2018/05/19 のログ
■ブレイド > 「んー…やっぱこっちの店か…」
数件魔導具店を回った結果、少しだけ安い店をみつけた。
大幅な値下げもしてないし、他の道具ではいくらか別の店のほうが安かったが
そういう店ならば、品質が落ちるということもないだろう、多分。
あきらかに安すぎるとかだと怪しいが。
そうと決まれば、ぱぱっと購入してしまおう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2・『冒険者通り』」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にフラヴィアさんが現れました。
■フラヴィア > 「おじさま、そちらをくださいな」
ずらりと並ぶ屋台の一軒にて長い髪の少女が微笑む。
多くの人が行き交い騒々しい中であっても目立つ、ころころとした明るい声色を紡いだ。
あいよ、と景気よく応えた中年の店主が差し出したのは、りんご飴。
少女は紫の瞳を輝かせながら、じゃらと指輪を鳴らし手を伸ばし。
「あ、もう二つほど一緒にくーださいな」
と、思い出したように付け加えた。
――屋台を離れのんびり歩きながら、両手に装備したりんご飴をにんまりと見つめる。
■フラヴィア > 艶々の赤いリンゴを何度か舐めてから、白い歯を覗かせかぷりと噛み付く。
割れるような飴の感触に続き、ざらついたリンゴの甘さが口いっぱいに広がる――
「はむ、んむ……ンマーイ! ……美味しいですぅ」
思わず零した歓喜の独り言を誤魔化すよう、もう一口頬張りながらうっとりとした声を出した。
始めこそゆるりとしていたものの、すぐに咀嚼速度が上がる。
しゃくしゃくしゃく、と心地良い音が夜の広場へと、響く。
■フラヴィア > そんな調子で三つ平らげてしまえば、満足そうに一息。
だが別の屋台から漂う良い匂いを嗅ぎ付ければ――
「……とっても美味しそうですわぁ。おじさま、二つほどいただけます?」
全力で匂いに釣られていっては、店主に笑顔を向けるのだった。
まだまだ屋台巡りは終わらないようだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からフラヴィアさんが去りました。