2018/01/09 のログ
アルマ > 「んん〜ッ!よーやく着いたわね」

街の入口、街門の前。夜も更け人もまばらとなったそこをゆっくりと歩くローブ姿の女。

「まったくとんだ旅路だったわね…夕方までに着くはずだったのに」

肩や首に手を宛てそれらを回しながら歩を進める女は傍から見ても疲労が蓄積している様子で

「…とりあえず、ギルドによって報告するのはもう明日ね。九頭龍の水浴び場か酒場回りながら泊まれるところ探そうかしら?」

アルマ > 遺跡の調査とダイラス周辺に湧く特定の魔物の討伐。ギルドで受注した依頼をこなす1週間程を予定していたいつもの遠征は思わぬところで躓いた。

それは最終日、ダイラスから王都に戻る為に乗った乗合馬車。幾つかの中継地点で休息を経て運行するそれは最後の休息点を超えた後に野盗に襲撃を受けた。
幸い乗合の客に冒険者が多かった為に怪我や死亡者を出すことは無かったものの、奇襲の際に馬車が破損。事情が事情の為に野宿をする訳にも行かず応急処置を施してようやく王都へ到着着いた次第だ。

「ふふっ…あの野盗達、何人か逃したけど次にあったらどうしてやろうかしら…」

歩みを緩める事なく、暗い笑みを浮かべて女は一連の出来事元凶に思案に耽っていた。衣装も相まってその姿は傍から見れば不気味そのものであり、ただでさえ少ない通行人も女から離れるように進路を変更してすれ違っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にマリアージュさんが現れました。
マリアージュ >  
この季節なのに、麗らかで過ごしやすい暖かな昼下がり。
人も陽気に誘われてなのか笑顔が多く。
そんな日に、色々な騎士団の思惑かどうか、噴水公園の地域安全研修。
普通なら、何事かの仕事を与えられるものだけれど。
初めは大人しくと小さな部屋に一人っきりにされて、凄く悲しそうな顔で。
涙浮かべてぐずぐずしていたら、あまりにも可哀想だったのか。
広場の範囲だけの許可で外の地域安全の実習が許されたのです。
笑顔で広場の市場や屋台、あるいは大道芸人の芸を楽しむマリアージュ。

「この子のお名前はなんですか?」

散歩しにきていた老女が連れていた犬をかわいがるのです。
頭と背中を撫でて嬉しそうな姿。

マリアージュ >  
先ほど踊って少し首筋が汗ばみ、髪を少し上げた姿。
学院の騎士クラスの制服ですが、その服と性別や年齢があっていません。

尻尾をわっさわっさと振り大人しい犬に挨拶しまして、
実習の評価会の報告書にと貸し出されている魔道機械で、犬の姿をぱしゃりっ。
そして散歩途中の、犬のご主人様と笑顔で別れます。

マリアージュ >  
匂いに誘われて、少し人が多い屋台。
何を売っているのかしら、どんな料理かしら、と。
お昼時でお腹が空いている人たちがいるので混んでいるのでしょうが、
マリアージュは小食だしお弁当も作ってあるので、食べたいという気持ちはないのですが、
料理好きの好奇心で興味津々なのです。

男の人が多いその間を、小さな身体をなんとか入れまして、
なんとか覗いてみようとちたぱたと努力をしていましたら、
なんとか前の方に出れます。
少し乱れた髪を手串で整えて、屋台の台に手をついて背伸びをして、その屋台を覗けば。
大きな肉を垂れを塗りながら焼いており、焼けたところをそぎ取り、
どうやら蕎麦の皮に、細切りした野菜と肉を乗せて畳んだもの。
目の前で作られたそれが、頭越しに後ろの男性に渡されるのを顔ごと追いかけてみるのです。
買うのか、と少し強面な男性に言われて。
首を横にふるふると振ります。

「どんなお料理なのか見たかったの」

見上げながら鈴音の声でそう伝えれば、そうか、という声だけ。
一番前にいるのですが、背が低く、後ろの人とのやり取りもマリアージュの頭の上ですむので、
ほとんど商売の邪魔にもなっていないのです。

マリアージュ >  
タレは長く継ぎ足してきたのでしょう。
甘辛い匂いの中に、熟成された匂いがします。
そのタレを羊のもも肉に塗り付けて焼き、また滴り落ちたタレが火に落ち、それが煙となってあぶっており。
それをそぎ切りして、細切りした少し辛みがある野菜と一緒に
蕎麦を溶いたものを鉄板で薄焼きした皮にそれらを乗せて、
4隅を畳んだもの。
手に持て食べられるのと、この季節は熱いモノが美味しいのでしょう。
何度か、客から伸ばされる手からお金を受け取り、作った軽食を客に渡す。
それを頭越しにするのを飽きずに見ていましたら。
楽しいのか、と問われ。
こくり、と頷きます。

マリアージュ >  
そうか、と。
エプロンで拭った手をぽんと頭に置かれて、ぐりぐりと頭を撫でられます。
それだけで、マリアージュは心が温かくなってはにかんだ笑顔を浮かべます。
客に潰される心配だから、どこかいけ、と乱暴に言われますのに。

「はいっ。ありがとうございました」

お礼を言ってから、屋台の縁の下の僅かな隙間を使って横から出ます。
そんな風にお昼時は、色々な屋台を見て回ります。
興味が向いた店では、先ほどと同じように、何度も覗くのです。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 昼下がり、依頼の無い冒険者というもの暇なもので。
特に目的もなく公園をブラブラとしているフードをかぶった少年。
せっかくなので屋台の立ち並ぶあたりをふらふらと。

「(なんか適当に食うもんでも…っと)」

目星をつけた屋台。
何が売っているのか横から覗こうと。

マリアージュ >  
屋台の縁は背が高く、自分の背丈と同じぐらいか、もう少し高くて。
また、なんとか最前列に辿り着けたマリアージュは、縁に手をついて背伸びして、
何とか中を、作る様子をじーっと見ています。
白いストッキングに包まれた脚はぷるぷると震えているのです。

次のお料理は腸詰料理をパンにはさみ、トマトベースの甘いスープと黄色い辛いソースをかけたもの。
半分割ったパンの間に野菜を詰めてあり、これがスープを受け止めるのです。
腸詰も匂いから、どうやら香草を入れたものでしょうか。

そんな分析をする、目立つ銀髪と首元に赤いチョーカーを付けた、
少し高そうな白い服を着た女の子が見えるでしょうか。

ブレイド > 「……なんだ、あれ」

客?なのか?
少女の上を料理と金が行き交っているのを見ればそうは思えない。
手伝いというわけでもなさそうだが。
足元辛くないのだろうか?気になる。

それも気になるが、せっかくだしこの店のものを食べるとしよう。
なかなかうまそうだ。並んでいればすぐに順番は来るだろう。
どうやら回転の早い食べ物らしい。

「おっさん、オレにも一個……」

少年は少女ほどではないが、高身長とはいえない。
このまま金を突き出せば、少女の後頭部にあたってしまいそうで、少し戸惑う。

「おい、あんた…」

さすがにこのままと言うのもなんだので声をかける。

マリアージュ >  
結構無理な姿で、ほっそりした手もぷるぷる震え始めています。
屋台のおじさんも、時折心配そうなやり辛そうな目をむけますが、
商売の邪魔にはならないうえに、凄くまっすぐに、きらきらと澄んだ瞳を向けているのです。

後ろにすぐに並べば、さらさらとした銀の髪がブレイド様に触れて、
身体からはふわりと少し甘い、花の様な匂いがするでしょうか。
声をかけられて、

「――はい?」

初めは気付かなかったのですが、屋台のおじさまの目に気付き、
小さく首を傾げさせてから振り返るのですが。
つるっと、限界に近かった指が滑り、
かくり、と後ろに倒れかけます。

ブレイド > まさか最前線で見物しているとは知る由もなく
しかも結構身体に無理させて見てるとも思っているわけがない。
思わず声をかけてしまったが…

ふわりと鼻をくすぐる甘い花のような香り。
少女らしい良い香りに気を取られるも
銀糸のような髪が触れるくすぐったさでハッとする。

「ちょっと、そこにいられるとだな…って…!?」

言葉を紡ごうとした矢先、少女が倒れ込んでくる。
思わず手を伸ばし受け止めようとするが…無論体勢は良くない。
なにせ急なことだから。

マリアージュ >  
「きゃぁ・・・っ」

小さく悲鳴をあげて、ぎゅっと目を瞑ってしまいます。
身体が半分ひねられた体勢で、少し倒れてしまうのです。
ふわり、と勢いもなく、何かに守られているように柔らかい倒れ方。
ブレイド様の胸にゆっくりと、両掌を小さく胸の前。
お腹の上ぐらいに手をつくように倒れてきます。
かなり軽い身体ですが、支えられるでしょうか。
身長はかなり低く、ブレイド様の首元ぐらいに頭の上が。
立っても、顎になんとか届くぐらいの伸長です。

ブレイド > 「ん、ぉ…?」

自分も突然のことだったため、あまりうまく受け止めれたわけでもない。
少女が普通の女性と同じような重さならば倒れていたところだ。
だが、実際は衝撃も少ないし、とても軽い。
しっかりと受け止めてしまった。
見下ろすと先ほど身体をくすぐった銀糸のような髪。
いい香りだ。

「えー、あー…え?」

突然のことで言葉が出ない。

マリアージュ >  
ブレイド様の腕の中で、倒れるのに備えてぷるぷると小さく震えていて。
暫くすると、片目をゆっくりと上げて。
もう片目もゆっくりと上げてから、きょろきょろ。
それからゆーっくり顔をあげていきます。
澄んだ菫色の瞳が、ブレイド様をまっすぐに、その性根を表すように見るのです。

「きゃ、きゃぁ・・・?」

首を少し傾げさせましてから、ほっぺがゆっくり膨れます。

「――急にお声をかけるなんて、びっくりしてしまいますわっ」

まるで、貴方が悪い、というような言葉を鈴音の声で言うのです。

ブレイド > 震える少女を受け止めたまま、掛ける言葉に困っていれば
少女と目があう。
少女はきれいな瞳だが、こっちはあんまりよろしくない目つき。
しかもなんか文句言われてる。
少しだけ眉間の皺を深めつつも、ここは冷静に言葉を選ぶことにする。

「あー、そうだな…わりぃな。
次に最前列に並ぶ時は踏み台でもつかうといいんじゃねぇか?」

足元がおぼつかなきゃそりゃ危ないだろう。

「てか、えーっと…その」

後ろの客のせいで引くことも出来ないこの状況。どうしたものか。

マリアージュ >  
人形に・・・というより、妖精や精霊のような整った顔。
それが人らしくほっぺが柔らかそうにすこし膨らんでいるのです。
眉間にしわを寄せるのをみつけますと。
片手を伸ばしかける仕草。

「わたくしは、別に並んだりしてませんわ?。
 どんなお料理か見て・・・えと、そう、お仕事で調査してましたの」

片手をのばしかけたまま胸をはって自信満々にいいます。
その伸ばした片手のせいで、ささやかだけど膨らんでいる胸の片方が、
ブレイド様のお腹にあたるでしょうか。
そのまま手を伸ばしまして、眉間の皺を、えいっ、えい、という感じで、
指でほぐそうとしようとします。

屋台のおじさんは、こう、何か温かい目でブレイド様を見ていることでしょう。
料理を2つ作ると、それをマリアージュの頭の上に差し出してきます。
これで、流石に邪魔になっているその女の子を連れだしてくれ、と目が言っている感じです。

ブレイド > 整った顔立ちの少女…。
言葉遣いもやや丁寧で、衣装もいいとこそうな服だ。
平民地区ではあまり見られないような娘だ。

「並んでねーならなおさらだ。店の裏手で見せてもらえって
ちょっとじゃまになってるぞ…って、やめっ!やめろ!?」

なんでこの体勢で偉そうなのか。
少し理解に苦しむ。しかもなんか眉間ツンツンしてくるし。
いや、それ以上に胸が当たる。
少年の頬が少し赤く染まっているのは気づかずにいてくれるだろうか。

「あー、とりあえず…こうしてんのも邪魔になるから、さっさと行くぞ。
わりぃな、おっさん。代金は後で」

店主に礼を言うと、少女を抱いたまま列から離脱しようとする。
もちろんその手には屋台の料理を2つ。

マリアージュ >  
「わたくしはお邪魔なんかしてませんわ。
 大人しく見ていましたもの・・・」

眉間が凄しほぐせた気がしまして、ぱあっと、膨らんでいた頬が引っ込み、
野花が咲くような柔らかい笑顔を浮かべます。
相手の頬が少し赤くなったのも気づかずに、にこにことします。

「そうですわ、おじさまのお邪魔をしたらいけませんわ?」

そう、ブレイド様が邪魔をしていた、という態度を崩さないまま、抱かれたまま、
無警戒な無邪気な様子で一緒にあるきます。
屋台のおじさんは、いらないよ、と手を振っています。

ブレイド様の片手にある料理を、興味津々な目を向けています。
前を見ずに、押されるままに歩いているので、どこか転びそうであぶなっかしいでしょうが。

ブレイド > 「いや、そう言うならもうそれでいいけどよ…」

ひとまず論議しても仕方ない。
と言うか、そんなふうに笑われたら毒気が抜かれてしまう。
無邪気なのか何なのか。
とりあえず人混みを抜けなければ。

「あー…ったくどこ見てんだよ!
あぶねぇから、そんなに見たきゃもってろ」

少女に料理をもたせようとさしだす。
それが可能であれば、少女を運ぶ方に集中できるだろう。
手が自由になるのなら、少女を抱えてひとまず広い場所に出るだろう。

マリアージュ >  
「わたくしみたいに、しっかりしませんといけませんわ?」

えっへん。
ささやかな胸をまた反らします。
地域安全のお仕事ができたと思っているのです。
そう自分で満足してましたら、目の前に差し出されるお料理。

えっ?、という表情をして顔をあげて見上げてきます。それから、

「うんっ。ありがとうございます」

先ほどよりも華やかな花が咲くような笑顔を浮かべてから。
両手で、その料理を持つのですが。
少し抱えるようにで、高そうな服が危うくソースで汚れそうな持ち方。
真面目な様子で、こぼさないようにと料理を見下ろしてますが、
両手で抱えられれば、転びそうになることもなく、少し広い場所。
市井がベンチ替りにする噴水の縁につくでしょうか。

下を向いていると首筋の赤いチョーカーが見やすくなるでしょうか。
そして、そこに書かれている「公共の性奴隷」の文字も。