2018/11/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリンさんが現れました。
■リン > 大きい商店の裏手、扉のスキマから、ネズミが這い出すように出てくる。
本当はネズミではなくて、ネズミのきぐるみをかぶった小人だ。
「ふう。今回の仕事は楽だったな」
きぐるみの頭部分を抜いで一息つく。小さくなれるという特性を活かして
雇われスパイのようなことをやって小遣いを稼いでいたのだ。
ここで待っていれば、クライアントの手の者が回収に来てくれるはず。
リンは一度小さくなるとなかなか自力では元に戻れない。
■リン > 「遅いな……」
しばらく待ってみても誰も来ない。
忘れられたか何か厄介な事案でも発生したのか。
毛皮をかぶっていてもさすがにこの時期は小人には寒い。
どうしたものかと裏路地をちょこちょこと歩き回り始めた。