2018/11/03 のログ
ぼたん > せいろの中身はもう空だ。エビシュウマイと揚げシュウマイとちまき。いつもながら、どうやったらこんなに汁気たっぷりに残せるのか不思議に思いながら、あっというまに平らげてしまった。

そうしてお腹もほどほどに膨れ、風が程よく冷たく、日差しが暖かい…

ぼたん > (昨日も、お昼の配達とかで店開けらンなかったし…そろそろ仕事、何でも引き受けちまうの、やめないとダメかねえ…)

居酒屋業は性に合っていると思う、から、店を閉めることは今は、考えていない。
うとうとしながら、まとまらない考えと夢の中をしばらく、行き来する。

ぼたん > 「――――!っぶな…っ」
かくん、と首がうなだれて自分で吃驚して飛び起きる。思わず口元をぬぐってからきょろきょろすると、点心屋の主人と目がばっちり合う。

「…あはは。美味しかったよ、ごちそうさま…」
誤魔化し笑いをしながら、立ち上がってせいろを返しに行く。

ぼたん > そのまま、二言三言、店主と言葉を交わして、露店を離れる。

(仕入れ、行かなけりゃァね…!)

どんな食材がみつかるか、いつも不安と期待で一杯だが、楽しみであるのも確か。
弾む足取りで、のどかな広場を後にする

ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からぼたんさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーかつ、かつ、しゃら…

平民地区広場の一画…深紅の防具を身に纏った女が噴水に近付いたかと思えば縁に腰掛け、物憂げな表情をうかべて空を見上げた。

「……、…つっかれたぁ…」

何のことはない、国の冒険者と傭兵のギルドを廻って"片手首から先のない胸の核石がもぎ取られた機兵を見たら極力討伐しないでほしい"と頼んで廻ってきたが故に、ちょっと精神的な疲弊が酷いだけである。
何故そんなことになってるかと言えば、全ては己自身の犠牲と努力を無駄にしないためであるが。

「…でも『御前アホだろ』は酷いよなぁ……
仕方ないじゃんか、こちとら研究資材としてクルシンスカヤ研究所のトップから直々にオネダリされてんだっての」

そう、研究資材として生きたままのパーツを1つ。
故に本体を倒されたら何の意味も無くなるのである。

「ま、ついでに大太刀見付けたら拾っといてもらえるよう頼めたし…悪いばっかじゃないか」

紅月 > 「師団には"たぶん暫く休みます"って伝えたし~、ギルドにも…むしろ説教喰らって高難易度クエスト禁止令出されたし~」

噴水の音に多少紛れるだろうとボヤくボヤく。
…というか、愚痴でも呟かなきゃやってられない心境なのだから仕方ない。
"たまにはこんな日もあるよね"というヤツである。

「…ギルマスあんにゃろう、ゲンコ超痛かったんだけど。
これ以上バカになったらどうしてくれる」

視線を足許へ遣り、頭頂部を左手で撫でる。
まさかこのトシになって拳骨を落とされるとは。

「……ふへへっ…」

思わず、笑みが零れる。
赤の他人に真剣に心配して怒って貰えるだなんて…有り難い事じゃあないか。
凄く痛かったけど、何だかポカポカ暖かくなった気がする。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にセルナエルさんが現れました。
セルナエル > (噴水縁にてグチグチ零し、直後にはへにゃりと表情を崩す長駆の娘の奇矯な振る舞いは、見る物に優しげな苦笑を浮かばせるだろうが)

―――いいですね、いいですねっ! これが下界、これが地上っ! この雑然、この喧騒、この混沌っ――――そして何よりこの匂いっ!

(唐突に、朗々たる涼やかな声音を響かせるこちらは、若干引き気味の反応を誘うこととなっただろう。今の時期には肌寒そうな純白の薄衣にて両腕広げ、優雅なスピンでくるくるしつつ芝居がかった台詞を口走る奇妙な娘。さて、淫毒狂いの娼婦でも出たかと思いきや、ひとつ結びの白金髪も輝かしい、麗しく見目の整った娘がそこにいる。思わずぽかんと口を開いた衆目が見守る中、柔乳を寄せる様に胸の前で両手を組んで)

あぁ……っ、臭いですっ! 色んな香りが渾然一体となってセルナの胸に入ってきて、あぁ…っ、あぁぁ……っ、本当にくさいですっ! あらっ? なにやら、これは……いい、匂い……❤

(すんすん、くんくん、両目を瞑ってそこそこにサイズの大きい胸いっぱいに空気を吸い込み――――ぽふん❤ もしも彼女が禄な反応も見せられぬなら、奇妙な娘の白金の頭部は噴水縁でへたり込んだ彼女の胸の谷間に鼻先を埋める事となるだろう。)

紅月 > ビクゥッ!と肩が跳ねる。
と言うのも、なんか唐突にミュージカルめいた朗々とした語り口でくるくる回り喜びを示すその乙女の声に不意を突かれたからで。
若干呆けながら暫し眺めていれば、今度は臭いとか言い始めた。
"変わった美少女"…それが忌憚のない感想ではあったのだれど。

「……お、ぉおっ!?」

何か寄ってきたと思ったら懐にダイブされた…しかも、胸に顔を埋めている。
変わった美少女から"残念な美少女"に印象が変わった瞬間である。
条件反射とばかりに抱き締め、何だかよくわからないがとりあえず頭を撫でてやる。

「…えっと、どうしたの?
王都は初めて…というか、もしかして迷子さんかな?」

セルナエル > (何たることか。斯様な危難に襲われたにも関わらず、驚きのままにひっぱたくどころか優しい抱擁が薄衣の女の肢体を包み込んだ。下界で味わう初めての抱擁は、優しく、暖かく、いい匂い。その上頭撫でのサービス付き。「―――あ……でも、そこはダメ、敏感です。ちょっと、そこはヤバイです…。」彼女の胸に顔を埋めたまま、抱擁の手指が触れる背筋の傷痕をもそもそとポジションチェンジ。)

―――こんにち……いいえ、セルナ、勉強してまいりました。もうすぐ日も暮れようかというこの時間、挨拶はこんにちわではなく、こんばんわ、ですねっ!

(初対面の娘の胸元、鼻先埋める密着はそのままに、双眸だけを持ち上げる。髪と同じプラチナの睫毛は驚くほどに長く、翠の瞳は怖いくらいに澄みきっていた。若干ドヤ顔で語る言葉が湿った吐息を吹き付けて、その暖かさで彼女の胸元を擽った。)

はい、王都どころか下界の何もかもが初めてです。人とのふれあいもあなたが初めて……きゃっ、これって初体験ってヤツではないでしょうか?

(ぽわんっと白頬を染めつつも、胸元に埋めた顔は変わらずそのまま。未だにくんくんと匂いを嗅いでいたりもする。)

紅月 > 傷痕は敏感だからとか言いながら、我が胸部…というか谷間から離れる様子ない謎の乙女。
何なんだろう…とりあえず子犬か何かにじゃれつかれてる気分である。

「ん、え…あぁうん、君はセルナっていうのか。
そうだねぇ…大体午後5時か6時辺りを境に"こんばんは"かなぁ」

ぱちくり…乙女の声に思考が逸れる。
挨拶の変わり目は個人によって曖昧であるが、日が暮れる境目がその辺りだから…たぶんそんな認識で大丈夫だろう。

「下界…此処を下界って呼ぶって事は、天界のヒトかな?
衣裳は天使族のに見えるけど…お仕えしてる巫女さんか何か?」

何やら自慢げな彼女を胸元で好きにさせたまま、不思議そうに首を傾げて。
己には天使族の知人がいる、故、目の前の彼女の衣装が天界によくあるキトンだと知ってはいるが。
それにしては…翼のあるはずの背に大怪我の痕があるのはどういう事だろうか。
思考の海に半分沈みながら、ついつい背の傷痕をゆるゆると指先でなぞる。

セルナエル > (言動はともかく、見た目は小柄な美少女である。そんな娘が露店も店じまいを始めた噴水広場で長駆の美女と抱き合っているという絵面。人目を惹かぬはずもない。何気ないふりをして使われる横目が、背徳の期待を込めつつ二人の娘の行く末を観察していた。)

―――まぁ! この国にも我が同胞がお世話になっているのですねっ!
はい、見ての通り上位三隊第一位階熾天……いえ、今はもう……そうですね、ええと、野良天使のセルナエルと申します。以後、よろしくお見知りおき下さいませ。

(理解の早い娘の言葉に、ぱぁっと表情を輝かせたかと思えば、次の瞬間にはキリッと表情を引き締め、それが不意に曇り、最後には再び澄んだ気配で名乗りを告げた。そして、聖母の如く柔らかな笑みを浮かべた美少女顔が)

――――ふぁっ!? ん、く……だ、だめ……、そ、こ……ぁ、あ……ぁ……っ。

(ビクンッと小柄な体躯を強張らせ、甘やかな蕩け声と共に小さく身悶えた。時代がかったドレスの様な薄衣は、大胆に背筋を見せつけるデザインの物。角度次第では乳房の丸みすら確認出来る白い背筋に残る、引きつった様な痛々しい傷痕。その上を紅髪の娘の指先が撫でるに合わせ、恥ずかしそうに頬を染めた金髪乙女が艶事を想起させる甘声と共に肢体をヒクつかせる物だから―――ゴクリ…と周囲で盗み見る誰かが生唾など飲み込むのも無理からぬ話だろう。)

紅月 > 「あぁ、やっぱり使徒さんだったか…ならマグメールで天使族に会うのはセルナで3人目だなぁ。
私はコウゲツ。
東の果ての地にては紅の月と書き…アレっ?」

さわ、さわ…正に手慰みといった様子で何気なくなぞる傷痕。
他人様の傷痕って何となく触りたくならない?…えっ、己だけ?
やっぱり半分くらい思考が明後日の方向を向いたまま、しっとりとした肌と傷痕の差違をのんびり楽しみつつ自己紹介などしてみたのだが…見下ろせば、痴態。

「ぉおおっ!? な、なんかごめん、大丈夫?
…あー、お膝、座る?」

散々弄くり回していた指先がピタッと止まる。
顔には僅かな焦り…然もありなん、己の手許がちょっとした野外プレイ紛いの事になっていたのだから焦りもする。
衆目?それどころではない紅娘が気付く訳もなく、困ったような顔でわたわたアワアワしている。
…お詫びになるかはわからないが、触れ合う事が好きそうだから膝に招いてみる事にしてみた。

「……そういや、野良って…行く宛あるの?
この国の通貨とか、わかる?」

彼女が膝に来るかはわからないが、とりあえず…焦る前に訊こうとしていた事を訊ねてみる。
…もし彼女が腰砕けになっているなんて非常事態が起こっていようものなら己の膝に拾い上げつつ、そうでないなら彼女の髪でも撫でつつに。

セルナエル > まぁっ、3人も!
それでしたら、この国も安泰という物ですねっ!

(同様に魔族なんかもうようよしているのがこの界隈なのだが、そんな事は知らない天使娘は無垢な笑顔で喜んだ。その次の瞬間、背筋の傷痕から齎されるむず痒い痛みを伴う背徳の喜悦。一溜りもなく甘声を漏らし、抱かれた細身を震わせた。)

はぁ……はぁ……い、いいえ、問題ありません。
こちらこそ、その……急にはしたない姿を見せてしまいました……。

(いきなり他人の胸の谷間に顔を突っ込む癖に、こういった事には人並みの羞恥を感じるのか、天使娘の白頬は遠目にも分かるくらいに熱を帯びていた。夕焼けの茜色でごまかせていればいいのだけれど……、なんて思いながらも少し乱れた金髪をしなやかな手指で耳に掛け、彼女の膝上にちょこんと収まる辺りはやはり色々と常識が怪しそう。続く言葉に肩越しの上目遣いを向けていた翠瞳だったが、その顔に得意げな表情が浮かびはじめ)

――――ふっふっふ、心配ご無用です。セルナ、しっかり予習してまいりました。取り出したりますこちら……こ、こち………こちらっ。

(帯鎧に括られていた小袋の結びを解くのに手間取りつつも、中から取り出す小ぶりの貨幣。両替商に持っていけば1万ゴルド程の値が付くだろう、かなり古めの金貨である。)

これがあれば、泊まったり食べたりに困る事はないと先輩がいっておりました……けど………そうなの、です……よね?

(優しい髪撫での手櫛を心地よさげに受け入れながら、しかし、やはり少々不安もあるのか、言葉の締めくくりはなんとも弱々しげ。そんな折りに―――くきゅるるぅぅうん❤ 謎の小動物の鳴き声が場の空気をかき乱した。しかし、周囲にそれらしい獣の姿は見られない。音の出処へと目を向ければ、そこには精緻な装飾と高価な宝玉で飾られた金の帯鎧と、それに守られた天使の薄い腹部があるばかり。)

紅月 > 己は特別、精霊やら特殊な種族に逢いやすい、というか寄せやすい体質だから…己を一般基準としていいのかは甚だ疑問ではあるが。
ソレを言う前にブッ飛んだ光景が視界に広がっちゃったんだから…うん、言い損ねるのも仕方ないと思うんだ。

「…や、私は眼福だったからいいんだけどさ……」

うっかり天使を辱しめるというあんまりな事態に…残念な事を口走って居ることに気付いているのか、いないのか。

「あぁ、それなら……いや…まずは換金屋か古物商のトコ行った方がいいなこりゃ」

彼女が開いて見せる袋の中身…明らかに今の通貨ではなく、遺跡で財宝として発掘する類いの黄金色がギッシリと。
あらあら、と苦笑していれば…何だ、まさか腹の音か、そうなのか。

「…これも何かの縁、かねぇ。
とりあえず、飯奢られるかウチ来るか選びなさいな」

ケラケラと笑いながら2択を迫ってみる。
彼女がどちらを選ぶにせよ、のんびり二人で広場を後にするんだろう。

セルナエル > (くきゅるるるぅぅ…っ❤ 再び響いた鳴き声は、どうやら天使の腹部が訴える空腹のサインであるらしい。驚きに見開かれたどんぐりまなこが帯鎧の上から腹部を撫で)

―――これが……空腹という物なのですねっ。 噂には聞いておりましたが、なんとも言えぬ寂寥感。 こうなった所で何かを口にすれば、それはもう危険なレベルの肉の悦びを味わう事が出来ると先輩から聞いていますっ! どこか……どこかお食事の出来る所は……。

(ひょっこりと巣穴から頭部を突き出し、首を伸ばして外敵の気配を探る小動物の雰囲気で、澄んだ翠瞳を周囲に向ける天使娘。しかし、つい先程まで香ばしい匂いを放っていた出店は既に露店を畳んでおり、周囲にも食事の出来そうな店はない。そんなタイミングで近くの民家からふんわりとスープの匂いが漂ってきた物だから、天使娘は今にも泣き出しそうな切なげな表情で眉尻を垂れさせた。そこに向けられた女冒険者からの二択に、きょとんとした表情が大きな翠瞳を数度ぱちくり瞬かせ)

お、奢り……ただで食べるご飯ほど美味しいものはないと聞きました……。セルナ、いきなりそんなすごいご馳走食べてしまって、堕天してしまわないか心配です……。

――――しかし、挑まれた勝負から逃げた事が無いのが自慢のセルナエル! おごっていただきましょうありがとうございますっ!

(ぴょんこと彼女の膝から飛び降りて、薄衣に包まれた柔乳をたゆゆんっと揺らして振り向いた天使は、彼女の手を両手できゅっと握りしめて宣言した。そうして二人で連れ立って、立ち寄る店がどういった料理を出す店なのか。何にせよ、何もかもが初めてという天使にとって、世慣れた風情の女冒険者との夕食は大層楽しい物となっただろう―――。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセルナエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から紅月さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 夜の帳がもう少しで落ちる時間帯。
大通りでは仕事を終えて帰路に着く者や、これから街へと繰り出す者で溢れている。
その喧騒の一角、一人の男が周囲の人々に焦った調子で声をかけていた。

曰く、道案内をして欲しい、と。

それは何処ぞの商店か、孤児院か、或いは娼館かもしれない。
――尚、男が声をかけている対象は女性ばかりであるのがある種違和感ではあるかもしれず。

キュリオ > そこから僅か離れた場所には一際目立つ豪奢な馬車が停車している。
その馬車の行者らしい男が必死に道案内を探しているその理由は、馬車の中。

立派な外装と、内装もこれまた立派な割に狭い車内で座る貴族の男は、苛立ち混じりに舌打ちを零していた。
その体を覆う服は無く、だらしのない肢体を曝け出し。
興奮作用を促す香が漂う中、目の前に跪かせたメイドに口奉仕を命じていた。

「ちっ、まぁだ見つからぬのか。」

苛立たし気にメイドの後頭部を掴み、股間へと深く押し付ける。
餌付く様な声を僅かに漏らすメイドであるが、それでも抵抗なく喉奥まで肉棒を受け入れ。
用事――と言っても碌な用事では無いだろうが――のある施設へと道を間違え迷った行者に苛立ちを覚えながらその気分を奉仕で緩和していた。

その主の苛立ちを理解しているからこそ、その生贄にもなるようにと。
女性にばかり声をかけ、何とか供物を用意すべく必死に行者は道案内を探しているのだ。