2018/08/02 のログ
ご案内:「マグメール 平民地区/ギルド」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーもぐもぐ、もぐ…

「ひんはんへふぅ?(神餐節ぅ?)
……んぐっ…なぁにそれ、お祭りか何か?」

厨房の手伝いを終えて、珈琲片手にパウンドケーキをもぐもぐと…そんな朝の一時。
とある冒険者ギルドにて、間の抜けた声が響く。
…たまたま居合わせた冒険者たちに、行儀が悪いと笑われてしまった。

「へぇ、宗教的な祝日ねぇ…つまりアレか、わらしべ施餓鬼。
とりあえず教会に食材奉納すれば其れを炊き出しに使ってくれるから、みんな徳が上がると。
その辺含めての、ボランティア推奨期間だと」

微妙に解釈が間違っていそうだが、そこは己がどう見ても外ツ国の出身なので目を瞑ってくれるらしい。
同じく食堂にたむろしていた冒険者がアレコレ教えてくれた。

紅月 > 「ふぅん…施し、喜捨、奉仕ねぇ?
したら採取のついでに食料取ってこよっかな」

この国の宗教自体には興味はない。
けれど、喜捨から本当に炊き出しに使われるとしたら…ただのちょっとしたイベントだとしても、食に困ってる貧民地区の人達にはアリなんだろうと思う。
少なくとも、今日から10日間はキッチリと飯が食える訳だし。

「…教会には、色々いっぱい集まるんだろうし。
どうせなら困ってそうな孤児院テキトーに幾つか選んで、玄関先に大量のクッキーでも置いてきたろうか」

のほほんと珈琲を啜る。
…生温い視線を周囲から感じるのは何故かしら。
腹抱えながら『なんだその優しさテロ!』とか、ケラケラ笑われてるんだけど。
いいじゃんクッキー、甘いし手軽に作れるし日持ちするし…甘いし。
美味しいは正義ですぜ旦那ァ。

紅月 > 「……って事で。
とりあえず皆、食う?」

いつものように何もない空間に腕を突っ込んでは、そこから密閉瓶を幾つか取り出して。
厨房から皿を拝借すれば…その上に色々なフレーバーのクッキーやら、ひとくちスコーンなんかの手作り茶菓子がザザーッと。

「…さっき笑ってたわりにはガンガン食うねぇ、あんさんら」

クスクス、と、今度は己の笑う番。
甘いお菓子を取り合うゴリッゴリな漢達という、ある意味お腹いっぱいになりそうな景色を背景に…のんびりと珈琲を啜る。
…面白いから放っとこう。

ご案内:「マグメール 平民地区/ギルド」から紅月さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 日の高い時間、人で混雑のする冒険者ギルドの一つ。
人込みを掻き分けるようにカウンターへ向かう小柄な姿。
どうにかカウンターにつけば係員に話しかけ袋を差し出す。

「収集品……これで足りる」

薬草の入った袋を差し出し、確認する様子を待つ。
そして頷き奥にと入っていき、戻ってくれば報酬の入る小袋を受け取る。
軽く頭を下げて、再び人込みを掻き分けで今度は依頼の張られる板の前に移動して仕事を探す。

ミゲル > 「……これ…にしよ」

少しの間眺めて選んだのは先ほどと同じ薬草の採取。
報酬が安いだけありあまり人気もなくよく残っている仕事。
しかし、知るものは副収入の機会が多い事を知る大穴の仕事。

それを取れば早速とカウンターに突撃をしていく…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「あづい……。」

夜ってのはもうちょっと暑さが和らぐもんじゃないんだろうか。
むわあっとむせ返るような熱に、うぐーと参ったといったような溜息こぼしながら。
入り込んだのは夜の酒場、喧騒が余計に熱をもつ。
とりあえずとばかりに酒を注文したの牌いのだけれど――。

「ぬるい ―――。」

暑い中、なんとかかんとかやってきたのにこれはひどいのではないか。
飲み物がぬるいという、暴挙。
もうだめ、むり、って感じに、ばたん、ぐでん。机に突っ伏した。
そのまま脱力、はあ~…って大きな息を吐き出した。はやく秋とかにならんだろうか、って。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアラミルさんが現れました。
アラミル > ふと、予感が男の頭をよぎるだろう
よく知っているモノが近くに来ている、と

その直後、からん、という扉に付けられたベルが鳴る音
そちらに視線をやれば…喧騒も静まるような美女が、すんすん、と鼻を軽く鳴らしながら入ってくる

「……やっぱり、ここに。」

突っ伏した相手を見るなり、つかつか、と近寄って
対面の席に座ってしまおう

「……元気、じゃなさそう?」

辺りがざわめくが、気にせずこてんと首を傾げて、暑そうな相手に聞いてみる

イグナス > 「あついのは苦手だ、だれだって、たいていはそうだろ?」

言葉にそう、当たり前だと言わんばかりに返した。まだ机に突っ伏したままでだ。
その予感、まるで香りを感じ取るように。そういうモノに特に敏感な男は、彼女の声に平然と答えていた。
それでも顔をぐいと上げればゆるめに唇を上げて。

「…よう?」

元気か、とばかりに手を軽く振って。
そのまま腕を伸ばして、対面の女性の頭に触れた。ぽふ、ぽふ、と軽く撫ぜる仕草。いや、それにはすこし、頭の位置が高いか。

アラミル > 「よく、わからない……。」

驚かそうと思っていたのか少し残念そうにしながら
ただ、嗤う相手にはこちらも頬を緩めて

「……よ、う?」

真似をしたのか、明らかに相手と比べれば小さい手を振って

「ん…ん…。…相変わらず、大きい…。…あ…」

頭に触れられるとゆらゆらとそれだけで力の差によって体が揺れて
さらさらといつも通りに、糸のような銀髪が滑っていき

「……ちょっと、探してた、かも?」

撫でられながらもそんなことを告げる