2018/11/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 冒険者の一団が持ち込んだ品物を鑑定し、値段を決めて、すべての買い取り業務を終えたころには、すっかり夜の帳が落ちていた。今日はこのまま店を閉めようと、冒険者たちと一緒に外へ出て、ついでのお見送り。
うまく口車に乗せられて、損はしない程度にだけど買い取り額に色をつけたからか、宿へ帰っていく一団は機嫌がよさそうだった。そんな彼らの背に眺めながら、一礼する。

「…ありがとうございました」

今後も贔屓にしてくれたら嬉しいけれど、また来てくれるだろうか。あんまり買い取りばかりでも困るけど……なんて考えながら、入り口に立てた小さな看板を折り畳もうとして、くらりと身体が揺れた。
今日は取り扱う品物が多かったから、瞳の力を使う時間も長かった。今のふらつきも多分そのせいだろう。片付けるつもりだった看板に手をついて支えにしながら目をつぶる。しばらくじっとそのまま、落ち着くのを待った。

ミンティ > 静かに呼吸を整えて、足元も落ち着いてきた気がする。ゆっくり目を開くと深呼吸をし、手早く看板を折り畳んだ。夕食のあとはデザートに甘い物でも食べて体力を戻そう。そんな風に考えながら、閉店作業を続けていって…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。