2019/01/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 露天市場」にラファルさんが現れました。
ラファル > わいわいがやがや、わいわいがやがや、沢山の人が行き交い、モノを売り買いしている様子が見える。
 露天市場は基本的に、その日その日で店の並びが変わるものである。
 商人ギルドに申請し、受理された人が、そのとき売るものを持ってきて並べて売る場所なので、掘り出し物とかがあるだろう。
 自分で商店を作ることのできない商人やが旅をして立ち寄ったところで商売をする商人、あと、いらないものを売って金にしようとする冒険者が、主な店主であろう。
 他にも、食事を作ってここで売る人もいるのだが、少女は食事を売る商店を目的としていた。
 両手いっぱいに食事を買い込み、もぐもぐとかじりながら、きょろりきょろきょろと周囲を眺める。
 食べたことのないものとか、ないかなーとか考えてる目。

ラファル > 色々なところからやってきた人が、珍しい食事を作って売ったり、このへんでは取れない果物とかを売っていたり。
 冒険者たちが、使わなくなった装備を売る様も見る。
 見たことないものばかりだからこそ、ワクワクするのだ、そういう意味では、こういうところは大好きなのである。
 いつ来ても、いつもと同じだけどいつもと違うところ。
 少女は、露天を眺める。
 武器とか、防具とか、食べ物とか食べ物とか食べ物とか食べ物とか、飲み物とか、武器とか食べ物とか食べ物とか食べ物とか。

 食い意地が張ってるのは、まあ仕方がないところだろう、まだ子供なのだし。
 買い食い楽しいのであるじゅるり。

ラファル > 「ぉ!」

 お酒が売っている。このへんの酒でもなさそうだし、酒造で作っているお酒でもなさそうだ。
 少女は目を輝かせる、お酒に目がないのは竜としてなのか、それとも育ちなのか。
 本人もわからないけどとにかくお酒である。
 パタパタパターっと近寄って、まじまじと見る。
 しゅわしゅわしているお酒のようで、なんかすごく美味しそうである。
 店主に問いかける、値段を確認する。そして、お財布を開く。
 中身を確認する。

「ぜんぶちょーだい!」

 にっこり笑って少女はいうのだ。
 店主が「はぁ?」という顔をするが、少女は気にした様子なく財布の中から金貨ジャラジャラとだす。
 店主が「はぁ!?」という顔をする。
 一応、偽物の金ではないか確認をし、本物であると確信する。
 本物の金貨であることが確認できれば、商売は成り立つもので。
 箱ごと、お店のお酒を全部買うと、背中のバックパックに入れていく。
 魔法の道具なのだろう、その見た目と反して、今買ったお酒の箱がどんどん入っていく。
 ほくほく顔になった少女は、ありがとね、と商人に手を振って、移動する。

ラファル > 露天でお酒をしこたま買った少女は考える。買ったお酒はすぐに飲みたい。
 お酒だけで飲むのもいいが、おつまみがあるとなおいいとかそんな酒飲み思考。
 よし、今度はおつまみだ!ふんす、と鼻息荒く少女はぽてぽて歩くのだ。
 いろいろな珍味があるはずなのだ、ということは、お酒に特に合う食べ物だってあるはずだ。
 なにがいいかなーと、少女は露天をチラチラ眺めながら歩く。
 どうせなら本当に珍しいものがいいからなーと。
 肉系にするか、魚系にするか。それもまた、問題だなーと肉食な思考。
 野菜というヘルシーは出てきません

ラファル > しばらくぽてぽてと歩いていたが、少女は不意に立ち止まり。視線を巡らせる。
 金色の竜眼が動いて止まるのはある一点、その方向をじっと見つめたら、軽く息を吐き出した。

「えー………。」

 おもむろに嫌そうな声をこぼす。
 そして、もう一度視線を先ほどの一点に向ける、表情は曇ったままである。
 そして、嫌そうに、歩き始める。

「ちぇー、おつまみあればもっと美味しいと思うのにー。」

 そんな風につぶやきながら、少女の足は、露天市場の出口の方に。
 雑踏の中に溶け込んで、見えなくなっていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 露天市場」からラファルさんが去りました。