2018/12/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド 二階、個室」からラファルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド 二階、個室」からアシュトンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 白い猫が平民地区の通りの端っこを歩く。
片側を建物にして風避けのつもり、
目指す先は人の多く集まる市場とか酒場の方向。

猫なら多少はマシかと思ったけど…猫の姿でも寒い。
ちょこちょこした足取りも早足、明るい通りは人の声も聞こえてきた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 酒場を後にして隊舎に戻る途中、人通りの多い大きな通りを外れて路地の影へ
酒と寒さのせいか、「用を足そう」とベルトに手を掛けて、キョロキョロと辺りを眺める
はーっ、と息を吐きだしつつ済ませていれば、ひた、ひた、と近づく気配
人が来たかとさっさと用を済ませてその場を後にして通りに戻れば、ちょこちょこと歩く白い影

気配を殺してそーっと背後から近づけばわし、と白く小さな身体を捕まえて抱き上げてしまう
野生を失っておる…と、苦笑しながらなだらかな背中のラインをなぞるように撫でてやり

「小腹が空いたし食ってしまおうかなあ…」

冗談を口にしつつ両手で自分の腹部の当たりに猫を抱けば人の流れに乗るように歩き出す

シャルレ > 人の声がする、と明かりと声に惹かれるように歩いてた。

風上にいたせいか、後ろから急に掴まれ手足が地面から離れたのに驚き、
バタバタと動いて暴れる。

「にゃぁ、ふみゃぁぁ」(なになに?やだやだ)

驚きに鳴いたのも一瞬、抱き上げられてお腹のとこに収まると、その匂いと声とに…顔をあげて、
金色の瞳が何度も瞬きをしてた。

「にゃーにゃーにゃー」(スペン、スヴェンだ…帰ってきた??)

相変わらずの猫語で通じてないのに、鳴いて話す。
寒さに避けてた壁沿いから、抱かれて感じるヌクヌクと懐かしい匂い、人の流れの中に猫がずっと鳴いて。

スヴェン > 腕の中でじたばた、と小さな獣が暴れる
しかし、戦場で捕まえた貴族の子弟ほどに暴れると言うでもなく、いとも簡単に腕の中へ収めてしまう
こちらの顔を見上げて金色の瞳を瞬かせると忙しなく何やら鳴いているがこれはさっぱり理解が及ばない
この点に限ってしまえば、人語が通じる分、貴族や兵隊のほうがやりやすい
中にはこちらの言葉を介さないお坊ちゃまもいたりするが

「何を言ってるのか判らん…
 俺が働いている間、ちゃあんと良い子にしていたか?」

北方の戦線に夏場から出向き、季節が移り変わり雪深くなれば自然と一時休戦ということになる
稼ぎは思った程、良くもなかったが悪くもなく、部下には分前を手渡すことが出来た

「土産を買ってくる程、稼げなかったのは残念だ…
 あ…爪は立てないでくれよ?服が余計にボロくなる」

冗談を口にしながら腕の中で鳴き声を上げる猫に話しかける姿は通行人にはさぞかし奇妙に見えるだろう

シャルレ > 「にゃーにゃ、にゃーん」(イイ子してた、ちゃんとお仕事もした、だから褒めて―)

バタバタ暴れてたのも、自分を抱き上げたのが知ってる人とわかれば、すぐに大人しくなった。
むしろ喉を鳴らして、スリスリと胸元に摺りつく、ご機嫌の仕草。

「にゃーぁぁ」(爪たてないもん、お土産いらない)

ゴロゴロゴロ…喉がひたすら鳴る。
先ほどまでは、寒いのと寂しくなるので、明かりがある人の声のあるとこを目指してたけど、
今は抱っこで温かいとこに体を丸めて抱かれたまま、おとなしく収まってる。

スヴェン > こちらの言葉に鳴き声を返すから自分の言っている事は判るらしい
しかし、向こうはニャーとしか鳴かないから当然、自分には彼女がどれだけ必死に伝えても理解が及ばない
ただ、すりすり、と胸元に摺り付きながらゴロゴロと喉を鳴らしているから機嫌は良いらしい事は判る

「なんか知らないけど、機嫌が良いのは判る」

ふわふわとした毛並みを抱きながら歩けば冷たい夜風も少しだけしのぐことが出来る
はじめのうち頻りに摺りついてきたりして、落としてしまいそうだと心配したが、
今は大人しく抱かれていてくれるから、そう言う心配もしなくて済む

「…何か食べたり飲んだりするか…っても、猫のまんまじゃな…」

屋台やスタンドが並び色々な飲食物の混じった甘いようなしょっぱいような匂いが漂う
ぽつり、とそんな事を口にして返事を待つ。返事が返ってもどうしようもないけれど
自分は程々に酒を飲んで帰るつもりでいたが、彼女が散歩をしたいのであれば付き合っても構わなかった

シャルレ > 「にゃーん」(うん、機嫌よくなった)

猫なので表情はかわらないけど、満足そうにスリスリゴロゴロ
夜の空気に冷えてた白い毛並みも、抱っこされてるので、感じる体温から温かくてヌクヌク。

「にゃーぁ」(このままがいいけど、たしかに言葉が通じないのも…)

周囲を見て、背伸びをするように耳のとこに摺りついてザリッとした舌で舐めて合図。
人にかわりたいから、物陰か人気のいないとこに…と、
いきなり姿を変えない約束のアレをしてみた。

スヴェン > 腕の中、前足を伸ばして身体を伸ばした彼女がざり、と耳の所を滑れば視線が明後日を向いていて
散漫としていたから妙な声が出てしまう。擽ったいような感覚に危うく彼女を落としそうになるがなんとか堪えて

「あぶな…そうか、そうだったな
 変身したいときの合図だった…」

一瞬、何事だったろうと思うもすぐに思い出す
はいはい、と返事を返して小道に入り彼女を下ろせば、あたりを見回して人気のないのを確認する
そうして彼女のそばにまで戻れば、彼女の近くで膝を折りしゃがんで

「周りに誰もいないようだから大丈夫だ」

と伝えながら掌でわしゃり、と軽く頭を撫でるようにしてから立ち上がって

シャルレ > 脇道に入ると人の気配もない、目の前には彼がいるので、頭を撫でられると耳が垂れる。

「にゃーん」(はーい)

返事を返すと、パッと一瞬で猫から人の姿に戻すものの、
人になった瞬間肩を竦めるようにして…。

「さむーい」

夜だし、外だし…ポンチョに手袋にと備えているものの、それでも寒さの苦手な猫なので冷える。
目の前で立ってる彼のもとにポスンと手を伸ばし、抱き着こうと寄って顔をあげて笑う。

「ふふっ、やっとお話できる。スヴェンお帰りなさい」

前は勢いつけて飛びついてたこともあったけど、ちょっと控えめなのは、久しぶりのせい。

スヴェン > 間近でされると判るが突然、猫の姿から人の姿に戻られると心臓に悪い
彼女でない野良猫を見ていてもジッと視線があったりすると人間の姿になったりするんじゃないか、と
思ってしまうことがないではない

「そりゃあ、アレだけもこもこだったのが、
 こんだけシュッとしちまえば、寒いだろうなあ」

抱きつこう寄せられる身体をぽすん、と抱きとめて彼女の腰の辺りに手を添える
一瞬、猛烈に飛びついてくる姿が脳裏をよぎり身構えたけれど杞憂だったらしい
彼女を抱きとめれば挨拶を交わす前に軽く頭を撫でてやってから脇の下を両手でひょいと掴んでは
少し高めに抱き上げてから下ろして

「ただいま、長い間、出稼ぎした割りに稼ぎは良くなかったけどな」

肩を竦めて笑いながら伝えれば彼女の頭の上にピンと生えた耳を指先で軽く擽ってから手を離して

シャルレ > 「にふふ…いいの、スヴェンがかえってきただけでいい」

居ない間でも、隊舎の中の仕事はこなしてた。
寂しくなって人の集まるとこに声を聴きに出ることはったけど、今夜もそのつもりでいただけに

嬉しいと、ブンブンと尻尾が揺れるけど、ここは外。
ハッと気づくとスカートの中に隠して、撫でられた頭も帽子をかぶりなおして隠す。

相変わらずの細身と、軽い体を軽々と抱き上げられても、ニコニコして返す。
手を伸ばして、つなごうという仕草。

「スヴェン、おなかすいた?何か食べたいのあるの?」

脇道から通りへと戻ろうとして、先ほどの会話の続き、並ぶ屋台を見回しながら。

スヴェン > 「思った程に戦場が燃え上がらなくてな…って、そんな話はどうでも良いか」

戦闘が激化する、という事前の読みであったが思った程ではなく
結果、予想していたほどに儲けることが出来なかったから、今回の遠征は読み違いであったと肩を落とす
それでもまあ、人員が欠けることなく色々と経費を支払っても少々ながら部下に金を渡すことは出来たが

嬉しそうに尻尾をぶんぶんすると揺らす彼女とは対象的にがっかりした様子であったが、
まあ無事で戻れて彼女が喜んでくれるのがせめてもの報酬と言った所か、と納得した
伸びてきた彼女の手を取ってまた小道から通りに戻り

「俺は酒場で食ってきたからな…俺よりシャルがって思ったんだが…」

彼女の方こそどうだろう、と彼女に視線を返しつつ、彼女の歩幅に合わせて歩き