2018/12/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にボブさんが現れました。
ボブ > (夕暮れ迫る王都の道をゆっくりとした足取りで歩いている褐色肌の男。
固定客への薪配達も終え、空いた時間をどうしようか……そんな事を頭の中では考えていて)

「さぁ~てな……どこに行こうかね。 どっかメシを食いに行ってもいいし、一足飛びで酒場へと繰り出してもいいしな。
ある程度の自由があるって事は選択肢がありすぎて逆に困るって事なんだよな」

(コートのポケットに両手を突っ込みながら、軽くぼやいていき、軽く左右を見渡し、自分が向かうべき場所を思案していて)

ボブ > (しばし思案にふけりながら、どこに行くとも決めずに歩みを進めていたが、考えがまとまらず、ふと立ち止まる男)

「ダメだな……これは自分で考えていてもまとまらないや。
ここは偶然の神様の決めるがままに…っと」

(そう呟いていけばポケットから硬貨を取り出し、親指で真上へと弾き上げていけば、右手でパシッと受け止め、硬貨を握り締め)

「表が出たらメシ……裏が出たら酒場……さて勝負っ!!

表か……そんじゃメシに行くって事で店先からいい匂いが漂ってくる店でも見つけ出して突入といくか」

(右手で握った硬貨をポケットに戻せば、ようやっと目的を決めた男はふらりと街中へとその姿を消していった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 公園」に竜胆さんが現れました。
竜胆 > 絶賛NEETな生活を堪能している娘は、今日は公園に来ていた。
 その手には、リードがあり、リードの先には首輪をつけた大きな犬……なのか、狼なのか、まあ、そんな感じのワンコがいた。
 母の嫁が連れてきた犬で、グリムと名付けられた犬(?)である。
 とても賢く、意思疎通さえ可能なレベルのそのワンコの世話は、基本的にこの娘が行っていた。

 ―――家の中にいて一番暇してるから、という理由である。

 朝の散歩ということで彼の行きたいように任せて歩いていたら、自分の家のある富裕層地区を離れて平民地区までやってきていた。
 とりあえず、公園に入ればそれなりの広さがあるので、リードを外すことにする。

「グリム、あまり離れないようにしてくださいね?
 じゃあ、駆け回ってきてくださいな。」

 普通にお願いすれば、答えるように『ぅぉん!』と一声鳴いて、犬は走り始める。
 のんびりと眺める少女の視界から離れない程度のところを、走って回って遊んでいるのが見える。
 本当に犬なのだろうか、賢すぎる気がしてならないわ、と思いながらそんな犬を眺め、ベンチを探して腰を下ろすことに。

竜胆 > 犬でも、狼でもいいとは思うのだけれど、さて本当にどっちなのでしょう。
 走り回っているグリムを眺めながら少女は考える。今の時期は寒くなってくるからか頭が冴えてくる。
 胸いっぱいに冷たい空気を吸い込むと眠くなってくる。
 ちょっとどころでなく寒いので、自分の着物を少し合わせるようにしてみせるが、ちょっと効果は薄そうだ。
 うーんと、考えながら仕方がないか、と少女は己の異能を発動する。
 少しずつ寒さが減っていく……周囲の空気を温めて自分の快適な温度へと変えたのだ。
 ちょうどいい気温になったところで、懐から一冊の本を取り出そう。
 グリムが満足するまでしばらく時間があるから本でも読んで時間を潰そ。

 当然――――魔導書である。

 魔導の深淵とは直ぐに見えるものではないので、いつでも勉強は必須なのだ。

竜胆 > 「――――」

 本を読むことに集中していく、文字列を頭に叩き込み、その理論を頭の中に入れて組み込んでいく。
 魔術といっても、それは分類のようなもので、一つの術式が別の術式の補助をしたり邪魔をしたり。
 パズルのようなものなのである、大前提として、霊との交信、そこから白魔術に黒魔術への行使、さらには精霊魔法になっていったり、死霊魔術となっていく。
 一冊の魔道書で全てが分かるものではなくて、だからこそ様々な本が必要なのであろう。
 やはり、魔術師ギルドに所属する方がいいのだろうか。
 少女は視線を少し上げると、いつの間にか放して遊ばせていたグリムが戻ってきていた。
 どうやら一人で走り回ったりするのは満足たらしい、構えという感じに鼻先を自分の足元にこすりつけて来る。

竜胆 > 「はいはい、今行きますから。」

 足元で尻尾を振りながら遊んでくれることを期待しているグリムに、竜娘は本を閉じて視線を向ける。
 懐に本をしまい込み、立ち上がる。
 グリムは遊べというよりも首を……首輪をこすりつけてくる。
 見れば太陽も中天に昇りかけているので、そろそろお昼の時間にもなりそうだ。
 ああ、なるほど、帰ろうということなのだろうと判断して少女は首輪にリードを付ける。

「じゃあ、帰りましょうか、グリム。」

『わん!』と大きく嬉しそうに鳴いて、犬は先導するように歩き始める。
 犬の散歩をしながら、少女は公園を去る――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 公園」から竜胆さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロベリアさんが現れました。
ロベリア > 昼食時の慌ただしい時間が片付き、営業時間の内でも比較的暇な時間がやってきた。
今は暇だが、この後はまた夕方の仕込みもしなくてはいけない。
だが当の店主はカウンターの中に控えているが、仕事もせず何やら白紙を広げてあれこれ書き込んでいる。

「やっぱりオーソドックスなデザインもいいけど……、折角だし思い切って丈を詰めたいし……」

まだ数名の冒険者が店内にいるが、構わずにぶつぶつと呟きながらメモとラフを書き込んでいく。
とはいえ、ろくに絵心はないのでかなりざっくりとしたものだが。
そして何を書き込んでいるかといえば、ウェイトレスの制服として採用する予定のメイド服だ。
折角の可愛いウェイトレスに着てもらう物なので、あまり妥協はしたくない。
とはいえ欲望を優先しすぎると……。

「これじゃあいかがわしいお店ですねぇ……」

大胆にスカートを切り詰めた図を描いてみる。
じっとしていたらギリギリパンツが見えないだろうが、動き回るウェイトレスの場合それは無理な相談だ。
とはいえ、ある程度は素肌も見たい。
露出の少ないシックなデザインも想像力が掻き立てられていいのだが、などと結局書き出しても思考は堂々巡り。
何か、可愛くてセクシーなデザインを思いつければいいのだが、やはり素人考えではすぐに行き詰まってしまう。
せめて誰か相談する相手でも、と思い店内を見ても、ロベリア以上にそういった事に向かない面子しかいない。

「うむむむ……。
思ったより難しいですよぉこれは……」

小さなうめき声が店内に虚しく響く。

ロベリア > 暫く悩み続け、あれこれアイディアを書き出していくがどうにもピンとこない。
そうこうしている内に、そろそろ夜の支度をしなくてはいけない時間だ。
結局殆ど進展のなかったメモを片付けると、材料を取り出し仕事にとりかかるのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からロベリアさんが去りました。