2019/09/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 街道」にアゲハさんが現れました。
アゲハ >  
鳥かごいっぱいの花を2つ置いて――
主人と、契約した商人の力を得ての許可をもらった商売。

「おはなーおはなはいりませんかー」

あまり、売れ行きは良くはないが。それでもちま今と買い手がいて、ほっと息を吐きつつ。

「一輪2ゴルドですよ―。お花は、いかがでしょうかー?」

呼びかける

アゲハ >  
「……ふぅ。少し売れたかな」

徐々に徐々に、売れる数は増えているが、完売はやはり難しい――
ふわり香る、花の匂いと。
少し花とは違う、甘い匂いが風に乗りあたりに漂い――

それは”誰か”を引きつける

そんな、香り

アゲハ >  
「いらっしゃいませ」

子供が一人、買いに来た。2ゴルドを持って――
親へのプレゼント――

「はい。百合と薔薇、どっちがいい?」

首を傾げながら。そっと籠を前に。

――おねーちゃん、甘い匂い、するね?

「そう? お花の匂いじゃないかな?」

ドキリ、とした。けれどちゃんと話せているから、大丈夫。
大丈夫――

「はい。薔薇ね――プレゼント喜んでくれるといいね?」

そっと手を振り、見送る。

心臓に悪い……甘い匂いがほんの少し、また、強くなって――