2019/09/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にライムウェルさんが現れました。
ライムウェル > 少しばかり曇天が続く、平民地区の大通り。
すっきりとしない天気なれども、喧騒は常の通りに賑わっている。
そんな中、高らかに響く声があった。

「そこ行くお嬢様!えぇ、えぇ!貴女です!貴女ですとも!
 少しお時間を頂きたいのですが、如何ですかな!
 なぁに、風体は怪しく見えるかもしれませぬが、人畜無害がモットーの私です!」

先日、憲兵に追い回されたというのに懲りぬ調子でスカウトに励む興行師の姿。
営業スマイル―――目元が隠れているが故、表情の読み難いアルカイックスマイルと言うべきか。
兎角、笑顔を浮かべても怪しさに遜色が無いのだからどうしようもない。
ナンパの如く、堂々と道行く女性に声をかけ、開く口からは雪崩の様に言葉が次々と放たれていた。

「実は私、大変、大変困っておりまして!
 嗚呼、しかし何という事でしょう…!貴女に出会えました!この出会いは、そう、運命!
 是非に、是非にご助力を願いたいのです。皆が幸せになれるお仕事なのですが、是非とも貴女とそれを成してみたいと。
 如何でしょう、如何でしょうか!一緒に笑顔と活気を作り出してみませんか…!」

風体どころか、その内容も実に怪しさ溢れる勧誘である。
キラキラと目を輝かせ――その目は隠れているが――期待に満ち満ちた視線を送りながら、どうか、どうかお願い致しますと両手を握り込み祈り込むような姿勢での懇願だった。

非常に目立って仕方がない。
絡まれた女性は、ご愁傷様と言わざるを得ない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネネさんが現れました。
ライムウェル > 声をかけた相手の反応は、いまひとつ。
立ち去ろうとする相手にめげる事無く声をかけ、交渉を試みる。
騒がしい、平民地区での一幕だった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からライムウェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からネネさんが去りました。