2018/03/06 のログ
フィル=クォーレンス > 「ふぅ…やっぱり時間ずらしたほうがいいのかな。」

普段良く夕食や、遅くなった時の夜食を買って帰るのは小さな酒場やお店。
主要な道に面した大きな酒場の、特に一番混む時間にくることはほとんどなく。
何時もとは気分を変えて見たものの、予想以上の込み合いだったのである。
とはいえ、賑やかなこと自体は苦手というわけではなく。想定外の混み方に少し驚き気圧されたというところか。
人気も疎らな小道に入れば、考えを巡らせながらもポツリと零し。

「味はよかったし。」

酒場での食事の思い返しながらも、コツコツと靴音を響かせて歩を進める少年。
人ごみでずれたローブのフードを、手で目深にかぶり直すようにひっぱり。
足を止めて何度か引っ張ることを繰り返せば、やがてしっくりきたのかちゃんと視線を前に戻し。
再び歩きだして帰路へとついていったか―。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフィル=クォーレンスさんが去りました。