2018/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区の小道」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
■フィル=クォーレンス > 静まり返り、人気も店も少ない路地を歩く一つの影。
たまに吹き抜ける、まだまだ冷たい夜風に白い息を零しながらもローブを揺らし。
コツコツと静かな路地に靴音を響かせる足取りは、富裕から平民地区へと向かうものであり。
「あっちはまだ…迷うなぁ。」
富裕地区への届け物からの帰り道。
平民地区を中心に動いているために、まだ富裕地区は歩き慣れておらず。
目的の地点に着くまでに、大分うろうろする羽目になったのであろう。
思い返すようにして、ぽつりと苦笑交じりに誰に言うでもなく言葉を零し。
次に行くときはまっすぐに目的の場所に、といった小さな目標もできたという所か。
「一度色々な場所もう少し歩いておいた方がいいかな。」
手近な打ち捨てられた樽に腰を下ろせば一息。
未だに隅から隅まで歩き回ったことはなく、富裕地区何て特に歩きなれてないのである。
早く仕事の終わった時や、休みの時に散策でもしてみようか。等と色々を考えを巡らせていく。
もっとも人気のない路地なのだから、気を抜くのは危なっかしいものではあり。
■フィル=クォーレンス > 「そういえば…ここにもいい温泉っていうのあるって聞くし」
雑貨屋を中心に動いていれば、自分が居を構えてるこの地区ですら知らない場所はある。
一休みがてらに思案を巡らせていれば、ぽつぽつと耳にした情報は記憶から掘り起こされていく。
通りに面した食べ物屋などはそれなりに巡っていても、そういう施設には足を運んでいなければ興味は湧くのであろう。
今日の頼まれた届け物でも、美味しそうな食べ物屋を富裕地区でいくつか見つけており。
入っていれば財布はガッツリ軽くなるはめになってであろうが、それはそれでいい経験と思い出になったかもしれないが。
それでも路地裏などにちょこちょこと存在している、裏に属するお店には配達でも触れることがないのは店主の采配か。
■フィル=クォーレンス > 次の休みや仕事終わりの度に平民地区をもっと散策してみよう、とでも思えば一人頷く少年。
貧民地区の危険度や、富裕地区の財布の中身の危険度を考えれば、一番無難である。
休憩も十分できたとばかりに樽から腰を上げ。埃を落とすように手で軽くはたけば、ローブを深くかぶり直し。
辺りへと軽く視線を滑らせてから、コツコツと靴音を響かせながら進める足はまだまだ続く小道へと。
「あとは無駄遣いも控えて…っ!」
資金は当然無いよりはあったほうがいい。
折角いいお店を見つけても、手持ちが足りなければまた次の機会に、ということになりかねないのである。
日ごろからのちょっとした時間を使っての散策を考えれば、財布の紐も少し硬くする気も起きるのであろう。
気分新たにとばかりに歩を進めていれば、響く硬質な音にビクリと身体を震わせる少年。
慌てて音のした方へと視線を向ければ、見えるのは空き瓶が風に転がされて壁にぶつかっただけの様子であり。
胸をなでおろし、安著の息を零しながらも、その驚き様を思い返せば恥ずかしのか辺りをきょろきょろともう一度見てしまい。
■フィル=クォーレンス > 見渡しても他に誰かいる様子はなく、再び訪れた静けさも変わることは無し。
夜風が吹き抜ける音と、それにまた転がされていく空き瓶の音位しかそこからすることもなく。
数歩足を進めてみても、やはり響くのは自らのコツコツと地面をたたく足の音のみであり。
色々な意味で安全を確認できれば、また一つホっと一息位は零れ。
「…一応気を付けよっと。」
比較的安全な地区であっても人気のない小道。
今回は空き瓶が音を立てただけであったが、気を抜きすぎるのは危ない場所である。
緩み過ぎていた気を少し引き締め直せば、大きく一つ深呼吸を行い。
改めて気を付けて、といった様子で再びそのまま帰路へとついていったか―。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の小道」からフィル=クォーレンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にリンさんが現れました。
■リン > 楽器演奏の心得のあるリンは、小銭稼ぎの手段の一つとして
行きつけの酒場でピアニストとして雇われている。
のだが、今日はさっぱり客が来ない。
もともとそう賑わっているわけではないが、街の反対側で催事が開かれているらしい。
「さすがに一人もいないんじゃあ弾く気にもなれないな~」
いくらリンがケチでもこれで報酬が貰えるとは思えない。
備え付けのピアノの前で椅子の背もたれに体重を預けてゆらゆら揺れている。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。