2019/07/21 のログ
■フラニエータ > 平民地区の酒場にて。
カウンター席の端で足を組み、カウンターに肘をついて頬杖をし、組んだ足を斜めに投げ出しながらワインを飲む。
己に向かう視線には一々微笑み返し、扇情的な仕草もおまけに付けやる…そんないつもの女。
平民地区や富裕地区は、女にとっては情報収集の場である。
だからこうして酒を飲みながらも周囲の会話に耳をそっと傾け、金になる話や興味をそそる話が零れ落ちるのを待っていた。
しかし本日は盛り上がった笑い声が酒場を支配していた。
故に女の希望する話は無く、もし有ったとしても聞こえない。
「…――特権、かしら、ね?…煩いわ…」
声をあげる集団。肩を竦める女。
小言を言いつつも仕方ないと溜息交じりの笑顔を晒すのは、良く言えば大人の余裕、悪く言えば諦め。
女はその小言の続きを流し込むかの様にワインを呷り、空になったグラスをカウンター越しの主人に見せ付けた。
我慢してくれ、と言いたげな表情でワインを注ぐ店主。彼もまた良く言えば大人の余裕、悪く言えば諦め、そんな笑顔を晒していた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にトルテさんが現れました。
■トルテ > (酔っぱらい達の粗暴な笑い声に紛れる様に、入り口の扉が開かれる。新たな客が店内にそっとその身を潜り込ませたのだ。小柄な体躯を縮める様に背筋を丸める姿は、大きなキャスケット帽を目深にかぶってその顔立ちを隠す小動物の風情。 しかし、ノースリーブの白ブラウスに包まれたその胸元は、小動物どころかミノタウロス級の迫力を有する豊乳。そんな少女が帽子の鍔元から覗かせた黒目にて彷徨わせて空いている椅子を探す。目についたのはカウンター席。一人の女客が嫣然と腰掛けるその隣に空席を見つけ出し、そそくさとそちらに移動した。すれ違いざまにドッと上がった笑い声が、再び少女の双肩をビクリと跳ねさせる物の、絡まれる様な事もなく無事に席につくことが出来た。ジロリと目を向けるマスターに小声で手早く注文を返した少女は、隣席の挨拶とばかりに黒目を向けて育ちの良さそうな顔に気弱げな笑みを浮かべてペコリと頭を下げた。)
■フラニエータ > 新たに訪れた客は一人は、一見おどおどとした気の弱そうな少女だった。
しかしその胸に抱えている脂肪はかなりの量で、女のそれよりも遥かに多い。
女は少しばかり眉間に皺を浮かべて不機嫌そうな様相を醸し出した。一方的なやっかみ、嫉妬である。
その彼女が己の横に座ると同時に起こる大きな笑い声、そしてその声に驚く彼女。
女はそんな彼女を見て、くす、と笑った。
「…あら、きちんと挨拶できるイイ子、ね…フフ…。」
己に頭を下げる彼女に気を良くしたのか、頬杖をついたままの顔を彼女へと向け、
胸の大きさを嫉妬していた先程までの表情から一転、慈母のような微笑を向ける女。
そんな微笑を向けながらも瞳は彼女を下から上へ、上から下へ。まるで値踏みしているように動き続けている。
その姿から察するに、良い所のお嬢様だと判断した女は動いていた瞳を彼女の顔へと固定し、もう一度、優しく微笑んで見せた。
■トルテ > (こちらに目を向けた女性客が切れ長の双眸に浮かべた不機嫌さに気付く事がなかったのは、トルテにとって幸運と言えただろう。もしもそれに気付いていたなら、彼女の隣に腰を落ち着ける事など出来ず、空席を探して未だに店内をうろうろしていただろうから。そして程なく酔っぱらいに絡まれて、更に困った事になっていただろうから。そんな小動物は、愛想笑いの会釈に対する彼女のコメントにすらビクリと双肩を強張らせ、恐縮したかに目線を伏せた小顔にほんのりとはにかみの色を広げた。)
「――――あ、ありがとう、ございます」
(声を掛けられたなら何か返さねば。そんな思いが発した言葉はイイ子呼ばわりに対するお礼。そわそわチラチラ、赤みを帯びた顔が帽子の影から傍らの女性客を盗み見れば、そこに映し出されるのは妖艶な美貌の描く慈母の微笑み。思わず鼓動が跳ねた。フレアスカートに覆われた太腿上、揃えておいた両手が落ち着か投げに指を絡ませ――――ちらっ。改めて向けた黒瞳が、少女の全身を舐め回すように観察し終えた切れ長の双眸と真っ直ぐに目を合わせてしまう。途端ボッと炎熱の色彩を強める頬。そんなタイミングで注文のハニーミルクが差し出されれば、あれこれ誤魔化すかの様に伸ばした両手がマグカップを掴み上げ)
「んくっ、んくっ、んくっ、んくっ」
(温めに入れられたドリンクを勢いよく飲み干した。マグカップの離された口元は少しだけ落ち着いた様な綻びと、白濁の液髭をピンクの唇周りに付着させていた。)
■フラニエータ > 己の言葉にも肩を揺らす彼女に対して、女はまたしてもくすりと笑う。そしてその笑顔の裏で、女は思案する。
臆病にも思える彼女がどうしてこのような酒場に来たのか…もしかしてこんな形は擬態なのか、酒豪なのか…
そんな考えは彼女の元に届けられたハニーミルクによって否定された。
「…どういたしまして。」
そんな当たり障りのない返事をしながらも、女はワインを飲みながら彼女の行動を眺め続けていた。
太腿の上で両指を躍らせ、逢った視線に頬を染め、逃げるようにミルクを飲む彼女…正直、可愛らしい。
そんな仕草に絆されたのか、女の心は既に小動物を狙う捕食者のそれになっていた。
「…ミルク、着いているわ…」
彼女の唇の周りに付着しているミルクを当然見逃さない女。
女はあざといばかりの笑顔を携えながら、頬杖をしたまま彼女の顔、その唇へと空いた手を伸ばす。
頬に軽く触れながらその親指で拭い取ろうという心算だ。その厚い唇を優しく解きほぐす様に。
■トルテ > (妖艶な女性客が不思議に思うのも無理はない。彼女とトルテ以外に女性客がいない訳ではないにせよ、粗暴な男達を主客として賑わう下町の酒場である。仕立ても上等な着衣に身を包んだお嬢様が、お忍びで訪れる様な場所ではないのだから。その奇矯な行動はかなり特殊なトルテの性癖によって敢行された物なのだが、いくらなんでもそこまで推察することは出来ぬだろう。ともあれ、白濁蜜のまろやかな甘味で人心地ついた少女ではあったが)
「―――――……ッ!」
(優しげな声音と共にするりと伸ばされる繊指に再びその身を固くした。トルテとは異なり、この酒場の空気にさえ違和感なく溶け込む世慣れた強かさを有する美女の善意である。払いのけるどころか避ける事だって出来はしない。思わずぎゅっと両目をつむって震える唇を彼女の指先に委ねる様は、はじめてのキスを捧げる生娘の風情にも似ていよう。豊乳の内側から心臓が飛び出してしまうのではと思えるくらいに鼓動を跳ねさせながら、乳液を拭う彼女の指先にぽってりとした印象を裏切らぬ柔らかで繊細な感触とミルクの薄いぬめりを付着させる。ふにゃりと歪んだ唇の合間、純白の前歯が僅かに覗く。)
■フラニエータ > 抵抗する訳でもなく、身を強張らせながらも女の掌を受け入れた彼女の頬、唇。
女は親指を除く四の指でそのきめ細やかな頬を優しくも掻く様に撫でつつ、親指で唇の周りを柔らかく撫で始める。
目を瞑り軽く唇を開く彼女。まるでその唇を捧げるかの様に感じた女は、その表情を見てぞくりと背筋を震わせた。
「…ごめんなさいね、驚かせちゃったかしら…フフ…」
そう宣いながらカウンターに突いている肘を彼女側へと押し出して少々身を乗り出し、顔と顔の距離を狭める女。
その表情は相変わらず優しさを帯びており、その瞳は彼女の黒の瞳をじっと見据えたまま。
「…あら…貴女、今…すごぉく…可愛らしい顔をしているわよ?どうしてかしら…」
すっかりと付着した蜂蜜を含んだ甘いミルクを指で掬い取れば、その指を果実の様な唇へと運び、下唇を捲る様に柔らかく撫で始めた。
その中央の僅かに覗いた白い歯、その奥にある赤い舌へ狙いを定めた濡れた指先は、ゆっくりと彼女の唇を広げる様に撫でていく。
■トルテ > (撫でられる頬は林檎めいて色づいた赤色に火照りを宿しつつも、すべらかで柔らかな感触を十全に彼女に味わわせる事だろう。戯れの指技に弄ばれる唇は、視界を閉ざした暗闇の中、付着したミルクのぬめりも相まって舌先で舐められているかの様。その指先が離れた後、そぉっと震える睫毛を持ち上げたトルテは、思わぬ至近からの美女の凝視に再びビクッと肉感的な体躯を跳ねさせた。)
「―――ああああああのその、あ、あ、ありがとう、ございます」
(今の自分は恥ずかしいくらいの赤面を晒しているはずだ。そんな顔を妖艶な視線にじっと見つめられている。心音はますます乱れ、気弱げな黒瞳はあっちこっちに逃げ惑う。袋小路でばったりと猫に出会ってしまった子ねずみの如く石化した身体が、再びの指戯にて唇を愛でられる。ぽてっとした下唇が優しい指圧に押されたまま捲られて、唾液を纏う内唇まで嬲られた。ピクッ、ピククッと震える体躯はもう、性感帯を弄くられているかの様。)
「―――は…、あぁ……っ♡」
(知らずに漏らした蕩ける吐息が閉ざしていた唇間を開く。それは更に奥へと彼女の愛撫を受け入れる意思表示とも取れる所作。はっきりとした淫行という訳でもないが、それが余計に同性同士の淫らな戯れの背徳を強めているのだろう。あまり愛想の良さそうに見えないマスターさえ、カウンターの向こう側で息を呑んでいる。)
■フラニエータ > 赤く染まった頬を掻き撫で続ける指先。与えられる肌の感触に満足した女は、その四つの指の一つ、中指を耳朶へと進めた。
爪でそれを優しく掻きつつ、三本の指は頬を弄び、親指は唇を割り…掌全部を使い彼女の顔を包み込む。
「…どういたしまして…フフ…二度目ね、この遣り取り…」
慌てる口調にも絆されず、指先で彼女の赤い顔を犯し続ける女。彼女の揺れる瞳、軽く爆ぜる体を見れば女は更に気を良くしていく。
白いミルクが既に女の指先から離れ、彼女の唇へ戻っているが、女はその指の動きを休めない。
それどころか親指は唇の裏側と歯茎の間へと進んでおり、硬い歯を爪で掻きながら己の指を彼女の唾液に浸していく。
「…あら、イケナイ声、出てるわよ?…嬉しそうにも聞こえるわ…。
――ほら…まだミルク、着いているわ…指、綺麗にしないと…ね?」
すっかりと女の指先は彼女の唾液に塗れていた。勿論ミルクなんて残ってはいない。
女は親指を除く4つの指先を曲げ、耳朶を、頬を少々強めに掻きながら命令にも似た言葉を落とした。
同時に更に彼女の方へと運ばれる肘、近づく顔と顔。
女は歯の間、その奥に忍ぶ舌を見つけると女はそれを親指でつんと突いて…慈母の微笑を向ける。
■トルテ > (なんとも自然な所作で頬を撫でる手の平が耳へと至る。繊指の一つに耳朶が嬲られ、唇の内側にまで入り込んだ親指につぅ…と溢れたミルク味の唾液が伝う。ピンク色の唇が紡ぐ呼吸は妖しく乱れ、はち切れんばかりの肉感に張り詰める白ブラウスの胸元にピンと尖った小粒の陰影が浮かび上がる。赤黒チェックの品の良いスカートの内側は噎せ返るほどの雌臭に蒸していて、白腿の付け根に食い込むショーツは生ぬるいぬめりでクロッチをぐちょぐちょにしてしまっていた。そして、大人しげな風情の奥に秘めた淫乱気質を豊乳と共に体現するふたなりペニスもまた猛々しく鎌首を擡げ、少女の下肢に歪な膨らみを生じさせてる。先程まで腿上で複雑に指先を絡み合わせていた両手が、腹痛に耐えるかのようにそれを押さえつけて誤魔化す不自然さは、幸いにしてカウンターの暗がりの下であるためさほど目立ちもしないだろう。)
「あぅ、ん……ふぅう……っ♡ はぁ……はぁ…っ、はっ、ぁ……ん、ちゅりゅぅ…♡」
(興奮の涙膜に黒瞳が潤み、硬い白歯すら性感帯と化してしまったのではと思える口腔指淫に蕩けきった喘ぎを漏らす。『指を綺麗に』そんなキーワードに誘われるまま伸ばした舌が、彼女の親指をにゅるにゅると舐め始める。にじり寄せた肘がカウンターに押し付けた豊乳に触れた。今や喘ぎに含まれたハニーミルクの香りさえも嗅ぎ取れる程の距離に彼女の顔がある。妖艶な雰囲気に完全に呑まれたふたなりお嬢様は、彼女にすっかり身を任せてしまっていた。慈母の微笑みが更に近付き、その唇でトルテの呼吸を奪ったとて受け入れてしまうだろう。)
■フラニエータ > 荒くなる息、尖った胸先、そして微かに香る雌臭。明らかに発情の色を濃くしている彼女。
そんな彼女の表情、赤い顔を目の前で眺めつつ、女は今宵初めて口角を上げ、満足げに妖しく笑った。
その捕食者の微笑みのまま、女は舌なめずりをして己の舌を見せ付ける。
女自身の唇を割り蠢く舌は、丁度彼女の唇を苛めている親指の動きと同じだった。
もしこの親指がこの舌先だったら…彼女の思考をそう導くべくの行為。
「…若しかして…発情、しちゃったのかしら?…お腹に手を添えちゃって…可愛らしいこと…
自分で触っても良いのよ?…内緒にしておいてあげる…」
腹に両手を添える彼女を見て、その掌の奥で震え蕩けているであろう彼女自身を想像する女。
勿論彼女が男性器を持っている事は知らない。
だからであろう、その両手は自慰を我慢している、そう受け止めた女は優しくも甘く囁きつつ、
満足そうに己の指に舌を這わす彼女を眺めている。
「…美味しい?…フフ…とっても幸せそうなお顔…。」
そんな言葉を投げかけながら、触れた彼女の胸を押し返すように肘を押し出し、尖った先端を押し戻す。
無論掌は彼女の頬、耳朶、そして口腔内を犯し続けたままだ。
今、もし乱暴に彼女の唇を奪ったとしても、きっと彼女は受け入れる…そんな打算もあるのだろう、
女は口腔内の親指を抜き、彼女の唾液で濡れ光る指を己の唇へと運んで舐め…そんな姿を目の前で見せつけながら、己の鼻先を彼女の鼻先へと擦り付ける。
後少し顔を押し出せば、唇同士が触れ合うそんな距離で彼女の焦燥感を焚き付けるのだ。
■トルテ > (慈母の微笑みがヌルリと覗かせる蠱惑の紅舌。にゅるにゅると妖しく蠢くその動きは、トルテの唇を弄ぶ親指の動きに重なっている。唇を重ねる事無く行われる口付けの様なそれが、きゅんきゅんと子宮を疼かせる。)
「――――…っ!♡」
(そんな彼女が続けて発した台詞は、トルテがスカートの布地の奥に秘した淫猥な身体的特徴を示唆しての物ではないのだろう。しかし、自分が今いる場所すら曖昧になるくらいの劣情に蕩けたお嬢様は、与えられた許しを彼女からの嗜虐的な命令の如く受け取って)
「――――んぅ…っ♡ はぁ…っ、あ…っ、あ、ぅんンッ♡ はっ、はぁ…っ、はひっ、ひっ、んんぅ…ッ♡」
(名前すら知らぬ美女の指先に口腔を弄ばれながらの一人遊びを始めてしまう。歪な膨らみを撫でるかの様に翻った繊手が輪っかを作り、スカート越しの太幹をしゅにしゅにと扱き始める。それに合わせて内腿へと滑り落ちた逆の手は、スカートの奥へと潜り込みTバックの細紐をずらすと、強力な聖術に貞操を守る前孔に変わって日々の自慰行為を受け入れている後孔へと指先を挿入した。妖艶な美女に至近距離から蕩け顔を覗かれながら、猥褻なる淫根と、不浄の尻孔を弄って肉悦に浸る。余りに倒錯的なシチュエーションは、口内から引き抜かれる彼女の指先を半ば無意識に追いかけてしまう。彼女の舌が見せつけるかの様に親指を滑り光らせる唾液を舐め取り、鼻先を擦り寄せあう程の距離へと美貌を寄せるのなら)
「んんぅ……ふ、ちゅっ♡ んちゅるぅ…っ、れる、れちゅるぅう…っ♡」
(そのまま身を寄せ互いの唇を密着させて、背徳の淫欲にまみれたディープキスを彼女の口腔に送り込もうとする。)
■フラニエータ > 己の言葉通りに自慰を始める彼女。しかしその手の動きが少しだけ妙だ。
目線を送ればスカートに浮かぶ男性器の形。彼女はそれを指で扱いているのだ。
そしてスカートの奥へと進んだ彼女の手は自慰をするには深すぎる程、更に奥へと導かれている。
恐らく後孔に触れているのだろう…女は嬉しそうな表情を隠しもしなかった。
「…そう…貴女、そういう子だったのね…ククク…愉しめそうね…」
舐めしゃぶる指を見せつけながら、彼女の痴態を見つめながら、満足そうに嗤う女。
そんな折、彼女の唇が己の唇へと近づき、触れた。
触れるだけではない、もっと深いそれを望んでいるのが明白。そんな口付けを受けながら、女は送り込まれてきた舌へ唾液に塗れた舌を絡ませる。
「…んッ…強引ね…そういうのが好みなら…きちんとおっしゃいな…」
深い口付けの合間にそう囁くと、女はスツールから尻を浮かせてやや中腰になった。
そのまま彼女の顎を掴み、強引に上を向かせ…そのまま両手で彼女の頬を包み込んだ。
そしてそのまま上から覆いかぶさる様に、深い深い口付けを与える。
吐息が漏れる隙間もない程重なり合った唇、その中で蠢く舌が頬を揺らし、唾液を注ぎ込み始めていた。
■トルテ > (淫魔の戯れによって排泄物でなく無色のローションを垂れ流す様に改変された後孔。生殖のためでも排泄のためでもない、ただただ背徳の肉悦を貪るための器官に成り果てた肛門を、ヌチヌチにゅぽにゅぽ潜り込ませた二指にて弄ぶ。淫猥な指戯によって与えられる強制的な排泄快楽が、巨根へと与えられる手淫の悦楽と絡み合いトルテの脊柱を蕩けさせる。イケナイ事をしてしまっている。その感覚を強めるのは、至近距離から蕩け顔を覗き込む美女の存在とその声音。これが彼女自身の手指によって与えられた愛撫であれば、背徳の忌避感に悩まされる事無く快楽に身を委ね、あっさりと絶頂へと至っていた事だろう。とは言えドロドロに歪んだ変態性癖を秘めたお嬢様にとっては、こんな倒錯的な状況さえも興奮を煽るスパイスとして感じられてしまう。)
「んんっ、ふッ、んんぅう……ッ♡♡」
(そんな彼女の唇を奪って、その口腔にて待ち望んでいた舌の絡みつきを受け取ったのなら、ビクッ、ビククッと戦慄く下肢が、ペチコートの裏地におびただしい量の白濁をぶち撒けた。そこに浴びせかけられる液塊の断続的な奔流がはっきりと見受けられる程の大量射精。濃厚な雄臭を立ち上らせる白濁のぬるま湯は、たちどころにお嬢様の小股を伝い、尻下に敷いたスカートだけでなくスツールの座面にもどろどろの水たまりを広げていく。)
「はぁぁ…っ、ふぁぁ………ん、ぅっ♡ んんぅ、んうっ♡ んちゅるぅっ、ちぅ、ちゅるるぅう…っ♡」
(汗ばむ背筋を戦慄かせて射精の余韻に浸っていたお嬢様は、不意に立ち上がった眼前の気配を茫洋に蕩けた黒瞳で追いかけて、今度は彼女からの口付けに呼吸を奪われた。一瞬驚きに硬直するも、その強張りはすぐに解けて閉ざした双眸と共に上からのディープキスを受け入れる。こちらからも積極的に舌を絡ませ、注ぎ込まれる彼女の唾液を喉を鳴らして嚥下するのも厭わない。賑やかな酒場の喧騒の中とは言え、これほど大胆な接吻に誰一人として気付かないなんて幸運はありえない。上向いた事で頭部から滑り落ちたキャスケット帽が、隠していた亜麻色髪をふわっと広げ、桃の果汁めいた少女の匂いを立ち上らせれば女同士の濃厚な口付けという図式がますます強まり周囲のどよめきを誘うだろう。)
■フラニエータ > 騒がしい店内にひっそりと音を立てる彼女の後孔。
その音は小さいながらもしっかりと女の耳に届いており、更に女の心を掻き乱していく。
この清楚に見える彼女が、己の口付けを受けながら自慰に耽る。
それも女には無い男性器と、後孔で快楽を得ているのだ。
女は深い口付けを上から与えながら、女は彼女の瞳を見据え、瞳で訴える。淫らな子ね、と。
それとほぼ同時に彼女の腰から下が跳ねた。
吐き出された白濁はスカートに染み、その量が夥しい事を女に知らせていた。
勿論スカートだけではない。彼女のスカートの奥、忍ぶ太腿に沿って床に垂れ落ちている。
「…あら…イっちゃったの?…キスとオナニーだけで?ふぅん…」
女はそれに気づくと、深い口付けから唇を啄ばむような優しい口付けへとそれを変えた。
まるで衆人の中、絶頂を迎えたことを褒めるように、甘く、優しく。
いい子ね、とっても偉いわ、と言葉を添えながら、頬を包む両手を動かし、零れ落ちた亜麻色の髪へと運びながら。
「こんな場所でこんな事をするなんて…すっかり躾けられているのね…。外見はとても可愛らしいのになんて淫乱な子かしら…。
でも…ちょっと躾け方が成ってないわね…私が躾け直してあげるわ…」
優しい口付けが終わり、手櫛で彼女の髪を整えながらの囁き声。
周囲のどよめきにかき消される程の女の小さな小さなそれは、吐息を多く帯び、低く、強く、脳に染み渡るようなそれ。
■トルテ > (クチッ、ヌチッ、ぬちゅる、にちゅう。ねっとりと指先に絡みつき、泡立つ腸液の淫猥ささえ幻視出来そうな粘着音。至近距離から絡みつく美女の瞳の、咎める様な、からかうような揺らめきに煽られる羞恥が、それを塗りつぶす程のマゾヒスティックな興奮を生じさせる。そうして加速した手淫にて絶頂へと至ったお嬢様は、口腔内を彼女の色で染め上げる様なディープキスが一転して優しげで労る様なものに変化したなら嬉しそうにそれを受け入れ、繰り返しのバードキスの合間に向けられる褒め言葉にふにゃんと蕩け顔を綻ばせた。)
「―――そ、そんな……躾だなんて……う、受けておりません…っ」
(躾という名の淫らな調教行為などは受けていないと否定しつつも、美女からの躾け直し自体は拒絶しない。そして、彼女の唇が発した『こんな場所』という言葉にハッとして、周囲に向けた黒瞳にて衆目の集まる状況を改めて認識する。興奮の紅潮に羞恥の色がボフッと昇る。変態的な自慰に浸ってしまっていた手指を肉孔から引き抜くと、慌てて拾い上げたキャスケット帽で赤面を隠し、改めて両手で下肢の膨らみを押さえつけた。とは言え、肉付きの過剰な尻肉の下で座面をニュルニュルと滑らせ、ねっとりと床に滴る白濁粘液は隠しようが無い。おもらしでもした方が余程にマシな粗相の跡に、消え入りたくなる程の羞恥と、なおもどろりと濁った倒錯的な興奮を覚えてしまうお嬢様は)
「あ、あの……、ぉ……お姉、様……。 そ、その……、で、出来ましたら、場所を変えて……いただけません、か……?」
(不安げにあちこちに泳ぐ黒瞳が優しい手櫛に縋るように手指を絡ませ、未だに名も知らぬ美女に懇願した。周囲から向けられる舐め回すかの視線にはゾクゾクっと背筋を震わせてしまう物の、この場に留まってはただでは済むまいという常識的な危機感が無いわけではない。彼女の名前を知りたいという想いはあれど、この状況で悠長に自己紹介を行える程の豪胆さを小動物気質のお嬢様は持ち合わせていないのだ。)
■フラニエータ > ゆっくりと彼女の髪を解き解しながらの微笑みは姉が妹を見るような優しさを帯びている。
が、勿論周囲はそう受け止めては居ない。先程まで同性で行っていた行為は、それに全く相応しくないからだ。
彼女が周囲を見渡せば、好奇に満ちた視線が彼女を襲うだろう。
そしてそれに耐えられなくなったのだろう、彼女は帽子を深く被り直して自身の顔を隠し、両手で失態を隠す。
そんな彼女を見ながら、女は髪を解す手、指先を、頭皮を直に撫でるように甘やかす。
「…淫乱、は否定しないのね?…フフ…
――場所を変えて…どうするのかしら…解らないわ、教えてくれる?」
女は彼女の消え入りそうな懇願を耳にすると、意地悪そうな言葉を添えて微笑み、耳を向ける。
彼女が返答しようがしまいが、女の行動は唯一つ。
それを表すようにカウンターの上に慰謝を含めた二人分の代金を起き、彼女の手を取った。
■トルテ > 「そ、それは……その……あぅ…、えぅぅ…っ」
(からかう様な言葉に他愛もなく炎熱を強めた顔を俯かせるお嬢様。たわわな乳肉を両の二の腕に挟み込むようにしてもじもじしていたトルテではあったが、意を決した様に顔を持ち上げ、目深にかぶり直した帽子の影から黒の垂れ目を彼女に向けて)
「い、淫乱なわたくしを、ぉ、お姉様の手で、躾け直して、下さい、ませ……」
(吐息が触れ合う程に顔を寄せ、それでもしっかりと意識を向けていなければ聞き取る事が出来ない程の小声で彼女に告げる。コト…とカウンターの天板に置かれた数枚の貨幣、一人分にしては明らかに多いそれを目にして慌ててペコリと彼女に頭を下げ、こちらもまたハッと職責を思い出したかの様にコインを回収したマスターにも頭を下げる。椅子を汚してしまってごめんなさいという意図に彼が気付くのは、2人が去った後となるだろう。そうして伸ばされた彼女の手を取り、多量の白濁を吐き零した後も猛々しい隆起をまるで収めていない膨らみを押さえつけつつ立ち上がる。スカートのお尻は多量の液染みで色濃く変色しているし、むっちりと肉付いた太腿はおびただしい量の白濁を纏わりつかせていて恥ずかしいけど、これはもうどうしようもない。彼女の細腕に縋り付くかに身を寄せて赤面を隠したお嬢様は出来る限りの早足で店から出て、何処かの個室に避難するのだった―――。)
■フラニエータ > 彼女の囁きを耳にすれば、予想以上の言葉に刹那目を丸くする女。
そして満足げに笑い、繋がれた手、その指を絡ませて引き、二人は酒場を後にする。
寄り添う彼女の尻を掴み、腕で胸先を刺激し、時折股間の怒張へ指を這わせつつ、甘くも嗜虐に満ちた言葉を浴びせながらその場所へ向かう。
彼女を存分に愉しみながら――向かう先は何処か。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からトルテさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からフラニエータさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の路地裏」にフィルさんが現れました。
■フィル > 昼間は様々な人々の声で賑わい、夜になっても余程の深夜にならなければ、大通りから人気が消えることはない比較的平穏な地区。
最近は少々暑い日が続いたせいか、夜の賑わいはいつも以上に酒場などの地区に移っているようであるが。
平民地区と言えど少し路地裏を進んでいけば、人気はなくなり。
夜ともなれば、足音が壁に反響して響くほどに静まり返ってしまうのである。
平民地区とはいえ、どこも平和なわけではない。
それを知っている人が態々路地裏の道を進むとしたら、近道か路地裏に用件があるかといったところだろう。
そんな人気のない路地裏にコツコツと、静かな足音を響かせながらローブを羽織った少年は一人歩を進めていき。
「何か最近…奥まった場所への配達増えてる気がする様な…」
人気のない路地裏を進みながら、そんなことをポツリと零す少年。
少しだけ周りの様子を伺っているのは、大分貧民地区に近い路地裏だからだろう。
表通りと比べれば人気は少ない上に、人気が不意にある場所はいかがわしいお店があるといった場所なのだ。
全く向か警戒に歩くという方が、難しい場所である。
何時もより多く任された配達先は、そんな路地裏の深まった所にある場所ばかりであれば、恐らく配達物の中身も、あまり良いものではないのだろう。
それでも店主の頼まれれば届けるのは仕事であり。
意外なお宝やお店が発見できるかもしれない可能性もあるのだから、断るということはなく。
今日もまた大体の品物を届け終えれば、残りがないか確認するように、ポーチから取り出した紙に目を通し。
一旦、届け先を再確認しているようであるが。
■フィル > 「このお店と…このお店に、この酒場も大丈夫っと」
一気に運べるときは出来るだけ持っていく。
勿論余りにも大きすぎる品物であったり、届け先が遠すぎる場合は、急ぎでなければ1件ずつということも少なくはない。
今回はこの辺りの場所に届ける小さい品物が固まっていたのだろう。
店主から品物自体の詳細は聞かされていないものも、当然あるわけなのだが。
そういう物は、興味を惹かれても深く聞かない方が身のためであり。
興味本位のままにこっそり商品の中身を確認してしまおう、なんてこともしないほうがいいのである。
届ける場所が場所なのだから、あまり表向きにいい魔道具や品物ではないというのが大体の理由なのだろうが。
「大体終わってますし…後はこれくらい、かな?」
あと残っていたのは、残った届け先の件数と合う小さな小箱が一つ。
場所が場所であれば、それをうっかり落したりしない様に、ポーチに少年はしっかりとしまいなおし。
改めて場所を確認するように、届け先の紙と重ねてある小さな地図へと目を通していくが。
少々また奥まった場所にあり、何かお店をやってるらしきことが宛先には書いてあったようである。
裏通りのお店とはいえ、多少は安全なお店であれば気を抜けるのだろうが。
静けさに時折響く物音に、ビクリと身を震わせては少年は当たりの様子をその度に伺い。
さくっと届けてしまおうと、少し足早に進み直し始めていくようであるが。
足早になったせいで、辺りの様子を確認するのは少しおろそかになってしまったようであり。
■フィル > 「ここを曲がって…?」
少々薄暗い裏路地を足早に進めば、人にぶつかることもあったかもしれない。
けれども少年は運が良かったのだろう、転ぶこともぶつかることも無く。
目印の一つとなる曲がり角まで無事に来れたようであるが。
地図に一度目を落として、見間違いがないように確認し直したところで上がる一つの大声。
ビクリと思わず手に持っていた地図を落としそうになりながら、一度辺りを見回していくが、どうやらその声は曲がり角の先からだったようである。
恐る恐るといった様子で、そっと息を飲んで曲がり角の先を少年は覗き込んでいくが。
「揉め事…?
此処を曲がらないと…いけないのに…」
人気のないはずの道の真ん中に見えるのは、数人の男女の塊である。
其処の背後の建物の入り口が開いているのも見て取れれば、恐らくそこのお店で何かあったのだろう。
殴り、とまでは至ってはいないものの、もめているのは曲がり角からでも十分に見て取れ。
その先に進まなければ、大分回り道をする羽目になる届け先であれば、少年は一つ困ったようにその様子を伺い続けることになり。
喧騒が収まるかどうか、少しの間曲がり角から身を隠して、様子を見ることにしたのだろう。
もっとも、巻き込まれない様にその集まりに気を配って気づかれない様に気を付けていれば、それ以外への注意は疎かになってしまっているようであるが。