2018/03/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 白い猫が街灯の明かりの下を通り過ぎる。
見た目にもどこらの猫と変わりなく、違和感なく街の中にどこにでもいそうな猫。

なるべく建物側へ、端っこを歩いてる、少し頭を下げて、白い毛を地面に擦りながら尻尾も垂れたまま。
寒いのは嫌いで猫の姿のままのほうが、まだ人よりもマシなくらい。

いつもの夜の散歩、だけど目的地があるわけでもなく、ちょっと外へ、
せめて人の声がして淋しくないくらいのとこを探して。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 温かさを感じるようにはなったものの、まだ夜は肌寒い。
もうしばらくすればこのマントとフードも煩わしいくらいになりそうであるが、今日のところは重宝している。
平民地区、建物に沿って歩く少年はちょっとした疲れから肩を落としている。
いわゆる仕事帰り……今日は倉庫の荷降ろし作業……だったため、少しばかり疲れている。

「はぁ……」

ふと揚げた視線の先に、白い猫のしっぽが見える。
だが、どこか様子がおかしいようだ。

シャルレ > 人の間を抜けるでもなく、避けるように道の端っこを歩いてる。
頭を下げてるから、白い耳も心なしか伏せてるようにもなってて
冷たい石畳の上を歩く肉球は冷たい。

道端に置かれたモノやゴミをよけながら、とぼとぼと…

ブレイド > 「……?」

一瞬別の猫かと思った。
だが、真っ白な毛並みに小さな体。
おそらくは…シャルレ。見知った猫だとおもうのだが…
どうにも元気が無いように見える。

「シャルレ」

試しに名前を読んでみる。
猫違いならこれで逃げていくだろうが…。

シャルレ > 人の足音に紛れて、名前を呼ばれた声に気づく。
脚を止めて、振り返りはしないけど緩くしっぽを左右に振ってみた。


別に街だから、ここでの知り合った人が歩いてても不思議ではないのだから。
逃げることはしないけど、振り返ったりもしない、足を止めただけだけど
座ってもう一度、背中側でしっぽの先をちょっとだけ動かしたのが返事の代わりのように。

ブレイド > 「……?」

振り向きもしないが逃げもしない。
呼ばれて尻尾が揺れたから、聞こえてはいたはずだが…。

歩みを止めて座る白猫。
歩みを止めれば追いついてしまう。
かがんで抱き上げようとしてみる。

「どうした?いつもはいたずらくらいしてくるだろうによ」

シャルレ > 近づく足音は自分に向けてだろう、座ってると目の前にきて、
手が伸びてきた。
逃げたりもしないけど、抱き上げるようにされると
汚れた地面を歩いてたせいか、少し足元とかおなかのとこは白い毛なのに汚れてて。

「にゃー」(なんでもない)

体を長く伸ばしながら、抱き上げられると大人しく腕の中に

ブレイド > 「なんだよ、汚れてんな…
ずっとこの辺歩いてたのか?」

鳴き声が心なしか不機嫌そうに聞こえる。
汚れを払うようにお腹を手で優しく払う。
流石に泥汚れまでは落とせないが、大きなホコリくらいなら…

「水で洗うには…少し風がつめてーな…」

猫の身であろうと流石にそれは辛いだろう。

シャルレ > 「にゃーぁぁ」(お水で洗うの嫌ぁぁ)

手で汚れたとこは払われたけど、水で洗うと聞こえたので
嫌嫌するようにおとなしく抱かれてたとこを、逃げ出そうともがき出す。

猫のまま濡れるのは嫌い、それも水となれば苦手の最上級なワードが聞こえたから。

ブレイド > 「嫌そうな声出すなよ…つめてーのはやだろ?
流石にここで水ぶっかけようなんざ思わねーよ」

元気がなさそうで薄汚れてしまっている白い猫。
知り合いであれば放ってはおけないのだが…

「ったく、でもそのままじゃかえったら心配すんだろ?みんながよ
それとも、喧嘩でもしたか?しょぼくれやがって」

なだめるようにナデナデ。
自宅に風呂くらいならあるが…正体を知ってる分、さすがに言い出しにくい。

シャルレ > ここで水をかけられない、とわかれば
もがいてた動きもおとなしくなる。また腕の中でうつむいたようにして。

「みゅーん」(喧嘩してないもん)

撫でられると、それは、やっぱり嬉しいし、手のぬくもりを感じる。
少し弱い鳴き方で返事もする。知り合いだから無視はしないけど…。

ブレイド > 「まぁ、よくはわかんねーけど、なんかあったのはわかった。
とりあえず……腹減ってねーか?」

しょんぼりしながらずーっと歩いていたと言うなら
汚れの様子から結構な時間を徘徊していたのだろう。
食事をとったのかどうかも定かではない。

「言葉もわかんねーし…どっか、さむくねーところででも、な?」

ゆっくりと頭をなでながら、あるき出し。

シャルレ > 「みゃー」(大丈夫)

通じてるかわからないけど、返事はする。
ただ小さい声だし、ちょっと弱い鳴き方なので、元気ないように聞こえることは
空腹とも思われそうだけど。

抱き上げられての腕の中、やっぱり温かい。
人の温度の不思議さを感じながら、相手の話かけてくれる言葉に、
時々小さく鳴いて返事してた。

ブレイド > 「ほんとに元気ねーな…
まさか、病気とかじゃねーよな?
それともなんだ…いじめられたか?ったく許せねぇなぁ…
いじめられたら爪でスパッとやっちまえよ」

冗談めかしながらも、わしゃわしゃと撫で回し
しっかりと抱きしめる。
春先の寒さもある。温めるように、汚れも気にせず。

シャルレ > いろんなことを話す相手に、そこは鳴き声も上げずに撫でられてる。
つい喉がグルグル鳴るのは、撫でられて嬉しいのと、気持ちいいせい。

やっぱり猫でいれば、撫でてもらえる抱っこもしてもらえる。
それなら、あったかいこともついてくる。

「にゃーん」(汚れちゃうよ?)

さすがに、気にするように顔をあげるけど目は合わせようとせずに。

ブレイド > 「んあ?いつもはしつけーくらいに見てくるだろ。
こっちみろって、なんか言いたいならよ」

目をそらすシャルレの顔を覗き込もうとしてみる。
なんとなく気持ちよさそうにしているので撫で続けてはいるのだが。
汚れるのはまったく気にしない様子で。

「やっぱ風呂だな…猫のカッコなら、気にしなくても大丈夫だろ、きっと」

シャルレ > 頭も体も撫でられると、その手の動きが心地いい。
お風呂と聞こえれば、びくっと体が揺れる。
嫌嫌をするように、また腕の中から動き出して

「にゃぁぁぁあ」(イヤーだー)

暖かい腕からジャンプしては地面に降りる、そのまま逃げるように物陰へと走り去って

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。
ブレイド > 「あーあ…」

逃げられてしまった。
それほど嫌だったか…だが、心配でもある。
物陰を覗けばもう影も見えない。

「今度あったら、ふつーに聞いてみるか…」

やらかしたかな、と、肩を落として再び歩き出す。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からブレイドさんが去りました。