2019/07/22 のログ
■フィル > 中々やまない喧騒。時折静かになったと思えば、また響く声は大きくなり。
まだまだ落ちつきそうにない様子であれば、その横を通って行こうとは思えないのだろう。
関係ない人を巻き込まないかもしれない、けれどもその保証はないのである。
平民地区の表通りなら、比較的安全そうな人も多く。そもそも憲兵が止めに来ることだってあるだろう。
けどここは貧民地区に近い、平民地区の路地裏である。
明らかに面倒事に巻き込まれる確率の方が高いのは、直ぐに想像もつくことであり。
「元の姿には…逆効果だよね…。
変化に飛べる姿…は試したことないし…あの姿は…逆効果だろうし…」
透明にでもなれたら楽に通り抜けられるだろう。
そんな事を考えてしまっても、できないものは出来ないのだから現実逃避にしかならず。
遠回りして路地裏で迷ってしまう事を考えれば、ここを通ってしまいたいと思っているようである。
元の姿では脅かすどころか、逆効果であり。下手をすれば退治的な意味で襲われかねず。
飛べる姿に何て変化を試したことなければ、飾り物の羽で落下しましたなんてことも、ありえなくはない。
ある意味しっかり覚えた変化のとある女性の姿は、と思えば、とんでもなく逆効果に性格的な意味でなりそうであれば、いいアイディアは未だ出る様子はなく。
角で様子を伺ったまま悩みこむ、そんな姿を少年は見せてしまっており。
■フィル > 「とりあえず…回り道あるか…見てみようかな」
危ない一手を試すのなら、まずは無難な所から。
やがて少年はそう決めたようである。
地図を確認しても、やはり直ぐ近くに迂回できるような道はないようであり。
大きくぐるっと回ってくることにしたようであれば、更に路地裏に進むということもあり、気を引き締めと言う所だろう。
もっとも、回り道まで行けることなく、途中でも戻ってくることになれば、まだ道で騒ぎが続いているかは確認するつもりのようであり。
そこで喧騒が収まっていれば、再びに道がふさがる前に、と通り過ぎようと思っているようである。
まずは回り道から、と。少年は少ししてから路地の更に奥へと向かい、曲がり角から隠れるのをやめて進んでいったか―
ご案内:「王都マグメール 平民地区の路地裏」からフィルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミシェリさんが現れました。
■ミシェリ > 夕暮れ時。冒険者達が仕事を探す場としても使われる酒場は、徐々に夜の賑わいを見せ始めている。そんな店内の片隅に魔女帽子を被った女が一人、掲示板を前にして溜息を吐いていた。ずらりと張り出された仕事の依頼書、その中の一枚、短期のメイド募集というタイトルから始まるそれを、じっと見つめて難しい顔。
「…近頃の冒険者ときたら……」
ぶつくさと愚痴っぽく零しながら、暫くして懐からペンを取り出した。メイド募集の依頼書に記された報酬の部分を二重線で消して、少しだけ増額した値段に書き換える。冒険者か、小遣い稼ぎをしたい娘を募って遊び相手にしよう、なんていう目論見で張り出していた依頼に食いつきがなかった、そんな理由での不貞腐れ顔。他に魅力的な仕事がいくつもあるのだから仕方のない話かもしれないけれど。
■ミシェリ > これだけ報酬を弾む形なら今度こそ応募があるかもしれない。腕組みしながら掲示板の前でうんうんと頷く女の姿は傍目に不審であったのか、時々訝しげな視線を注がれていたりもしたが、気にする事もなく、やがて一仕事終えたような顔で、適当なテーブル席へ移動した。アルコールを注文し、グラスを傾ける間にも、誰かが依頼書に目をとめるかもしれない。そんな期待が叶ったかどうかに関わらず、酒場の夜は賑やかに更けていった事だろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミシェリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレンチェフさんが現れました。
■レンチェフ > 平民地区の酒場の一つ、冒険者や仕事上がりの職人が集まる店。
その一角のカウンター席で酒とつまみを楽しむ男の姿。
ミレー族である耳や尻尾を隠してもいないが、店主やほかの客もそれを気にすることがない。
普段から隠す事はほぼ無いが顔見知りの多い店では完全に隠さず、今もエールを口に運ぶ。
「しばらくは余裕があるが…どうするか」
追加報酬の大きな仕事を終えたばかりで金はあるが次の仕事を考えてはエールを口に運ぶ。
賑わう店内は更に熱が籠ったように賑やかさが増していき。
一角ではどちらが多く飲めるかと勝負まで始まる始末。
その勝負にさりげなく掛け金を支払っては勝負がつくまでと、その光景を楽しむ。
■レンチェフ > やがて勝負がつけば見事な的中。
更にもうけを多くして食事を終えると酒場を後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレンチェフさんが去りました。