2019/03/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にランバルディアさんが現れました。
ランバルディア > 賭場を兼ねた酒場はまだまだ賑わい止まない不夜城の様相を呈している。

賑わう賭けのテーブルの周りで、袖を引く娼婦や一晩を賭けてともつれ込む姿も珍しくはない。
もう少しマイルドな賭け金で、ゲストが一丸となってホストのバニーガールやウェイトレスを脱がそうというテーブルもあった。
かくいう男も其処へ獲物を探してやってきた訳だが、今日はどうやらその眼鏡に適うものも居なかった様子。
手持ちの金には困っていないし、少し手を入れれば勝てるだろうただの賭けに興じる気も無い。

退屈そうに椅子へ腰掛けて、熱の上がったテーブルをぼんやりと遠目に見ている。

これならば、一人ゆっくりと温泉で月見酒でもやっているべきだったか。
このグラスが空になったら帰ろうか――そんな事を考えながら脚を組み直す。

ランバルディア > 「流石に、もうお上りさんも福のある残り物……ってのもいねェかな。」

手を口に当てて、大きくあくび。
入場料代わりにでもと一つのテーブルに腰掛け、勝っても負けてもそのひと勝負だけ。

酒場を出やる男の口惜しそうな顔は勝ったか負けたか……どちらにせよ、夜の闇の中に消えていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からランバルディアさんが去りました。