2018/05/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にボブさんが現れました。
ボブ > (夕方……突如、空に暗雲が広がり、雷と共に大雨となり、その大雨の不意打ちを食らった褐色肌の男は
大通りを駆け足で掛けていき、ちょっとした路地にあった小さな屋根…庇の下に入り込んでいけば髪や顔を伝う雨の雫を振り払っていて)

「くはぁ~~何だよ、昼間はまったく雨なんて降る様子なんて見えなかったのに、何でこんなにどしゃ降りになるかねぇ~」

(庇の下から恨めしそうに雨が降りしきる空を見上げながら、恨み節を漏らしていく男)

ボブ > (路地に入り、小さな庇の下で雨宿りをしている男。
他の人たちは帰宅の途を急ぐように走り去っていき、大通りや男がいる路地には人の姿は他に見えなくなって)

「うわぁ~~、雨脚がドンドン強くなってくるよ……
こんな事だったらとっとと屋根のある所に退避すべきだったかな…今更言ったところで手遅れなんだが……」

(雨が適度な所で止むと踏んで雨宿りをしていた男だったが、どんどん雨脚が強くなって、
他に道が歩いている人の姿も見えなくなってから、自らの失策をぼやくように呟いていく男)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に紅月/アカツキさんが現れました。
紅月/アカツキ > ーーーからころ、ざー…

久々の雨の日散歩、今回は平民街。
…しかしどうにも今日は雨足が強すぎるようだ、人っ子一人居やしない。
おまけに雨脚で霞んで景色も大して楽しめないとくれば、さすがに少々残念に思える。
平素なら雨の静寂も歓迎だが、今日は少々趣旨外れだ。

やれやれ、と、溜め息ひとつ。

少し前はもう少し小雨で丁度イイ塩梅だったというのに…お?
…人の、声?
こんな日に外出するなんて、何と酔狂な。

自分の事はまるっと棚上げし、声のする方へ歩み寄ってみる、と。

「…あれ、ボブじゃん。
何してんだこんなトコで」

きょとんとした顔で首を傾げて。

ボブ > (今はどしゃ降りの雨ではあるが、その本降りになる前に雨宿りをする事が出来た男の身体はそれほど濡れてはいなく
ただただ強くなっている雨脚の様子を恨めしく見上げ見つめていると、水跳ねの音と己の名を呼ぶ声にそちらに顔を向ければ
つい先日、山中で出会った気のいい飲み友達であり、武の面では小さく嫉妬の炎を燃やしている顔見知りが居て)

「お? アカツキか、いいもん持ってんな。
俺はそんな物、手に持つ暇もなくこの通り濡れ鼠だよ」

(濡れ鼠と自らを称していくが、それほど濡れていない身体を見せ付けつつ、顔には笑顔が浮かんでいた)

紅月/アカツキ > 「あー、成程…いきなりザッと来たもんなぁ」
状況を察して苦笑し。

「傘貸してやるよ…あ、暇なら飲み行くか?
この間貴族からがっぽり毟り取ったばっかなんだ、奢るぜ?」

ニヤニヤと笑いながらクイッと酒をあおるような仕草をし。

ボブ > (簡単に傘も持たずに、急な雨降りに襲われた事を説明していけば、
褐色肌の男の事情を悟ったように苦笑を浮かべる赤髪の男を見つめ)

「まったくツイてねぇよ……ん?奢りか、いいねぇ~。
そこは酒と肴が美味い店か? それともお姉さんが美味しい店か?」

(男同士である気安さからか、純粋な飲み会か? それとも酒と共に色っぽいお姉さんが付いてくる店か?
赤髪の男の目的を探るように、右目を軽く閉じるような仕草をしながら問いかけていく褐色肌の男)

紅月/アカツキ > 「ちょ、ばっ、おっま…!」
それとも、と続いた言葉にガタッとズッコケそうな勢いで動揺して。

「め、飯!飯だからっ!
全く…いきなり何っつー事言い出すんだお前さんはー!」

敵には強くとも、娼館の類にはめっきり弱いこの男…頬っぺたをほんのり桃色に染めてぎゃんぎゃん吼えている。

「だーもーほれ!早よ行くぞ!」

バッと真横に手を突き出したかと思えば、空中からズルリと番傘を取り出す。
ちなみに黒地に藤の花、紅月愛用品の一つである。
…ボブには一瞬腕が途中から消えたように見えたかも知れない。

紅月は番傘をバッとボブに突き出して、何だかちょっぴり照れ顔だ。

ボブ > (気軽な感じで純粋な飲みか女性を絡めた飲みかを問うていけば赤髪の偉丈夫は頬をうっすらと赤らめながら
純粋な飲みが目的だと大声で返事を返してくるのを見て、「こいつ、女は心の決めた一人だけ」という堅物タイプか?と
勝手に赤髪の男の性格判断をしていく褐色肌の男)

「オーケーオーケー、悪かった悪かった」

(赤髪の男の怒りをこれ以上買わないうちに言葉だけの謝罪を入れていく褐色肌の男だったが……
赤髪の男が番傘を取り出した瞬間、一瞬目つきが鋭くなって…
『今、一瞬、腕の形が見てとれなかった……しかも何も無いところから傘が現れた……』と
優れた洞察視力で見抜いていくが、危害を加えるつもりがない相手に警戒しても仕方ないと開き直っていけば)

「あいよ、ありがたく借りるよ」

(赤髪の男が差し出した番傘に手を伸ばし、その番傘を差していけば赤髪の男の隣へと移動し、
赤髪の男と共に雨の街を歩き始めていって)

紅月/アカツキ > 「むぅ、ホントにわかってんだろーなー…」
相手の分析など露知らず…実際は純粋に恥ずかしがっただけのこの男。
恥じらい隠しのジト目をボブに向けて。

けれど、ボブが番傘を受け取れば気を取り直して歩き出す。

「何処がいっかなー…大通り沿いなら最近寄った冒険者酒場が中々量盛ってくれたしなー。
あー、けどこの間演奏した酒場も酒の種類が豊富だったし…
…ボブ、何か希望あるかい?」

ほれほれ言ってみ、とニコニコ楽しげに問いかけて。

ボブ > 「まぁ……お前が複数の女にフラフラしない真面目な男だって事はしっかり理解したつもりだ」

(褐色肌の男の勝手な性格分析結果をアカツキへと話していきつつ、差し出された番傘を差していき、共に歩き出し)

「う~ん?とりあえずは軽く濡れたから暖かい場所……と言ってもこの時期、暖炉に火を入れている所はないだろうから、
ホットワイン・ホットウィスキーが置いてある場所だったらどこでもいいよ。 そこはアカツキの感性に任せるさ」

(男としてはとりあえず身体を暖めたい…それだけを第一条件に挙げ、残りの選択肢はアカツキに委ねていく)

紅月/アカツキ > 「……、それは、どうだろう…?」
真顔で首を傾げる。
自分としては真面目であるつもりではあったが、最近少々、否かなり、その評価には見合わないアレな感じだった気がする。
しかし、何と説明すべきか…ボブの分析どうりの固い頭では上手く言葉が続かず微妙な顔になっている事だろう。

「ホットかー…置いてるかわからんが、頼めばやってくれるトコならあるわ。
貸しがある酒場があってな」

しばし悩んだ後、まぁ大丈夫だろうと雑に判断してズイズイ歩いていく。

「そこなー、酒と名が付けば一通りありそうなぐらいスゲー種類あんの。
東国主流の米酒まであんだぜ?
俺もう感動しちゃってさー!」

ほくほく、実に幸せそうな笑顔で酒場を紹介して。

「あ、あそこあそこ…あの建物!」

木造2階建てのその酒場は広く、冒険者から一般まで入り交じった大衆酒場であった。
「おっちゃんやってるー?」
紅月はズカズカ店に入っていく…開いているようだ。

ボブ > 「ま、その点はじっくり聞かせてもらうぜ。アカツキの女遍歴ってヤツを酒の肴にしてな」

(突っ込めば動揺し、漏らすつもりも無い情報も一欠片二欠片くらいは漏らしてくれるだろうと
アカツキの隣を歩きながら意地の悪そうな笑みを浮かべ、話し掛けていく男)

「ほぉ~~? 米酒か、九頭龍の水浴び場で出されて飲んだ事があるが、確かにあれはあれで美味いよな」

(アカツキの顔に幸せそうな笑顔が浮かんでいるのを眺めつつ、米酒の味の感想を述べていきつつ、
どうやら目的の酒場に着いた様で顔馴染みらしく店主に明るく話し掛けていく姿を見ながら、男は軽く店主に会釈をして)

「良さそうな店だな、店の雰囲気も実に暖かで気持ちがいい」

(男は酒場から受けた感覚を率直に言葉にしてアカツキへと伝えていく)

紅月/アカツキ > 「やーめーろーよ~…」
聞いても面白くないって!と早速焦りを見せる紅月、実に掘り下げ安そうである。

さて…酒場内は2階建てになっており、定期的に楽士が演奏出来るようなこぢんまりした舞台が設置されている。
1階席はカウンターや小上がりや広テーブルなど複数名向け、2階席は密談にも良さそうだ。

「だろ?結構気に入ってんだ!
何処でもいいってさ、座ろ座ろー。
あ、おっちゃん雨で冷えたからホットの酒作ってー!後俺は米酒テキトーに、ツマミもー!」

何とも雑なオーダーだが、これでも外れない事を知っているからこそだった。

…席を自由に選べるが、どうするか。

ボブ > 「ふふっ……雨に降られてツイていないと思っていたが、こいつはとんでもなく面白い酒飲み話を聞ける幸運に恵まれたかな?」

(同年代か少し年上っぽいアカツキの動揺っぷりに男の顔に浮かぶ意地の悪そうな笑みに更に意地悪さが加わりつつ、
片肘でアカツキのわき腹辺りを軽く突いてみせていって)

「席は自由か……それじゃ2階に行こうかぁ~~。
二人っきりでみっっっちりとアカツキの話を聞かせてもらうからな」

(褐色肌の男はアカツキの手を取れば、やや強引に2階へと続く階段を二人で昇り、2階席でも奥まった場所の席に
陣を構えて、ニヤニヤした笑いを浮かべながらアカツキを尋問する準備を整えていく男。
……この後、アカツキがどのような告白を強いられたのかは彼の個人的名誉の為に秘匿しておくべきだろうか……)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から紅月/アカツキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」にシュティレさんが現れました。
シュティレ > 森林が多く、癒しの空間と言わんばかりに静かな公園に私は佇んでいます、憎らしい太陽の光から逃げるという意味でも、けんそうをさけるという意味でも、この場所はとてもいい場所です。
こう言う所で、私はベンチに座り、一冊の本を手にします、その本の名前は――――特にいう必要はありませんね、とある教えとだけ。
理由は至って簡単です、宗教というのはヒトの歴史のようなものです、それを本にしているというのであれば読まない理由はありません。
ヒトを知る一環という行為だと私は思います。人が色々居るように、宗教というのもいろいろあります、ですので今日は気になった本を一冊手に入れて読むことにします。
図書館でもいいのですけれど……こういうところで本を読むのは趣味といいますか、なんとなく楽しく思えるのです。

シュティレ > その本には、宗教の規律、目標、偶像等が事細かに書かれております、崇めると言うのは……そうですね、私が主を想う物とに通っているのかもしれません。
しかし、それでなぜ、ああ言う風な存在が出てくるのでしょう、ヒトの心というのは摩訶不思議だと思います。
それに、宗教と言うものの規律、それに関しても面白く思うところがあります、なぜ、こんなに否定が多いのでしょう。
これは、規律にしなくてもいいと思えるようなものが幾つか散見されます。
例えば、これを食べてはいけない、あれを食べてはいけない。食べることは生きることにも繋がると思うのですが、それを禁止するというのは、わかりません。
生きることを放棄しているのでしょうか?と思いますが逆に自死を禁じている規律もあります、生きたいのに、生きるための行動を禁じる……本当に不思議です。
心地よい風の中、私はさらに、その書物を読み進めていきます。

シュティレ > 静かな時間、静かな場所、本を読むにはとてもいい場所でした、500頁もの書物でも読み終えることが出来てしまう。
こういう風に本を読み終えるのは心地が良いものです、ヒトに関する知識も少しは増えたと思いますが、それでもまだ全部わかったという訳ではないでしょう。
まだまだ、ヒトに関してはわからないことは多いと思います。
時間は沢山あります、まだ知っていけば良いでしょう、私は本を閉じると、それを持って帰りましょう。
さくさく、と公園の芝生を踏みしめて私は去って行きました。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」からシュティレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「あつい。―――……んむ。」

昼間の広場で、ぐだり。ベンチにもたれかかって、ぐだついている大男が一人。
口元は半開き、だらしないっちゃあ、だいぶだらしない。
…今日はひどく、暑かった。
ぱたぱたと手で団扇を作って、あおぐ。やっぱりあつい。

「ふ、は……ぁー………。」

まだ、ぐだり。大きな大きな男が、だるっと力を抜いていた。
じり、とひりつく太陽、あつい。