2018/01/15 のログ
アルマ > 「よしっ、……そろそろ始めましょうか。本当はスパーリングの相手でもいればいいんてでしょうけどまぁ贅沢よね」

体を大きくひねる動作を終えると手首足首を回転させながら正面を見据え、小さく構える。
足をやや開き腰を軽く落とし、脱力していた腕を、丹田の辺りまであげる。
そのまま深く息を吐くと、目を伏せ体内の魔力を四肢へと満たしそれをゆっくりと全身へ巡らせる様子をイメージしていく。

行おうとしているのは単純、年末年明けで鈍った身体を引き締め勘を取り戻すためのトレーニング。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエズラさんが現れました。
エズラ > 目が冴えてしまった――
理由はごく単純なものであった。
しばらく戦場暮らしが続き、さらに帰還後療養していたせいもあり、中夜の感覚がまだ戻らない。
少し身体を動かして汗でも流せば、眠気もやって来るだろう――
そんな思いで訓練場へと足を向けたのである。

「お……――」

恐らくこんな時間では誰もいまいと思っていたが、人影が一つ。
淡い灯りと恵まれた体躯のせいで一瞬男かとも思ったが、主張の激しい胸元を見て女と知る。
こなれた構えをとって集中している――
邪魔をしては悪いと思いつつも、他に誰もいない訓練場、ついついそちらを見てしまう。

アルマ > 元々格闘使いとしては天賦の才があったわけではなく長年生きたことで多少経験を積んだとはいえ技量に長けているとは言い難い。
故に魔力で肉体、膂力をブーストし押し切るのが自らの型になる。
ゆったりとした流れるような動きは肢体に力が満ちるにつれ早く、直線的なものになり淀みのない動作も徐々に荒々しさが見え始めて。

「ふぅっ!!ハァぁぁ!っ、とりゃあぁっ!……って、あら?」

そんな中、視界のすみにふっと人影が見え、思わずそちらへ顔を向ける。

自らと同じ目的でここを訪れたものだろうか、簡素な衣類や腰に付けた剣、そして何より自らを見る視線からは戦うものの気配が感じられて。

「ふっ……と、こんばんは。いい夜ね」

連続した動作の終わりに地面を強く踏んで男の近くまで跳躍しながらおもむろに声をかけて。

エズラ > 上着を脱いで剣を傍らに立てかけると、簡単な準備運動を始める。
関節を柔軟にほぐしながら、新たに受けた傷の治り具合を確かめるように身をひねる。
その間、男の視線がいよいよ女に釘付けになっていく。
長い鍛錬を経ていることを容易に理解させる、洗練された動き。
生来の魔法使いではない男にも感じ取ることのできるゆったりと、かつ無駄なくその身を覆う魔力の流れ。
いずれもが、高い経験値を物語るものであった。

「……おおっ!ビックリした――」

そんなことを考えていた矢先、目前に跳躍してくる相手――
ビクリと身を震わせつつも、男の顔には自然と笑みが浮かんでいた。

「おう、こんばんは――いい動きしてるな、ボディーガードか何かかい、姉さん――」

目前に見えれば、年の頃は自分とそう変わらぬように見える。
ムフフ、とちゃっかりそのふくよかな胸元を眺めることも忘れない――

アルマ > 「ありがとう、お金をかせぐのにちょっと冒険者の真似事をしてるのよ」

男の笑みに応えるかのようにこちらも小さく笑みを見せて。

「そういうそちらは何しに来たのかしら?傭兵さんか冒険者だもは思うけどまさか覗き目的でここに足を運んだわけじゃないんでしょう?」

散々胸に視線をおとされていることを暗に指摘して見る。それ自体はもう慣れたことではあるがなんのリスクもなく注視されっばなしというのも少し面白くない、などということを内心考えて。

エズラ > 「冒険者か、納得だぜ――」

冒険者と一口に言っても色々であろうが――最低条件は、己の身は己で守らなければならない、ということ。
その意味では、彼女は十分に有資格者であるといえそうである。
と、何やら少しばかり挑戦的な言葉を投げかけられ、準備体操を終える。

「なーに、姉さんとそんなに変わりゃしねぇさ――少し身体が鈍ってたんで、勘を取り戻そうかとな」

男の肉体は、服の上からでも無駄なく鍛えられていることが知れる。
闇雲に肥大させた筋肉とは質の異なる、闘うために磨かれた体躯。
少し腰を落とし、半身に構え――拳を握るか握らないか――緩やかに掌を広げて。

「どうだい、少し組み手に付き合っちゃくれねぇか――姉さんの腕なら、安心できそうだしな」

男の構えは、武芸に長ぜぬ者の目にはあまりにも投げやりな構えに映るが――
その実、打・投・極のいずれにも対応することの可能な、戦場での格闘技を前提にしたもの。
相手の視線を真っ直ぐに受け止め、暗に、「いつでもいいぜ」と語っている――

エズラ > 【ロル中断、後日再開予定】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエズラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場どおり」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 今夜も屋根の上で
白い猫が酒場どおりを見下ろして過ごしてた。

たまに気づいて、ちょっかいかてくる酔っ払いもいたけど、変なのに触られたくもない…と
ツンとして白猫は応じない。
尻尾を軽く揺らすだけで
撫でられるのが好きでも、しらない人に近づくこともしないのは、気分じゃないから。

今夜の酔っぱらいは面白くない、というように金色の瞳を細く見下ろしたまま

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場どおり」にリューゼさんが現れました。
リューゼ > 「あぁ、またよろしく。」

青年はそう言って何人かの男達と別れていく。
青年を置いて離れていく姿はいかにも商人所帯と言ったところ。
無事王都にたどり着いたささやかな宴会という体で先ほどまで飲んでいたわけで。
青年としても断る理由もなく、費用もあちら持ちという事で遠慮なく相伴させていただいた。

わずかに赤くなった顔で暗色の空を見上げ、ほうっと白い息を吐く。
さて、あとは宿へ戻るか…ツマミばかりだったしどこかで軽く食事をするのもいいな…。
そんな風に考えながらゆっくりと歩き始める。足取りはしっかりしたもの。
酒場通り、白猫の前をのんびりと歩いていくだろう。

シャルレ > フン…と、おじさんの酔っ払いが愛想のない猫に振られて離れていく。
そんな様子も気に求めずにいたけど、鼻先に匂ったのは覚えのある匂い。

どこだろうと首を持ち上げて周囲を探す。
また空気に乗って香りが届くと、目の前と横切った人の後ろ姿に見覚えはあったから
ココでは姿を戻せないけど、とりあえず座ってた体を持ち上げて、
屋根から降りてその後ろ姿の人に早足でついていく。
ある程度、追いついたときに後ろから、

「にゃーん」(リューゼ、リューゼ?)

匂いは覚えてる、シルエットもおそらく間違いないはず
でも、人違いだったら逃げるつもりで鳴いてみる。

リューゼ > 白猫の下を通ったことには気づかず、
ふぁ、とあくびを一つ噛み殺しつつ歩いていく。
寝ようかな、ちょっとつまもうかな、と多少酔いのある頭で考えながら歩いていれば、
すぐ後ろから猫の鳴き声が聞こえた。
んん?と振り返れば、見覚えのある白い猫が…。

「…あれ、シャルレじゃないか。」

ちょっと酔っ払い風だけど、優しく微笑めばかがみこむ。
足元まで来ればゆっくりと手を伸ばすだろう。
そのままいつものように撫でてあげようとする。

シャルレ > 「にゃー」(やっぱり、抱っこして抱っこ)

目の前の男性が振り返り、その姿に人違いでないことに安心し、しゃがんでくれたので
前足を膝に乗せるようにして、背中を撫でられながら喉を鳴らす。

もっとして、と安全と知った人だからツンとした気分から、
甘えたモードに、頭を手に寄せるようにしてみたりと

リューゼ > 撫でていればゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくる。
相変わらず可愛らしい様子にもふもふと背中や頭、あごの下を撫でてあげる。
前足を膝に乗せられれば何か要求されているようにも感じるけれど。

「どうしたんだい?」

言葉はわからないけど、鳴いているので何か伝えたいのだろう。
うーん、と少し考えてから…。

「…とりあえず一緒に歩くかい?」

そう言いながら前脚の下に手を差し込んで持ち上げる。
顔を目の前に持ってきて笑いかけてから、よいしょ、と抱えるようにして。
それからマントの前を合わせ閉じるようにすれば頭だけひょっこりと出るように。

シャルレ > 「にゃーん」(お散歩?するー)

前足のとこ、脇のとこから手を差し込まれて、大人しく体を伸ばしながら抱っこされる。
顔を合わせるように相手の笑顔にまた、ひと鳴き。

「にゃー」(いく、いこー)

腕の中でマントに入ると顔だけ出す、こうしてると体は暖かくなるしと、良い事づくし。
居心地のいい場所に収まり、大好きな抱っこと、暖かいのを両方で満足。
さきほどのツンツンの不機嫌も消えたように、ご機嫌に鳴いてて。

リューゼ > 腕の中に収めてもなんだかよく鳴いている。
けれどおとなしく収まっているのだから機嫌は悪くないのだろう。
マントの中で毛並みを整えるようにゆっくり撫でながら酒場通りを歩いていく。

「あんまり遅くなってもいけないよなぁ。」

女の子だしなぁ、と下を見る。
邪気のない猫の顔なので言ってもしょうがないわけだが。
宿への道をのんびり歩きながら、時折周囲を見回す。
冷える夜、出店だいたい閉まっていて、開いているのは主に宿か酒場だろう。
露店もほとんどないし、ただ人とすれ違いながらの散歩だ。

「…シャルレはごはんは済んだのかな?」

うりうりと頭の下、顎のあたりを人差し指でくすぐりながら聞いてみるが。