2019/07/12 のログ
■トール > 「ははは、そりゃリン君は可愛いからね。
例え男性として役立たずでもリン君は儂の恋人だからね。」
どんな酷い目に合わせても小動物のように懐く恋人を抱き上げ、柔らかな胸で包むよう抱きしめる。
「もっとも……いつチンポに負けて心まで奪われてしまうかわからないが……。
もし、そうなったら君はどうする?」
人形のような大きさの少年を抱いたまま傘を手に店の外へと歩み出す。
■リン > 「ん……」
抱き上げられると、嬉しそうにその柔らかい膨らみに頬ずりをする。
外へと出る彼女に逆らいはしないが、「どこに行くの?」と小さく尋ねる。
「心まで? そんなこと想像もできないな。
ぼくみたいに可愛い彼氏捨てたりしないでしょ? ね?」
優しくされて調子が形状記憶合金のように戻り、軽口を叩いてみせる。
この扱いを果たして彼氏と呼んでいいものなのかはわからない。
完全に寝取られて優しくしてすらくれなくなったトールのことを考えて、少し股間が反応してしまった。
■トール > 「いつもの娼館だよ。
可愛い彼氏のせいで下着がぐしょぐしょになってしまったからね。」
軽口を叩く恋人の顔へと覆いかぶさり人目も憚らず唇を奪い、たっぷりと舌を絡め濃厚な口付けを交わす。
「君が満足させてくれないせいで身体を売るのだよ。
儂が見知らぬ男に端金で身体を売る姿を見たければもっと小さくなり給え。」
そして、顔見知りの娼館で事情を話し客を取る。
恋人が覗いていようがいまいが、見知らぬ男の前で身体を開き、粗末なモノしか保たない恋人には許さない挿入を自らねだり、何度も何度も悦びの声を上げついには愛まで囁いて見せるのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店『ビルスキルニル』」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店『ビルスキルニル』」からトールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 雨の後のせいだ。涼しい、風はひんやりとすらする夜。
これから本格的に暑くなる前に楽しみたくなるような、太陽の沈んだ夜の一時。
「ふ、ぐあ――……ぁー………。」
楽しんでるんだかいないんだか、野太くてけものみたいな声で男は唸る。
唸る…あいや、欠伸をしたようだった。
大男は人気の少ない路地を歩いていた。
見通しは悪くて、明かりも少ない。平民地区だからまだ治安は、そう悪すぎもしないが。
両腕には大量の袋を抱えた状態で。
――夜の視界の悪い中、そんなものを抱えていたんなら後はお約束だ
「お、う……っ!?」
どかん、なにかにぶつかった。ばさりとちらばるのはたくさんの書籍。
大男が抱え込んでいたのは大量の本らしい。——さてそれはそれとして、ぶつかったのは何か障害物か、ひとか。
大丈夫か、と慌てて声を掛けるが――。