2019/09/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシュバルトさんが現れました。
■シュバルト > ――…平民地区にある大通り。
立ち並ぶお店以外にも合間合間を縫うように地面に敷物を引いて思い思いの商品を並べ販売している露店が点在している。
その一つ
他の露店と違いオイルやアロマといった美容系の商品を並べている露店がある。
勿論その露店にはそれだけではなくて、ちゃんとポーションや傷薬なども売っているが、目立つのが美容系の商品でハーブを練りこんだキャンドルやら化粧水やらちょっとエッチな気分になる香水とか果ては媚薬染みた肌クリームを販売している。
どれも一律銀貨一枚。
どれもがオシャレなガラス瓶などではなく、シンプルな陶器に封入されている。
あと店主の隣には低いスツールがおいてあり
<お試しで調律いたします。銀貨三枚>
と書かれた木製の看板が立てられている。
そんなわけで、今夜は予約客もいないし出張も無いためにお小遣い稼ぎに露店を建てている。
売れるか売れないかは正直わからない、商品に自信はあるのだが需要があるかと言えばないに等しいだろうし、と半ば諦め気分でスツールの隣に置いた椅子に腰をかけ、今はやりの小説とやらを足元においたランタンを光源に読んでいる。
一応お客様がくれば即座に対応する心算ではあるが、あまりやる気が有るように見えない、一応やる気はある筈なのだが……態度が良くないのかもしれない。
普段かけないある魔力が付与された眼鏡で読書。
客引きとかすれば良いのだろうけども、あまりそういうモノは好まないのであった。
■シュバルト > 今夜は少し早いが店じまいにするか。
自分が腰掛けていた椅子と隣にあるスツールを重ねて。広げていた品物を全て大きな包み込むと、重ねた椅子を片手に布包みを担いで大通りを立ち去るのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシュバルトさんが去りました。