2019/04/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 雑貨屋」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
フィル=クォーレンス > 昼間の暖かさを拭い去る様に、吹き抜ける夜風は肌寒さを感じさせる涼しさを持っている。
大通りですら人気がなくなる時間である。少し大通りから外れた裏路地に入っていけば、靴音や夜風の吹き抜ける音も響くほどに、静まり返っている。
そんな静まり返っている小道の先に、この時間でも閉店することなく。窓から明かりを零している雑貨屋が一つ。
店内から零れる明かりに、時折人影は映し出され。一つの人影が出入り口の方へと蠢いてい言えば、もう一つの小さな人影は後に続くようにして動いていき。

「ありがとうございました、お気を付けてお帰り下さいね!」

カラン、と乾いた音を立てて揺れる掛け看板。
開け離れたらドアから出ていく人影を見送る様に、後について店先まで出てきた少年は一つ頭を下げて、帰路へとついていくその人影を見送っていく。
どうやら珍しい時間の来客だったようであり。
御客の姿を見えなくなれば、フードを目深に被りなおしながらも少年は店内へと踵を返し。
売れた雑貨を並べ直すように、棚に手を伸ばしてはコトコトと音を響かせながら、一つ零れそうになる欠伸をかみ殺し。
やがて整頓を終えれば、カウンターの後ろの椅子へと腰を下ろして、ホっと一息ついていき。

フィル=クォーレンス > 「こんな時間に普通のお客さんなんて珍しいし…少しはお店が知られたのかな」

そこまでお店の売り込みに力を入れているわけでもなく、お店に並んでいるのは普通の雑貨ばかりである。
店主への魔道具などの持ち込みから品定め等は、ある意味一部では知られているようであるが、店の収入といえば其方がメインなのだろう。
少年自身も店の宣伝を常日頃からしているわけでもなく。配達で走り回ることはあっても、届けるものは大体雑貨ではなく店主からの魔道具である。
余りにも夜が更けた時間の予想外の来客に、ふとそんな疑問が浮かべば、暇をつぶすかのように考えを巡らせていく少年。
けれども答えが出るわけもなく。

「まあ、お客さんが増えるのは良い事だし」

まあ、それはそれでいいか、とばかりの結論に達したようである。
ポツリとそんなことを誰に言うでもなくこぼし。
相変わらず静まり返った店内を見回し、誰も通らず人気を感じられない店の外の路地へと視線を滑らせてからまた一つ零す欠伸。
口元をちゃんと手で押さえながらも、気を抜けば歩み寄ってくる眠気を振り払うようにそのまま軽く頭を振って揺らし。
一つ伸びをするように両手を天井に向かってのばせば、まだ少しの間の店番と、気を引き締めようとする。
少し気を抜けばぼんやりと表情が直ぐに緩んでしまっているようであるが。

フィル=クォーレンス > 気を緩めない様にしていても、気が付けば船を漕ぎ始める頭。
その度に顔を揺すって目を覚ますが、時折カウンターに突っ伏してしまいそうになる少年。
確実に強まる袈向けを振り払いきれなくなっているのだろう。
たまに吹き抜ける夜風が、掛け看板を揺らし。出入り口のドアを叩く音は丁度いい目覚ましになっているようであり。
何とか眠らずにそのまま暫く店番を務めていき。

「ふぁ…そろそろ…時間かな。
帰りに朝御飯でも買って帰ろう…」

深夜の来客から続く来客もなく、ある意味平和に過ぎた深夜の店番。
一つ大きく零れかけた欠伸を抑え込みながら、少年はぽつりと零せばゆっくりと椅子から立ち上がり。
店内をもう一度確かめる様に、ぐるっと視線を走らせ。
問題なし、とばかりに一人頷けばそのまま出入り口へと向けていく足。
ドアを開けば吹き込む肌寒い夜風に、程よく眠気を吹き飛ばされ。
書掛け看板をちゃんと裏返し、戸締りも確認すれば、そのままゆったりとした足取りで、帰路へとついていったか―。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 雑貨屋」からフィル=クォーレンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 夕暮れ時の商店街、市場に続く通りをちょこちょこと移動する人影。
斜めにかけてるカバンから伝票を届けて回ってる、お仕事の途中。

食材屋さんが多くて、次に消耗品など、
ニコニコ愛想よく挨拶とかして、次の注文の伝票と交換したり、
慣れた足取りで、伝票はもう最後の1枚。
お店を目指して通りの端っこを歩いてた。

シャルレ > 最後の1枚も終わった。
カバンの中は軽くなって、ホッと一息、今日のお仕事も終わりとなり周囲をキョロキョロする。

あとは帰るだけなので、少し商店街を見ていこうとする。
人の姿なので買い物ものできるけど、元からの無欲なので見てるだけで過ごし行くだけ…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。