2018/07/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシュライアさんが現れました。
■シュライア > 正直なところ。この場所に来るのは怖かった
あの出来事があってから中々足を運べなかったが…
このままではいけない、と自分を奮い立たせ。護衛を付けたままゆっくりと歩み
「…見る限りでは、平和ですが」
ぽつり、と呟く。夜とはいえ健全に賑わっており
仕事終わりの男達が盃を交わす姿。元気のいい店員が声を張り上げながら料理を配膳していく声
ただこの裏には、許されざる腐敗がある。…それを、身をもって体感もした。
「…私は……」
「?、どうかされましたか。」
「いえ、なんでもありません」
呟いた言葉を護衛に心配されにこ、と笑いながら取り繕う
今から、謀略や魔術に関する知識を学ぶことは可能であろう
しかしそれは付け焼刃だ。本物の知恵者…お姉様やこの国に未だ多数潜んでいる者たちに敵うはずもない
また、魔術に関しては…少し気になり調べてみたもののやはり自分には適性が無く
武力だけの自分に何ができるのか、と思いながら。喧騒を横目に軽鎧を鳴らしつつ、歩いている
■シュライア > 「…しかし、少し気になるのですが…酒とはそれほど美味しいものなのでしょうか?」
逃避か、息抜きかそんなことを傍らの護衛に漏らしつつ
周りではこちらを少し気にしつつも旺盛に盃を煽る人々が見て取れる
自分は飲まないためよくわからないが…
『ああ、疲れた時などはいいですね。ゆっくりと眠れますし』
適量を守ればですが、などと付け加えながら護衛が笑う
「ゆっくりと…それはいいですね」
ふふ、と笑って。特に護衛に禁酒しろなどと言うつもりもなく
逆に、自分が飲むのもいいかもしれない、と思いながら
「今度、少し飲んでみましょうか。酷く酔わない程度に」
なんて冗談を交わしつつ
「…ああ、もう時間ですね。護衛はここまでで大丈夫ですよ?」
『しかし…』
「…いいのです。私は、大丈夫ですから」
労う言葉に、笑ってから。一人になりたいのだ、ということも伝え
『…わかりました。お気をつけて』
雇い主に強く言われれば引き下がるしかない。心配そうに振り向きながらも護衛はその場を後にし
「…ふぅ…」
その姿が見えなくなれば一息ついて。壁にもたれかかり…ぼんやりと通りを眺め始める
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にナイジェルさんが現れました。
■ナイジェル > やってきた時からの護衛との一連の遣り取りをずっと眺めている。
近づいてくるのはあまり気にしないまま、護衛が離れていくのを見ると良いのかねえと女の様子を眺め。。
「虚勢、悪いとは思わぬが」
女がもたれかかった壁の陰、聞かせるように独り言を呟く。
入ってきた時のどこか躊躇っていた様子と護衛とのやり取りから判断して。
「あまり思いつめるものでもないと思うが?
飲んでみるか?」
うさん臭い姿での初めての出会いにも構わずに。
ワインの瓶を一本掴み、軽く振って慣れた様子で誘ってみる。
■シュライア > 突然声をかけられれば女の雰囲気が硬くなり
「……。盗み聞きとは、あまりいいことではないですね」
直剣の柄に無意識的に手を触れ
今は特に敵意などを感じないが。ぐ、と体に力を込める
「人から貰うほどのものではないです。飲みたいのは安全な場所で、です」
ひら、と手を振り拒絶して
相手の姿を見ようと視線を動かす
■ナイジェル > 陰からの不意の声掛け、雰囲気を硬くするのは当然だなと納得する
「盗み聞き?なんの事だか。
一連を見ていて想像しただけだったが、図星かな?」
直剣の柄に手をかけ、用心して力が入る様子に、力が入り過ぎだと笑って
「それが分かっているなら十分か。
そうでなくとも、な」
手を振って拒絶されると、とんとワインの瓶を置く
姿を見ようと動かした視線の前に姿を現し、邪視の力で過去を覗く
なるほどなと笑ってこくりと頷き、全ては分かっていると大仰しい態度を見せて
■シュライア > 油断なく身構えながら会話を続ける
往来も多少はあるもののただの男女の会話など気にする者は居らず
「からかうのはよしてください。
そもそも、それなら盗み聞きではなく盗み見ですね。どちらにしてもいいことではありません」
当然でしょう、と笑う相手に鋭い目線を向け
「……なんでしょう。少し休憩したら見回りを続けた後家に戻りますので
何か用があるのなら手短に」
何をされたかはわかっておらず。しかし、びりびりとした嫌な予感を感じていて
仰々しい態度を取る相手に不信感を募らせ続ける
■ナイジェル > ただ剣の柄に手をかけているだけだからか、二人のやり取りを気にする者などいない
「からかっている気はない。
天下の往来を見ていて何が悪い」
鋭い視線を向ける相手の前、悪びれた様子なく尋ねて
「喫茶店、娘、成程、成程」
不信感を募らせる女、挑発するように邪視の力で覗いた過去を端的に告げる
剣の柄に手をかけているのを気にせず、女に向かい無造作に間を詰めていく
■シュライア > 喧騒に紛れ、ただ冷ややかなやり取りを繰り返す
「その結果から勝手に人の事を推測するのは失礼でしょう。」
何にせよ気に入らない相手だ、と更に鋭い視線を深くする
「!、…それ以上、踏み込まないでください。…どうして、それを」
相手の言葉に敏感に反応する。
ぎ、ともはや睨みつける様になりながら既に戦闘体勢に入り
警告を無視するか、言葉を更に続けるなら切りかかることは間違いない
■ナイジェル > 少々熱くなっている女と飄々としたままの男、よくある出来事と喧騒に紛れていて
「人の事を推測するのは誰でもやっている。
ただそれをこうして告げるわけではないが」
気に入らないと更に鋭く睨まれ、おお恐いとおどけた様子を見せて
「快楽、屈辱、どうしてだろうな」
理解したのか、過敏に反応する様子をくつりと笑って
無造作に間を詰めると敵対行動と見たのか、戦闘態勢に入るがやはり気にしない
警告を無視して間を詰め、剣の間合いに入った所でにやっといやらしい笑みを浮かべ、挑発するように告げて
■シュライア > ぴりぴりとした雰囲気ではあるが、本人以外からすれば特に問題のないいつもの光景であろう
「…わかっているではありませんか。悪趣味ですね」
おどけた様子の相手。更に苛立ちと不信感が募り
「っ!」
先ほどから感じる嫌な予感。それがさらに強まって
警告の後も挑発といやらしい笑みを浮かべられればもはや衝動は抑えられず
「は…っ!」
柄にかけたそのまま、剣を抜く。
女性とは思えぬ筋の入った鋭い剣筋…。ただ切るつもりはないのか、刃を伏せ叩きのめすつもりでそれを振るう
■ナイジェル > 「悪趣味は、そう、否定しない」
おどけた様子にさらに苛立ち、不信感から睨んでくる瞳を受け流すように気にしない
「どうした?」
ぎりと歯を食い縛って動きを止めた様子、最後のきっかけとするように訊ねて
警告後の挑発と笑みが最後の引き金となったのか、衝動を抑えきれないと剣が抜かれるのをしっかりと見つめる
「筋は良いが」
剣筋、軌道は良いが、切るに及ばぬと見たのか、女性特有の甘さなのだろうか、刃を伏せられた剣が向かってくると小さく溜息を吐く
多少切れる事など気にせず、左手で無造作につかむ刃、さらに踏み込んで間合いを詰めると拳を握り、心臓の位置に向かって振るう
当たった瞬間に力を抜き、コンと軽い衝撃のみを伝える感じで
■シュライア > まだ素性がわからないためどこか手加減が入った剣
しかし、それであっても並の相手であれば悶絶させていたことは間違いなく
それをあっさりと止められれば驚愕がまずあり
「……っ、っ…。」
軽い衝撃が伝えられ、僅かに後退する
未だ混乱からは立ち直っていないようで
「ただものではありませんね。……名のある…少し冗句が効きすぎた勇士であるならばまだいいのですが
…まさか、魔族ですか」
剣を握られたまま。脚に力を込める
彼女は何も、自分の力が最強だと思っているわけではなく
自分より強い相手がいくらでもいることも知っている。そのため、相手の返答によっては逃げ出すことも躊躇いなく選ぶだろう