2018/02/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にゾエさんが現れました。
ゾエ > 酒場の2階は、娼婦の部屋がある。
だからそこに住まう娼婦たちが、当然のように酒場に居ては、客たちに絡む。
少女もそんな娼婦の一人で、なにやら見たことのある背中が見えたため、そぅ、と傍へ近づき――。

「イ、グ、ナ、ス……さんっ?えへへ、やっぱり、イグナスさんだぁ…♡」

ちょんちょん、と二の腕辺りをつついては、ひょっこりと顔を出してへにゃりと相好を崩した。
相手が拒まなければ、その太い腕に絡み付こうとするだろう。
お久しぶりです、なんて猫撫で声を出しながら、猫みたいにすりすり、頬擦りしたりなんかもして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からゾエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリンさんが現れました。
リン > どことなく物悲しい旋律が響いている。
平民街の片隅を通る川、そこにかかる石造りのアーチ。
人通りのないその縁に腰掛け、水面に映る夕日を眺めながら
藍色の髪の少年が、誰に聞かせるでもなく口風琴(ハーモニカ)を吹いていた。

呪いの力はあくまで担いで奏でない提琴にあり、この演奏は無害なものだ。

リン > しばらく続けていた演奏をやめ、手元にあった小石を投げると水面で跳ねて沈む。
波紋が現れては消えていく様子を、憂いのある表情でじいっと眺めていた。

「金がほしい」

「女の子にもてたい」

「権力がほしい……」

橋の上でひっくり返って曇り空を見上げる。

「テキトーに笛吹いてるだけでお金がどんどん入ってこないかな~!」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリンさんが去りました。