2018/07/05 のログ
シュライア > 「普通ではありません。大抵の人は、無視したり何もできない人がほとんどです。
それを悪だとはいいませんが、そこで行動を起こしたブレイドは素敵だと思いますよ」

ひたすらに真っすぐに、相手の行動を褒めていく
背丈が近いこともあって後ろから見ればキスをしているかのような状況だ
ただ彼女に照れはなく純粋に褒めようとしている

「ふふ、どうでしょう?しっかりと警備してくれれば、それだけ色もつくと思いますよ?
会ったばかりですが、そういう、まっすぐなところを見てくれる人が師団の長だったのではないでしょうか
私も、護衛に雇おうかと思うほどですから」

彼女が好む、誠実な人間である、と判断し僅かに口調が緩くなって
苦笑する相手に首を傾げつつ…

「ええ、と。その、こういうはっきりとモノを言う女はあまり、とか…
お姉様はそうでもないですけれど、…その、私のように筋肉が付きすぎている女はあまり好かれない…ようで」

今までの態度とは少し違い、恥ずかしがっているようで段々と声が小さくなっていく
そうしてあいまいに笑いながら。これもまた、家のために有力な貴族と婚姻を…身体を許すかは別だが、を結ぶ覚悟はあるようだが
そもそも、相手をする者がいない、と…
実際に、彼女の鎧の下は柔らかさは余りない、筋肉で覆われている…

「はい。ぁ、その。ブレイドには、そういった相手はいないんですか?誠実そうですし、惹かれる人も多そうですけれど」

慌てて話題を反らそうとする姿はこういった話に慣れていない様子を見せて
ただその話題も色恋沙汰にいってしまうあたり、年頃の女性らしさはあるのだが

ブレイド > 「すてっ…!?なに、馬鹿なこと言ってんだ!
ったく…なんだよ。褒めたってなにもでやしねーぞ…」

素敵と言われればそれこそ顔を真赤にして。
外からどう見えているかはわからないが
自分の前には少女の顔しか無い。嘘を感じさせないその空気に
流石に照れが隠せない。

「警備依頼も受けたことあるんだぜ?こうみえても。
まっすぐ、ねぇ…アンタほどじゃねぇと思うけど?」

自分は割と歪んでるしこじれてる。
目の前の彼女に比べればものすごい歪曲してるだろう。
少なくとも自分にはそう見える。

「そうか?あくまで自分を立てろってやつが多いのかね…全く、軟弱っつーか…。
筋肉だって別にいいじゃねーか。つか、どんくらい付いてるんだ?
腹筋とか割れてんのか?うっすらついてるくらいだと逆にエロ…いや、なんでもねぇ…」

変な方向に話がシフトしそうだったので言葉を濁す。
むしろそんなふうに言われても困るだろうし。
だが、筋肉がついていたからと言って魅力は変わらないと思うのだが…。

「あ?え?んー…あー…まぁ、一応いるっちゃいるけど……
その、オレがいいものをいいっていうのがとめられねぇタチでよ…。
一途とか誠実とか…そういうのとは縁がねぇというか…」

少し答えづらいがまぁ、そういうことだ。
慕ってくれるものもいるが、一人を愛するとかではなく
『好き』な人物が圧倒的に多いというか。

シュライア > 「褒めているだけで見返りを求めようとは思っていませんよ。ブレイドと同じです」

ふふ、と笑いつつ、褒められたら堂々と誇ればいいのですよ、なんて言いながらようやく真っ赤な相手の顔から自分の顔を離す

「それは頼もしいですね。是非お願いします
そうですか?私にはそうは見えませんけれど…」

彼女から見た彼は、特にこじれてはいない、という判断なのだろうか
照れて目を逸らすのはむしろ可愛いし、などと思いつつ

「余り意見を言うのは貴族の妻としては好まれないらしくて
……そう言われたのは、初めてです…。…えと、その。割れてますが……えろ?
ブレイドは、そういう女性が好きなのでしょうか?」


知識としては知っているもののそういったことを教えてもらった際には、男は豊満で優しい女性が好きだと教わった
あるいは、女らしい柔らかい体が好まれるとも
不思議そうにしながら素直に聞き返す。困る、というよりは興味の反応だろうか

「……。ええと、その。…一夫多妻、というものでしょうか。
裏切ったり、秘密にしていないのなら、誠実であることに変わりはないと思うのですが…?」

貴族ではまああることですし、と思いつつ。
じとー、と少し問い詰めるような眼で見つめてしまい

ブレイド > 「んなことおもってねーよ!!言葉の綾だ!
素敵なんて、オレみてーなやつには似合わねぇよ。
もっと、王子様みてーなやつに言ってやんな」

そうやってはっきりというものだから。
本当だとわかるのだから。困るのだ。
赤くなった頬を少しばかりこねて、染まった頬を少しごまかす。

「指名を受けるようになったら一人前の冒険者だな。それに見合った活躍はしねーとな。
まぁ、そうなんだよ。アンタはきれいに見えるけど、オレはきたねーところもいっぱいあらぁ。
依頼で手を汚すことだってあるにはあるし…」

性癖も結構特殊気味だし。そこはまぁおいといて。
可愛いなどと思われているともつゆ知らず。

「女は三歩後ろにいろってか?それこそ無能の現れだってのにな…。
そういうことなら貴族となんか結婚しなきゃいいんだよ。そういうやつはだいたい正義とは遠いからな。
アンタの思う、正義からな。
あと、その…あー、なんつーか……セクシーってやつか?なんか、ほっそりとしてて
すらっとしてて、かっこいいっつーか?」

自分は何を言っているのだろう?まぁ、男の子のみというのも千差万別。
やわらかいのが好きなのもいれば、スレンダーが好きなのもいる。
自分はどちらかと言えば…ほっそりしたタイプ…というか、幼いタイプが好みなのだが
そりゃ、豊満なのも、彼女のようなスレンダータイプもそれぞれに魅力がある。

「えあ…そ、そんなつもりはねーんだけど……一夫多妻とか…。
そりゃ相手がいることはちゃんと伝えてるし、それでもいいっていってくれるやつもいるけど…
ま、なんだ…なんだろう…こうやっていうのもなんだけど、好きになってくれたやつは全員幸せにしたいっつーか…」

こんなことはっきり口にだすのも恥ずかしいが、変に疑われるよりはいい。
自分の意志でもある。
身体を重ねた相手は好きな相手だから…それこそものすごいがんばらなきゃならないのだが。

シュライア > 「そうでしょうか…、生憎、今の状況にふさわしい誉め言葉が、他に思いつかなくて
私が素敵だと思ったら、それは私にとって何の疑いもなく素敵なのですよ」

頬の赤さを誤魔化す相手に、まだ真っすぐに思いを告げ続ける
全く擦れていない彼女は感情を隠す、という術を…貴族同士の場では別だがこういった場では持ち合わせない様子

「…それは、私だって。悪徳を働いている者に対しては、この手を汚すこともあります。
でも、それが私の…心に誓ったものです。だから汚いなんて思いません
勝手だ、と罵られたこともありますが…それでも」

誰かに吐露するのは姉以外では初めてだがなぜかすらすらと言葉が出てきて
決意を言葉にすることで更に自分自身を鼓舞しようとしているようだ

「…その手がありましたか。ただ、その場合お父様とお母様にはやきもきさせてしまいますね。
ああ、ですが…お父様は、私に勝てる男の方なら、すぐに認めてくれるでしょうけれど…
せくしー…私が?…その、私は間違っているのでしょうか。教えてもらったのは、もっと…胸などが大きくて…女性らしいのが好まれるとばかり…」

少年が不思議に思っているのも知らず、軽鎧に包まれた自分の体を触りはじめ

「貴族と、一般の人では違う?ということは…、ブレイドから見ると、私は…その、魅力的なのですか?かっこいい、というのは素直に嬉しいのですが
…やはり私も、いつかは家庭を持ってお父様やお母様を安心させたいので、一意見として!」

直情的な彼女はやはり素直に実直に聞いてみる
今までほとんど貴族としか関わらず、専用の教育係からの知識しかない彼女には、彼の意見は目からうろこだったようだ

「………。素直に言える、ということは不義理は働いていないのでしょう。怒るのはやめておきます。
…別に私がどうこう言うことでもありませんけれど、複数を愛するのは大変だと思いますが…頑張ってください!」

しばらく見つめた後、うん、と頷いて
相手が嘘をついたりしていないとわかれば素直に応援の言葉を
実際、彼女が知っている妻を多数娶っている仲のいい貴族も、大変だ、と言っていたのでそこからの言葉だ。

ブレイド > 「褒めなくてもいいんだよ…ったく…あれだ…つーか……
正義とかなんとか、そういうのくすぐってーんだよ…
オレはオレのしたいことしてるだけのわがままやろーだってことでいいんだ…
じゃねーと、その…恥ずかしいっつーか…」

もうだめだ。こうも真っ直ぐに言われてしまったら認めるしか無い。
わざわざ説明させるとは、ある意味では罪深い女性だ。

「他人を踏みつけにしてるやつに『勝手だ』なんて言われてもどこ吹く風だ。
アンタがアンタの正義を貫くってならなおさらだろ?
オレはオレの気に食わねーやつは殴ったりしてるから…アンタとは雲泥の差ってやつさ
汚くなくてもオレのはちょっとひねくれてんだ」

彼女の決意を聞いた自分としては、そんなこと言うやつは大体彼女に成敗されたやつかなんかだろう。
もしくは心に悪徳を抱えてるやつだ。
シュライアは正義を貫くと言っている。その真っ直ぐさが綺麗だとおもう。

「まぁそうかも知れないけどな。アンタの場合はねーさんもいるだろうけど…
それを人に押し付けて自分だけ自由になんていやだろうけどさ。…勝てる男ね。ある意味信用されてんだな。
おう、アンタが。つか、色気とか感じるのは人によって違う部分だし、趣味とかもちがうって。
胸がでけーのが好きなやつもいりゃ、ちっせーのが好きなやつもいるしさ。
鎧の下がどうなってんのかはわかんねーけど…少なくともきたねー身体じゃねぇだろ?
無駄がなくて彫刻みたいな身体なんじゃねーかなって」

みたことはない少女の鎧の下。想像するのもすこし失礼かと思ったが…。
小ぶりな胸とスラッとした筋肉、肩幅やらのガタイがいいわけでもないから、女性らしさはしっかりみられると思う。

「まぁ、うん…どうせ抱くなら好きどうしがいいし、一度好きになった相手を別に好きなやつができたからって
捨てるとかできねーし…貧乏人にゃちょっとつれーからな…依頼受ける量も最近は増やしてんだ」

苦笑しつつも同じように頷く。
自分の心に嘘はつかない。

シュライア > 「したいことをしてるだけでそうなら、やはりブレイドは素敵ですよ
だってそれは人のためにすることを自分の心が望んでいるんですから…とても綺麗です
…けれど、恥ずかしがらせる目的ではないので、ここまでにしておきますね」

なんて言いながらにこにこと嬉しそうに。
この国でここまで真っすぐであれることはある意味罪深いのかもしれない

「確かに、殴る蹴るは最後の手段です。せっかく口があるのですから、まずは言葉ですよ
…と、またこども扱いのように…ごめんなさい。…そんなに差なんてありません。ほら、背だって変わりませんし?」

また説教臭くなってしまったことを謝罪しつつ
大分、彼女としては心を開いているのか手をひらひらとさせて背が変わらないことをアピールしている

「お母様が難しいですが。ふふ…じっくり話すと、いろんなことが見えてきますね
ええ、勝てる人がいれば、ですけれど。簡単には負けるつもりもありませんし」

なんて言いながらくす、と自信あふれる笑みを見せたが

「う。…その、想像されるのはあまり…。彫刻は言い過ぎです。…そんなに、綺麗じゃありませんから」

自分の体に、誇りと同時にある種の劣等感もあるのかむ、と口をとがらせつつ恥ずかしがって
身体に関して褒められ慣れていないのか、その手の言葉には弱い様子

「そういうのを、甲斐性がある、というのでしたか…
ふふ…お金を言い訳にしないのはとても男らしいと思います。…貴方に見初められた人は、幸せでしょうね」

相手の素直な言葉にまた素直に言い返す。
どこかうらやましがるような視線を向けながら

ブレイド > 「ああ、そうしてくれると助かる。
冒険者で、男で、まぁ年頃ってやつだからな。
悪ぶりたがるもんだと思ってくれ」

にこにこ笑顔のシュライア。
キツイ目つきだと思っていたがこうしてみると、とても自愛に満ち溢れている。
まったく罪深いと思うが、ずっとそうであってほしいという願いもある。
この街の悪意に負けないように。

「そうはいかねーよ。盗みをやってさ…『待て!』って言われたやつはどうすると思うんだ?
まぁ、十人中十人は待たねぇよな。なら背中に蹴りでもくらわせるつもりで止めねーといけねぇんだ。
あと、フォローになってねーからな?それ」

しきりに背丈が変わらないことを強調して、子供扱いしていないアピールをしてくれるのはいいのだが…
等の彼女がそんなに長身じゃない上に、よくよく見ればちょっと負けてる。

「でも、そんな条件じゃ力だけのやつにアンタが屈しちまうこともあるかもしんねーから
考えとけよ?わりと真剣にな。オレは、いいやつが…いや、違うな。
オレの知ってるいいやつが不幸になるのは嫌だからな」

微笑みつつも今度はこちらがたしなめる。
こういう彼女にはちゃんと誰かを好きになって結婚してほしいものだ。

「あ、うん…わりぃ…。けど、その…ちゃんとあんたも魅力的だと思うってことだ。
顔とか首とかはシミもねぇし、綺麗なもんだからよ…鎧の下はもっと白くて綺麗なんだろなって…
あー、いや別にあー…深い意味があるわけじゃねーからな?」

口を尖らせる可愛らしい仕草。恥ずかしいのはわかるが説明するとなると
やはり想像するしかなくて。

「今はねぇけどな。いずれもうちょっと稼げるようになったら、甲斐性ってやつがつくとはおもうけどよ」

子供扱いするなとは言うものの、実際のところはまだ若い。
だからこそ、もっと頑張らねばならない。
シュライアに怒られないためにも

シュライア > 「わかりました。そういうもの、だと思っておきますね
冒険者で、男で…ブレイドくらいの年頃だと悪ぶりたくなる…」

笑い続けながら言葉を繰り返す
自分にこうして色々教えてくれるのは…警備をするものとしてもありがたい
腐敗を見つけ出す時にも役に立つ事もあるだろう、と思って

「…確かに。正論です。私も幼い時にいたずらをした際には必死に逃げ回りましたし
ええと、…そういう扱いを、していないという証明で。もうそういう風には思ってませんから!」

合ってるような合っていないようなたとえを出して
その後、わたわた、と相手を怒らせないよう、そういう風には思っていないと慌てて弁明する。
自分が悪いとなると途端語調が弱くなるのは性格だろう

「そうでしょうか。…世界は広いですから、悪い心を持った強い方が私を倒すかもしれません。
けれど…そういう人こそ、女らしい方を選びそうですが…」

おとぎ話のお姫さまもそういった感じですし、などとまたズレたことを

「ふふ。ありがとうございます、ブレイド。…おとぎ話の英雄のような言葉ですね」

表情を戻しながら礼を。相手の想いを受け取り心がぽ、と温かくなって

「よく見てます、ね。嬉しいですけれど…
その、ごめんなさい。自分から意見が欲しいと言っておきながら。…あまり、慣れてなくて、体を褒められるの。
女なのに男より強い、とか…そういう褒められ方は、慣れているのですが…」

いつの間にか観察されていたらしいことに今度は彼女の頬が紅くなって

「でしたら、定期的に依頼を出しますね。あなたが受けやすいように、私の名前を添えて。
少しでも、その彼女たちの幸せの足しにしてください」

彼女もまた、頑張っている者は応援したい、という考えで
彼が目指すものに対して…失礼にならない程度に助けようと思っている様子

「…その、ブレイド…。ああですが…うーん…」

そう言って会話を交わしながら、唐突に何事かを悩み始めて

ブレイド > 「少なくとも、オレはな。
でも、そういうやつ、多いと思うぜ?」

シュライアが何を思うかはわからないが、正直になってるのもなんとなくわかる。
相手が誠実だからこそ、自分も隠し事はあまりしない…というか、できない。

「昔はいたずらっ子だったのか?それこそ以外だな。
ああ、別に怒ってねぇからいいって。
アンタは悪気があってやってるわけじゃねーのはわかるしな。
だけど、ちょっと可笑しいってなっちまうのはゆるしてくれよ?」

わたわたと焦る彼女はなんというか少女らしくて可愛らしい。
それを言ったらもっと焦りそうではあるが…まぁ、言わぬが花というのもあるだろう。

「だから、さっきも言っただろ?人の好みなんていくらでもあるんだ。
わりぃやつらが全員胸のでけぇおとなしい女が好きってわけでもねぇよ。
強い女を力で屈服させるのが好きってやつもいるしな…」

あまり面白くなさそうな顔。
そういうやつがのさばる世界はあまり見たくないといった表情。
シュライアがそうなってしまうのも。

「なんだそりゃ。英雄ってのはもっとかっこいいもんだろ?
みんなのためにどうこうするって…オレはオレの知り合い以外は別にどうでもいいしさ」

ちょっと照れくさげに頬をかきつつ、ここでも悪ぶってみせる。

「いや、わりぃ…こっちこそ。
女の子のだもんな。本人の目の前でいうもんじゃなかったか。
まぁ、オレはアンタの強さがわかんねーから、褒めるとこっつったら見た目とかになるだろ。
でも、嘘はいってねーぜ?」

冒険者だから、それなりに観察眼はある方だと自負するし
洞察力も悪くない。でも、流石にまじまじとみすぎたか。
相手の頬が赤くなるのも伺えて、こちらも照れくさい。

「あはは、そうしてもらえると助かるぜ。できりゃ、いい暮らしさせてやりてーし
子供がほしいって言ってくれるやつには授けてぇからな。助かる」

素直に応援してくれる彼女に微笑んで礼を述べる。
だが、突然歯切れが悪くなったのを見れば首を傾げ

「ん?なんだよ」

どうしたのか。首を傾げ

シュライア > 「参考になりました。…中々、この姿だと恐縮されて話せないことが多いですから、ブレイドが遠慮しない性格でよかったです」

と、自分の姿を再び見て
確かにこんな華美な鎧といかにもな紋章を付けていれば普通は警戒するか恐縮するだろう、ましてこの国ならば。

「あはは…。お恥ずかしながら。そこで走り回っていたから今の強い体があるのでは、というのは教育係の言葉です
…ありがとうございます。ええ、それくらいなら許す許さないではなく、気にしません…少し、恥ずかしいですが」

頬を掻きながら。どうやら相当いたずらをして逃げ回ったらしい
もし可愛らしいなどと追加で言っていれば大層慌てたことは間違いない

「それは…そうですが。
…なるほど、気を付けましょう。まだ私には油断があったようです
そういう悪もいる、と認識を改めます。」

知識はあるものの性癖、と呼ばれるものについては無知に近い彼女にとっては参考になることばかりで、先ほどから頷きが耐えない
と、同時に相手のそういった忠告をしてくれる優しさについ微笑みが漏れて

「いいえ、英雄というのは何も国全体だとか、そういうものを守る人を指す言葉ではないと思っています。
…昔、お母様が読み聞かせてくれた本にも、何のことはないただの平民の愛する人を守るために命を懸けた人の話がありました。私は、そういう人もまた英雄だと思っています」

相変わらずの真っすぐな言葉。悪ぶっている相手をある意味追い詰めるようだが、彼女にはそんなつもりは毛頭ない

「い、いえ。私が悪いのです。頼んだのですから。流石冒険者、と言ったところでしょうか。罠などを見分けるために観察する力は相当高いと聞きますし」

お互いに紅くなりつつもお礼も付け加えて

「ふふ…先ほども言った通り、頑張ってもらえれば勿論、色…?も付けるので頑張ってくださいね
それで…なのですが。」

実直な彼女の事だ。翌日には、早速自分の名前を添えて一番大きな依頼所に目立つように依頼を張り出すのだろう
だが急に歯切れが悪くなったのは

「その。私の体を彫刻のように綺麗なのではないか、と言ってくれたでしょう。…ブレイドの観察眼を疑うわけではありませんが、やはり私としては確認を怠ってはいけないと思うのです。
これで自信を持って、過信して…将来の夫を逆に落胆させたくはありません。ですので…その…」

と、覚悟を決めて

「今から少し、腹の部分を見せますので、それで判断してくださいませんか。本当に綺麗かどうか
もちろん、裸になるなどではないので別に体を許すわけではありませんし、確認していただければ、すぐに戻します!あとブレイドも秘密にしてくれるのが条件ですが!」

顔を紅くしながらも。この少年ならば裏切ることはしないし、正確に判断をしてくれるだろう、と
性経験がある少年からすれば幼稚にも見えることだろうが、彼女は非常に真剣だ

ブレイド > 「まぁ、そうだろうな。恐縮っつーか…アンタが上からくるやつだったらオレも素直に話なんてしなかっただろうぜ」

彼女が誠実で素直であるからこそ
権力を振りかざすようなものでなかったからこそだ。

「逆に親しみやすいくらいじゃねーか?教育係の人も大変だっただろうな。
まぁ、そこのところはお互い様…かな?あわててるとこがちょっと可愛らしいとか思ったくらいだし
お互い気にしねぇでいいだろ」

シュライアの様子に笑って、ひらひらと手を振る。
その際に少し口を滑らせてしまったが…

「ああ、気をつけてくれよ?
望まねぇ相手に叩きのめされて、娶られりゃ地獄でしかねーからな
あんたはなんつーか…真面目そうだから、そういう困難からは逃げなさそうだし…」

そういう誠実な部分は心配にもつながる。
優しく真面目な気分のいい少女。出会って間もないが
彼女が不幸になる未来はあまり見たくない。

「英雄ねぇ。英雄志願はねぇんだけどな。そんなりっぱなもんじゃなくていいっつーか」

だいたい、アンタより弱いしと、笑い飛ばしてしまう。

「あ、いや、アンタを見りゃ冒険者じゃなくてもわかると思うけどな。
目はきつめだけど、綺麗な顔立ちしてんのはみんなわかるもんだ……で、なんて?」

依頼の話の後、なんかすごいこと言ってるような気がした。聞き間違いでなければ。

「腹?え?素肌?えーと…本気か?」

少し混乱している。まぁ、言いふらすつもりはないが…それにしたって唐突だ。
腕に自信があるとは言え…自分が襲いかかったらどうするつもりだろう。
ヘソに性的興奮を覚える人間だっているのに。

シュライア > 「ふふ…ブレイドがもし、本当に強盗ならもっと上から話していたと思いますよ。そうではなかったのでその必要もなかったですが」

出会ったきっかけは、この少年が強盗を働いているのではないかと思ったからであることは間違いなく
今はその疑いは塵も残っていないため、彼女が上から話す理由もない

「そう…?ですか?貴族らしくしなさい、と小言をよくいただいたものですけれど…
あ、え?かわいいって…わ…その、そんなわけ、えと?だ、誰かと間違えてませんか!」

昔を思い出して笑った後
口を滑らせた言葉に大層混乱し、明らかにひどい動揺を見せてこの場にいるはずもない誰かと間違えてないか、などと言ってしまう
その反応でどれだけ言われ慣れていないかはわかってしまうだろう

「確かに、困難は前に進んで破るタイプですね、ともいわれましたが…
気を付けます。冒険者のブレイドの忠告ですから」

深く1度頷いて
相手の言葉通りひたすらに真面目で、悪く言えば融通が効きにくい彼女は
手練手管を駆使してくる相手には弱いだろう

「ふふ。少なくとも、そう思っているお相手はいそうですけれど。今までの話からの推察ですが」

相手に釣られて笑いながら、腕力だけではないですよ、なんて付け加え

「いえ、少なくともブレイドと屋敷の人以外には、筋肉女だとか、鬼、なんて呼ばれたこともありました。
綺麗だとか、その可愛いなんて言われたことは記憶にはありません。で、ですから…」

今まで言われた言葉の後、恥ずかしがりながらももう一度告げて

「私は本気です。屋敷の人は私に気を遣うでしょうし、それにブレイドは話した限りでは良い人です。
私が肌を見せたとしても襲いかかってなど来ない…と思います。……襲いかかってきたら、怒ります」

実に理不尽ではあるがお願いします、と言葉を添えて
怒ります、の瞬間に彼女の纏う雰囲気がぞく、とするようなものになったのは気のせいではなく
言葉には出さないが、襲いかかってくれば返り討ちにする、という自信もある様子

ブレイド > 「あっ…えー…まぁ、その、なんだ。
今は二人なんで間違いではねーけど…
はは、えーっと…貴族らしいってのはあんま重要じゃねぇだろ?」

少ししまったという顔をしたあとに慌ててフォロー。
フォローできたかは怪しい。
間違いでないことも言ってしまっているので、むしろ悪化しそうではある。

「冒険者っつーよりも、顔見知り…知人としてだな。
出会ったばかりだけど、アンタはいいやつだから。
できれば危ないと思ったときは引いてくれ」

危ないというのは色んな意味でだが。
薬物、魔術、催眠。人を自由にするすべなどいくらでもある。
そして、眼前の少女はそういう目にあってもいないのに腹を見せるという。
なんだか、むしろ特別なことを…秘め事をしているようで無駄に興奮すると言ったら考え直してくれるだろうか?

「あー、ええっと、まぁ…いいけどよ…そこは怒りますじゃなくて
ぶちのめしますくらい言っといてもいいと思うぜ?」

少し腰を落として、彼女の腹に視線をあわせつつ。
押し倒すことはできないだろうししたくないので……
状況によってはヤバイことになる…。

シュライア > 「あ、う。え…と…
わ、わかりました。これが、お父様が気を付けろ、と言っていた女を動揺させる男なのですね
確かに、かつてないほど…顔が、熱いです…」

何か間違った認識を呟きつつ
相手のフォローのようなものに更に顔が熱くなっていっている様子
ぶつぶつ、という呟きはいつになれば止まるのか

「他の人から見れば、私もまた悪かもしれませんが…ありがとうございます
…はい。その時は後ろに真っすぐ進みますね」

なんて冗談を言うくらいには打ち解けていて
しかし何があったとしても正義を侮辱するような相手には、結局向かっていってしまうのだろう
無駄に興奮する、と伝えればもしかすると止まったかもしれない。性癖というものを理解していないからこそいい人と判断した少年に隙を晒そうというのだから


「…まだ、ブレイドは私に襲い掛かっていませんから、そこまでは言えません。…ありがとうございます」

承諾されれば少し腹を突き出すようにしながら
しゅる、と裾を巻き込んでいるベルトを緩め、ゆっくりと胎を見せるように捲っていく
流石に羞恥があるのかゆっくりとした動きだがそれが更に秘め事感を水増ししていく
そうして酷く時間がかかったものの、相手に素肌を晒すだろうか

少年の予想通り、戦った相手は無傷で延して来たのか傷はなく、綺麗な鍛えられ方をした腹筋が晒されるだろう。どう見えるかは少年次第だが
そうして、上を見るならば、ぎゅ、と目を瞑りながら

「どう、ですか?」

と聞いてくる彼女の姿が

ブレイド > 「なんかわりーやつみたいに言われてるな。
ま、正義じゃねーことがわかっただろ?なんて…」

冗談めかしつつも、その様子も可愛らしいなどというのは流石にやめておこうとおもう。
からかうわけではないが
いいすぎればほんとに目を回しかねない。

「それがいい。悪でも何でもいいんだ。
アンタって人間が、社会の正義にはまる必要はねえしな。
アンタはアンタの正義を貫く…だろ?」

そして、ついにその時。
何故礼を言われているのかはわからないが…彼女のお腹をじっと見つめる。

「えっと………これ…その…」

コクリと喉を鳴らした。言葉にするとすれば美しい。
とても、綺麗だ。
ヘソから流れるように刻まれるなだらかな曲線。
薄っすらと浮かび上がる筋肉を包む少女らしい肌、白くつややかなそれがうつすお腹のラインは
あまりにも美しくて。だが、少女に言えない状況が一つ生まれてしまった。
とてもじゃないが見せられないというか、立てないというか、勃ったというか。

「触っても…いいか?」

思わず、聞いてしまった。まったくの無意識だった。

シュライア > 「悪い気持ちではありませんけれど…
…これが意地悪、でしょうか」

はー、と呼吸を落ち着かせて平静をなんとか取り戻し
少年の追撃が無かったのは彼女にとって良かったのか悪かったのか

「ふふ、その通りです。よくわかりましたね」

なんて軽口を交わしていたのがとうの昔に思えるほどの緊張
自分から言ったこと故に感想を聞くまで逃げられず、視線を感じながら相手の返答を待つ

「…?、ブレイ…っ!?」

あまりに遅い相手の返事にしびれを切らしたのか催促しようとしたところに…
少年の無意識な言葉が飛んでくる

「え、あ。それは、その。感想に…必要、でしょうか
…必要でしたら、指1本くらい、なら…いいですけれど…お腹ですし…」

少女もまた初めての状況に混乱しているのかそんなことを口走って
お腹に興奮する相手がいる、と知らない彼女にとってはそこに触られる程度はいい、という線引きだろう
あるいは逆に少女の混乱が伝わって、少年が冷静になってしまうかもしれないが

ブレイド > 「ん、お、おう…わりぃな」

軽口を交わしあったのも吹き飛ばしてしまうような
彼女のお腹、許しを得れば指を一本、右の人差し指。
ピンっと突き立てて、恐る恐ると、少女の腹に触れようとする。
薄っすらと縦に割れた、中央のラインをなぞるように
つぅっと指の腹で優しくなでおろしていく。
正中線をなぞる…つまりは、彼女の臍にもふれてしまうということで。
そこにたどり着けば、形の良いそこの縁をくるりと一周するようになでて

「すげぇ…なんつーか…予想以上に、その…
綺麗だ」

素直な感想。そしてその手触りというかなめらかな肌は、極上の質感。
抱くにしてもそれはしっとりと体に馴染むほどに心地よいだろうと思われる。
襲いかかれば怒る、と言ったが…

シュライア > 「別に、大したことじゃ…で、でも、感想はしっかり、正確に、くださいね!」

流石に目を開け、少年の人差し指が迫るのを見つめる
言った以上、逃げることはせず、腹筋のラインをなぞられ、優しく指の腹で撫でられていく感触
それにひくん、と体が反射的に震えてしまい、本当に慣れていないことを伝えてしまう
更に臍まで撫でられれば

「うぅ…」

なんて可愛らしい呻きも漏らしてしまうほど、早く終わって、という羞恥に晒されているようで

「そ、そうですか!ぶ、ブレイドが触って、そういうなら間違いないでしょう!終わり!これで終わりですね!」

触られ続ければ、何か変になってしまいそうな感覚があり、真っ赤になりながら慌てて裾を下ろす。
もしかすると指を巻き込んでしまうかもしれないが気にしている余裕はなく…

ブレイド > 「肌、すげぇすべすべで…指が滑ってくの
気持ちいいっつーか……敏感で、滑らかで…きれいな女の子の肌だ…」

思ったことが口をつく。
夢中になって指をなぞらせ、臍まで届いたときに可愛らしい声が聞こえれば
ぴこっとフードの中で耳が起き上がる。
半勃ちくらいですんでいたのに、それで完全に勃起してしまった。
困る、とても困る。

「ふえ?んわっ!?」

慌てて降ろされて巻き込まれてしまった指。
するりと肌を滑って彼女の穿きものに指がかかってしまう。
肌を滑る感触だけでも、巻き込まれたせいで強い刺激になったかもしれないがそれ以上に…

シュライア > 「そう…ですか?あの、ブレイド…もうその辺で…」

呻きを漏らしつつ、そろそろいいと伝えて
幸運にも顔を見られていないようだが、これ以上ないほどに紅く、唇はわなわなと震えてしまっているだろう
相手の…困った様子には気づかず…

「っ、え?、―――――――」

これでもういい、と思い、慌てて下ろした裾
それに少年の指が巻き込まれるなど頭にはなく
丁度、ベルトを緩めていたこともありするり、と意外に抵抗もなく何かが2つ、引きずり下ろされる
幸運なブレイド少年の眼には、機能性重視の少々野暮な下着の一部と…少し茂みが見える、彼女の隠すべき場所が…

「―――――っっっ!!」

それを理解した瞬間、ぼ、と体全体に火が付き、少年を蹴り飛ばそうと力が入るが
しかし、彼女の芯がそれを邪魔する。別に彼は悪を働いたわけではない、事故だ、とどこか冷静な部分が生まれて
本能と理性がせめぎあい、動きがそのまま、完全に止まってしまうだろうか

ブレイド > 「………」

固まってしまった。
見てしまった。
見てしまったというか、凝視しているというか
自分でも予想だにしていなかった状況で予想していなかったものが目に入って
混乱している。
金色の茂み、綺麗だと思ってしまった。下着はまぁ…少しばかり色気に欠ける。
だが、魅入ってしまった。

「綺麗、だ……」

思わず声に出た。

シュライア > 「――――」

傍から見れば奇妙な光景だろう
身体を少し落とした少年と少女が固まっているだけなのだから
ただ、本人たちは目の前の状況を処理するのに必死であろう

そして…
その恥ずかしい姿を、綺麗だ、と言われた瞬間
彼女の中の本能が、理性を凌駕した

「―――っ!そこまで、許してない―――っ!!」

丁寧な言葉は崩れ、叫びながら
真っ赤になったまま、少年に鍛え上げられた脚による膝蹴りを、放ってしまう

ブレイド > 「うごっ!?」

がごっ!と、硬いものが打ち上げられる鈍い音がする。
膝蹴りが顎にヒットして、少年の身体は放物線を描いて吹っ飛んでいく。
指は引っかかったままなのだが、衝撃で外れてしまうだろう。
そのまま路上にぶったおれる
そこでようやく正気に戻ったというか、思考が戻ってきたというか。

「あ、ぐ…あ……わりぃ…」

なんとかしゃべることができた。顎の激痛。
首も痛い。したたかに打った背中も。
だが、意識が戻ってくると同時に最悪のことを思い出す。
倒れた少年の股間。そこが大きく反応していたことを。

シュライア > 「はー、はー…!」

一瞬でヒートアップし、全力で蹴り上げてしまい
放物線を描いて飛んでいく相手、その姿が着地したところで、さ、と顔が青くなる

「ぶ、ブレイド!ごめんなさい、つい…」

慌ててベルトを締めなおし、吹っ飛んでいった相手に駆け寄る

「ブレイドが謝ることではありません。私が、私が……、……?」

相手の謝罪を聞き、首を振って否定する
実際、彼は悪いことは何もしていないのに蹴り飛ばしたのは自分だ、と自責の念に苛まれ
ただその途中…何かが目に入ってつい、そちらに視線をやってしまう

「……え、と。その、これ、は……、ブレイド?」

また動揺が戻ってくる。知識だけでは知っていた、それ
倒れた少年の股間が大きく盛り上がっている、ということは…教育係に教わった、そういうことだろう
ただ、どうしていいかわからず、放っておくべきか、それとも…と助けを求めるように少年の顔を見てしまう

ブレイド > 「あく……いや、オレが…変なこと……いてぇぇ…」

歯はギリギリで折れていない。
折れてはいないが顎と歯がガクガクだ。
駆け寄る彼女が謝るのを手で制し、謝らなくてもいいと首を振る。
だが、思いっきり縦に揺れた脳みそは立ち上がることを許さない。
が、彼女の視線の行先…しまったという顔。
いや、むしろ少し青ざめたかもしれない。

「え、ぅ…えー、と……」

説明できるはずもない。
性癖はいろいろといったものの、自分がそれを実演してどうするのか。
だが、脳震盪のせいか冷静に判断ができない。

「これは…その……シュライアのお腹に…興奮、した…」

ついでに茂みまで見てしまったことはあえて言わない。
言ったらそのときは本当に死が見えそうだ。

シュライア > 今すぐ治療を…なんて言いつつ自分には治癒の魔法など使えない
後に残るような傷は、見たところないのが救いだろうか
ただ立ち上がれないようで、駆け寄って傍で見ることしかできず…

「何ですか…?」

助けを求める視線に、何事かを言おうとする少年の顔に自分の耳を近づけ…
またぼ、と顔が紅くなる

「私の、お腹に…?、そんなこと、…あるのでしょう、か…でも現に…」

脳震盪を起こしていても少年の判断は適切だっただろう
そこまで言ってしまうと混乱が更に極まっただろうから
対して少女は、信じられない、といった風に少年の顔と…現に膨らんでいる股間を交互に見て

「ええと、そうだとして、その。このままで、いいの?死んだり、病気になったり、する…?」

自分が蹴り飛ばしてしまった責任感からかまた口調が崩れ、そんなことを口走って
知識はあるものの実際目の当たりにすると詳しい内容は飛んで行ってしまい
むしろ、自分には関係のないことだと、軽く頭に入れるのみでよく覚えようとしなかったのが裏目に出ている

ブレイド > 「綺麗、だったから……」

そんな事があるのかという問いには、そうとしか答えられない。
彫刻のように美しいと形容はしたが、そして、生物…。
少女としての性を感じる代物で、こうなってしまった。
ついでに言えば彼女の発した女の子らしい呻き声も原因ではあるが。
身体はぐったりとしているのに、勃ったそこだけビクリビクリと脈打っている。

「……」

しない。たしかになんかたちっぱなしだとヤバイと聞いたことはあるものの
少なくとも今のままでしんだり病気にはならない…はず。
苦笑しつつ首を振ろうとする。が、ゆるゆると頭を動かすだけで頭が痛い。

シュライア > 「…そう、なのですね。その…ごめんなさい…」

何度目かの謝罪。
全てが自分のお願いと、不手際で起こったことなのに
未だこの少年は綺麗だ、と何の恨みもなく告げてくる
びくり、びくり、と…彼女から見れば苦しそうに脈打つそれも、自分のせいだ、と感じてきてしまう

「その…これ、私のせいです…よね。だって、男も女も、自分で性欲は処理できるって、聞きました、し…
私が蹴り飛ばさずに別れていれば、ブレイドは一人で…」

謝罪を繰り返しつつも、どんどんおかしな方向に進んでいく彼女の思考
大抵、まっすぐで真面目な人間がこうなると碌なことにならない

「ブレイド、私、どうしたらいいですか?…状況を見れば悪いのは全て私です。悪いことをしたら償わなければなりません
どうしたら、ブレイドが一番楽でしょうか…」

頭を打った時は下手に動かさないほうがいいと聞く
治癒の魔法が使えない自分には回復するのをただ待つしかない、と思い込み
せめて少年の気持ちの部分が楽になれば、と口を近づけて祈りのように囁く

ブレイド > 「あやま…んなくて、いいって…」

むしろ自分が悪いのだから。
すばやく紳士的に彼女の穿いているものをあげて謝ればよかっただけだ。
それに見惚れて…変なことを口走ってしまったのだから
蹴られたって仕方ない。

「…」

それはそうだたしかに。一人で。
たしかにそうなんだけど、口に出されるととても恥ずかしい。
今目の前にいる女性のお腹で興奮して、それで自慰を行うであろうという予測がたてられるとか
どういう辱めだろうか。

囁かれてる。これはその、やばい。
少女は知らない。自分はいわばミレー族で、獣の耳。
少しばかり耳が良い。それはそれとして…音に弱い。
性交の水音、囁き、喘ぎ声といった感じの音にとても興奮してしまう。
それはとてもよろしくない。

「償い、とか…いまは、ほんと、だめだから…」

なんとか口に出した。はっきり言えば彼女にシテもらうのが一番楽だろう。
だが、それを言ってしまえば、それこそ悪だ。でも、囁きを受けて…そのような言葉を聞かされてしまっては
抗えなくなってしまう。

シュライア > 「いいえ、これだけは譲れません。実際に、危害を加えたのは私なのですから…」

しつこく、妄執的に食い下がる少女
いくら恥ずかしかったとはいえそれで蹴り飛ばすなど言語同断だ
彼よりも…世間的には高い地位にいる以上、大人の対応というものがあったはずだ、と延々頭の中で責め苦が走る

「…?」

黙る相手を、不安そうな顔で見つめ続ける
大丈夫ですか…?なんて続けて言いながら

相手の種族など今は知る由もなく。なんとかフードはまだ、彼の素性を隠している
ただそれはいいことか悪いことなのか

「どうして…。では、私は…私は…どうすれば…ブレイド…」

その言葉を償いの拒絶と受け取ってしまったのか、俯いてしまって
許しを請うように、祈りの姿勢で、謝罪と、償いをどうすればいいか、という言葉を、紡ぎ続ける

ブレイド > 「うぐ……」

強情な。
いや、償おうとする姿勢は美徳なのだが…この状況だとだいぶ困る。
手でしてもらう…というのが一番お互いに平和的に解決できる方法だと思う。
思う、が…。
彼女にはその経験がない。果たしてうまくできるのか。
できなかったときに彼女に恥をかかせてしまうことにならないだろうか。
かと言って、処女を捧げろなどと言えるはずもない。
口は余計に初回は抵抗があるだろう。
ぐるぐる回る思考は脳震盪の影響だけではないはず…むしろなんでヌイてもらう方向で思考が向かっているのか。

「怒って、ねーから…えと、その……シュライアで、興奮しちまってるから……」

シュライアがどのように学んでいるのか、それはわからないが…シュライアで性的興奮を覚えているということを伝える。
すでにお腹だけではなく茂みや声も含めてだから、部位は限定しなかった。
セックスしたいとあえて言わないのも悪だろうか?

シュライア > 「……」

会話からわかる通り非常に強情な彼女
しかも、自分が悪いのに償わせてももらえないとすればその眼は悔しさの涙で潤んでさえいて
どれだけ真面目なのか、と呆れるほどであろうか

「本当、ですか?怒っていないなら…少し、気持ちは楽ですけれど…それでも…」

ちらちら、と膨れている股間に視線を送り
そうして、よし、と小声で気合を入れて

「その…。私で興奮したのでしたら、猶更私が責任を持つべきだと思うのです。
…ですから、…えと、流石に交わうのは、だめですが…それ以外なら、下手かもしれませんが、償いとして…処理、というのを手伝わせて、ください」

それとも、またお腹を見せればいいですか?なんて言いつつもじ、と相手を見つめる
真剣な表情で、相手に償おうと必死な様子

ブレイド > 「わ、かった…」

少しホッとした。流石に、こんなところで、こんなことで彼女の処女を散らすことになったら
むしろこちらが罪悪感にさいなまれることになるだろう。

「えと、下…脱がせて……手で、こすればいい…」

お腹は…見せてくれると興奮しそうではあるが。
理性がもつか危ういという点がある。
自分の女としての魅力がわかってないシュライアに処理を続けさせれば
それこそ彼女の償いをいいことに犯してしまいそうだ。

シュライア > 「…!」

ようやく了承してくれた相手に、ぱあ、と表情が明るくなる
問題は、この先だが幾分か彼女自身の気持ちも軽くなって

「脱がせて、手で…。わかり、ました」

こく、と意気揚々と頷き
身体を揺らさないよう極力気を付けながら、相手の下を脱がせていく
と、そこで気づいたのか、ごと、と手甲を外し脇に置いて…
その膨れ上がりの元凶を露にするだろう

ブレイド > 「……」

しまったと思った。
もはやヌイてもらうこと自体に迷いはない。
だが、問題は下を脱がすということ。
ふさっとした尻尾。
下半身に集中してしまえばおそらく簡単にバレてしまうだろう。
そして一緒にさらされたソレは
硬く、上を向いて、脈打っていた。
囁きのせいで先走りでヌルヌルになってはいるが。

「あー…えぇっと……」

何から先に言えばいいか…。

シュライア > 「……ぁ」

意気揚々と相手を脱がし、したことはないが処理の手伝いをしようとしたが
その前に目にはいるふさふさの尻尾
そうして目的の…思ったよりはグロテスクではないものの雄々しいソレ

「…ブレイド。…いえ、今は関係ありません。…触れば、いいのですよね」

一度、相手の顔を見て、フードの中身も想像がついたものの
そこに言及しないのが彼女らしく…ぬるぬるとしたソレに、手甲に包まれていた細く白い指で触れる

「……。」

最初は、軽く触れるだけ、次に指で竿をなぞるように…そうした後、ブレイドの言葉を思い出したのか片手で包み込み、意外にも繊細に、擦り始める

ブレイド > 外気にさらされたソレは雄の匂いを漂わせるも
ソレよりも彼女は気づいたようだ。ふわりと揺れる尻尾に。
だが、それを気にせずその手に…手甲の下に隠されていた可憐な手に
張り詰めたモノを握る。

「くっ!んっ…」

思わず声が漏れてしまう。
思った以上に繊細な触り方。少しばかりもどかしく。
握っただけではソレ以上の快感はえられない。

「うご、かしてくれ…」

シュライア > 相手の正体は驚くものだったが
今は、それよりも、自分がしてしまったことへの償いが大事だ、と
強く握られる、という心配はなさそうだが力加減が難しい様子で

「わ、と。痛かった、でしょうか?」

ここが急所だということは、争いで蹴り上げたこともあるため知っている
なのでできるだけ優しく触れたのだが…と不安そうな表情になるも

「!、わ、わかりました…」

相手の動かしてくれ、という言葉に少なくとも今のところは間違っていない、と感じて
ゆるゆる、と根元へと握った手を滑らせ、その後先端へゆっくりと動かしていく
乱暴にする様子はなく、真剣に相手を気持ちよくさせようという意思が感じられるだろうか

ブレイド > ゆるゆるとしたうごき。柔らかな握りに反して、先端もまとめて扱くため
与えられる刺激は強い。

「ん、うっ…っ!先は、その…敏感、だから……
くびれのとこまで…もうちょっと強めで、いい…」

クラクラとした頭で指示を出す。
もっと刺激がほしい。
手でも十分気持ちいいのだが、贖罪という話でもあるがゆえに
その手付きは優しく、気持ちよさは蓄積されていくもののイケない。

シュライア > 言葉通り慣れておらず、うまく快感を与えられない手淫
ただ、指示に対しては…

「は、い。このくらい、ですか?他に何か…
…きもちいいでしょうか、こんな、私の手で…」

と、言われた通りに指定された場所は少し強く握ったまま擦り
他は弱く、と緩急をつけて擦り始める
ただ、している本人には相手がこれで処理できるまで気持ちよくなるのかはわからず
指示されるがまま、それを続けていて

ブレイド > 「ん、ふ…んぅ……あ、あ…上手…だけど…
そうだ、おなか……」

まだなにか刺激が足りない。
視覚的にも、聴覚的にも…
誰かにしてもらっているとなると、どうもぜいたくになる…。
胸…茂みの奥……だが、ワガママは言えない。
むしろ、今こうしてもらっているだけでもありがたいのに。

「シュライアの手も…綺麗で…きもちぃ……」

ゆるい刺激は続いているため、先走りだけはとろとろ溢れ続ける。

シュライア > 「そう…でしょうか?ブレイドが、上手だというなら…
お腹…お腹ですか?…え、と……」

うわごとのようにつぶやく相手に敏感に反応して
片手で器用に、またベルトを緩め…彼女にとってはなんてことはない、腹部を再び曝け出す
手淫をするため少々乗り出したような体勢になっており、そのため先ほどよりも近く、それを見ることができるだろう

「気持ちいいなら、続けますけれど…その、これで本当に治まるのかしら…?」

片手でお腹を見せつけ、呟きながらも、手淫は休まないところは彼女らしい
くびれのところまでは強く、押し出すように、先端は弱くもどかしい刺激を繰り返していく
本来であればぬるぬるとした感触は避けたいと思っているが、今は気にせず、綺麗な指に先走りを纏わせながら、ぎこちない奉仕を続ける…

ブレイド > キレイなお腹だ。手は動かせるだろうか?
まだ無理か?
お腹を見れば少し硬さを増したような。
だが、埒が明かない。
ぎこちない奉仕はなかなか射精まで導いてはくれない。
上手とは言うものの、経験がない彼女を励ます意味合いが強い。
気持ちよくないなどと言えば、きっと泣いてしまう。

射精したいのにできないもどかしさが続く。

「あ、う…うぅ……」

だが、これ以上求めるとなると…。
彼女に無理を強いることになる。それはだめだ。

シュライア > 「ブレイド…ブレイド?」

相手の体がぴくぴく、と動く
何かをしたいようだがそれが何かがわからない
もうこの手の動きを始めてしばらく立つが一向に苦しそうな表情が治まっていない。むしろひどくなっているようにも思えて

「…言ってください、ブレイド。その、経験がない分、下手…でしょう?
気持ちが、逸るばかりで…だから」

そんな様子から予想を立てて、またよく聞こえるように囁く

「やっぱり、交わるのはできません、けれど。ほかに何か、ありませんか?ブレイドが、楽になる方法。言ってみて、ください」

ごめんなさい、と言いつつ。その眼には早く解決してあげたい、という決意が籠っていて
交わること以外ならしてあげたい、と思いを直接言葉にする

ブレイド > 「ん、シュライア…その…フード、とって…」

彼女の唇も処女も奪わぬように…
これ以上の露出もさせないように。
なら、こうするのが一番いい。たぶん、きっと…。

「体、くっつけて…囁きながら…で…頼む……
シュライア…大丈夫、だから…な…きもちいい…」

気持ちいいのは事実。だからこそ自分が感じることをしてもらう。
そして、体を触れ合わせる。
交わりはなくとも温もりがここちいいだろう。

シュライア > 「フード…?わかりました」

相手の気づかいにも気づかないまま
ゆっくりとフードを取り、立った耳を露にする
その少しの間だけ、腹部が見えなくなるが仕方のないことだろう

「…はい。…しょ、と…、これで聞こえますか?ブレイド…
下手で、ごめんなさい…、でも頑張りますから…」

言われた通りに、寄り添い耳元に口を近づける
頑張る、という健気な言葉と、吐息が耳をくすぐるだろう
そのまま変わらないペースできゅ、きゅ、と手淫を再開し、頑張る、や、どうですか?というささやきを投げかけていくだろう

ブレイド > 「んぅっ、は…ぁ…聞こえる…」

耳をそばだてシュライアのささやきを聞く。
くらくらする脳の中でまるで反響するようで。
体を触れ合わせれば、シュライアのお腹を撫でる。

「ん、いい…大丈夫…だ…。気持ち、いい…から…
あやまんなくて、いい…」

健気なシュライアの言葉とぎこちない手淫。徐々に硬さが増し、熱さが増し、脈打ってくる。
息も荒くなり、明らかに反応が良くなってきている。
謝るシュライアのお腹に触れて優しく撫でるも、あまりいやらしさは感じない程度のタッチで。

シュライア > 「よかった…、気持ちよく、なってください…んっ…?」

この行為が彼にとってどんな意味を持つのかはわからない
わからないけれど、これで彼が気持ちよくなるのならやらない理由はない、と
しかし、唐突に腹部を撫でられれば短い困惑の喘ぎを上げてしまい

「それなら、いいのですけれど…。う、ぅ…
本当に、おなか好きなのですね…、いい、ですよ…それで気持ちいいなら…」

恥ずかしさに顔を紅くしつつも反応が良くなってくるのを感じて
囁くことを続けながら少しペースを速め、緩急の間隔を短くしていって…
ブレイドが優しく腹部に触れる度、短い呼吸が、耳をくすぐるでしょう

ブレイド > 「いや、その…お腹触ってこうなるのは…はじめて…」

お腹が好きというか…はじめてのことだった
お腹に触れるだけで勃起するなんて。
だからこそ撫でてしまう。彼女の臍にも触れる。
彼女の吐息が、小さな喘ぎが…耳に届くたびに腰がぴくっとはねる。

「んっ…くっ…う、う…
も、出そう……だから…激しく…していい…」

体の自由が効くならシュライアの体を抱き寄せていただろう。
少し伸ばせば届く下腹部。そこを覆う茂みも思い出せば
射精感がましていく。

シュライア > 「それは、嬉しいのでしょうか…?ああ、でも…喜んでくれているなら…」

困惑しながらも、相手が喜ぶならそれでいい、と
他人に触れさせることが無い場所を触れられるたびに何度も何度も暖かい息を漏らしてしまう

「っ、わかりました、できるだけ痛くないように、激しく…」

相手の言葉を聞き、スピードを速めていく
しかし握る手は丁度良い塩梅に力が入り、竿から先端までを愛撫して
自分からも、お腹を当て返すように動き…より気持ちよく処理できるように促すでしょうか

ブレイド > 「はう、うぅっ…くっ…シュライア……っっ!!」

もどかしい扱きの間に蓄積された快感が一気に開放されそうになる。
それを少しだけ我慢して…身体を少しシュライアの方へと向ける。
彼女の手の動きが速さを増し、快楽が加速して…そしてそのまま、彼女の手で…

「うっ…!くぅっ!!」

勢いよく白濁が放出され、シュライアの手とお腹を白く汚してしまう。
どぷどぷと、ねばっこい精液を何度も吐き出し、無垢な少女に処理させてしまっている罪悪感はあるものの
断れなかった状況だ。彼女が罪悪感に泣くよりはいい。

シュライア > 「ブ、ブレイド…?」

名前を呼ばれ、つい呼び返して
動きは緩めることなく、しっかりと続けて
そして…

「んっ…、あ…、こんなに…出るの、ですね…」

身体を向けられたまま、白濁が弾ける
白い手と肌を汚していく粘液に、特に忌避感は見せず、ぽぉ、とそれを眺めていて
終わるまでゆっくりと、扱き続けているでしょうか

「その…、楽に、なりました…?」

そうして出し切ったとなれば、耳元で尋ねてみて。

ブレイド > 「はっ…あぁ……く、ぅぅ…」

思った以上にたっぷりと出てしまった。
性交はしていないというのに…。
あまりない経験だったからこそかもしれない。
シュライアも、射精を見るのははじめてなのだろうか…。

「うん、あ…ああ…ありがと…すまねぇ…」

とぷとぷと、最後まで扱きだされて大きく一息。
囁き声にふるふるっと震えてからうなずく。
…当然嘘なのだが。
脳震盪から回復してくれば、この状況は生殺しだ。
だが、これ以上彼女に無理はさせられない。久々に、自慰にふける覚悟だ。

シュライア > 「ん……」

息をつく相手をよそに手についたそれをじぃ、と眺めて
好奇心をくすぐられたのか、ぺろり、と舌先で舐めてみたり
…もちろんすぐに顔をしかめるのだが

「謝るのは私です、と何度も…。ひとまずよかったです。
言葉もはっきりしてきましたし、動けるようなら…宿を取っているのでしたら、そこまで送りますよ…?」

少し迷ってから、体についた精液を持っていた小さな布で拭きとり
にこ、とまた笑う
彼の性欲が解消されていないことも知らずに安堵がにじみ出る笑顔で

ブレイド > 「……うまくねーだろ、無理すんな」

なんで舐めたと苦笑しつつ、ようやく動くようになった手で
彼女を撫でる。
それと、自分の耳をパタタと動かして

「こっちこそ、わりぃな…その…黙ってて。
えと、宿は取ってねぇ…こんなことになるとはおもってねーし…」

まさか膝蹴り食らうとは思ってなかったため、近くに宿をとってはいなかった。
微笑む彼女に少しばかり罪悪感。
今また勃ってしまえば、また彼女を心配させてしまう。我慢しなければ。

シュライア > 「い、いえ。…少し、気になっただけです」

恥ずかしがりながらも撫でられると小動物のようにおとなしく
耳が目に入れば、それでも優しく微笑んで

「言ったでしょう。私は、誠実な人が好ましい、と
ミレー族だからと言って例外ではありません。…そうですか、それなら私の家の客室を使いますか?
私の客人だと言えば、だれも文句は言わないでしょうし」

同じ部屋と言い出さないのはまだ彼にとっては救いだろうか
ここから近いですし、と言いつつ、手を差し出してみたり

ブレイド > 「そっか…慣れればっていうか…そういう空気ならほしいって思えるらしいけど…」

愛液だって美味しいものではないが
身体を重ねる…愛し合うという空気の中では欲しくてたまらなくなったりする。
そういえば年上?の女性に迷惑をかけた上に撫でるといった
ちょっとした無礼を働いてしまった。少し軽率だったか。

「すまね、ありがとよ…。
えっと、流石にまだフラフラするし…そうさせてもらう。
んう…っ!」

手を借りて立ち上がる…が、ふらっとする。クラクラとする頭と少しの吐き気と頭痛。
立てなくはないが影響はまだある。
流石に同室ではないらしい。流石に彼女の部屋で自慰にふけるわけにもいかない。
少し安心した。

シュライア > 「…やっぱり、慣れてるのですね…。…撫でられるのも、久しぶりです」

相手をどこか尊敬のような眼で見てから
撫でられたことに関しては怒るわけではなく、どちらかというと嬉しそうで

「と…、肩を貸しますから。少し、我慢してくださいね」


脇に体を滑り込ませ、肩を貸す少女
ふわり、と鼻孔をくすぐる匂いと共に、ゆっくりと歩き出すでしょうか

…無事に、彼女の家の客室まで我慢できたかは、月明かりが知っているでしょう

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシュライアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からブレイドさんが去りました。