2019/09/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に刀鬼 紫沙希さんが現れました。
刀鬼 紫沙希 > 暦の上ではすっかり秋であるのだが、この日、涼しくなってきたのは月が顔を見せてからであった。

漸く過ごしやすくなったと鬼は着流しに袖を通し、いつもの屋台で蕎麦を楽しんでいた。

「どうだい親父、最近の景気は。
何、懐が寒いだ?
奇遇だな、俺もだよ。」

蕎麦をすすっては酒を飲み、店の親父と談笑をする鬼。
一組織の長である鬼にはどこかしらで護衛が監視の目を光らせているのだが、鬼は意に介さず杯を傾けていた。

「まあ、いづれ大きなチャンスがやってくるだろう。
ここは騒がしい国だからな。
その時は親父にも一声かけてやるよ。」

すっかり顔を赤くした鬼は次第に陽気になる。
自然と声も大きくなり、人目を集めてしまうであろうか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から刀鬼 紫沙希さんが去りました。