2019/09/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にセイバーさんが現れました。
セイバー > ガシュッ

と、心地良い音と一緒に辺りに甘い香のする果汁を撒き散らしながら真っ赤な林檎を齧る。

勿論是は善意の第三者からのプレゼントされた林檎である。

今夜は日ごろの行いを神様が褒めてくれてのご褒美か、あるいは善行を見ていた第三者からのプレゼントか
隠れ家のある貧民地区から仕事の為に平民地区へと歩いている最中になんと美味しそうな林檎がたくさん詰まった
木箱がおいてあり、折角なので一つだけ……いや3個ほど頂いてきたそんな代物であった。

ガシュッ

もう一つ口齧る。
一口目と同様に当たりに果汁と鼻腔を心地よく擽る熟した果実の甘い香りを撒き散らす。
さて今夜も良い仕事をしよう。

誰かが重たそうにしている荷物や財布を代わりにもってあげるのもよし、今度お邪魔する家を探すのも良し、
そうだ怪しげな商人から購入した鈴を使ってみるのもいい。

何とその鈴は鈴の音色を聞いた者に鈴を鳴らしたものの言葉をすんなりと受け止められるようになる何とも素敵な鈴らしい。
友達や恋人のいない人、若しくは家族を冒険者何かで亡くした方に聞いてもらって、慰めるのはどうだろうか?

もし機会が有ればそれも試してみよう。

ともかくだ。

早速目ぼしい人間を探すとするとして、まばらな人通りの夜の大通りを視線をチラチラと辺りに向けながら歩くのだった。

セイバー > 善意の行動を口に出すのは流石に恥かしいものがあるので、終始無言を貫くことにする。

財布や荷物が重たそうな人はいないか、寂しそうな1人暮らしをしてそうな人はいないか、
1人寂しくお店の閉店作業をしている人でもいいし、露店でもいい。

この善意で何も食えず餓えた孤児や忌子が助かるのだ。
困っている人探しにも気合も入ろう。

ふと不意に視線の先に重そうな財布を腰のベルトに括りつけた人が居た。

「……大変そうだなって……。」

小さく舌をだしたおどけた表情、何て浮かべる筈もなく。
乾いた唇を舌で濡らして狙いを定めると通り過ぎ様に
重たそうな財布の人を指先で解いて音も感触もなくスルリと
財布を預って流れるように懐にしまう。

うん、善意は素晴らしい。
是で一人の忌子が此処暫くして寒くなってきた夜空の下で、
凍える事無く過ごせるというものだ。

一応、善意は見られていない、筈である。
思わず周囲の視線を気にして一瞬だけ挙動不審になってしまうが、
直ぐに表情を引き締めそれとなくフードを深くかぶり直して、
足早に大通りを次なる獲物を求めて歩き続けるのだった。

「……押し込みよりは軽いよな、優しいなぁ俺。」

財布をスリとった興奮で暫く声が上擦る。
でも此処で声を出しておかないと、落ち着かず不意に声をかけられたら……変な声をだしそうで。

セイバー > あれ以降目ぼしい人間に出会えず。

今夜は仕方なく一度引くとする。
帰宅間際にスリとった財布の中身を確認し
ホクホク顔で隠れ家へと…

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセイバーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にホウセンさんが現れました。
ホウセン > 燦燦と照り付ける太陽は、それでも夏の最中よりは落ち着いている。
秋の実感はまだ少し先だろうという頃、小柄な妖仙の姿は昼下がりの公園にあった。
商いの顔繋ぎに、ちょろちょろとあちらこちらに顔を出した後、少し早めの休憩といった風情。
簡素な造りのベンチに腰掛け、手には道すがらで買った菓子。

「紅葉…なんぞはもう一月以上先じゃな。
 山まで出かけ、一足先に堪能するというのも悪い話ではないがのぅ。」

どうせなら、天然温泉でもセットで付いてくる穴場はないかなどと、完全に緩々モード。
手にした小麦の焼き菓子を一齧り。
甘い。
きっと、茶葉を練り込んでいるのだろう、香りも良い。
だが、如何にも口内の水分が奪われて、幾分モソモソとするのが残念といえば残念。

ホウセン > 平民地区の目抜き通りから少しだけ離れた場所にある公園。
区画を整えた際に、火事の延焼等が広がらぬようにと、意図して開けた土地を残したのだろう。
それなりの広さを有し、低木や潅木が主ながら緑も多い。
中心部まで足を伸ばせば、噴水なんてものもある。
ちょっとした休憩の心地だったから、端っこの方でダラリとしているのだが。

「あー…せかせか動いておるのが、阿呆らしゅうなるのぅ。」

今日動き回っているのは、自発的な営業活動だったから、日が出ている間は何時に何処に足を運ばねばならぬということはない。
その少しばかり自由な身の上が、暑さを残しながらも少し心地良い気候に晒されて、不真面目成分を増加させるのに一役買っている。
――奔放な性情の何処に、対となる真面目成分があるのかという話は別にして。
口元を咀嚼の為にむにゃむにゃとさせながら、ベンチの前を通り過ぎる人々を、見るとはなしに眺めて。

ホウセン > 嗚呼、それでも間が持たぬと、子供らしい体躯で軽い筈なのに重い腰をあげ――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にゼナさんが現れました。
ゼナ > 平民地区の呑み屋街から一本外れた裏通り、貧民地区にほど近い場所にその店はあった。黒木の建材と無骨な石壁で作られたその店は、厳つい外観を裏切らぬ肉体労働者向けの大衆食堂兼呑み屋。こういった店は料理の質より食事の量を優先させている事が多いのだが、この店は量だけでなく質の面でも多くの客を魅了していた。
香辛料の効いた辛めのメニューが多い事、他の店に比べて少しばかり値段が高い事、酒には然程こだわりが無く安物しか置かれていない事、といった難点もあったが、それでも連日大勢の客で賑わう人気店の一つであった。
今宵もこの店は数多の客を呑み込んで、肉体労働者達の男臭い人いきれに汗ばむ程の熱気を立ち上らせていた。しかし、この日はその片隅に普段とは趣の異なる光景があった。

「んふぅぅううぅう、この料理もおいひいれすぅ~❤ ジューシーな肉汁がじゅわっと溢れて、お肉の甘さと香辛料の辛さがいい感じで絡まって、あふっ、はふっ、たまらないですぅ❤❤」

料理の大皿をずらりと並べた4人掛けのテーブル。それを1人で専有し、幸せそうな表情で舌鼓を打つまだ若い娘の姿。むくつけき肉体労働者を主客とするこの店ではそうそう見ることの出来ない光景であった。
しかもこの娘、香辛料と店内の熱気にあっさりと上着を手放し、健康的に日に焼けた肌を惜しげも無く晒していた。大胆に襟ぐりの開いたタンクトップが、深々と谷間を形勢する豊満な乳房の丸みを見せつける。
稚気を残しつつも美形と呼んで差し障りのない顔立ちが、酒精含みの熱気で小麦の頬に朱を滲ませて口元を綻ばせる様は、媚薬漬けの膣肉にずにゅるぅうっ❤ と巨根の挿入を受け入れたかの風情。それを目にした男達がゴクリと生唾を呑み込み、その胸中に邪な考えを過ぎらせたのも致し方ないと言えるかも知れない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリスさんが現れました。
リス > 商人たちは、商人ギルドと言うものを作り上げて、モノの値段などを相談したり、お互いの連携を取り合ったり、そういう事をしている。
 今回は、商人ギルドの会合と言う名の飲み会に連れてこられた少女、ざるのようにお酒を飲んで、素面と言う伝説を作り上げたのかもしれないがそれは今は大事なことではない。
 飲み会と言う名の会合が終わり、少女は何時ものように護衛を連れて家路に戻るのであるが――――。

「あら?」

 すん、と鼻を引くつかせる。
 美味しそうなお肉の匂いの中に、知っている匂いを嗅ぎ取ったのだった、少女はこれでも人竜であり、人の五感よりも鋭いものを持つ。
 視覚も、聴覚も、嗅覚も、で、あるのだ。
 匂いを嗅ぎ取った少女は、護衛に、此方に行きますわ、と指示をし、とことこ、とその貧民区に近い店に足を運ぶのだ。

「………ん。」

 小さく呟く声は、大量の人、人、人。
 そして、その中に、豪快に席をとり、美味しそうにものを食べている半裸の女性が居た。
 なので、少女はその人物を見て、目的の人物と認識した。
 護衛の人たちには、今日はこれで上がりでいいわ、と多めの代金を支払い、お礼を言って上がってもらい。
 とことこと、お店の中に入り、当然のように、そのテーブルの椅子のうち一つ。
 褐色の娘の隣に腰を掛ける。

「おすすめのレアステーキを、頂けませんか?」

 ニコニコしながらしれっと、注文をする少女。
 急に隣に腰掛ける少女に、嫁はどんなふうに反応するのだろう。
 と言うか、すごくおいしそうにご飯食べてるの見て、おなかすいた。

ゼナ > 山盛りだった料理の数々が、気付けばもう残り僅か。にもかかわらず、むっちりと肉付きの良い体躯のキュッと括れた腰周りは、入店時に比べてちょっとお腹が膨れたかなといった程度の変化しか見せていない。あれだけの料理が一体どこに消えたのかと言う謎は残るも、そのカロリーの大半はあのけしからん爆乳の維持に仕様されているに違いないというのが、多くの客の共通認識となっていた。
そんな失礼な学説がまことしやかに囁かれる店内、恐らくはかなりの酒量を嗜んだのだろう男達が、赤ら顔を寄せて邪な計画を立てていた。
曰く、あの娘はとある酒場で働いているのだが、酒にはめっぽう弱く、一口二口であっさり酔いつぶれるだとか、腕の立つ冒険者という話ではあるが、酔い潰してしまえば所詮は小娘、後は力づくでどうとでもなるだとか、そういった会話が下卑たニヤニヤ笑いと共に交わされているのである。
事実、そこにいる6人の男達は港で日々重い荷物を運ぶ人足達で、腕の太さはゼナの太腿、特に大柄な1人などはゼナの腰周り程もあろうかという巨体。
それに対して今も蕩ける様な表情で残り少なくなった料理を啄む戦士娘といえば、薄っすらと肉の筋を浮かせてはいても、町娘よりは多少は太いかも知れないといった程度の細腕。
1対1でさえその有様なのに、1対6。さらには酒に酔わせてから襲うという念の入れよう。その計画はいかにも成功しそうに思えた。そして男達がそれを実行に移そうと席を立ったそのタイミングで

「――――リスっ❤ どうしたんですか、今夜はギルドの会合があるって言ってませんでした?」

料理で緩々になっていた顔が、隣に腰掛けた娘の姿にぱぁっと笑顔を咲き綻ばせ、思わずといった風情で抱きついていた。珠汗を滲ませた薄着姿の抱擁は、香辛料と酒精に火照った小麦肌の体温と、柑橘を思わせるほのかな体臭、そしてむぎぅううっと柔らかく潰れる肉鞠の豊満極まるボリューム感で彼女を歓迎し、若い娘のあけっぴろげな百合姿は周囲からかすかなどよめきを響かせた。
店内をせわしなく行き来する店員も思わず足を止める尊さではあったが、それでもすぐに返事を返し、威勢の良い声音で厨房に注文を伝える辺りは流石と言えようか。

「んふふふふ、リスぅ、リスぅ❤」

対して店内の空気に含まれる酒精だけで微妙に出来上がりつつあったのか、竜人の恋人はハートマークをぴょいんぴょいんと散らしながら、最愛の少女に熱帯びた頬ずりを繰り返す。

リス > 何やら邪な計画が発生している模様、然し、残念ながら読心の力など持たぬ少女には残念ながら看破する力などは無くて。
 只々、偶然のうちに、嫁を守るような動きになったのだろう、ちょこんと座る小さな体は、隣に座る彼女と比べれば、大人と子供の差ぐらいあったのだ。
 そして、その姿は人と全く同じ姿で、角や翼などは出ていない、それは人の世では邪魔になると知っているから、唯一使える魔術で隠しているのだ。
 なので、見た目で言えば、女の子が二人仲良く並んで腰を掛けるという姿になるのであった。

「ええ、ええ、ゼナ。その通りよ、会合と言われて参加したら、酒宴だったのよ、全く。
 あの酒屋が会合の先導という事を失念していたわ。
 とは言え、会合も終わって帰るところだったの、ゼナの匂いがしたから、来てみたの。」

 抱き着いてくる愛おしい嫁に、少女もそっと控えめに腕を伸ばして抱き着いていく。
 彼女の汗のにおいも、柔らかな匂いも、全て大好きで心地よくて。少女の方からもすりすり、と彼女の乳房に摺りついていくのである。
 思う存分彼女のハグを堪能し、顔をこすり付けて、ちゅ、ちゅ、とこっそり胸にキスを落とす少女。

「……ええと、ゼナの冒険者の仲間、でしょうか?」

 そして、酒瓶をもって近づいてきていた、巨漢の男たち。
 彼らの方に視線を向けて、にっこりと微笑んで見せる、酒場で酒をもって近づくというのは。
 基本的に一緒に酒を酌み交わすものである、なので、友人なのかな、と。
 ゼナは自分の巣りつくので忙しそうだし、彼女の頭をやさしくなでる。
 体の大きさは兎も角、少女の方が保護者然としていたのは間違いがなくて。

「ごめんなさいね、彼女、お酒には弱くて、もし、宜しければ私が頂きますので、お許しくださいまし?」

 と、知らず知らずか、ゼナへのお酒攻撃をドラゴンガードする娘。

ゼナ > 『―――ちっ、邪魔しやがって』『いや、獲物が二人に増えたと思えばいいじゃねぇか。あっちの子もすげぇ美味しそうな身体してやがるぜ』『馬鹿野郎っ、そういった事は相手を見て言いやがれ! ありゃあ、竜御殿の姫様じゃねぇか!』『はぁ、なんだよそりゃあ』『いいか、あの娘はなぁ……』
不穏な計略を実行に移そうとしていた男達の内数人は、リスの事を知っていたらしい。ダイラスの店と港を介して商品のやり取りをすることもあるのだから、そこで働く人足との面識があるのも不思議ではない。
本人自体は彼らに凄まれればあっさりと涙目になる無力なお嬢様に過ぎぬのに、結果的にはトラブルを未然に防いで戦士娘の危機を救ってみせる辺り、この少女は大商人としての豪運を持ち合わせているのだろう。
もしもこれをゼナが知ったなら、「どうせだったらリスに絡んで半泣きにさせてからあきらめてくれればよかったのに…」なんて理不尽な願いを口にしたかも知れないけれど。

「――――はぅ❤」

そして、そんなやり取りがあったことなど知らぬゼナは『ゼナの匂いがしたから来てみた』なんて恋人の言葉に奇声を上げたかと思えば「だったらもっと、ほら、もっとわたしの匂い堪能してくださいっ❤」とか言いながら、更にぐいぐいとハグの熱烈さを強めていく。
彼女の白乳を潰しながら豊満な丸みを強める小麦乳への口付けには、タンクトップの襟を引き下げ、彼女にだけ見える様に乳輪のピンクを露出させるなんてサービスまで付けるのは、酔いが回りつつある証拠。

『いえいえいえいえっ』『と、とんでもねぇ、オレ達ぁただの通りすがりでして』『へへ、ちょいと手洗いにでも行こうかとしていただけでさぁ』
百合夫婦のいちゃつきを視姦しつつも、情報共有を終えた人足達は、お嬢様の淑やかな問いかけにもサッと赤ら顔を青ざめさせて勢いよく首を振り、逃げるようにその場を後にした。
それに対して理性の薄れた酔っぱらい娘は

「んふふふふぅ、この店はステーキも普通に美味しいんですけど、一番のオススメはこちらっ! ピリ辛あんかけの鶏唐揚げですっ!」

互いの柔肉をふにゅんふにゅんと密着させたゼロ距離のまま、トスッとフォークを突き立てラスト1つとなった唐揚げをぱくりと食む。トマトベースの赤いソースに各種香辛料を配合し、唐揚げというよりは天ぷらの様な衣に絡めたその料理は見るからに美味しそう。その最後の一個を口腔に含み、それはもう美味しそうにもぐもぐしてみせた意地悪娘は

「ん~~~~~❤❤❤」

愛情たっぷりの両腕を竜娘のうなじに絡め、意外に長い睫毛と閉ざして顔を近づける。心持ち突き出した唇の狙いは、咀嚼も終えて、唾液も絡ませた料理の口移しでのおすそ分けという変態行為。