2018/10/08 のログ
月永遠花夕 > 季節外れの昼のうだるような暑さは日が暮れてようやく和らいではきたものの暑いのには変わらない。

 ル・リエーの水遊場に行ってもよかったのだけれど、さすがにそこまで足を伸ばす時間はなかった。という事でボクは少しでも涼もうと街の小さな川にかかった橋へとやってきたのだった。
 ここだったら、橋の下に桟橋のような施設があってそこから水に足をつける事ができる。こう暑かったらちょっとくらい泳いでもいいかな。まあさすが怒られそうだからやめておくけど。

ボクは橋の横の階段を降りて竹で組まれたような桟橋へ降りればそこから着物の裾をずりあげて足を水につけた。

「ふぅ~。冷たくて気持ちいい。」

 ボクはとりあえず桟橋に腰を落とすと緩く足を振って水を波立たせたのだった。

月永遠花夕 > 月がきれいだなあ。しかし、この既設に昼のうだるような暑さはなんだったんだろう。本当に今日は変な天気だったなあ。
ボクは髪の先を指先でいじりながら、夜空の月を眺めていた。風が少しあって。ボクの銀髪は風にたなびく。こういう時長い髪って割と大変なんだよなあ。まあ、だからと言って短くする気も全然ないのだけれどね。

月永遠花夕 > クが足を止めると、波立つ音が収まって再び静寂が戻ってきた。心地よい川の流れの音だけが鼓膜を揺らす。
ふと空をみあげると空は朧月。少し空に雲がでてきたか。

「ここでゆっくり釣りなんかするといいのかもね。釣り竿とか持ってこればよかった。」

夜釣りというのもなかなかにオツなものだろう。虫の鳴き声に耳をすますというものもなかなかによさそうなものだね。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」にぼたんさんが現れました。
ぼたん > 山と積んだ洗濯物の籠を抱えて、橋の上を通りかかる。
「ああも…なんだってぼおっとしてたンだろ…」
ため息交じりに籠を抱えなおすと、その拍子に一枚、シーツが滑り落ち「わ…」目で追うのがやっと、丁度吹いた風に飛ばされて橋の手すりの向こうへ

月永遠花夕 > さあて、明日は何処に市を出そうかなあ。この間いい香木が手に入ったことだし結構富裕層が多そうなところにちょっと高いお金を出して店を出せばそれなりの研究の足しに。。。

と、ボクが思った時に視界が急に塞がれた。ええ?何??

「わっ!わっ!!なっ、なんだコレ!!」

急な事でテンパってしまってボクは手をジタバタと動かす。しかもなんかぐいぐい引っ張ってくるんだ。
(あとでシーツが風にたなびいて引っ張られてるように感じたって事にきがついたのだけれど)

ぼたん > 慌てて手摺に駆け寄る。拍子にまたずり落ちそうになる洗濯物を手で押さえながら下を覗き込むと同時に叫び声。
「ああ、ごめんよー」
下では白いシーツがジタバタと動いている。(あんなに暴れたら、川に落ちちまわないかしら)急いで足元に籠を置くと、橋の下へと階段を駆け降りる「あぶないよ、大丈夫だからじっとして…!」じたばたを捕まえようと手を伸ばして

月永遠花夕 > わっ、なんか掴まれた。これってもしかして誘拐なんじゃあ。。。

「ぼ、ボクを誘拐しても1ゴルドにだってなりゃしないぞ。」

捕まえようとする手から逃れた拍子に彼女の手の中にシーツだけを残してボクは桟橋から落ちてしまった。うわっ、さすがこの季節だけあって水は結構冷たいぞ。慌てて桟橋に登るとひどく咳き込んだ。慌てたせいで結構水飲んじゃったからなあ。

「けへっけへっけへっ。」

鼻から水が流れ落ちるのを感じる。ボクは反射的に身を震わすと辺りに水滴を飛び散らした。

「うゥゥゥ」

耳をピンと立てて相手を威嚇してみたけど目に写ったのはなんか普通のお姉さん。

「え、誘拐犯??」

想像していた相手の想像と違っていて、ボクはぽかんとした様子でそうつぶやいた。

ぼたん > 掴んだシーツだけを残して相手が呆気なく川に落ちる。「ちょっ…」吃驚してそのまま追いかけるように桟橋の先へと。程なく桟橋に昇ってきた人物の目の前に膝をつくと、身を震わせた拍子の水滴にこちらも濡れて
「あァ…ごめん、ごめん」威嚇してくる相手に、昼に洗濯して乾いたばかりのシーツを差し出す。
「ちょいと橋の上から落とし物しちまって…よければ、顔と髪拭くの、これ使っとくれ」
気づかわし気に覗き込めば、月明りの似合う、不思議な姿の少年だった

月永遠花夕 > 「え??いいの??なんか悪いなあ。」
ちょっと、遠慮しようとしたのだけど、髪は顔にべったりとくっついて気持ち悪いし、せっかくだからお言葉に甘えようかな?というかもしかして落とし物ってコレ??
「もしかしてお姉さんの落とし物ってコレ??遠慮なくシーツを受け取ると髪に染み込んだ水分を絞るようにしてシーツへと移していって。顔の水気もきれいにふくとボクは小さく息をついた。

「なんか悪かったね。これ、また洗濯しなきゃなんないんじゃないの??」

【月明かりを紅の瞳に映し出しつつ彼女の顔を覗き見れば少年は耳を緩く揺らして首を傾げた。荒かった息もようやく通常に戻って。】

ぼたん > 相手の無事な様子にほっとしながら気だるげに笑う。
「あァ、気にしなくって大丈夫…怪我はないね?」
少年の眼の紅と、次に彼の銀の髪からのぞく銀の耳に気付いて
「おや…ご同輩かねェ?」ぽつりとつぶやく

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」にジンライさんが現れました。
月永遠花夕 > うーん。。。
ボクは怪我はないかと問われると、とりあえず痛みはないのだけれど、自分の見える範囲で自分の身体を見た。着物も濡れてるだけで破れてる感じはなさそうだけれど。。。

「うん、大丈夫みたいだね。」

ボクはコクリと頷くと彼女のつぶやきが耳に聞こえて不思議そうに首を傾げて。

「ん??やっぱりキミって人間じゃない??」

ボクは彼女の身体に顔を近づけると鼻を鳴らすようにして彼女の匂いを嗅いだ。確かに人間とは違う獣の臭いがするとは思っていたのだけれど。

ぼたん > 「そうかい…よかった。寒くはないね?」
声を掛けながら自分のそれとは違う、奇麗な銀色に少し見入ってしまう。匂いを嗅がれると、少しバツが悪そうに眼を細めて頷く。
彼の奇麗な毛並みを見ると気後れはするが、人の耳を撫でつけて手を離せば、黒い毛並みの耳が現れる。
「アタシもともと、狸でねえ…獣人てえのとも、ちょいと違うンだけど」同輩と解ると、気を許してあっさりと正体を漏らす

月永遠花夕 > 「うーん、少し寒いといえば寒いけど全然平気だから大丈夫だよ。」

 ボクはそう言って彼女に微笑みかける。まあ、実際に対した事じゃないしね。

「おお。」

 彼女の耳が黒い毛並みの耳に変わるとボクは目を丸くした。ただの獣人に耳を隠したりできないだろうからね。まあ耳を隠す理由はだいたい察しがついちゃうのだけど。。。

「そういう耳がついてたりすると大変だよね。ボクは隠すなんて悔しいからそうやって隠したりはしてないんだけどさっ」

 制服を着てるとあまりちょっかいは出されないのだけど、今の格好だと結構な頻度で喧嘩は売られる。確かに煩わしいといえば煩わしいのだけど。

ぼたん > そう…と確認するように見つめながら首を傾げる。
隠さない、という彼に気だるげに笑いかけて
「まあねえ…確かに業腹なンだけど、何度か袋詰めにされて、売られそうになっちまって」肩をすくめてあはは、と笑う。
「にィさんはこの街、長いのかい?」ここ、の所で地面を差しながら問いかける。

月永遠花夕 > 「大丈夫、大丈夫」
ボクは確認されるように首を傾げられると目の前で手のひらを緩くふってみせた。

わあ。。。ボクと違って結構やられてることが重いなあ。うーん、さすがにそこまでの目にあった事はないかな。。。

「まあ、袋詰めはさすがに洒落にならないから隠して正解だね。どんな目に遭うかわかんないし。ボクは石投げられたりとか、物を壊されたりとかお姉さんよりひどい目にあった事はないけれど。」

彼女の笑った顔をみながらボクも顔を緩めては長い髪を頭になでつけるようにした。

「この街?うーん来て1年少し過ぎたくらいかな?全然長くないよ?お姉さんは割とながかったりするの??」

ぼたん > 「にィさんほど奇麗な毛並みでもないのにねえ…」くすくすと笑って、石ってえのも十分ひどいと思うけど…と独り言ち
「アタシは、この間の冬の終わりくらいかねえ…だからあと、4月ほどしたら、いちねん」一本指を立てて見せて、うっそりと笑って
「もともと田舎に居たからってえのもあって、まァだ慣れなくってねえ…たまに森に行って羽根伸ばしたりしてるよ。
にィさんはもう、慣れたかい?」膝をついた姿勢から、お尻を下ろして膝を抱えるようにしながら問いかける。

月永遠花夕 > 「そう?お姉さんもきれいな毛並みだと思うけどね」
ボクはそう感想をいうと、くすくすと笑う彼女の顔を不思議そうに見つめていた。

「へえ、お姉さんもまだ新参ものといえば新参ものなのかな。」
ボクは指を一本立てた彼女の指先を見てみれば続いた言葉にこくこくと頷いてみせた。
 
 「ボクもシェンヤンの方から来たからなあ。ここの作法なんてあまりよく知らないし、食べものの味もまだあんまり慣れないかな?ここの料理はちょっとボクにとっては薄味に感じちゃってさ?まあ一番慣れないのは人の多さだけどね」

ボクはうんざりした様子で顔をしかめると耳を伏せさせて小さく喉を鳴らした。

「森に行って羽根を伸ばすって何してるの?思いきり走ったりとか、獣を狩ったりとか?」

ぼたん > ありがと、と恥ずかし気に笑って黒い毛皮を撫でつける。
彼の出身を聞くとあァ、と声を漏らして
「そっか、向こうから…」ゆっくり頷いてアタシもそう、と目を細める。「故郷にも人の多い所もあったんだろけどね…」
彼の問いかけにふふふ、と笑って「ご名答…まァ、狩りはさすがに、しないけど。鳥をからかったり、とかね…」

月永遠花夕 > ボクは彼女の恥ずかしげに笑い様子を見て小さく笑い声を漏らした。ボクより一回り年上に見えるけど結構かわいい人だな。
そう思いつつ許可も取らずにその耳に触ろうとして。

「そうだね。確かに、都とかいけば人はいくらでもいたんだろうけど、そもそも都にまでいく事がなかったからなあ。」

まあ、いく事がなかったのは一族の悪名が轟きすぎて、何もしてないボクまで攻撃の対象になるのが原因だったのだけれど。

「へえ、からかうだけ、なの??お姉さんは結構変わってるんだなあ。鴨とかけっこう美味しいと思うんだけどね」

その味を思い出すとボクは思わず銀糸の毛の尾を緩く左右にパタパタとふってしまっていた。

ぼたん > 耳に指が近づく気配にぴくん、と肩とその耳も震わせるが、そのまま逃げる風はなく
「あはは、確かにねえ…いつからだろ、ちゃんと料理してから食べるようになったの…」眼を細めて思い出す風。それこそ本当に、小さな獣だったころ、何も考えないで森を駆けていたころ。
「にィさんはまだ今も、狩りしたりするのかい?」

月永遠花夕 > ん、結構触り心地いいな、なんか不思議な感触。
ボクは彼女が逃げる様子がなかったので、そのままぷにぷにと彼女の耳を弄んでいた。指の腹をその毛並みに沿うようになぞらせていく。

「しばらくは料理して食べてなかったの?以外にワイルドなんだなあ。狩りかい?鳥は結構採ったりするよ。野宿なんかする時はあと蛇とか、魚とかね。味付けは塩くらいなもんだけど意外といけるもんだよ」

ボクは牙をのぞかせつつ彼女に笑いかけると、小さく舌を出してみせて

ぼたん > 「う、ン…」正直、撫でられるくらいだと思っていたので、弄ばれる感覚にくすぐったそうに眼を細めて、ぴくんとまた耳が震える。
「まァ、小さいころはホント、歴とした狸だったからサ」何か変だね、と笑う。彼が牙を覗かせれば、更に気を許した様子で目を細めて「…そういや、ココで何して暮らしてるんだい?」

月永遠花夕 > あれ??お姉さん耳弱いのかな??そう思いながらもボクは彼女の耳の中に浅く指を入れて内側を緩くくすぐった。うん、ちょっと調子に乗りすぎだね。

「小さい頃は歴とした狸って、うーん長生きしすぎて妖化しちゃった感じかな?あまり他の種族の事はしらないけど。ボクは最初から妖化した狐の仔だったから、はじめからこの姿になれたんだけどね。ココでかい?一応学生というか研究とかして暮らしてるよ。研究費足りなくて商人みたいな事までしてるけどね。」

そう口にしてはけらけらと笑って。

ぼたん > 「…っ!ごめ…」緩くくすぐられるとはっきりとわかるように身を震わせ、慌てたように耳を庇う。この感覚はまずい…!眼を何度も瞬いて
「やだよ、年寄扱いしないどくれ…父親がね、化け狸だったンだよ…」色々中途半端だったんだろね、と首を傾げて
「おや、『苦学生』ってえやつじゃァないの」研究って?と訊きながら耳を自分で撫でつけ

月永遠花夕 > 「わあ、ごめん調子に乗りすぎちゃった。大丈夫だった?」
さすがにやりすぎたかな?と思い心配げに彼女の顔を覗き込んで

「あれ??そんな事もあるんだ??ボクは獣から人化する場合って長く生きて妖化するパターンしかしらないからなあ。」

まあ、ボクもそんなに妖化した獣を知ってる訳じゃないからね。うん、ちょっと勉強になったな。

「苦学生も苦学生だよ。おかげで遠くまで香木だのきのこだのを採集しなきゃいけないからね。研究?魔法と妖力を使ってより強力な術を編み出す研究だよ。こういうの。」

(少年がそういうと、少年の周囲に狐火がボワと燃え上がる、そして消えた)

「へへへ、火事に間違われても嫌だったからすぐ消しちゃった」

ぼたん > 「……大丈夫」紅の瞳をじっと見返す。心配げな様子に済まなく思って「べつに痛いとかじゃァないから…」気にしないで、と気だるげに笑って何度も耳を撫でつけ
「そんなこともあるみたいだよ…」くすくすと笑っていたが、狐火に吃驚してのけぞり「…これは、すごいね。魔法?妖術?」妖力といえば自分の『化かし』で使うものしか知らない。「火、とか出るンだね…」

月永遠花夕 > 「うん。本当はもっと、大規模な狐火だって出す事ができるけど、さすがにここでやるととんでもない事になっちゃうからね。もしまた会えたら今度は人気のない場所でもっと大きな狐火を見せてあげるよ」

と、そろそろ明日の商売の準備もしとかないとまずいかな。

「ボク、明日の準備もあるからそろそろいくね。じゃ、また縁があったらまたお話しようね。お姉さん。」

牙をのぞかせながらニイとわらえばぺこりと頭を下げて、橋の上へと登っていって。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」から月永遠花夕さんが去りました。
ぼたん > 「うん、気を付けて帰るんだよ…」
橋の上に消えてゆく姿を見送ると、シーツを手にゆっくり立ち上がる。
自分の店の仕込みをしなくては…
橋の上に戻ると洗濯物の籠を再び抱え上げ、ねぐらへと歩き出す

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」からぼたんさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 娼館」にマルティナさんが現れました。
マルティナ > 王都に何とか無事にたどり着いたものの、やはり首輪は時限まで外れないようだ。
よって未だに首輪の呪いで四つん這いのまま。
僅かな資金は残しておいたので解呪の時限まで食費は保ちそうだが、その場合宿泊費までは賄えない。
しかし幸いな事に、腐敗した王都では選り好みしなければ体を売る相手に困る事はない。
股間につけられた男性器は一般的な男性のサイズを遥かに上回っているが、基本的には女の体。
売る穴には困らないし、求められれば拡張されたヘソでも相手が出来る。
当然驚かれはしたが適当に駆け込んだ娼館で雇ってもらい、住居を確保する事は出来た。
仕事の時間は夕方から明け方にかけて。
今日も既に夕方から数人の相手をしてきた。
呼び出されるまでは暫く自室で休憩の時間。
内部が触手化したペニスケースは、仕事中も休憩中も基本的につけっぱなしであった。

マルティナ > 敏感に開発された体は休憩中であっても燻る快感に焦らされ続ける。
むしろ何もすることがない休憩中程気になってしまうぐらいだ。
とはいえ現状動き回る事も出来ず、じわじわとした快感に耐えながら指名されるのを待つだけであった……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 娼館」からマルティナさんが去りました。