2017/12/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・裏通り」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「………」
今日は依頼の最終日で、その依頼も完遂し報酬をもらったのだが…
「アホなのか…?商人ってやつは…」
あまり大きな金に携わっていると感覚が麻痺するというが
もらった報酬の額に少年は困惑していた。
人混みを避けるために裏手に入り、確認してしまうほどに
その報酬はあまりにも多かった。
金にして30000ゴルド。そして、恐るべき価値をもつものとして知られるドラゴンの鱗。
やっぱり自分は悪事の片棒でも担がされたんじゃないのか?と勘ぐってしまうほどだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・裏通り」にソラさんが現れました。
■ソラ > ちょっとした仕事を終えた戻り路。
今日は少しだけ良い店で飲んでみようかと考えて歩いていれば人ごみの先に見知ったような人影。
知り合いであっているのかと見ていれば人ごみを避けるようにする姿につい後を追いかけて。
そして少年が入り込んだ所を覗き込めば何かを確認している姿。
「ブレイド、何かあった?」
そんな姿を後ろから見て声をかけて。
■ブレイド > 「うぉっ!?ソラか」
報酬を荷物袋の奥底へつっこみ振り返る。
声をかけられ少し驚いたが、仲間だと知れば安堵した様子で。
「いや、ちょっと突発で…5日ほどの依頼を受けてたんだけどな」
ソラを手招きし、もらった報酬の額を耳打ち。
■ソラ > 「驚かせた?私だけど大丈夫?」
流石にいきなり声をかけた事に驚く姿にごめんと軽く謝って足を踏みいれ。
何かをしているのは見えたが深く聞くのも悪いと聞いたりはせず。
「突発で?そんな短期間の仕事あったんだ」
誘ってくれればよかったのにと少し不服そうにしてみせて。
手招きに近づき耳打ちされた金額に驚き動きが止まってしまう。
■ブレイド > 「いや、街角でいきなり依頼されたし、急ぎだったみたいだし
オレも簡単な仕事だと思ってたし、まさかこんなに貰えるとは思ってなかったから…」
わりぃと、ソラに頭を下げる。
5日間の酒の試飲だけでこんなにもらえるとは誰も思うまい。
「おわびといっちゃなんだけどさ、なんか奢るぜ?
コレなら服を買ってもまだまだお釣りどころか全然余裕があるからよ」
■ソラ > 「そんな依頼を受けたの…?
それでどんな仕事だったの?それだけ貰えたってことはまさか…」
頭を下げる少年にはそれなら仕方ないと笑って気にしないと。
しかしその金額にまさか違法な?と疑ってしまい。
「奢ってくれるの?
でも先に欲しいものを買うだけ買ってからでいいけど。
ブレイドも入り用だと思うし」
先に買い物を済ませていいからと、奢ってもらうのはいつでもできるし?
と少年が買いたいものを先にと告げて。
■ブレイド > 「ただの酒の試飲」
言ってる自分でも信じられない。
信じられないが自分の知っている範囲ではこれが事実だ。
裏の事情はともかく。
「欲しいものっつっても……アイツの服くらいなもんだし
なんなら、ソラにも世話になってるし、なんか買ってこうかなってくらいだったからよ
あんま気にすんなって」
はっきりと言えば、多すぎて持て余している。
少しくらい贅沢しないと心の均衡が保てない。
■ソラ > 「お酒の?それでそれだけもらえたのなら私も受けたかったわよ」
仕事の内容を聞けば酒を飲むだけというまさに天職のような仕事。
それは誘ってほしかったと先ほどの言葉を一転恨みがましくなってしまい。
「それは色々着て欲しい服を買ってみたらどう?
私はお酒を貰えたらそれで満足だし…。
残ったお金はいざって時に残しておくと仕事がない時に助かるわよ」
ここはさりげなく貯蓄を薦める年上。
贅沢は癖になるという経験談もあっただけに大真面目に。
■ブレイド > 「だからオレも予想外だって…ほんと、悪かった」
ソラには頭を下げるほかない。
次に美味しそうな話があったら優先的に譲るなり誘うなりしよう。
「ま、そうだな。一応目標もあるし、ためておくに越したことはねぇか
んー、着て欲しい服…着て欲しい……?
いや、まぁあんまピンとこねぇな」
ソラの提案に頷きつつも、着て欲しい服と言われると首を傾げる。
あまりそういったものには詳しくはないのだから。
■ソラ > 「冗談冗談、わかってるから。でも次があったらお願いね」
少し揶揄うつもりであったが本気に取ってしまった少年。
流石に悪いと思いすぐに冗談と笑って見せて。
「目標があるならなおさら残しておかないとね。
そう、そう言うのないの??例えば彼女さんだけでなく私にとか?
そう言うのはピンと来るときに買うのがいいのよ」
首を傾げる姿にそういう時はとアドバイス。
本能と直感に身を任せるもの大事という様に。
■ブレイド > 「ああ、ありがとよ。
まぁ、ちゃんとためとくけど、今日くらいは奢らせてもらってもいいだろ?
ソラの怒りを鎮めるためにな」
冗談と笑うソラに、こちらも冗談で返す。
ソラとの食事は楽しいので、こちらとしても損にはならないし。
「んー…あんまねぇな。ってか、よくわかんねぇ
ソラ…ソラに着て欲しい服?
…………いや、いや…」
一瞬思い浮かんだのは依頼中につけているという黒い下着姿だが
あわてて首を振る。
■ソラ > 「ちょっとした冗談だから本当に気にしてないから。
んー……それじゃ一杯だけお願いしようかな」
冗談を冗談で返されて楽し気に笑って見せて。
それなら折角なのでとご馳走になろうと決めて。
「ブレイド、こう…たとえばね。
そこの店を見て飾ってる服を彼女に来て欲しいとか思わない?
私でもいいんだけど……どうかした?」
今いる場所から見える場所にある洋服店を指し。
飾っている服をという例を出してみて。
そして急に首を振る姿に何かあったのかと。
■ブレイド > 「へへ、ありがとよ。
んじゃ、こんな薄暗いところでじっとしてらんねーな」
ソラの言葉に笑顔を見せて。
ここらへんに美味い店とかあっただろうか?
前の約束も絡めて温泉付きの宿でもいいかも?
いや、それはさすがに食事と言うには大仰すぎるか…
「い、いや…なんでもね。
えーっと…服…服ぅ?
んー、こうなんだろうな…着飾るってのがよくわかんねぇから」
頭のなかに浮かんだものをかき消しつつ
ソラの指す服を凝視。
だが、少しピンとこない。
■ソラ > 「こういうのはあ互い様だから。
それじゃ早速行く?」
奢ってもらうとはいえあまり高いものは気が引ける。
いつもの酒場がいいか、それとも新規開拓してみるのもいいかと考えるあたり貧乏性で。
「自分の選んだ服で可愛くなってもらいたいとか…。
まだ少し早い考えだったかも…?」
どうにもわかっていない様子についそんな事を口にしてしまい。
それよりも食べに?と手を取って。
■ブレイド > 「そうだな…えーっと、どっか行きたい店とかあるか?
今回はお詫びも兼ねてるしよ、好きなとこでいいぜ?」
ソラのことだからそんな無茶な店に連れて行ったりはしないだろう。
信頼できるからこその投げっぱなし。
ソラになら今持ってる財布を預けてもいいとすら思っているわけだし。
「んー、オレが選ぶより、自分で選んだ服のほうがよくねぇか?
まぁ、今回はオレが選ぶって言っちまったからそうもいかねーけど…」
少し子供扱いされたようですこし不満はあるが
そう思われても仕方ない気がする。
そのままソラに手を引かれて。
■ソラ > 「そう言われてもいつもの酒場でいいと思わない?
変な店に行っても楽しめないと思うし」
奢ってもらうからこそ無茶な店に行くという選択はなく。
信頼してくれているのが判るからこそ行き慣れた店がいいと。
「それを言ったらそれまでになるでしょ……。
女の子は男の人に選んでもらうのが嬉しかったりするのよ。
だからちゃんと選んであげるのよ?」
自分で選ぶというあたりまだ子供だという様に笑みを見せて。
少年の手を引いていつもの酒場への道を歩き。
■ブレイド > 「ま、それもそうか。
んじゃいこうぜ?」
いつもの酒場。ソラの泊まっている宿屋兼酒場だろう。
行くたびに少し期待してしまうのは悪い癖か…
「それもそうだな、ちっと真面目に考えてみる。
ソラのぶんもな、世話になってんだから」
ソラにつれられ酒場へと向かう。
信用できる相手と一緒にいるおかげか、幾分表情も和らいで。
■ソラ > 「こういうのは気軽く飲める店が一番楽しめるでしょ?」
いつもの酒場であれば少々の無茶も効き酔い潰れても後の心配もなく。
少年が考えている事も何となくわかりはするがそれはそれと。
「それがいいわね、プレゼントってそういうものだし。
私のは別にいいのよ?」
少年を連れて酒場へと向かい。
表情も和らいでいる少年に信用されていると思えばやはり気分がよく。
今日も楽しいお酒が楽しめると軽い足取りで……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・裏通り」からソラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・裏通り」からブレイドさんが去りました。