2017/12/20 のログ
リン > 「妹として、かぁー。
 本物の妹には妬かれたことは……おっと」

何か言いかけて、あわてて口を噤み、石を蹴る足元に目を落とす。
そうして、人目の触れづらいところまで連れ立って歩んでいき。
小さな顎に手を添えて、口の中で緩やかに舌を泳がせ、ちゅ、ちゅ、と音を立てる。
舌の柔らかさと温さを堪能したあと、銀糸を引いて一度唇を離し。

「……バナナ、食べてみる?」

まだ手に残っていた自分のクレープをちぎり、甘い蜜にまみれた南国からの果実を口に含む。
そして再び唇を重ねて、口移しでそれを与える。
残り少なくなっていた、包み紙の中のクレープが手から離れ地面に落ちる。

「……ん、ふぅ……」

……口づけを二度交わしただけで、リンの股間の間は熱に膨れはじめてきた。
それをごまかすように、空いた手が相手の背中や脚に回り、くすぐるように撫でていく。

シチュー > 「……?
兄ぃって……妹さんが……」

もしかしたら、本当に血の繋がった妹が居たりするんだろうか。話を続ける気はなさそうだと思い、つぶやくだけに留める。あえて問わず、ちらりと上目遣いに彼を見ただけ。

「にゃぁ……は……ぁ……。
んぅ……んっ……。ふ……ぁ……。
はぁ……はぁ……。
兄ぃのキス……、きもちいい……」

口の中で温かな舌が動く。彼の舌が自分を内側から撫でてくれる。その熱の気持ちよさに胸が上下し始め、顔がかあっと熱っぽくなる。唇が離れると、名残惜しそうに口をむにむにさせて銀糸を味わいながら、とろんとした目で囁く。

「うん……。ちょうだい……、兄ぃのバナナ……、ちょうだい……。
あ……む……。ん、ぅ……。おいひぃ、おいひぃよ……。
ぁ……!ぁ……!んっ、……んーっ!
あにぃ……、あにぃ……っ!」

兄の口に挟まれたバナナを見上げて、頬を染めながらこくんと首を立てに振り。くちくち、口移しのそれをどこかふしだらな音をたてて軽く咀嚼していく。彼のあたたかい手が背や足に触れるとふわっと毛が立ち上がる獣耳。くすぐったさと気持ちよさで踵が浮き上がり。全身が熱をもって。太腿がしっとりと雌の汗を滲ませていき。

リン > 「シチュー……ぼくも、きもちいい……」

たまらなくなって、唇をくっつけたまま強く抱きしめる。
じゅうじゅうと、口内に残った食べかすや唾液を、甘露でも味わうように舌で舐め取り、貪欲に啜っていく。

「は、シチュー……おいしそうに、食べるんだね」

切なげな声と、どこか淫靡な咀嚼音に、欲情はますます掻き立てられ、
相手の下肢に自分の膨らんだものをぐいぐいと押し付ける。

「へへ……じゃあ、ぼくのも、食べてみるかい……?」

湿り始めた脚の間に、お尻のほうから指を忍びこませて、ふにふにと刺激を与えて悪戯する。

シチュー > 「ひゃぅう……、はあっ、……はあっ、
兄ぃにぎゅってされたら……、僕、気持ちよくて力……抜けちゃう……」

兄ぃ、あにぃ、と何度も甘く彼を呼びながら、興奮でたかぶる身体。何度も息をつまらせながら、ひっきりなしに肩を上下させ始めて。咥内の、唾液と蜜と果実がまざった甘い汁を互いの舌でまぜあわせ。こく、こく。切なげに飲み下していく。

「僕のすきな兄ぃからもらったものだもん……。
とってもおいしいもん……。
あっ、あ……!……はあっ、はあっ……、兄ぃの、兄ぃの……っ!こんなに硬くなって……っ!
そんなに押し付けられたらっ、あぁっ、僕の胸、どきどきして止まらなくなっちゃう……っ!」

彼の股間にふれる、薄い下腹部の肉付き。やわやわと布地ごしに膨らんだそれを撫でて。こうして股間を押し当てられると発情してしまって。じん、と甘い痺れが腰裏から広がり。ぷるぷると小尻を揺らしてしまう。

「はっ……はっ……、う……んっ……。
兄ぃの、いっぱい、食べたいの……。
ふにゃぁっ!?……はあぁ、はあぁん……っ、あにぃ……っ」

股座はひどく熱っぽくて。脚の間のぷっくりとした膨らみは熟れる前の果物みたいに柔らかい。ぷりぷり、指に跳ね返る弾力。指が動くたびに尻尾がぎうっと伸びたり、地面に垂れたりと落ち着きを失い。かたかた揺れる足元。やがて下着に染みが浮き、温かい愛液が彼の指先に触れ。

リン > 「……シチュー、シチュー……」

立った耳のそばで愛おしむように名前を繰り返し呼ぶ。
落ち着き無く震える身体がどこかに行ってしまわないように、自分の身体と両腕で支えてやる。
指が湿潤を布越しに撫で、捏ねる。感触と、水音を楽しみながら。
撫で回し、時にはつねり、時には押して凹ませて。
そうして楽しんだあと、足の間を擽っていた指が尻のほうへと動き、下着にひっかけ、下へとするするとずらしてしまう。

「じゃあ、ほら。食べて。」

地べたに座り込んで、外套を脱ぎ捨て、
蜜に濡れた指をちゅと唇に咥え、もう片方の手指でボトムをずらす。
ずるり、と下穿きの布地をかきわけて現れた淫茎が、張り詰めてシチューを指す。
上気した肌。リンもまた瞳を潤ませ口元にうすら笑みを浮かべ、
シチューを見上げて誘うような視線をくれる。

シチュー > 彼の腕に包まれて、なぁん、なぁん……。
細い雌の甘い鳴き声を震わせ始める。ぶるぶるぶるっと獣耳が悶えると、気持ちよさそうに腰を左右に少し揺らし始めて。半開きになった唇からはぁ、はぁ、はぁ、と熱を孕んだ呼吸を繰り返す。巧みな手つきで撫でられる恥丘がくねくね、その形を布地ごしに卑猥に変えて。白い紐ショーツの股布は熱くなるばかり。ちゃぷちゃぷ、蜜が溢れると幼気な幼裂のかたちにぴたりと張り付き。そのまま指先をおしゃぶり。

「あぅ……。お股がすーすーしちゃうよ……。
恥ずかしい……。
えへ……。兄ぃの、たくさん食べたいな。
……わっ!……す……ごい……。兄ぃの、おっきい……。
ふふっ……。じゃぁ……、いただき……ます……っ」

メイド服の内側を守っていた下着が足元にひっかけられると恥ずかしそうに靴先がもじもじ地面をなじり。
自分の蜜を舐める仕草に顔を赤くする。
彼の笑みが見上げてくるのを、火照った視線のまま頷いて。
ゆっくりと彼にまたがると、両手を相手の胸のあたりにつき。沈めていく腰つき。ワンピースの裾に隠されて繋がっている部分は見えないが、彼の肉棒の先にぴたりと押し当たるぬくもりの割れ目の感触。ぬれた肉厚な花びらを思わせるそれがさきっぽを覆う。そして、割り開いていく花びらが男根をぎゅぅと甘く握りしめ。深みに埋もれるほど、果肉の窄まりやぬくもりが迫ってくる。

「あっ……あぁぁ……ぅ……んっ、
はあ、……はあ、……っ、兄ぃのおちんぽ……おおきくてっ……、美味しいよう……っ」

完全に腰を埋めると、眉根を下げた赤い雌が苦しげな呼気まじりに微笑む。

リン > 「んっ、うう……!」

自分のものが相手の肉の中に沈んでいく。
濡れた雌肉を切り開き、逆にみちりと抱きしめられ、脳を削られるような快楽に、
背筋を伸ばし、がくがくと顎を揺らす。

「あのね、シチュー……。
 ぼくの機嫌がよかったのは、ほんとは、お金とか、女の子がどうとかじゃなくて……
 いや……それも大いにあるけど……」

シチューの微笑みが間近にぶつかれば、照れくさそうに目を伏せる。
両手が小さな尻を掴み、強く抱き寄せ、自身の肉茎をぎち、ぎち、奥へ奥へと埋め込んでいく。
張った傘が中で蠢き、内側をひっかいて擦る。
顔を寄せ、頬や、顎と首輪の間の首筋、汗滲む肌にキスをして、ちろちろと舌を這わせる。

シチュー > 「はうぅぅ……、いいのっ……あっ、いいのっ……!」

愛しい兄と慕う人のものと、自分の大切な場所で繋がれる幸せ。目元がとろんととけて、潤んでいく瞳。雌の顔つきが呼気も荒ぶるまま、じっと顎を揺らす彼を見つめている。

「じゃぁ、……どうして、機嫌、よかったの……?
あ……んっ!はっ、あっ、ひっ、ひゃあっ!
気持ちいいっ、……僕のお股っ、あああっ、あっ、あっ、ああっ!
あにぃのでっ、僕のっ、ぐりぐりされるのっ、はあっ、しあわせっ、……あっ、しあわせっ……!
あっ……わぁぁ……っ、キス……、ぞくぞくしちゃうぅ……っ!」

目を伏せる彼に、雌の汗を浮かばせる赤い頬のまま小首を傾げる。お尻をつかまれてきつく抱かれると、膣穴が悶えたようにくぅぅっと締って。傘がピンク色の内肉をなぞられると、びくびくと背中が震え立つ。零れだす愛液が繋がり合う場所から伝って幾筋もお互いの太腿へと垂れ落ちていき。
キスや這い回る舌先が気持ちよくて、左右でたらめな方向へ獣耳がびくつく。

リン > はあ、はあと大きく呼吸し、身体を反らせる。
指がスカートの裾をつまんでめくりあげ、
生々しく接合する箇所を互いが見えるように顕にして、戻す。
それを何度か、気まぐれに繰り返し。

「うふふ、なぜかというとね、……どうしようかな、教えてあげようかなぁ。
 ……やっぱよそうかなぁ。
 はぁ、……ぼくの上で気持ちよくなるシチュー見てるの……すごく、興奮する」

もっと感じてほしい。
尻に重ねられた手指にぐにぐにと力を込め、
腰を動かし、突き上げ、シチューの奥を執拗にノックする。
かと思えば、奥に突き刺したまま、ぐるぐると、円を描くように奥を嬲って。
それを何度も続ければ、リンの呼吸も、切羽詰まった短いものになっていき、

「あ、だめ、ぼくもう出ちゃう――くぅ、シチュー……シチュー……ぁぁっ!」

がっちりと強く、痛いほどの力で抱きしめて
中に突き刺さった肉槍を断続的に脈動させながら、熱い滾るものをシチューの裡に落としていく。

シチュー > 「あっあっ、……だめえっ、恥ずかしいようぅ、
あぁぅ、あっ、めくっちゃ、あっ……ああっ……!」

何度も彼とはむつみあって、身体を重ねていた。
繋がり合う部分はお互い何度も見ているし、今更恥ずかしいのもおかしな話だけれど……。スカートをめくりあげられ、おしべとめしべが繋がりあうのを兄に確認されるのが恥ずかしかった。顔の赤味が増え、膣の熱と窄まりがめくられるたびに艶かしく強く、きゅぅきゅうと吸い上げ。

「うぅぅ……。ずるいよ兄ぃ……。
僕も……はぁぁっ、はあっ、……こうして兄ぃにされると、身体がかああっってなっちゃう、はあっ、はっ、はああっ、はっ、ぁあん……、うっ、うううっ!だぁめっ!奥いじっちゃうのだあぁめえぇえっ!だぁあめっったらあああっ……!」

肝心なとこで言うのをやめてしまう兄へ、しょんぼりと眉根を下げて。彼の腰つきに夢中になってしまう。奥につきたてたまま肉を押し回されると唇がぶるるっと震わせてしまい、大きな嬌声が生まれる。あまえんぼな声でよがり、甘い悲鳴を路地に響かせて。小尻に力がこもって、思わずはしたなく腰を引けてしまう。口の端から愉悦の唾液を喉元へ落としていき。

「にゃああぁっ、にゃああぁ……っ!
兄ぃ、あにぃ……っ、僕も……もうだめ……っ、もうがまんできなぁぁぃっ……!奥気持ちよすぎてとけちゃうようぅ……、はあっ!はあっ!あぁんっ!あっ!あっ!ああっ!……あぁああああ……っ!いっちゃっ、僕いっちゃぁあああっ……、はっ!はっ!あぁあ……んーっ!んーっ!兄ぃっ!あにいいいっ!」

身体中を赤くさせて、耳と尻尾がぴぃんとそそり立ち。彼の肉棒を抱く雌穴へ熱が集中する。塞がっていっそう狭苦しい小孔が引き締まり、亀頭を潤んだ柔肉でぎゅう詰めにする。そのまま激しく扱き上げるように雄しべを抱き締めて――いっしょに迎えた絶頂。注がれる熱さに目を白黒させながら、顎をつんと上向きにして震わせ。

リン > 「あ、締まっ、あ、うっ、あ、ちんちんなくなるっ、ちんちん」

官能に視界が一瞬霞む。

「んっ、ん、んっ、ふ、はっ、はぁっ、はっ、はぁ、は――っ」

甲高く自分に向けて叫ぶ妹とは対照的に、兄の上げる声は精一杯でありながらも低い。
短く息をしながら、白液を絞り出すように小さな彼女の奥ににじませていく。

「へへ……また、シチューの中に出しちゃった」

快楽の余韻にひたり、抱きしめてつながったまま唾液に濡れた妹の喉や口端を舐め、
しまいには唇を淡く重ねる。

「ずるいかぁ。……やっぱ言ったほうがいい……?
 その……。ええと。シチュー。シチュー……シチューがいたからだよ。
 シチューに会えて、その、うれしかったんだよ」

とぎれとぎれに、答えを口にした。
ご機嫌取りにしては、それは妙にもったいぶりすぎている。

「ずるくていけない子なのは、シチューのほうだよ。
 ……だって、シチュー、かわいいから……」

その先を言葉に出来ず、すねる子供のようにリンも眉根を下げる。
 

シチュー > 「はああぁっ……ああっ……はっ……あっ……、はあっ……、はあ……っ……。
えへー……っ。兄ぃのでおなかいっぱいになっちゃったよ……。僕、……兄ぃにいかされちゃった……。気持ちいいの……。――んっ。はぅ……。兄ぃ……」

自分の奥を染められていく愉悦に顔を赤く輝かせて。大きく息をつきながら囁く。唇が重ねられる。交尾のあとのキスはとっても幸せだから。熱っぽいため息を零しながら、あむあむと唇を柔く食み、兄の口に憩う。

「言ってよー。聞けないままだとむずむずするからさー。
――~~~~っ!?僕に会えたから……?
もうっ……もう……っ!兄ぃっ……、だいすきっ!」

気になるよー、とばかに上半身を左右にゆらゆらと遊びながら彼を覗き込むも、告げられたご機嫌の理由に一瞬ぽかんと口を開いて。それから、一瞬にして耳裏まで赤く染まった。ぱくぱくと口を動かしたあと、兄のことが愛おしくなってしまう。身体を倒して両手を彼の首に回して抱きついて。眉根を下げる額に、頬に、小鼻に、首に。キスの雨を振らせていき。

「ねえ、兄ぃ。……僕もっと、兄ぃのをおしゃぶりしたいな。ね、いいでしょう……?」

やがて鼻先と鼻先をくっつけるように相手の顔を見れば、幼子のように微笑むミレー族。ゆるゆると繋がったままの腰を動かしてお強請りをする。――こうして、ささやかな休み時間を兄とのひとときに憩うのだった――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシチューさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「う、お、お、お、お……っ!?」

夕暮れ時、ザぁ、というよりは、どばーって感じ。
いきなり降り始めた、冬の雨。身を刺して貫くようなのがいきなり、降り始めた。
今日は雨が降りそうってことだったから、みんな傘を持っていて問題なかったが。
――そんなのお構いなしだった巨躯の男は、雨に降られて走り回ていた。

ようやくなんとか、適当な店の軒先へ。息を切らしながら滑り込むように。

「っああ、くそ、…なんだってんだちくしょう…!
 ってか寒いぞくそう…!」

見る間にずぶぬれになっていた身体。紅色の髪から雨を滴らせ、はあ、と溜息吐き出した。
おまけに体躯のせいで、軒下に身体が入りきらない、はみ出る肩とかが濡れるぬれる、どうしたものか。

イグナス > ぞくぞくぞく、っと背筋が震える。
悪寒、これもしかして風邪の前兆じゃなかろうか。それならまだいいが。
それにしても、と息をついて。

「………あめ、止みそうにねエなあ。」

げんなりとぼやいた。
目の前を通り過ぎる人たちは傘をちゃんと持っていて、両腕で身体を抱いてぶるぶる震えるのは、少し悲しい。
自業自得でしかないのだけども。