2018/02/05 のログ
■ゾエ > 大きな大きな掌が自分の頭をくしゃりと撫でられるのは
全く恐ろしくないし寧ろ気分が良い。
えへへ、なんて相好を崩しながらそのまま、抱きつくように擦りより甘え。
「イグナスさんに煙草って、ゾエは似合うと思いますけど…。
でも、煙草よりお酒とかの方がまだ、美味しいですよね。うん」
吸ったことはないからどれ程不味いのか分からないけれど、少女と言えど曲がりなりにも娼婦なので
酒くらいは付き合いで飲むことはある。
己の頭を撫でてくれているその手を取ると、きゅ、と両手で握って
また窺うように上目で見れば。
「あ…あの、えっと。
女の子、もお、美味しいと思うんですよ。
や、食べ物的なアレとかじゃ、なくて。
……なので、あのぅ…………今日はゾエを味わってくれませんか?なんて」
■イグナス > 「そうか?…ンー、……ま、美味いのがあればな。」
なんて小さく笑って。美味しいのがあれば吝かではないのだけれど。
ともあれ、抱きついて甘えてくる彼女をよしよしーって可愛がって、あまやかす。
だいぶ慣れた仕草で、くしくしと髪を撫ぜ。身体を軽く引き寄せすらして。
上目遣いのそれに、にまり、と笑む口元。
「んー………どうしようっかなあ。
…なあ、ゾエ?お前はえっちでいいこだから、ちゃあんと、いやらしくえっちにおねだり。
いつもどーり、できるよな?」
笑顔はちょっとだけ意地悪い。
彼女にこんな場所で、己にだけ聞こえるように言えたならば。
ちゃんと望み通りしてあげよう、なんて。娼婦に自分からおねだりさせる魂胆
■ゾエ > 「えへへ。分かりますー」
美味しければ何でも、というわけではないけれど。
大きな躰にすり寄るのは気持ち良いというより心地良くて、
猫のようにすりすり、と頬擦りしたりしていたものの、
にんまりと笑む男の口許にきょとんとすると、
えっちにおねだり、と言われて。
「ふぇっ…!?ぁ、え、えっと……えと」
ちょっと変な声が出た。途端に頬が赤らむ。
視線が右往左往し、酒場とあってそれなりに賑わっているものの、
とりたて此方を見ている様子もなし、相手の大きな躰で少女も隠れられるだろう、と
さり気なく彼らの死角に躰をずらしてから、しゅるり、と衣擦れの音を立てて、
ワンピースを捲りあげると、下着なんぞ着けていない秘所と乳房を晒して、
ふにゅりとその柔らかな体を相手に押し付ける。
「っだ……だんな、さま♡
ゾエ、大好きな旦那さまと、えっちなこと、いっぱいしたいの…♡
お、お酒より、煙草なんかより、ゾエのこと味わって、可愛がって欲しいですぅ…♡」
そんな状態でまた、すりすり、と押し付けた体を上下に小さく揺すり立て。
特に相手の股間に擦り寄せるようにして、いやらしくえっちにおねだり、してみせるのだ。
■イグナス > 「っ、あ、は。」
ぞくぞくぞくって背筋が震えた。
己の要求通りにさらされる言葉は好み通りで、欲望を興奮をたっぷりと煽るのだ。
にぃと口端は笑みに、とろと涎すら溢れる始末。
その姿にもしっかりと欲望たぎらせて、押し付けられる身体を抱きしめた。
「いい、こだ。…いいこだ、ゾエ。
今日もたっぷり、何度も何度も可愛がって犯して、やる…♡」
耳元で甘く甘く囁いて、ちゃんとえっちくおねだりできた彼女にご褒美を。
そうすれば立ち上がり、一度衣服で身体を隠させる。
そのまま向かうのは宿の2Fいつも通りに、可愛がってやれる場所へ、だ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からゾエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシェリスさんが現れました。
■シェリス > 平民地区の中では割と大きい部類に入る酒場に、その女は来ていた。
カウンターの真ん中付近に陣取り、エールのジョッキを煽る。
「っはー……」
仕事終わりのエールが染みる。
流石に今の時期は厚手の服ではあるものの、重い防具などは一切身につけることがないため殆ど私服のようなものだ。
服の上からでも色んな意味で良い体格をしていることは見てわかるし、割と遊び人であることももう知られているかもしれない。
ただし、同時にその気分屋ぶりも知られていることだろう。
■シェリス > 「にーさん、もう一杯」
空になったジョッキを店員に向けて持ち上げてお代わりを請求するその姿は、若干男臭いと言えば男臭くもあった。
元々男だらけの環境で育ち、まして海賊であったのだから致し方ないかもしれない。
ついでにとつまみの盛り合わせを注文し、気怠げにカウンターに頬杖をついた。
仕事ばかりでも疲れるが、仕事が終わってまた暫く街にいると思うとそれはそれで退屈だった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 来店を知らせるベルが鳴り、酒場に新たな客が現れたことを知らせる。
その男は慣れた足取りでカウンターの空いた席に腰かけ、目の前の店員に向かって軽く手を振る。
それは男にとっての「いつもの注文を」という合図らしく、黙ってそれに応じた店員がまずは一杯とでも言いたげに、ジョッキの口ぎりぎりまで注がれたエールが届く。
「これこれ……――」
嬉しそうにジョッキを傾け、喉を鳴らし、あっという間に半分ほど空にして、勢いよくジョッキを置くと――
「ぷっはぁぁぁ……――ウメェ」
心底気分良さそうに、大きく息を吐いた。
そうして、ふと視線を横に向けると――見知った顔を見つける。
「ようシェリス――飲んでるか?」
ムフ、と笑みを浮かべて、ジョッキを軽くかかげる。
■シェリス > 「んー……?」
疲れもあってか何も考えずにぼーっとしていたらしい。
名前を呼ばれてそちらへと目を向ければ、顔見知りの姿があった。
「あぁ、にーさんかい。
今2杯目を待ってるところさ」
言っている所へ、お代わりのエールとつまみが乗った皿が運ばれてきた。
ジョッキに手を掛け軽く揚げ返すと、再び勢い良く喉に流し込んでいく。
「っは……にーさんも仕事終わりかい?」
機嫌が良さそうな様子に、一区切りついたのかと聞いてみた。
■エズラ > 数席分の距離を詰め、相手の隣へと移動する。
そのタイミングで、自分の分の料理も一緒に運ばれてきた。
最初の「注文」には、これも含まれていたというわけである。
「あーそうだ、今回は中々骨のあるヤマだったぜ」
互いに己の剣と技を売り物にする間柄。
彼女とは同じ戦場でかち合ったことはないが、ギルドなどで数度、その顔を見ることはあり、名前も記憶していた。
「イイ飲みっぷりだ――つうことはそっちもか。稼いだかよ?」
酒場で杯を傾けているのだから、きっとそうに違いないのだが、これはいわば社交辞令のようなものである。
それにしても――年の頃は自分より少し下だと思っていたが、相変わらず醸し出す雰囲気には豪放磊落。
そんな彼女に「にーさん」などと呼ばれるのは、どうにもこそばゆい気もしていた――
■シェリス > 「ん…まぁ、あたしは個人傭兵じゃないからねぇ。
それなりってところさね」
傭兵団に身を置く女は、ある程度安全な編成で仕事ができる代わりに報酬のマージンも多少高い。
それでもあの世には金は持っていけないから、というのが在籍理由の一つだったりする。
それでも時々暇だったりすると個人でギルドの仕事を請けることもあり、男と知り合ったのもそんな折にだった。
「まぁ、派手に遊ばなきゃ十分っちゃ十分だけどねぇ。
にーさんは金稼いで何に使ってるんだい?」
命がかかる分、当然安くなどない報酬。
それを他の傭兵はどう使っているのか、少し気になった。
■エズラ > 「オレのようなゴロツキが、金を何に使ってるのか聞きてぇのか?」
くっくっ!と楽しげに笑うと、干し魚の切り身を指先でつまむと、それを剣に見立ててひゅんひゅんと振り――
「――オレは新しい得物や甲冑を買ったりはしねぇ。長年使ってるモンが一番だからな」
そして、ぐびぐびと酒をあおり――残りわずかばかりとなったジョッキを置く。
「ぷふーっ……酒は、たまにゃイイもん飲むこともあるが――それより、戦場から街へ帰った男がやるこた、ひとつだぜ」
そこで、じぃっ、と相手の方へと視線を戻す。
鍛え込まれたその肢体――女部分の主張も大変激しい。
まるで遠慮する様子もなく、ムフフと笑みを浮かべたまま言外に語る。
■シェリス > 「へぇ……やっぱ男って皆そーいうもんなのかねぇ」
向けられた視線で察したのか、つまみを口に放り込みながらなんてことない話題にする返事かのように言った。
そういう視線を向けられるのは女にとってはいつものことだし、ある程度以上の身体能力があるからこそ気に入らない相手なら捻ることも相手によるところはあるが出来る。
その自信がその反応をさせているのだ。
「得物は使い込むものってのは同感さね。
ちょいちょい買い換えるってのはあたしも理解できないね」
そんな事を言いながらつまみの皿に乗っていたチョリソーの端を咥え、ぽりぽりと皮を食い破る音をさせながら食べていく。
■エズラ > 「あーそうだぜ、そーじゃねぇって男がいたら会ってみてぇもんだ――少なくともオレは今まで会ったことはねぇ」
あまりにも大げさな物言いであったが、それなりに本気であるらしい。
ジョッキを空にすると、店員に合図。
ほどなく運ばれてくるのは――エールではなく、濃いブラウンの蒸留酒のグラス。
「こいつがたまに飲むって酒だ――この店は結構品揃えがいいから、仕事終わりにゃよく来るのさ」
先程までとは打って変わって、じわりと酒を口に含み、暫し口腔に溜め――
ぐい、と喉の奥へ、臓腑へと染み込ませるように飲む。
「ふー……――クセはつええが、慣れりゃヤミツキだ」
干し魚を囓りながら、今度は相手に向かって問う。
「逆に聞きてえ――戦帰りの女は、男を買ったりゃしねぇのか?」