。
 膣に入り込んでいた触手は子宮口をこね回し、そこが緩んでしまう様な事があれば、子宮の中にまで到達する。)

ごぼっ♡♡ げ♡♡はぁ♡♡♡

(完全に快楽に狂ってしまった頭は、しかし彼女の放つ濃密な香りで冷えることはない。
 自分の制御を離れてしまったような触手は、きっと自分が意識を手放すまで止まることはないだろう。
 気を失えば触手は縮んで二人は解放されるだろうけれど、逆に言えばそれまでは延々二人を犯し尽くすと言うこと。
 それがいつまでなのかはわからない。
 今は、ただ絶頂を繰り返すだけ――)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 街道」からアゲハさんが去りました。
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